倭国女王・日御子の波乱万丈の生涯

第１９章 【ヤマト軍団】の【タケミヒコ総帥】の【北部戦線】における叛乱鎮圧及び領土拡張戦！！

〔２４９〕寝たきりの不具の身体だと、思っていた【スミダヒコ】が元通りに回復したのが、【タケミヒコ】には信じられなかった！

　　【スミダヒコ】は【ミランダ姫】の献身的【術後身体機能回復促進神技】によって、今では跳んだり、走ったりと、奇跡的に元通りに回復していたのである！

寝たきりの不具の身体だと、思っていた【スミダヒコ】が元通りに回復したのが【タケミヒコ】には信じられなかった！

・・・【スミダヒコ殿】がこれほどの回復力をみせるとは、見通しが甘かったと言わざるを得ない・・・
・・・父親の【ヤマト国王陛下】でさえ、寝たきり状態で軍への復帰は絶望的だろう、と仰ったのだから・・・
・・・とりあえずは【ヤマト軍団・総帥】に専念して、真の勝負は、【ヤマト国王陛下】や【倭国・女王陛下】の崩御を待ってからでも遅くはない！・・・


一方、【スミダヒコ】は、昔から、この１０歳年下の従兄弟イトコに対して、若干の警戒心を持っていた。

・・・あの俺の崖からの転落事故にしても、小奴は近くにいたはすだ！？・・・
・・・悪い方に、疑えば、きりがないが、今になっても釈然としない！？・・・
・・・小奴は昔からの野心家であり、要注意が必要なのはいうまでもないが・・・

「まっ、とにかく、【ヤマト軍団・総帥】の座は【我が父・ヤマト】が長年、就いて、多くの武勲を挙げても、手放さなかった地位である！」
「難しいが、やりがいのある地位でもある！」
「今後の武勲次第では、軍内の昇進は思いのままぞ！」


「ハハーッ！今後とも頑張りますれば、宜しく御指導・御鞭撻を御願いいたしまする！」