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まさかの提案
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私と達也さんは、お付き合いを始めた。付き合って1ヶ月程経つ。達也さんは仕事もあるから週に2、3回のペースで会っている。社会人は忙しいのに、こんなに会ってくれているのはとても嬉しいし、不満はない。
お姉ちゃんには、すぐに報告し、めちゃくちゃ喜んでくれた。そして、達也さんの好みを色々と教えてくれた。普通だったら妹の彼氏の好みなんて分かるはずないが、私たち姉妹はそれができる。誰かに自慢できることではないが、おさがり彼氏をしていて良かったと思える瞬間でもある。
でも、最近、少しだけ達也さんが冷たい気がする。なんとなく、話しかけても上の空だし、私のことを見てくれていない気がする。考えすぎかもしれないし、それを達也さんに言って、重たい女だと思われたくはない。
姉は、新しい彼氏、つまり達也さんの次の人とは付き合って2週間程で別れたらしい。今までで一番最短かもしれない。今回は、私が達也さんと付き合っていることもあるし、それに、初めてお姉ちゃんが振られた側の為、おさがり彼氏制度は行っていない。なんとなく、お姉ちゃんが悲しそうに見えた。
そう感じていたんだけれど、それから少しして、次の彼氏ができたみたい。ま、悲しそうにしていたのは気のせいだったのかな。そういえばお姉ちゃんの彼氏の写真見せてもらってないや!仕方ないから見せてもらうか。
「お姉ちゃーん!そういえば、新しい彼氏見せてよ~」
「見せてなかったっけ!いいわよ~!今回はけっこう年下なのよね~。でも、すごい推されて推され負けしちゃった!ま、イケメンだし、良い子だから付き合ってみることにしたんだけどね」
「へえー、どれどれー」
「えーと、これこれ」
写真を見せられた瞬間、時が止まったかのように脳が停止した。
「……え、えーー!!」
「何よ急に大きい声出して」
「こ、この人、私と同じクラスのヤンキーなんですけど!」
「え、ヤンキーなの?てか、同じクラスなんだ!へえー、じゃあもし別れてもお願いできそうね!あ、でも緑は今達也くんにご就寝中だったわね」
「いや、あいつは絶対ないよ!」
「あら失礼しちゃう!」
「あ、ごめんごめん。でも、好きな人とか作れるタイプだったんだ」
「そんな感じのイメージなんだ。意外~」
「クラスでは全然人と話さないし、いつもムスッとしてて、常に機嫌悪そうにしてるんだから!そんな感じなのに、お姉ちゃんにアタックしたんだ」
「へえ~、なんかさらに萌えるんだけどそれ!可愛いわね」
「あははっ。そう思えるなら良いんじゃない?」
一ノ瀬がお姉ちゃんと付き合ってるだなんて、信じられない。しかもデレデレだなんてもっと信じられない。まず、人に興味あったのね。うわー、色々気になりすぎるわね。
「ところで、緑は達也くんとどうなのよ?」
「うーん、これと言って何かあるわけじゃないんだけどさ、最近ちょっと達也さんが冷たい気がして、気のせいかもなんだけどさー」
「そうなのね。それは早いうちに手を打った方が良さそうね。ん~、こういうのはどう?」
お姉ちゃんは、とんでもない提案をしてきた。それは、私とお姉ちゃん、達也さん、一ノ瀬の四人で出かけるという提案。お姉ちゃんいわく、達也さんは少し飽き性の為、いつもと違うデートをしてみたら良いかもしれないということらしい。あと、私と達也さんが良い感じになるようにサポートもしてくれるそうだ。他のカップルを見ることで、こういうことしてみたいなと思う瞬間があったり、自分たちのラブラブっぷりを見てもらいたいと思うかもしれない。
とにかく、いつもと違ったデートができる為、何か進展があるかもしれない。まあ、ありだなと思ってしまった。でも、一ノ瀬もいるのかー。それはちょーぜつ気まずい。ま、一日くらいだし、頑張るか!達也さんの為だし。
「お姉ちゃん、その提案受けます。但し、私は一ノ瀬と仲は良くないし、なんなら気まずい。だから、ちゃんと助けてね?」
「そこは問題ないわよ~、安心して!」
「なら、お願いします」
「よし、じゃあ次の休みに決行ね!」
