122 / 449
第11章 【天孫族連合軍】対【畿内ツモ国軍】の戦い!
〔122〕味方の死傷者一兵も出さず、敵を全滅せしめたる手腕、流石は【若き英雄】との名にし負うハヤテ殿じゃ!
しおりを挟む
【ヤマト王太子】の執務室にて、親子3人が顔を合わせて、談笑するのは、実に3年ぶりのことであった。
「ところで、タニハの大御所から聞いたんだが、【ミアンカの姉上】の娘を養子にしたそうだね!?」
「殿下の許しを得ずして、私の独断で決めました!」
「申し訳ありませぬ!」
「イヤ!許すも許さないもない!」
「これは一石二鳥、否、一石三鳥」
「我が【ヤマト王家】としては大歓迎だし、【タニハ王家】としても、最良の方策であり、【ミアンカの姉上の娘】にとっても、一番良いことであろう!」
この時、港の警備兵が、
「【本家イト国弔問使節団】及び【キビ王家弔問使節団】が、先程港に到着した由にござりまする。」
「そうか!」
「では、早速、【王家の方々】を丁重に、こちらに案内せよ!」
暫時経過の後、【イト王家】のカリン王妃、ハヤテ王太子と婚約者のミカ姫、ユリ姫、【キビ王家】のマリン王妃、キララ姫の6人の王族が案内されて入室し、【ヤマト王家】の3人の王族と対面した。
双方共に、型通りの挨拶を交わして、
「ところで、ハヤテ殿!」
「【アキ王家】の内紛を鎮めた、あの【火矢戦法】実にお見事!」
「味方の死傷者一兵も出さず、敵を全滅せしめたる手腕、流石は【若き英雄】との名にし負うハヤテ殿じゃ!」
「尊敬する【ヤマト王太子殿下】にそこまで誉められて【恐悦至極】に存じ上げまする!」
「その結果、【ツモ本国】にて、【大異変】が勃発したのを御存知か?」
「いいえ!」
「何も聞いてはおりませぬ!」
「家とタニハ軍の間諜の報告によると、3000の兵を失い、5人もの王子が殺され、国王は憤死したそうだ!」
「ところで、タニハの大御所から聞いたんだが、【ミアンカの姉上】の娘を養子にしたそうだね!?」
「殿下の許しを得ずして、私の独断で決めました!」
「申し訳ありませぬ!」
「イヤ!許すも許さないもない!」
「これは一石二鳥、否、一石三鳥」
「我が【ヤマト王家】としては大歓迎だし、【タニハ王家】としても、最良の方策であり、【ミアンカの姉上の娘】にとっても、一番良いことであろう!」
この時、港の警備兵が、
「【本家イト国弔問使節団】及び【キビ王家弔問使節団】が、先程港に到着した由にござりまする。」
「そうか!」
「では、早速、【王家の方々】を丁重に、こちらに案内せよ!」
暫時経過の後、【イト王家】のカリン王妃、ハヤテ王太子と婚約者のミカ姫、ユリ姫、【キビ王家】のマリン王妃、キララ姫の6人の王族が案内されて入室し、【ヤマト王家】の3人の王族と対面した。
双方共に、型通りの挨拶を交わして、
「ところで、ハヤテ殿!」
「【アキ王家】の内紛を鎮めた、あの【火矢戦法】実にお見事!」
「味方の死傷者一兵も出さず、敵を全滅せしめたる手腕、流石は【若き英雄】との名にし負うハヤテ殿じゃ!」
「尊敬する【ヤマト王太子殿下】にそこまで誉められて【恐悦至極】に存じ上げまする!」
「その結果、【ツモ本国】にて、【大異変】が勃発したのを御存知か?」
「いいえ!」
「何も聞いてはおりませぬ!」
「家とタニハ軍の間諜の報告によると、3000の兵を失い、5人もの王子が殺され、国王は憤死したそうだ!」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
偽夫婦お家騒動始末記
紫紺
歴史・時代
【第10回歴史時代大賞、奨励賞受賞しました!】
故郷を捨て、江戸で寺子屋の先生を生業として暮らす篠宮隼(しのみやはやて)は、ある夜、茶屋から足抜けしてきた陰間と出会う。
紫音(しおん)という若い男との奇妙な共同生活が始まるのだが。
隼には胸に秘めた決意があり、紫音との生活はそれを遂げるための策の一つだ。だが、紫音の方にも実は裏があって……。
江戸を舞台に様々な陰謀が駆け巡る。敢えて裏街道を走る隼に、念願を叶える日はくるのだろうか。
そして、拾った陰間、紫音の正体は。
活劇と謎解き、そして恋心の長編エンタメ時代小説です。
改造空母機動艦隊
蒼 飛雲
歴史・時代
兵棋演習の結果、洋上航空戦における空母の大量損耗は避け得ないと悟った帝国海軍は高価な正規空母の新造をあきらめ、旧式戦艦や特務艦を改造することで数を揃える方向に舵を切る。
そして、昭和一六年一二月。
日本の前途に暗雲が立ち込める中、祖国防衛のために改造空母艦隊は出撃する。
「瑞鳳」「祥鳳」「龍鳳」が、さらに「千歳」「千代田」「瑞穂」がその数を頼みに太平洋艦隊を迎え撃つ。
大東亜戦争を有利に
ゆみすけ
歴史・時代
日本は大東亜戦争に負けた、完敗であった。 そこから架空戦記なるものが増殖する。 しかしおもしろくない、つまらない。 であるから自分なりに無双日本軍を架空戦記に参戦させました。 主観満載のラノベ戦記ですから、ご感弁を
別れし夫婦の御定書(おさだめがき)
佐倉 蘭
歴史・時代
★第11回歴史・時代小説大賞 奨励賞受賞★
嫡男を産めぬがゆえに、姑の策略で南町奉行所の例繰方与力・進藤 又十蔵と離縁させられた与岐(よき)。
離縁後、生家の父の猛反対を押し切って生まれ育った八丁堀の組屋敷を出ると、小伝馬町の仕舞屋に居を定めて一人暮らしを始めた。
月日は流れ、姑の思惑どおり後妻が嫡男を産み、婚家に置いてきた娘は二人とも無事与力の御家に嫁いだ。
おのれに起こったことは綺麗さっぱり水に流した与岐は、今では女だてらに離縁を望む町家の女房たちの代わりに亭主どもから去り状(三行半)をもぎ取るなどをする「公事師(くじし)」の生業(なりわい)をして生計を立てていた。
されどもある日突然、与岐の仕舞屋にとっくの昔に離縁したはずの元夫・又十蔵が転がり込んできて——
※「今宵は遣らずの雨」「大江戸ロミオ&ジュリエット」「大江戸シンデレラ」「大江戸の番人 〜吉原髪切り捕物帖〜」にうっすらと関連したお話ですが単独でお読みいただけます。
もし石田三成が島津義弘の意見に耳を傾けていたら
俣彦
歴史・時代
慶長5年9月14日。
赤坂に到着した徳川家康を狙うべく夜襲を提案する宇喜多秀家と島津義弘。
史実では、これを退けた石田三成でありましたが……。
もしここで彼らの意見に耳を傾けていたら……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる