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  第23章 【トヨの国の乱】及び【塩飽水軍の叛乱】は【連合国家・倭国】の統治の難しさを露呈した!!

 〔310〕【日御子】の後継者である【若き日輪の御子】は【トヨ王家】から出る!!【1】

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  【日御子】は30年先を予知出来ないが、20年前の天上の【日輪の女神】から【予知】を聞いて知っていた!

それは【日御子】の後継者に関する事である。

後継者である【若き日輪の御子】は【トヨ王家】から出る!

故に、幼き現【国王】の血筋は何としても守らなければならぬ!



  ・・・【カツミヒコ】は【悪辣な政治家】ではあるが、根っからの悪人ではない・・・
・・・真に王権を簒奪する気なら、重臣の1人や2人は既に亡き者となっていようが・・・
・・・誰一人として、殺してはいない・・・
・・・幼き【国王】の血筋を最優先にして、守れ!・・・


【若き日輪の御子】の件は内密にして、【日御子】は【遠隔言霊交信】によって、【ルビナ】を通して【タカヒコ】に命じた!



  【タカヒコ総帥】は【ルビナ】を含む5人の【副官】と共に上陸し、【トヨ王家の館】に入って行った。

案内アナイされた【会談場】には、【カツミヒコ丞相】と5人の【将軍】が席に就いて待っていた。

双方が挨拶を交わすや、【カツミヒコ】が最初に口火を切った。

「この会談は【停戦合意】後の【和議】を結ぶためのもの、と理解して宜しいかな!?」


勿論モチロン、我々の条件は【現国王】の廃位以外の、いかなる条件も呑む覚悟である!」


「されば、【現国王】が20才になるまでの12年間、【摂政職】に私が就くのを認めて頂きたく存ずる!」



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