【R18】あなたの愛を知りなさい。

無知我心(むち がしん)

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第3章。「ミニデート」

13、緑が豊かな神戸でデートは続くの?いや仕事モードです。

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--緑が豊かな神戸でデートは続くの?いや仕事モードです。--

『西流通センター前』の駅に着いた。
人は、ほとんどいない。
駅員が一人見守っている。
2人は、自動改札を出る。

外の空気はんでいる。

ユーザ先は、駅の西口を出て、坂道を登ったところにある。
駅を出て5分くらい歩いたところに広い平屋の喫茶店がある。
四角の電灯看板でんとうかんばんが歩道の脇に置かれて幅をかしている。
朝だから電気はつけられていないが、
『食堂サンシャイン』と言う文字が目立っている。
あ!喫茶店というより食堂でした。そりゃ、都会から離れてるからね。
コーヒーだけじゃやっていけないかもね。
扉は、自動ではない。
横に提供しているメニューの商品のディスプレーがある。
食堂らしく昼のサービスランチやミートスパゲッティやピラフやオムライスなどメニューの商品サンプルが飾られている。
ケチャップの赤が生々しい。
実則は、立ち止まってディスプレーをながめた。
下段から2番目の棚に『モーニングセット』と言う見出しでコヒーとトーストとサラダがついたサンプルがある。
サラダが汚れか何かで薄茶うすちゃけていた。
(長い期間、ここにこの食堂はあるのだろうか)
「上脇さん。ここにしますか?
 他に喫茶きっさらしきものは無いようです。
 モーニングサービスがありますよ」
「はい」
幸は、従順じゅうじゅんに賛成した。
手でドアを押して入る。
中は、想像どうり広々している。
飾らない白のテーブルクロスが敷かれた4人掛けのテーブルが並んでいる。
入口のドアの右に食券の自動販売機がある。
人員の節約かな。
『モーニング・セット400円』を買った。
幸も同じものを買う。
一番奥の端のテーブルに座った。
実則は、奥側に座る。
幸は、実則の右斜め向かいに座った。
窓から建物の裏側が見える。
山に面した緑の森林しんりんしげっている。
実則は、時計を見た。
9時15分である。
まだ、時間はある。
ここから、10分あればユーザ先には着くだろう。
食券をテーブルに置いた。
幸も実則が置いた券の横に食券を置いた。
定員が取りに来る。
「コーヒーは、ホットで良いですか?」
券を半分ちぎって取る。
「「はい。ホットで」」
2人は、声をそろえて答えた。
2人は、顔を見合わせ笑う。
実則は、幸を意識していた。
デートでもない。
でも、女性を正しくエスコートしなければならい。
実則は、九州男児である。
女性を大切にしかつ自身は男らしくしないといけない。
そう言う思い込みで育った。
彼女ではない、手を握って誘導も出来ずに、
歯がゆい思いでいた。

