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第四章 新たな攻略対象者 隠れたままでいて欲しかった。
後味の悪さー➀
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俺は今、ジオラマで遊んでおります。
だって目の前にあるんだよ、遊びたくなるじゃん!
ミリア、生暖かい目で見ないでよ。
◇
「お嬢様。影からの報告です。グレインが発見されました。遺体で」
「えっ?! 彼女が?」
「はい。王都外の森林の中で打ち捨てられていたのを平民が発見しました。所持品はありませんでしたが石化が始まっておりましたので魔力保持者だと判明したようです。恐らく遺棄した犯人は彼女が魔力保持者と知らなかったのか、石化現象を知らなかったかのどちらかでしょう」
なんと俺も知らなかった。魔力保持者は体内に残存魔力があればそれに応じて石化し魔石となるのだそうだ。ひえええ。魔力量が少ないと石化には至らず魔石にもならないんだって。そうか魔石は魔力の結晶なんだ。結晶化にするにはある程度の魔力量が必要なんだ。へー。ってことはグレインの魔力量は多かったのか。
彼女は一体何者だったんだ。
「発見されたのは彼女だけでした。王城に報告が上がりましたが握り潰しました。とのことです」
「はっ? 握り潰しちゃったの?」
「はい。若様のご指示です」
「えええ? お義兄様? あれ? 収監されているのですよね?」
「はい。ですが影が付いておりますし幾人かの城内勤務の者も牢番も買収済みですので問題ないかと」
はああああああ?
義兄、なにやってんの? どういうこと?
「お嬢様。ご心配でしょう。ですが敵の目を欺くために敢て囚われの身をお選びになられたのです。それに若様の元に第二王子を筆頭に敵味方関係なく貴族が訪れるようです」
…‥どういうこと?
「これが面会者のリストです。差し入れた品目も記しております」
‥‥もう何も言うまい。
差し入れた者達は‥‥ああ公爵派だわ。
んで手ぶらは‥‥アンチだな。わかりやすいわ。
王妃の実家もか。
ゲームでは王妃と実家が外観誘致したんだよな。
その実家の者が‥…。何しに来たんだ?
それよりも‥‥もっと不可解な名前が。
ジオルド閣下。なんでこいつが?
だって目の前にあるんだよ、遊びたくなるじゃん!
ミリア、生暖かい目で見ないでよ。
◇
「お嬢様。影からの報告です。グレインが発見されました。遺体で」
「えっ?! 彼女が?」
「はい。王都外の森林の中で打ち捨てられていたのを平民が発見しました。所持品はありませんでしたが石化が始まっておりましたので魔力保持者だと判明したようです。恐らく遺棄した犯人は彼女が魔力保持者と知らなかったのか、石化現象を知らなかったかのどちらかでしょう」
なんと俺も知らなかった。魔力保持者は体内に残存魔力があればそれに応じて石化し魔石となるのだそうだ。ひえええ。魔力量が少ないと石化には至らず魔石にもならないんだって。そうか魔石は魔力の結晶なんだ。結晶化にするにはある程度の魔力量が必要なんだ。へー。ってことはグレインの魔力量は多かったのか。
彼女は一体何者だったんだ。
「発見されたのは彼女だけでした。王城に報告が上がりましたが握り潰しました。とのことです」
「はっ? 握り潰しちゃったの?」
「はい。若様のご指示です」
「えええ? お義兄様? あれ? 収監されているのですよね?」
「はい。ですが影が付いておりますし幾人かの城内勤務の者も牢番も買収済みですので問題ないかと」
はああああああ?
義兄、なにやってんの? どういうこと?
「お嬢様。ご心配でしょう。ですが敵の目を欺くために敢て囚われの身をお選びになられたのです。それに若様の元に第二王子を筆頭に敵味方関係なく貴族が訪れるようです」
…‥どういうこと?
「これが面会者のリストです。差し入れた品目も記しております」
‥‥もう何も言うまい。
差し入れた者達は‥‥ああ公爵派だわ。
んで手ぶらは‥‥アンチだな。わかりやすいわ。
王妃の実家もか。
ゲームでは王妃と実家が外観誘致したんだよな。
その実家の者が‥…。何しに来たんだ?
それよりも‥‥もっと不可解な名前が。
ジオルド閣下。なんでこいつが?
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