こいちゃ![R-18]

蒼い色鉛筆

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③本編↓未工事(すごいえちえち)背後注意でお楽しみください。

運動の秋! 前編

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「秋の公園マラソン大会…?」

目の前に立つ愛想がいいおじさんは
ニコニコしながら腰を低くして、
もう一度よくチラシを見せてくれた。

「はい!どうですか?お若い親子さんなら
まだまだ元気いっぱいでしょ!?」

「…んんん……。」

親子と間違われるのは、もう慣れた…。

由海広ユミヒロは困り顔で燃夏モカと目を合わせる。

まさか、天気のいい日に
公園デートをしていたらマラソンに
誘われることになるなんて…。

いつもより公園に人が多いとは
思っていたけど、

のんびり川沿いを歩きながら
紅葉が散ってしまうね、とか
空が高くて涼しいね、なんて
季節の話をしていたので、
いまいち頭が追い付いてこない。

「まぁいいけど…参加しましょう?海さん」

ウキウキとノリ気のモカくんは賛成する。

そうだ…モカくんは走ることが好きだ。
足もめちゃくちゃ速い。

反対に、おじさんの私は
体力には自信があるけど
全くの運動音痴だ…。

私が参加するのは、良くないと思う。

「モカくんだけ、参加しておいで?
私、たくさん応援するよ!」

すかさずおじさんが困り顔で寄ってくる。

「いやいや!うちの地区二人も
休んでしまって困ってるんですよ!
お父さんもお願いします…!」

しわの多いおじさんに
すがり付かれると弱ってしまう。

「あぅう…私、足が遅いんです…。」

面倒な訳ではない。

迷惑を掛けたくない。
素直に真実を伝える。

もっといい人を見つけて欲しい。
なんなら捜す手伝いをしようと思う。

モカくんが…ぽん、と肩を叩く。

「海さん、大丈夫ですよ?
俺が絶対一位を取りますから!」

「んんぅ…。」

頼りがいのある年下の眩しい笑顔。

おじさんからも期待の眼差しを
向けられて、最終的には私が折れた。

なんとか、頑張ろう。

チームの人の迷惑にならないように、
しっかりやろう…。

まだメンバーに会ってもいないのに、
どきどきそわそわ落ち着かない。

「ささ!こっちですよー!」

おじさんに誘導されて、
緊張しながらマラソン会場へと向かう…。







公園の奥へ案内されると、所々に
「秋のマラソン大会!」と書かれた
橙色の、のぼりを目にする。

そして静かにざわつくマラソン会場。
選手だけでも百人…くらいはいるだろうか?

ロープの向こうで見守る観客は
もっとたくさんいる。

「んくく…!」

「こっちですよ、海さん。」

「あ、ありがと…」

準備運動をしたり世間話をする人込みを
縫って歩くおじさんを見失わないように、
モカくんが手を握って導いてくれる。

ちょっと、恥ずかしいけど…
こ、これは緊急事態だからっ…!
迷子にならないためだから仕方ない…。

本当は堂々と手を繋ぐことが嬉しいのに、
わざわざ言い訳をして誤魔化しながら
彼の手をしっかり握りしめる。

「お二人さん、こっちでーす!」

元気なおじさんが手を振って私たちを呼ぶ。

彼の隣には三人の男性が立っていた。
全員同じユニフォームを身に付けている。

…厳しそうな面持ちで貫禄がある。
全員40代ほどだろうか?

