異世界に転生したら?(改)

まさ

文字の大きさ
18 / 81
第2章、夢の冒険者になりました。

第6話、生きていく為に

それぞれが、休日を過ごし。


次の日、俺達は冒険者ギルドに向かった。

ギルドで依頼を探し、その中からゴブリンの討伐依頼を受けて大森林を歩いていた。


「ゴブリンを20体倒せば、倒した数がギルドカードに記録されるらしいけど……便利なんだけど、どういう仕組みなんだ?」


ギルドカード不思議機能を上に掲げて見ながら話す。


「そう言う魔道具で作ってるらしいでゴザルが、拙者も詳しい事は知らぬでゴザル。そう言われれば、確かに不思議でゴザルな」

『ピッピー?』(ふしぎー?)


考えても分からないので、カードを無限収納に入れるとマップを見ながらゴブリンを探す。


「最近、ゴブリンやウルフとかを倒しても全然能力が上がらないんだよな~やっぱり弱いモンスターだと上がりにくいのかな?」


「そうでゴザルな、最初に比べてほとんど上がらなくなったでゴザル。自分と同等以上相手なら上がりやすいと思うでゴザルが……」

「自分の強さ以上のモンスターか……強いモンスターと戦うにしても、この辺じゃ弱いモンスターしかいないから大森林の奥に行くことも考えないと駄目かな?」

「拙者は、どちらでも良いでゴザルが町にやっと慣れてきた故、もう少しここに居たい気持ちもあるでゴザル」

「だよなー、亜空間が有るとはいえ山籠りは正直、飽きるし人恋しくなるもんな~

でもまぁ。今はコウもいるから、そこまででも無いと思うけど。

最初は俺とハクヨウだけだったかし、その時はハクヨウも念話を覚えてなかったし、喋る相手が居ないのは其れなりにキツかったなぁ~まぁ、寂しくは無かったけどさ」

肩のハクヨウを撫でながら話すとハクヨウは気持ち良さそうに目を瞑る。

可愛い相棒を見て笑みが浮かぶ。


「おっと!そろそろお喋りタイムは終わりみたいだな!」


マップに10個程の赤い反応でる。

反応の場所に向かって俺達は駆ける。


ゴブリンのグループを発見し何事もなく討伐。

その後もゴブリンをみつけては討伐していく。

途中、亜空間で休憩がてらの昼飯を食べて夕方前には討伐目標の数をこえる25体を倒していた。

町に戻ったのは、日が暮れる少し前で特に問題もなく門をくぐった。



門を通り抜け、顔見知りになった門番と軽く話をしギルドへ向かおうと歩き始めた時だった。


「どけどけ~邪魔だ!!」


「怪我人だ!道を開けろ~!!」


大きな叫び声がして振り向くと、男2人が負傷したのか頭から血を流し、ぐったりして意識の無い男1人を担いで走り抜ける所だった。

門の周辺にいた人達もザワめいている。


「ひどい怪我だったな……」


『ピー……』(ちがいっぱい……)


「確か……あの者達は拙者達と同じゴブリンの討伐を受けていたでゴザルよ。(他にもいたような気がしたのでゴザルが……いないでゴザルな)」

「本当か?」


「マサムネ殿が、レフィー殿と話してる時に隣で受けたのを見ていたでゴザル」


「そうか……でもケガをしたのを見ると、俺も少し調子にのっていた気がするな。
自分より弱い相手と戦っていて危機感が無くなってた。
ゴブリンだから弱いだろうと油断していれば俺達もああ大ケガなる」


「そうでゴザルな、拙者もそうでゴザル。これからは気を締めて行くでゴザル」


「自分の強さに慢心しないで、しっかり腕を磨き、モンスターの知識を深め自分の手が届く範囲だけでもしっかり守れる強さを身に付けていかないとな、守れなくて後悔しないようにも」


