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第2章、夢の冒険者になりました。
第6話、生きていく為に
それぞれが、休日を過ごし。
次の日、俺達は冒険者ギルドに向かった。
ギルドで依頼を探し、その中からゴブリンの討伐依頼を受けて大森林を歩いていた。
「ゴブリンを20体倒せば、倒した数がギルドカードに記録されるらしいけど……便利なんだけど、どういう仕組みなんだ?」
ギルドカードを上に掲げて見ながら話す。
「そう言う魔道具で作ってるらしいでゴザルが、拙者も詳しい事は知らぬでゴザル。そう言われれば、確かに不思議でゴザルな」
『ピッピー?』(ふしぎー?)
考えても分からないので、カードを無限収納に入れるとマップを見ながらゴブリンを探す。
「最近、ゴブリンやウルフとかを倒しても全然能力が上がらないんだよな~やっぱり弱いモンスターだと上がりにくいのかな?」
「そうでゴザルな、最初に比べてほとんど上がらなくなったでゴザル。自分と同等以上相手なら上がりやすいと思うでゴザルが……」
「自分の強さ以上のモンスターか……強いモンスターと戦うにしても、この辺じゃ弱いモンスターしかいないから大森林の奥に行くことも考えないと駄目かな?」
「拙者は、どちらでも良いでゴザルが町にやっと慣れてきた故、もう少しここに居たい気持ちもあるでゴザル」
「だよなー、亜空間が有るとはいえ山籠りは正直、飽きるし人恋しくなるもんな~
でもまぁ。今はコウもいるから、そこまででも無いと思うけど。
最初は俺とハクヨウだけだったかし、その時はハクヨウも念話を覚えてなかったし、喋る相手が居ないのは其れなりにキツかったなぁ~まぁ、寂しくは無かったけどさ」
肩のハクヨウを撫でながら話すとハクヨウは気持ち良さそうに目を瞑る。
可愛い相棒を見て笑みが浮かぶ。
「おっと!そろそろお喋りタイムは終わりみたいだな!」
マップに10個程の赤い反応でる。
反応の場所に向かって俺達は駆ける。
ゴブリンのグループを発見し何事もなく討伐。
その後もゴブリンをみつけては討伐していく。
途中、亜空間で休憩がてらの昼飯を食べて夕方前には討伐目標の数をこえる25体を倒していた。
町に戻ったのは、日が暮れる少し前で特に問題もなく門をくぐった。
門を通り抜け、顔見知りになった門番と軽く話をしギルドへ向かおうと歩き始めた時だった。
「どけどけ~邪魔だ!!」
「怪我人だ!道を開けろ~!!」
大きな叫び声がして振り向くと、男2人が負傷したのか頭から血を流し、ぐったりして意識の無い男1人を担いで走り抜ける所だった。
門の周辺にいた人達もザワめいている。
「ひどい怪我だったな……」
『ピー……』(ちがいっぱい……)
「確か……あの者達は拙者達と同じゴブリンの討伐を受けていたでゴザルよ。(他にもいたような気がしたのでゴザルが……いないでゴザルな)」
「本当か?」
「マサムネ殿が、レフィー殿と話してる時に隣で受けたのを見ていたでゴザル」
「そうか……でもケガをしたのを見ると、俺も少し調子にのっていた気がするな。
自分より弱い相手と戦っていて危機感が無くなってた。
ゴブリンだから弱いだろうと油断していれば俺達もああなる」
「そうでゴザルな、拙者もそうでゴザル。これからは気を締めて行くでゴザル」
「自分の強さに慢心しないで、しっかり腕を磨き、モンスターの知識を深め自分の手が届く範囲だけでもしっかり守れる強さを身に付けていかないとな、守れなくて後悔しないようにも」
「そうでゴザルな。拙者も二度と大切なモノを失わない様に励むでゴザル。」
「あ、コウごめんな。思い出すような事を言って……」
「大丈夫でゴザル。マサムネ殿が悪いわけではないでゴザル…だから気にしないで欲しいでゴザル」
