警部補植村浩二～１５年前の事件～

しんたろう

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それから数か月後、田中と愛人は結婚式を挙げた。
その場に浩二と眼鏡の女の子は車で来ていて見ていた。

「田中さん奥さんなくなられて、数か月なのに、結婚式なんて挙げているな」
「不自然ですね、前から付き合っていたとゆう事でしょうか」
「奥さんは夫の田中さんの病院で集中治療室の閉鎖病棟に入院していた。
癌だったか」
「田中さんの奥さんは完全な解剖などの結果、本当の癌で死亡されたようです」
「殺人じゃない」
「完全にネックになってくるのは事件が古すぎるとゆう点ですね」
「この前の事件の担当の前の刑事に話しをうかがいたいのだけど」
「わかりました。連絡して話を伺えるようにします」
「それとコスプレの会があるみたいで話をきくんだろ」
「その予定です」

ＪＲの電車に乗って、眼鏡の女の子と電車で担当の刑事の所へ向かう。
電車内で駅弁を食べる。
道を歩きながら、刑事の家に向かう。
家のインターホンを鳴らす。
おばあちゃんが出てきて、

「何の用事ですか」
「東京警視庁捜査一課です。お話を伺いに来ました」
「どうゆう要件？」
「15年前の事件で旦那さんが担当だった事件について詳しく知りたいのです」

老刑事は部屋に通された。

「どうぞ、何もないですけど」

老刑事の嫁のおばあちゃんがお茶を出してくれる。
「美味しい」眼鏡の女の子はお茶をすする。

老刑事に話しを聞くと、

「犯人は田中だ。だけど警察にまで影響のある会社で動けなかった。当時、司法は裁判所だけだったんだよ。
警察が動きたくなければ、分からない、
しかも所轄で限界があった」
「田中さんだとゆう証拠は？」
「証拠がないんだよ。遺体が」
「順子さんは田中の病院に通院していて、病死だったけど、
彼女に癌を誘発する薬を当時使っていたカルテを書き換えて、
病気を誘発して殺した疑いがあるんだよ」
「証拠は？」
「遺体が見つかればな」
「どうゆう事でしょう？」眼鏡の女の子は言う、
「当時、本庁はこの事態で動かなかった。
順子さんは本庁に連絡したが管轄が違うと言われた。所轄の対応にしてください、それがルールと言われた。もしサイバー犯罪なんて国境が違うのにだよ。
私の力ではどうする事もできなかった」
「これが、１５年前の田中が癌の物質を順子さんに混ぜていたとゆう記載のカルテだよ」
大事そうに老警部はカルテを持ってきた。
それから

「私も歳だから生きているうちに事件解決をお願いします」

老刑事は頭を下げる。

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