倭国女王・日御子の波乱万丈の生涯

第８章 【ミカ姫】は【日輪の女神】の長女の玄孫（孫の孫）のミアンカ王太女の嫡女！！

〔１００〕【ミカ姫】と【大御所】との初の【御神鏡通信】

　　【大御所】は感涙カンルイにむせび、涙ながらに、喜んだ！


「その娘は、姿形・容貌は勿論モチロン、何気ない仕草から、【越女剣免許皆伝】の剣技の腕前に至るまで、そっくりで、あたかも【ミアンカの姉上】の生まれ変わりの如しでありまする！」


「そうか、そうか！」
「ウﾑ、ウﾑ！」


「ここに、その娘【ミカ姫】が控えておりますれば、是非とも【大御所】に御挨拶したいと申しておりまする。」


「何と！」
「そこに、控えておったのか！？」
「それなら、是が非でも声が聞きたいものじゃ！」


「【大御所】様！」
「ミアンカの娘・ミカにござりまする。」
「初めて御意を得まする！」


「何と！」
「声まで、そっくりではないか！」
「大嵐による船の難破から、生還出来たは、紛マギれもなく、【日輪の女神】の御加護の賜物じゃのー！」


「はい！」
「私もそう思いまする！」
「更に、浜に打ち上げられた瀕死の私を御助け頂いたは【本家の王太子殿下】でした！」


「オォーッ！」
「ヤマトの婿殿が、【若き英雄】と評価している【ハヤテ殿】であったか！　」
「カリン王后陛下！」
「此度コタビは、瀕死の我が曾孫を御助け頂き、尚且つお世話をして頂き、ありがたく存じまする。」


「我が愚息に対する過分なる御言葉、恐悦至極に存じまする。｣
「当初、我が愚息は、タニハ王家の御息女とは露しらず、既に手をつけ、恋人同士となりたる段、幾重にもお詫び申し上げまする。｣