「ど、どうもこんにちは。」

「ども。」

対面して最初に由海広は深々お辞儀をする。

由海広に合わせるために
燃夏は軽く頭を下げた。

反応をしないユニフォーム軍団は、
顔回りにシワを寄せてじっくり二人を
値踏みして、低い声で尋ねた。

「タカハシさん、代理がこいつらですか」

「休んだ奴らが悪いとは言え、
こいつらはちょっと若すぎませんか?」

「どうせマラソンなんて遊びくらいしか
思ってないガキですよ。」

こいつら、と嘲笑しながら二人を指差す。

どうやら、お眼鏡には叶わなかったようだ。

タカハシさんはおろおろと腰を低くする。

「彼らも善意で参加してくれたんです、
それに一位を目指すより、ワシらは
スポーツを楽しみましょ…?」

「納得いかんですなぁ!」

「そうだそうだ!」

「特にそこのチャラついた頭髪の子供!
真剣なワシらを馬鹿にしてるのか!?」

「ちょ、ちょっと…!
そんな風に言わないで下さい!」

モカくんを指差され、ムキになって
おじさんたちに言葉で噛みつく。

モカくんは最高の恋人だ。
良い所がいっぱいで、すごく優しくて
性格がカッコいい大事な恋人なんだ。

馬鹿にされて黙ってなんかいられない。

「なんだと…!」

「…………。」

睨み合う私たちを
モカくんが手を差し出し、そっと制した。

彼を見上げると、目が本気まじだ。

「…アンカー誰っスか?」

「アンカーだと?それはワシだ!
学生時代は運動部のエースだった!
町内一の俊足で昔から、この地区を
盛り上げているのはワシの力だ!」

真ん中に立つ大柄の男性が、
モカくんの前にずいと立つ。

あとの二人は腰巻きのようだ。
ニヤニヤとモカくんを見て笑ってる。

「そんなのどうでもいいですから。
俺がアンカーで走りますんで。」

凍りつきそうなほど冷たい目をした
モカくんは感情のない声で答えた。

モカくんの怒りを鎮めた声に、
私も少し冷静になる。

彼らしくない態度がちょっぴりこわい。

タカハシさんが冷や汗をかきながら
顔を押さえておろおろしてる。

彼の喉笛を噛みきりそうな勢いで睨む
モカくんの袖をそっと後ろから引く。

「も、モカくん…、そんな、
無理しないで言われた通りの…。」

フォローをすると大男は
唾をたっぷり飛ばしながら笑った。

「ふあはは!腰抜け!分かってるな!
強い者に従う弱者を自覚した行動は
嫌いじゃないぞ!」

「……アンカー寄越せ。」

彼の差し出す手は手刀のように鋭く、
凍てつくような低い声で繰り返す。

「……っ!ぐ、」

大男が気圧されて一歩退いた。

あとの二人もびっくりしている。

そして鬼のような形相で命令した。

「もし負けたら、土下座だ土下座!
全員の前で土下座をして詫びろ!」

「ついでにきたねぇ靴も舐めてやるよ。
俺が勝ったら靴を汚したくないからお前ら
出べそに顔を書いて腹躍りで公園一周な」

モカくんは一本調子の棒読みで答えた。
しかし本気だとは分かる…。

「ふがはははは!!」
「けらけらけら!」
「ひぇひぇひぇひぇ!」

三人が声を揃えて笑う。

モカくんを信じてない顔だ。

「ちょっとあなたたちいい加減…!」

ムカッときて一歩踏み出す前に
モカくんの腕に阻まれる。

相手にするなと言うことだろうか…。
