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第1章。「大都会」
6、買い物の清算
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--買い物の清算--
2人は、レジに向かった。
向かい合って座る。
顧客の席と従業員の席。近いようで遠い隔たりがそこにはある。
「荷物は?」
実則は、荷物がないのを不安に思い尋ねてみた。
「ここにはありませんが、
バーコードのカードを持ってきています。
ちゃんと揃えて送りますよ。
お買い上げ商品を確認してください」
綾香は、バーコードを「ピッ。ピッ」と読込む。
実則に商品名(型番)を確認し、機能と値段を説明した。
「では、まず会員カードを作りましょうね。
ポイントが付きますよ。
必要事項に記入をお願いします」
実則は、これから社会人になるとこう言うことは増えるのだろうかと考えながら記入した。
綾香は、会員カードを取り出し、実則の記入内容を確認しパソコンに入力した。
「全て配送で良いですよね」
「お届け住所のご確認をお願いします」
「よく覚えてくださいね。
僕の住所」
「これで、僕の住所が分かりましたね。
電話番号も」
「今度、来ませんか?」
「引っ越し祝いしましょうよ。
一人で寂しいな」
実則は、結局一人、自分だけで喋っていることになった。
「できませんよ」
綾香は、速ことわる。
「合コンは?」
(最後の手段。土下座か?それは、いくらなんでも出来ない。勇気と羞恥心をなくさねば…)
「届け先は登録の住所と同じですね」
「お支払いは、カードですか?」
綾香は、業務を無感情に進める。
「現金です。
いつもニコニコ現金払い」
実則は、苦労するが面白い冗談が浮かばない。
何事もなく会計は進んでゆく。
最後に実則は、勇気を振り絞ってまたお願いする。
「私も春から会社員です。
社会人同士、合コンしましょうよ」
「だめ。社則があるので、
すいません」
しかし、別れ際に綾香は、もう一枚名刺を渡した。
それには、個人の電話番号と「合コンOKよ」と書かれていた。
つづく。 次回(初めての出社)2020年12月27日(日)までに投稿予定です。
2人は、レジに向かった。
向かい合って座る。
顧客の席と従業員の席。近いようで遠い隔たりがそこにはある。
「荷物は?」
実則は、荷物がないのを不安に思い尋ねてみた。
「ここにはありませんが、
バーコードのカードを持ってきています。
ちゃんと揃えて送りますよ。
お買い上げ商品を確認してください」
綾香は、バーコードを「ピッ。ピッ」と読込む。
実則に商品名(型番)を確認し、機能と値段を説明した。
「では、まず会員カードを作りましょうね。
ポイントが付きますよ。
必要事項に記入をお願いします」
実則は、これから社会人になるとこう言うことは増えるのだろうかと考えながら記入した。
綾香は、会員カードを取り出し、実則の記入内容を確認しパソコンに入力した。
「全て配送で良いですよね」
「お届け住所のご確認をお願いします」
「よく覚えてくださいね。
僕の住所」
「これで、僕の住所が分かりましたね。
電話番号も」
「今度、来ませんか?」
「引っ越し祝いしましょうよ。
一人で寂しいな」
実則は、結局一人、自分だけで喋っていることになった。
「できませんよ」
綾香は、速ことわる。
「合コンは?」
(最後の手段。土下座か?それは、いくらなんでも出来ない。勇気と羞恥心をなくさねば…)
「届け先は登録の住所と同じですね」
「お支払いは、カードですか?」
綾香は、業務を無感情に進める。
「現金です。
いつもニコニコ現金払い」
実則は、苦労するが面白い冗談が浮かばない。
何事もなく会計は進んでゆく。
最後に実則は、勇気を振り絞ってまたお願いする。
「私も春から会社員です。
社会人同士、合コンしましょうよ」
「だめ。社則があるので、
すいません」
しかし、別れ際に綾香は、もう一枚名刺を渡した。
それには、個人の電話番号と「合コンOKよ」と書かれていた。
つづく。 次回(初めての出社)2020年12月27日(日)までに投稿予定です。
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