「分かった。切り替える事にする」
その後、冒険者ギルドに寄ってレフィーさんにゴブリン討伐を報告して、銀貨2枚と銅貨50枚を貰い(ゴブリン1体で銅貨10枚)宿に戻った。
コレットさんに食事の用意を頼み、部屋で装備を外した後に食堂で晩飯を食べ部屋に戻る。
寝る前に亜空間に入り、家の風呂にも入った。
基本、この世界は風呂があまり無い。
貴族や商人などの富裕層が持ってるのが普通だ。
それ以外の人達は、桶に水を入れタオルや布を濡らし身体を拭いて終わり。
宿にいれば、宿で桶に水かお湯を用意してもらい身体を拭く。
まぁ、金をとられるが。
本当は、別に宿は使わなくても良いんだけど、亜空間があるし。
それでも拠点としての宿を確保しておかないと町の宿を使わないで出入りしてる事に不信感を持たれる可能性もある。
緊急時の連絡先を用意しておかないとダメだしな。
冒険者はCランクから、ギルドの緊急クエストがあれば、それに応じなければならない義務がある。
ちなみに緊急クエストとは、町にとっての驚異、例えばモンスターの大群が町を襲う
『大行軍』と呼ばれてるらしい。
ネズミーランドと違って命がけのアトラクションになるから、ありがた迷惑だ。
その為にも宿や借家、持ち家などの連絡先をギルドに教えないとダメなのだ。
非常にメンドクサイ。
Cランクのカードを渡されてから教えられたから、断る事も出来なかった。
レフィーさん、オソロシイコ!
忘れてたとか言ってたけど、あれは確信犯です。
テヘペロしてたけど。
間違いなく、忘れたのは嘘だね。
でも可愛かったから許す。
……やっぱり俺ってチョロいのか?
ま、まぁ良い、気にしないでおこう。
とにかく、明日からは気を引き締めて行こう。
キリッ。(キメ顔)
◇
マサムネが思考の海に沈んでいる時、ハクヨウとコウは、マサムネの百面相の様に変化する表情を不思議そうに眺めていたのだった。
次の日、俺達は冒険者ギルドに向かった。
ギルドで依頼を探し、その中からゴブリンの討伐依頼を受けて大森林を歩いていた。
「ゴブリンを20体倒せば、倒した数がギルドカードに記録されるらしいけど……便利なんだけど、どういう仕組みなんだ?」
ギルドカードを上に掲げて見ながら話す。
「そう言う魔道具で作ってるらしいでゴザルが、拙者も詳しい事は知らぬでゴザル。そう言われれば、確かに不思議でゴザルな」
『ピッピー?』(ふしぎー?)
考えても分からないので、カードを無限収納に入れるとマップを見ながらゴブリンを探す。
「最近、ゴブリンやウルフとかを倒しても全然能力が上がらないんだよな~やっぱり弱いモンスターだと上がりにくいのかな?」
「そうでゴザルな、最初に比べてほとんど上がらなくなったでゴザル。自分と同等以上相手なら上がりやすいと思うでゴザルが……」
「自分の強さ以上のモンスターか……強いモンスターと戦うにしても、この辺じゃ弱いモンスターしかいないから大森林の奥に行くことも考えないと駄目かな?」
「拙者は、どちらでも良いでゴザルが町にやっと慣れてきた故、もう少しここに居たい気持ちもあるでゴザル」
「だよなー、亜空間が有るとはいえ山籠りは正直、飽きるし人恋しくなるもんな~
でもまぁ。今はコウもいるから、そこまででも無いと思うけど。
最初は俺とハクヨウだけだったかし、その時はハクヨウも念話を覚えてなかったし、喋る相手が居ないのは其れなりにキツかったなぁ~まぁ、寂しくは無かったけどさ」
肩のハクヨウを撫でながら話すとハクヨウは気持ち良さそうに目を瞑る。
可愛い相棒を見て笑みが浮かぶ。
「おっと!そろそろお喋りタイムは終わりみたいだな!」
マップに10個程の赤い反応でる。
反応の場所に向かって俺達は駆ける。
ゴブリンのグループを発見し何事もなく討伐。
