倭国女王・日御子の波乱万丈の生涯

古代雅之

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  第27章 【日御子】が病床に臥している間、【叛乱軍】に【王都】制圧さる!!

 〔398〕【日御子】意識不明の重態で、病床に倒れ、【大神殿】にて待機していた【ユリ・日御子】が代行す!

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  【日御子】は『早くて1年、遅くとも3年以内に、病床に倒れる』との【予知】を残し、実際2年後に、意識不明となり、病床に倒れた。

【大神殿】にて待機していた【ユリ】は、公には『病床に倒れた』事態を公表せず、【ヤマト館のミランダ妃】【イト国のルビナ妃】【イヨ国のキララ妃】にのみ【遠隔言霊交信神技】で知らせた!

更に、【ユリ】は言葉少なに、かつ、一般の民の前で祈祷するときのみ、木製御面で素顔を隠し、【日御子】になりきって、その職務を代行した。



  【キララ妃】は【日御子倒る】の報を受け取るや否や、嫁ぎ先の【イヨ国】、実家のある【キビ国】、亡き母の実家である【アキ国】に【倭国女王・日御子】の名にて、全軍待機の指示と【イト国軍船】が到着次第、乗船し、【畿内】へ向かって進軍せよ、との命令を下した。


また、筑紫の各王家は【イト王家】と親戚関係に有り、尚且つ、【一大率・タカヒコ・イト国王】の権威は筑紫各王家に、アマネく、浸透しているので、【一大率】の大号令の下、ワズか10日で、全軍5000の兵が集結した。



  【キララ妃】と【日御子職代行のユリ妃】は2人して、手分けして、【瀬戸の内海】諸国への【倭国女王命令】を遂行した。

しかしながら、【倭国傘下・瀬戸の内海諸国】の各王家と云えども、【連合国家】であり、【日御子姉妹】関連国、つまり【イヨ】【アキ】【キビ】【サヌキ】【アワ】【ヤマト】【タニハ】の各国のみが協力的であり、その他の国々は、あからさまに非協力的であった。
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