「そうでゴザルな。拙者も二度と大切なモノを失わない様に励むでゴザル。」

「あ、コウごめんな。思い出すような事を言って……」

「大丈夫でゴザル。マサムネ殿が悪いわけではないでゴザル…だから気にしないで欲しいでゴザル」

「分かった。切り替える事にする」


その後、冒険者ギルドに寄ってレフィーさんにゴブリン討伐を報告して、銀貨2枚と銅貨50枚を貰い(ゴブリン1体で銅貨10枚)宿に戻った。


コレットさんに食事の用意を頼み、部屋で装備を外した後に食堂で晩飯を食べ部屋に戻る。

寝る前に亜空間に入り、家の風呂にも入った。

基本、この世界は風呂があまり無い。

貴族や商人などの富裕層が持ってるのが普通だ。

それ以外の人達は、桶に水を入れタオルや布を濡らし身体を拭いて終わり。

宿にいれば、宿で桶に水かお湯を用意してもらい身体を拭く。

まぁ、金をとられるが。


本当は、別に宿は使わなくても良いんだけど、亜空間があるし。

それでも拠点としての宿を確保しておかないと町の宿を使わないで出入りしてる事に不信感を持たれる可能性もある。

緊急時の連絡先を用意しておかないとダメだしな。

冒険者はCランクから、ギルドの緊急クエストがあれば、それに応じなければならない義務がある。

ちなみに緊急クエストとは、町にとっての驚異、例えばモンスターの大群が町を襲う

大行軍モンスターパレード』と呼ばれてるらしい。

ネズミーランドと違って命がけのアトラクションになるから、ありがた迷惑だ。

その為にも宿や借家、持ち家などの連絡先をギルドに教えないとダメなのだ。


非常にメンドクサイ。

Cランクのカードを渡されてから教えられたから、断る事も出来なかった。


レフィーさん、オソロシイコ!

忘れてたとか言ってたけど、あれは確信犯です。

テヘペロしてたけど。

間違いなく、忘れたのは嘘だね。


でも可愛かったから許す。


……やっぱり俺ってチョロいのか?

ま、まぁ良い、気にしないでおこう。

とにかく、明日からは気を引き締めて行こう。

キリッ。(キメ顔)




マサムネが思考の海に沈んでいる時、ハクヨウとコウは、マサムネの百面相の様に変化する表情を不思議そうに眺めていたのだった。

あなたにおすすめの小説

荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明

まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。 そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。 その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~

宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。 転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。 良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。 例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。 けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。 同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。 彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!? ※小説家になろう様にも掲載しています。

ゲームコインをザクザク現金化。還暦オジ、田舎で世界を攻略中

あ、まん。
ファンタジー
仕事一筋40年。 結婚もせずに会社に尽くしてきた二瓶豆丸。 定年を迎え、静かな余生を求めて山奥へ移住する。 だが、突如世界が“数値化”され、現実がゲームのように変貌。 唯一の趣味だった15年続けた積みゲー「モリモリ」が、 なぜか現実世界とリンクし始める。 化け物が徘徊する世界で出会ったひとりの少女、滝川歩茶。 彼女を守るため、豆丸は“積みゲー”スキルを駆使して立ち上がる。 現金化されるコイン、召喚されるゲームキャラたち、 そして迫りくる謎の敵――。 これは、還暦オジが挑む、〝人生最後の積みゲー〟であり〝世界最後の攻略戦〟である。

能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?

火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…? 24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。

黒ハット
ファンタジー
 前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。  

異世界転生ファミリー

くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?! 辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。 アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。 アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。 長男のナイトはクールで賢い美少年。 ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。 何の不思議もない家族と思われたが…… 彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

異世界ほのぼの牧場生活〜女神の加護でスローライフ始めました〜』

チャチャ
ファンタジー
ブラック企業で心も体もすり減らしていた青年・悠翔(はると)。 日々の疲れを癒してくれていたのは、幼い頃から大好きだったゲーム『ほのぼの牧場ライフ』だけだった。 両親を早くに亡くし、年の離れた妹・ひなのを守りながら、限界寸前の生活を続けていたある日―― 「目を覚ますと、そこは……ゲームの中そっくりの世界だった!?」 女神様いわく、「疲れ果てたあなたに、癒しの世界を贈ります」とのこと。 目の前には、自分がかつて何百時間も遊んだ“あの牧場”が広がっていた。 作物を育て、動物たちと暮らし、時には村人の悩みを解決しながら、のんびりと過ごす毎日。 けれどもこの世界には、ゲームにはなかった“出会い”があった。 ――獣人の少女、恥ずかしがり屋の魔法使い、村の頼れるお姉さん。 誰かと心を通わせるたびに、はるとの日常は少しずつ色づいていく。 そして、残された妹・ひなのにも、ある“転機”が訪れようとしていた……。 ほっこり、のんびり、時々ドキドキ。 癒しと恋と成長の、異世界牧場スローライフ、始まります!