その後もゴブリンをみつけては討伐していく。
途中、亜空間で休憩がてらの昼飯を食べて夕方前には討伐目標の数をこえる25体を倒していた。
町に戻ったのは、日が暮れる少し前で特に問題もなく門をくぐった。
門を通り抜け、顔見知りになった門番と軽く話をしギルドへ向かおうと歩き始めた時だった。
「どけどけ~邪魔だ!!」
「怪我人だ!道を開けろ~!!」
大きな叫び声がして振り向くと、男2人が負傷したのか頭から血を流し、ぐったりして意識の無い男1人を担いで走り抜ける所だった。
門の周辺にいた人達もザワめいている。
「ひどい怪我だったな……」
『ピー……』(ちがいっぱい……)
「確か……あの者達は拙者達と同じゴブリンの討伐を受けていたでゴザルよ。(他にもいたような気がしたのでゴザルが……いないでゴザルな)」
「本当か?」
「マサムネ殿が、レフィー殿と話してる時に隣で受けたのを見ていたでゴザル」
「そうか……でもケガをしたのを見ると、俺も少し調子にのっていた気がするな。
自分より弱い相手と戦っていて危機感が無くなってた。
ゴブリンだから弱いだろうと油断していれば俺達もああなる」
「そうでゴザルな、拙者もそうでゴザル。これからは気を締めて行くでゴザル」
「自分の強さに慢心しないで、しっかり腕を磨き、モンスターの知識を深め自分の手が届く範囲だけでもしっかり守れる強さを身に付けていかないとな、守れなくて後悔しないようにも」
「そうでゴザルな。拙者も二度と大切なモノを失わない様に励むでゴザル。」
「あ、コウごめんな。思い出すような事を言って……」
「大丈夫でゴザル。マサムネ殿が悪いわけではないでゴザル…だから気にしないで欲しいでゴザル」
「分かった。切り替える事にする」
その後、冒険者ギルドに寄ってレフィーさんにゴブリン討伐を報告して、銀貨2枚と銅貨50枚を貰い(ゴブリン1体で銅貨10枚)宿に戻った。
コレットさんに食事の用意を頼み、部屋で装備を外した後に食堂で晩飯を食べ部屋に戻る。
寝る前に亜空間に入り、家の風呂にも入った。
基本、この世界は風呂があまり無い。
貴族や商人などの富裕層が持ってるのが普通だ。
それ以外の人達は、桶に水を入れタオルや布を濡らし身体を拭いて終わり。
宿にいれば、宿で桶に水かお湯を用意してもらい身体を拭く。
まぁ、金をとられるが。
本当は、別に宿は使わなくても良いんだけど、亜空間があるし。
それでも拠点としての宿を確保しておかないと町の宿を使わないで出入りしてる事に不信感を持たれる可能性もある。
緊急時の連絡先を用意しておかないとダメだしな。
冒険者はCランクから、ギルドの緊急クエストがあれば、それに応じなければならない義務がある。
ちなみに緊急クエストとは、町にとっての驚異、例えばモンスターの大群が町を襲う
『大行軍』と呼ばれてるらしい。
ネズミーランドと違って命がけのアトラクションになるから、ありがた迷惑だ。
その為にも宿や借家、持ち家などの連絡先をギルドに教えないとダメなのだ。
非常にメンドクサイ。
Cランクのカードを渡されてから教えられたから、断る事も出来なかった。
レフィーさん、オソロシイコ!
忘れてたとか言ってたけど、あれは確信犯です。
テヘペロしてたけど。
間違いなく、忘れたのは嘘だね。
でも可愛かったから許す。
……やっぱり俺ってチョロいのか?
ま、まぁ良い、気にしないでおこう。
とにかく、明日からは気を引き締めて行こう。
キリッ。(キメ顔)
◇
マサムネが思考の海に沈んでいる時、ハクヨウとコウは、マサムネの百面相の様に変化する表情を不思議そうに眺めていたのだった。
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