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第9章 二種の神器【御神鏡】と【御神剣】
〔106〕【アキ王家】のお家騒動・身内の謀叛!≪3≫
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二百数十本の矢が、【ハヤテ達一行】の頭上から、雨・霰と降り注いで来た。
その刹那、ハヤテの【御神剣】が、右に左にと、閃光を発しながら、振られた!
その一振り毎に、数十本の矢が、剣に触れることなく、右に左へと急速に方向転換しながら、飛散していった。
とりわけ、最後の数十本は急角度で、矢が放たれた敵陣に舞い戻り、十数人の死傷者を出した。
左翼のミカ姫、右翼のカムイ親衛隊長は各々数本のみ叩き折っていた。
残り三十数本は頭上を大きく飛び越し、海中へと、あるいは左右に大きく外れていった。
他のお味方衆に至っては皆無であり、当然、負傷者数も皆無であった。
以上が第一射の結果であり、第二射、第三射、第四射と、敵陣の死傷者数の増加に伴い、放たれた矢数は徐々に減っていき、合計950本、その内、900本弱をハヤテの【御神剣】が防いだことになる!
ミカ姫はハヤテの側に歩み寄り、
「イヤーッ! 殿下の【御神剣】は物凄いねー!」
「一時はどうなることかと、心配したけれども、味方の負傷者皆無には驚きました!」
「話は【大御所】から聞いてはいたが、これほどとは思わなかったよ!」
カムイ親衛隊長は、折れた矢を手にして、調べていたが、
「殿下!」
「この矢は、紛れもなく、【アキ国鷹の爪部隊】の【矢】に相違ございませぬ!」
その場に、カリン王妃もやって来て口を挟んだ。
「カムイよ!」
「では何か!?そなたは【鷹の爪】が裏切って、政変を起こしたと言うか!?」
「そなたは、アキ国での、婚礼前の私の護衛だった故、よもや、間違えるとは思わぬが・・・」
そこへ、マリン妃もやって来て、
「姉上!」
「その矢は【鷹の爪】の【矢】に間違いございませぬ!」
「【鷹の爪】の元【鬼姫】の眼に狂いはありませぬ!」
「それに、矢の飛距離といい、あの精緻な弓射術といい、本家とヤマト国を除けば、【鷹の爪】しかございませぬ!」
その刹那、ハヤテの【御神剣】が、右に左にと、閃光を発しながら、振られた!
その一振り毎に、数十本の矢が、剣に触れることなく、右に左へと急速に方向転換しながら、飛散していった。
とりわけ、最後の数十本は急角度で、矢が放たれた敵陣に舞い戻り、十数人の死傷者を出した。
左翼のミカ姫、右翼のカムイ親衛隊長は各々数本のみ叩き折っていた。
残り三十数本は頭上を大きく飛び越し、海中へと、あるいは左右に大きく外れていった。
他のお味方衆に至っては皆無であり、当然、負傷者数も皆無であった。
以上が第一射の結果であり、第二射、第三射、第四射と、敵陣の死傷者数の増加に伴い、放たれた矢数は徐々に減っていき、合計950本、その内、900本弱をハヤテの【御神剣】が防いだことになる!
ミカ姫はハヤテの側に歩み寄り、
「イヤーッ! 殿下の【御神剣】は物凄いねー!」
「一時はどうなることかと、心配したけれども、味方の負傷者皆無には驚きました!」
「話は【大御所】から聞いてはいたが、これほどとは思わなかったよ!」
カムイ親衛隊長は、折れた矢を手にして、調べていたが、
「殿下!」
「この矢は、紛れもなく、【アキ国鷹の爪部隊】の【矢】に相違ございませぬ!」
その場に、カリン王妃もやって来て口を挟んだ。
「カムイよ!」
「では何か!?そなたは【鷹の爪】が裏切って、政変を起こしたと言うか!?」
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そこへ、マリン妃もやって来て、
「姉上!」
「その矢は【鷹の爪】の【矢】に間違いございませぬ!」
「【鷹の爪】の元【鬼姫】の眼に狂いはありませぬ!」
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