転生したら貴族子息だった俺は死に場所を求める

リョウ

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第2章

主と共に ツヴァイ家執事side

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    「旦那様!急ぎ失礼いたします」

「何事だ。お前らしくもないぞジェームズ」

「すみません。隣国からオークションをやるとのことで封書が。そして中身を確認しましたらこんなものが」

少しやつれた主に手紙を渡した。

長い銀の髪と珍しいペリドットの瞳  貴重な男奴隷  

綺麗な長い銀の髪   (付属として奴隷の持ち物であるトラが刻印された結び紐つき)

そうこの国では珍しいわけでもないペリドットの瞳だが隣国では珍しい

そして彼の特徴と持ち物が彼そのものだった

トラが刻印された結び紐は代々このツヴァイ家の護り神とされている生き物だ

彼がこの家を出ていく際に持っていったもの

まさかこんな事に......どうりで動向を監視していたものからこの数週間なにも連絡もないわけだ

何かあれば連絡をと呑気にお茶を啜っていたことが悔やまれる

平和ボケはいただけない

「アルベルトじゃないか!」

「いかようになされますか。ご当主様」

これ以上また坊っちゃまを失うわけにはいかない
平穏に解放された場所で過ごされているなら黙っていたがさすがにこの件はツヴァイ家の力を見せなければ

「アルベルトを助けるに決まっている!ツヴァイ家総出だ。久しぶりに動かす。影共の招集と俺も出る」

「かしこまりました」

「えっちょっと待ってくれよ。俺」

「覚えなさい ジェームズJr  いずれジェームズを継ぐものよ」

まだ18の君には厳しいだろうがな




























実はツヴァイ家も動いてましたな話
もうちょっと執事目線続きます。
ギルベルト父様も出てくるよ

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