やっと、幸の顔が見れた。
幸が普段どうりなので安心した。
幸はというと、あっけらかんとこれをデート気分で楽しんでいた。
実則は、このを何のトークで埋めようかと思案した。
(幸のシャツの薄ピンクの大きな花びら、マーガレットだろうか?)
その花が目にあざやかに生える。
(落ち着いてみるとその柄は目立ち過ぎではないだろうか?)
実則のその気持ちが、思わず声にでた。
「その柄、目立ち過ぎない?」
中年の親父おやじトークですか?筆者の声です。
幸は、その言葉にビックリした。
普段に、会社に着ていく服装だからである。
(あ!行き来に着るだけで社内では制服だった)
「本当ですか?会社の行き来に着てる服ですよ。
 スーツより、やる気が出てて良いと思ったのですが、
 ダメでしょうか?」
「ユーザ先は、制服でしょ。
 何か目立ちすぎるのはユーザ受けが悪そうな気がする」
「そんなことないですよ。
 可愛らしい花だし、
 働く気合があるって感じですがね」
これは、男性の偏見だろうか?
実則は、少し考えたが、今更、着替えに帰るわけにもいかないので、
この話をこれ以上することをあきらめた。
丁度、注文していたモーニングセットがテーブルに置かれた。
(話題を変えるチャンス)
実則は、安堵あんどした。
女性は、服装に男性以上に気を使ってる。
背広族から出たことのない男性が鈍感すぎるのかもしれない。
「ユーザ先でする作業の話をしようか」
(え!服装の話は打ち切りですか?
 ぷん。ぷん。
 どうせ、飾りたがり見せたがりですよ。
 お化粧もひかえてナチュラルにして、
 気を使ったのに。
 もうですよ。
 実則さんなら良いって言ってくれると思ったのにですよ)
幸は、ほっぺをふくらましはしなかったが、口が少しとがった。
「はい。仕事の話ですね」
実則は、トーストをかじり熱いコーヒーを一口すすった。
そして、発言する。
「いろいろ移動中に考えてたのですが、
 ペーパレスを実現するにも、
 社内のドキュメントの全てを電子業務化して、
 紙を全て廃止するには、
 多大な開発労力が必要な気がします。
 まず、焦点しょうてんを絞るのが得策のような気がするのですが、
 上脇さんは、どう思いますか?」
「少し待ってくださいね」
幸は、まず、サラダを食べ、トーストを頬張ほおばる。
トーストのバターが塩気を含んで美味しい。
(カロリーオーバですかね。
 実則さんも、サラダから食べた方が良いのに)
いろいろ思い出して考えた、そうしてから、ゆっくり話し出した。
「私は、会社の社内事務をしてたので、
 報告書、申請書関係は、分かるのですが、
 他の分野のことは、少し無知です。
 力になれなくてすみません」
「それでは、上脇さんに質問です。
 社内システムが電子化されペーパーレスになったら、
 便利だと思いますか?
 社員は、喜びますか?」
「それは、事務処理側は便利だと思いますが、
 システム化するのは、大変だと思います。
 申請、承認、人事や給与の業務に連携、
 他にもなにか連携しないといけなかったり、
 システムを作るのに多くのマンパワーが必要だと思います。
 申請書は、申請理由や予想結果などの文書のかたまりですよ。
 コンピュータに入力するほうは大変ですね」
「便利なのは、便利か。
 私も必要な労力に比べて成果は、少ないように思います。
 少人数の開発体制で実現しないといけない可能性が高いしね。
 そこで、まず、センターの電算室で印字されている帳票を廃止出来たら、
 大きな成果を上げられると思うのです。
 それなら、帳票をパソコンやスマホで見れたら、
 廃止できるような気がするのですが、
 上脇さんは、どう思います」
「私もセンターでの紙の帳票を廃止出来たら、
 成果は大きいと思います。
 でも、パソコンやスマホで見れるようにするには、
 セキュリティとか、どんな様式の電子帳票にするか、
 いろいろ障害がありそうですね」
2人は、コーヒーを飲みほし食べ終わった。
「そうだね。ルールと媒体の変換方法さえまれば、
 変換アプリと参照アプリを作れば済みそうな気がするんだよね」
「うん。うん」
幸は、うなずいた。
幸は、少し仕事へのやる気が出て来た。

時間がきたので食堂を出た。
「実則さん。領収書をもらってくださいね」
「え!」
「あ。上野さん」
幸は、心の中で呼んでる名前が不意に出てしまったようである。
聞かれなかったふりをして誤魔化ごまかした。
いざ、ユーザ先に出陣である。
(えい!えい!おぉ!)
実則は、心の中で勝ち鬨カチドキげた。


つづく。 次回(資料集め。何が楽しいいの?)エロいシーンがありませんが、もう暫くお付き合いください。
このユーザの帰りに実則にとって大変な偶然の出来事が起こります。期待しててね。(*^▽^*)
感染対策は特段書いていませんが適切にしてると理解ください。

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