彼らに言ってやりたいことが沢山あるけど、
モカくんが望まないなら…。

しゅん、と下がる。

「いいだろう!泣いて逃げ出すなよ!」

最後まで大柄な男性は私たちに
指を向けていた。

モカくんは微動だにしない。

「…………。」

『イベントまで30分です。
選手の皆さんは準備をして下さい。』

アナウンスの声に、緊張の糸が切れる。

ユニフォームの三人組はアンカーの
タスキをモカくんに押し付け、
人の流れに沿って歩いて行ってしまう。

「……っ、…!」

無意識に拳を握りしめ、息を潜めていた。

力を抜いて安堵する。

残されたタカハシさんは頭が地面に
つきそうなほど深く頭を下げた。

「すみません、彼らの無礼を許して下さい
…あんな調子で、参加予定の友人も
拒否してしまったのです…。」

「あ、いえ…。タカハシさんが
そんなに頭を下げないで下さい…。」

「………。」

モカくんはすごく不機嫌に黙っている。
アンカーのタスキをギリギリと握り潰す。

タカハシさんは申し訳なさそうに
そろそろ、と顔を上げる。
私たちの反応をちらちら窺っている。

「その、すみません…。あの、正直…
負けても構いません。競技が終わったら
こっそり公園を抜け出してください。
彼らに謝るのは、ワシの方が慣れてます」

力なく笑う彼に反論する。

「タカハシさん、モカくんは…」

「あぁ、ユニフォームを用意します。
それと走者順番を伝えますのでこちらへ。
…気にしないでくださいね。」

タカハシさんは続きを聞かずに
ブルーシートへ案内する。

「…行こうか。」

「…はい。」

気まずい空気で、早々衣装を変える。
ユニフォームなんて初めて着た。

じわじわ不安が込み上げる。

私は完全に足手まといだ。
モカくんがいくら速くても、
私のせいで…負けたら二人で土下座。

血の気が引く。

私は土下座するのはいいけど、
彼にそんなことさせたくない。
心を傷つけたくない…!

今からでも誰かに変わって欲しい。

私なんて役不足の役立たずだ…!

「……っ!」

ユニフォームの裾を握りしめ震えていると
モカくんが沈んだ私の頭をがしがし撫でた。

「海さん、海さんじゃないとダメです。
俺絶対勝ちますから。カッコつけるとこ
見ててくださいね?」

据わった目でも彼の言葉は優しい。

どく…、と胸が高鳴る。
急にものすごく勇気が湧いた。

眉を寄せて、もう情けない顔は見せない。

ここまで来て泣き言なんて言ったら
モカくんを否定することになると思う。

「うん!私も頑張って
カッコいいとこみせるからね!」

「はい、ちゃんと見てますから。」

彼も、ふっと笑う。

「よし…っ!!」

ヤル気に体を奮い立たせる。

慣れないストレッチに関節を伸ばし、
残り僅かな時間で体を温める。






タカハシさんの案内と人の流れに
身を任せて集合場所の立ち位置につく。

地区ごとに分かれ、都長の話を聞く。

選手を称え、気遣う言葉を述べて
彼が立ち去れば…いよいよマラソンだ。

今は誰よりもスポーツマンの気持ちだ。

スピーチが終わった。

第二走者の私は緊張に
頭を真っ白にしながらも、
鋭い目付きでポイントへ向かう。

モカくんとはここで少し離れる。

すると…

ドン!

