倭国女王・日御子の波乱万丈の生涯

第２６章 【日御子】の【念動力】及び【予知能力】の減衰と、その陰で蠢く【野望と策謀】

〔３９７〕｢【ワカヒコ】、そなたは母から連絡が有り次第、【軍】を率いて出陣し、【畿内動乱】に対処しなさい！」

　　【ワカヒコ】は【日御子】から、「いつでも【イト国軍全軍】を出動出来るように訓練を怠らないように、していなさい！」と、言われた。


「その時期は、早ければ１年後、遅くとも三年以内です。」
「その際、父親から、【御神剣】を借り受け、必ず帯剣して来なさい！」
「また、帰国次第直ちに、軍船補充の新造船に着工させなさい！」


「ところで、【ルビナ妃】！母御の【ラビナ】の見舞いには行って来たのですか？｣


「はい！」
「こちらに、お伺いする前に、【アワの実家】に立ち寄りまして、見舞いましてござりまする。」


「【イト国】の先王陛下と同じ【不治の病】故に、【御神鏡】を何枚用意しても、治せなかった！」


「先月も、【女王陛下】直々に御見舞いいただき、感謝し申しておりました！」