転生したら貴族子息だった俺は死に場所を求める

リョウ

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第2章

オークション ユーリside

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    オークション会場につけば招待状と目元を隠すためのマスクのチェックを受けた

トムさんが久しぶりに男に戻ってるのも俺とアルのため

「行くかユーリ。アルベルトのこと頼んだぞ」

「分かってますよ。俺がアルを取り戻します。あとのあれこれは頼んでいいですか?」

「任せな!これでもここのボスだ。お前のとこのももう潜入済なんだろう?」

「えぇ。トムさんの言うことは聞くよう伝えてありますから。」

会場に入りトムさんと別れてアルが来るのを待った

今回の目玉として出てきたのがアルだった

瞳に光がない

アルが出てきた瞬間周りが沸いた

素晴らしい奴隷だなんだ

反吐がでるような言葉が所々で聞こえてくる

アルを見てすぐに......すぐにでも助けたい

でもこれは俺の仕事も兼ねてのこと

だからすぐにアルを助けられない

泣き叫ぶアルの声が出ていない......

でも確かに俺を呼んでた

アル!アル!

大丈夫だから俺が助けるから

苦しい胸の中

アルが苦しみだした

周りも急に苦しみ出すアルに動揺が隠せずにいる

もう今しかない!

大声で叫んだ

「全員捕縛!奴隷たちは保護だ!これは王命である!」

これを合図に潜んでいたもの達が動き出した

急いでアルの元へ

トムさんからもらった小瓶を握りしめて俺は向かった








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