「あ、いだ…っ!」

背中を押され、受け身を取る間もなく
したたかに膝を地面に打ち付ける。

「海さん!」

「だ、大丈夫だから…!」

アンカー走者の歩いていく波に逆らって
モカくんが顔を出すけど、
手を上げて無事を伝える。

立ち上がる前に、ちらっと取り巻きの
一人が、走り去る後ろ姿を見た気がする。

周囲の人にも気遣われながら、
なんとか両足で踏ん張る。

膝が割れたと思った…。

ズキズキ強く痛むけど、500メートル
走るだけだ、なんてことない。

空元気で泣きたい気持ちと痛みを誤魔化し、
急いでポイントへと向かった。








しばらくして…由海広はアンカーポイント
近くの救護テントの中に居た。

擦りむいて血を流した両膝を丁寧に
消毒してもらい、包帯を巻いてもらった。

椅子に座ってアイシングをすると
いくらか痛みが和らぐ。

無料で頂けた紙コップの緑茶を
ちびちび飲むけど、あまり味を感じない…

情けない…。

私の走りはダメダメだった。

バトンを受け取った瞬間つまずいて転び、
三人に抜かされた。

観衆の笑い声を聞きながら、
がむしゃらに立ち上がり
一心不乱に呼吸を忘れて走り続け、
一人だけ抜き返した。

私が転んだせいで、モカくんは
圧倒的に不利な状況にある。

真っ直ぐ走ることさえ出来ない
自分の不甲斐なさに落ち込む…。

ごめんね、モカくん…。

「おじさん、そろそろアンカーですよ!」

「え…っ、本当に?」

救護のお兄さんが声を弾ませて
呼びに来てくれた。

慌てて立ち上がり、テントを出た。

見晴らしのいい緩やかな丘の上から
アンカーの走るコースからゴールまで
周囲がはっきりと見える。

赤茶の頭髪をしたモカくんは、
他のアンカーに紛れてもしっかり見えた。

抜かりなく直前までストレッチをしてる…

アンカーは最長距離を一人で走る。

すでに、数人のアンカーが
彼の先を走っていることを確認した。

指先が緊張で震える。
鼓動が耳元でうるさく響く。
頬に冷や汗が伝い、
乾いた口内で唾液を飲み込む。

見てるから…、モカくん…!

ここまで来ると、
最早祈ることしか出来ない。

観客のざわつきが聞こえないほど
強く手を合わせて、集中して祈る。

すぐに奥から大柄な男が現れた。

現在三位。
モカくんは滑らかに走りながら
バトンを受け取る。

「………っ、モカくん…!」

…次の瞬間、観客が騒然と声を上げる。

目立つモカくんがめちゃくちゃ速い。

「なんだあいつ!バカみたいに速え!」

「本業じゃねえの!?」

「嘘だろ!?あいつすげえ!!」

ギャラリーがどよめき、騒ぎだす。

彼は姿勢を低くして地面スレスレを走る。

まるで野生の豹のようだ。

「…、っ!」

目の前の光景を疑ってしまう。
モカくんのスピードは尋常じゃない。

彼は、あれは…走ってない…。
真っ直ぐに飛んだ弾丸のようだ。

「追い越したぞ!」

「頑張れ速いやつ!!」

観客の応援の声は届いていないだろうが、
モカくんはあっという間に一人を抜いた。

現在二位…!