「りょーかいー」
ダブルデートかー。一ノ瀬と一緒なのが不安だけど、まあお姉ちゃんもいるし、そこは大丈夫か。そんなことより、達也さんとのせっかくのデートなんだから、たくさん楽しんで、私のことをもっと好きになってもらえるように頑張らなきゃ。そうと決まれば、準備をチャチャチャっとしちゃいますか。
お姉ちゃんには、すぐに報告し、めちゃくちゃ喜んでくれた。そして、達也さんの好みを色々と教えてくれた。普通だったら妹の彼氏の好みなんて分かるはずないが、私たち姉妹はそれができる。誰かに自慢できることではないが、おさがり彼氏をしていて良かったと思える瞬間でもある。
でも、最近、少しだけ達也さんが冷たい気がする。なんとなく、話しかけても上の空だし、私のことを見てくれていない気がする。考えすぎかもしれないし、それを達也さんに言って、重たい女だと思われたくはない。
姉は、新しい彼氏、つまり達也さんの次の人とは付き合って2週間程で別れたらしい。今までで一番最短かもしれない。今回は、私が達也さんと付き合っていることもあるし、それに、初めてお姉ちゃんが振られた側の為、おさがり彼氏制度は行っていない。なんとなく、お姉ちゃんが悲しそうに見えた。
そう感じていたんだけれど、それから少しして、次の彼氏ができたみたい。ま、悲しそうにしていたのは気のせいだったのかな。そういえばお姉ちゃんの彼氏の写真見せてもらってないや!仕方ないから見せてもらうか。
「お姉ちゃーん!そういえば、新しい彼氏見せてよ~」
「見せてなかったっけ!いいわよ~!今回はけっこう年下なのよね~。でも、すごい推されて推され負けしちゃった!ま、イケメンだし、良い子だから付き合ってみることにしたんだけどね」
「へえー、どれどれー」
「えーと、これこれ」
写真を見せられた瞬間、時が止まったかのように脳が停止した。
「……え、えーー!!」
「何よ急に大きい声出して」
「こ、この人、私と同じクラスのヤンキーなんですけど!」
「え、ヤンキーなの?てか、同じクラスなんだ!へえー、じゃあもし別れてもお願いできそうね!あ、でも緑は今達也くんにご就寝中だったわね」
「いや、あいつは絶対ないよ!」
「あら失礼しちゃう!」
「あ、ごめんごめん。でも、好きな人とか作れるタイプだったんだ」
「そんな感じのイメージなんだ。意外~」
「クラスでは全然人と話さないし、いつもムスッとしてて、常に機嫌悪そうにしてるんだから!そんな感じなのに、お姉ちゃんにアタックしたんだ」
「へえ~、なんかさらに萌えるんだけどそれ!可愛いわね」
「あははっ。そう思えるなら良いんじゃない?」
一ノ瀬がお姉ちゃんと付き合ってるだなんて、信じられない。しかもデレデレだなんてもっと信じられない。まず、人に興味あったのね。うわー、色々気になりすぎるわね。
「ところで、緑は達也くんとどうなのよ?」
「うーん、これと言って何かあるわけじゃないんだけどさ、最近ちょっと達也さんが冷たい気がして、気のせいかもなんだけどさー」
「そうなのね。それは早いうちに手を打った方が良さそうね。ん~、こういうのはどう?」
お姉ちゃんは、とんでもない提案をしてきた。それは、私とお姉ちゃん、達也さん、一ノ瀬の四人で出かけるという提案。お姉ちゃんいわく、達也さんは少し飽き性の為、いつもと違うデートをしてみたら良いかもしれないということらしい。あと、私と達也さんが良い感じになるようにサポートもしてくれるそうだ。他のカップルを見ることで、こういうことしてみたいなと思う瞬間があったり、自分たちのラブラブっぷりを見てもらいたいと思うかもしれない。
とにかく、いつもと違ったデートができる為、何か進展があるかもしれない。まあ、ありだなと思ってしまった。でも、一ノ瀬もいるのかー。それはちょーぜつ気まずい。ま、一日くらいだし、頑張るか!達也さんの為だし。
「お姉ちゃん、その提案受けます。但し、私は一ノ瀬と仲は良くないし、なんなら気まずい。だから、ちゃんと助けてね?」
「そこは問題ないわよ~、安心して!」
「なら、お願いします」
「よし、じゃあ次の休みに決行ね!」
「りょーかいー」
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