「頑張れ…!モカくん…!」

私の願う声は沸き立つ人々の
大声にかき消された。

それでもぐんぐん、
モカくんは一位と距離を縮める。

全くスピードが落ちていない。

無駄のない美しいフォームで
地面を蹴って滑っていく。

一位の人もプライドがあるようだ。

最後の力を振り絞ってがむしゃらに
体を動かして速度を上げた。

ゴールテープはもうすぐそこだ。

あまりに大きな差があったモカくんには、
あまりに不利な環境だったはずが…

「一位と並んだぞ!」

「去年の優勝チームのアンカー相手に
互角に並んでるぞ!」

「抜けーっ!勝てー!!」

瞬きさえ惜しんで、観客全員が
モカくんを応援していた。

両者、死に物狂いで走っているのは
端から見てもよく分かる。

ゴールテープを切る瞬間…
固唾を飲んで見守る。

「…………!!!」

白いゴールテープは…モカくんの体に
巻き付いてなびく。

二位のアンカーがその場で崩れ落ちた。

「わぁあああー!!!」

拍手と歓声が渦巻き、空を震わせた。

「やった…っ!!」

モカくんは同じスピードで百メートルほど
走り抜け、減速して地面に転がり、
ようやく止まった。

「すごいよモカくん!!」

「おじさん!まだ安静にしてください!」

「ふぎゃ!」

彼を褒め称える黄色い声に混ざって喜び、
モカくんの元へ駆けつけようとすると
救護のお兄さんに首根っこを掴まれて
テントに放り込まれた。

今すぐ彼を抱きしめて褒めたい
気持ちでいっぱいだけど、我慢して
テントの中から表彰式を見守った。

青ざめたチームの中で
一際輝くモカくんの笑顔。

彼が振り返るだけで観衆が拍手喝采を送る。






閉会式を終えて、興奮に熱が冷めないが
徐々に人は減っていく。

隙を見てユニフォームを畳んで返して、
私服に戻って救護テントで彼を探す。

私服に着替えたモカくんは
取材か勧誘の集団に囲まれるが、
全て振り切って救護テントに
やって来てくれた。

顔が綻び、最高の笑顔で呼んでくれる。

「勝ちましたよ!海さん!!」

「見てたよ…!最高にカッコよかった!」

とびきりの笑顔に、最高の笑顔で応じた。

抱きしめたいのを我慢して、
お互いの肩をぽんぽんと叩く。

ひそひそが騒がしくなる救護テントを
足早に抜け出して、チームの元へ向かう。

ユニフォームの三人は泣きながら
何かを喚きながらお互いの腹に
ひょうきんな顔をマッキーで描いて、
こちらに気づくと両手を上げて
騒いで走り去った。

負けを認め、腹躍りで一周…。

もう彼らはこの公園には来れないだろう。

私が足を引っ張ってしまった
申し訳ない気持ちもあるけど、
充足感で胸がいっぱいだ。

タカハシさんは感動に泣き出して
顔をくしゃくしゃに歪めながら
モカくんの裾にすがりついて叫ぶ。

「わあぁあ~~~~っ!!」

彼の言葉はお礼だと分かった。

モカくんは賞状とトロフィーを
拒否するタカハシさんの腕に押し付け、
優勝賞品の商品券三万円のうち
一万円も握らせた。

「受け取れません…、こんな、
お礼を言い尽くせないのに…
バチが当たります…!」

「楽しかったけど、これで最後です。
思った以上に勧誘がうるさいので…
来年は、参加しませんので。
これは口止め料と手切れ金です。」

「……!」

「そ、そんな…是非、また…!」

タカハシさんは喜びの表情から、
絶望の眼差しでモカくんの足元にすがる。

言葉で突き放すけど、彼の声は優しい。

「放っておいて欲しいんです。
静かに暮らしたいだけなんです。
俺にとってそれ以上のお礼はありません」

「ふ、ふ…うぐ、ぐく…、分かりました…
男として未練を残さず、あなた達に
迷惑はおかけしません。」

「…あの、それでは…失礼します……。」

多少の居心地の悪さを感じつつも
最後の別れの挨拶をした。

最後には納得してくれたタカハシさんは
見えなくなるまで何度も頭を下げながら、
立ち去った。

「………はあーっ!」

ぺたん、と地面に座り込んだ彼。

肌寒い季節なのに首筋に汗を滲ませる。
その姿は快感に耐えるようで
とても色っぽい…。

「っん……、!」

気づけば喉を鳴らしていた。

いやらしい感情を振り切って
今はたっぷり彼を褒める。

「モカくんお疲れ様…!
カッコよかったよ!!!」

彼の頭をいっぱい撫でる。

「……♡」

素直に笑ってくれる彼。

抱きしめたい。
愛しさを我慢するので必死だ…。

「惚れ直しました?」

いたずらっ子の笑みを見せる彼に
正直に答えた。

「え?いつだって惚れっぱなしだよ?」

「~~~っ!ちょっと、海さん…!」

膝を抱えて丸くなるモカくん。

恥ずかしがらせちゃったみたい…。
なでなで、優しく頭を撫でる。

「ご、ごめんね…?」

顔を上げた彼は拗ねて唇を
尖らせていたけど、しっかり頷いた。

「ん…いいんです。はあー…っ、…
しぬほど暑いです…。冷却スプレーと、
海さんの怪我の消毒薬と包帯を
買って帰りましょう。」

「うん!運転は任せて!」

疲労困憊の彼に代わって張り切る。

今日はお祝いだ…!

ゆっくり、ゆっくり公園を歩いて帰る。






つづきます→
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