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第三章、冒険者として成すべき事!
第2話、別れ、そして旅立ち!
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「……この部屋とも、もうすぐお別れだな」
「アンアン……」
俺とシバは、今まで暮らしてきた部屋を眺めていた。
レイナが昨日成人した。
前々から予定していた通り、近いうちに村を出るつもりだ。
部屋にあった一人用の狭いベットは、レイナが成人した日に、俺が畑から帰ってくると三人は余裕で寝れそうな大きなベットに変わっていた。
何で?
ちなみにレイナの服を入れるクローゼットとかも増えたから、部屋が物凄く狭くなっている。
俺が「狭くね?」って言ったら、レイナさんは「合法でカイトとくっつける」って意味が分からない事を言っていた。
イヤ、ベット広いし……もう少し離れても良いんじゃないかな?
んで夜、部屋に戻ると文字通り襲われました。
レイナの目を見た瞬間、身体が固まった様に動かなかったです。
シバとコウは、いつの間にかとーとゃん達の部屋に避難していた。
裏切り者!
俺は次の日、小鹿の様に震える足を何とか動かしリビングに行くと、先に起きていたレイナは、物凄く肌がツヤツヤしていて元気そうでした。
かーちゃんが「お疲れ様でーす」ってニヤニヤ言ってきた。
シバとコウからは、同情の色を含む視線を感じたし。
ヤメテクレ。
とーとゃんは、「良く頑張ったな!」って泣きながら褒めて(?)くれた。
朝から何とも言えない気持ちになった。
◇
「とーとゃん、かーちゃん」
「なんだい改まって?」
朝食を済ませて皆がテーブルで一息ついていたタイミングで声をかけた。
「俺達はもえすぐ村を出る。世界中を旅していくつもりだ」
「……そうか」
とーとゃんは、そう一言だけ言うと目を瞑った。
かーちゃんは、食器を洗うからと言って台所に向かう。
レイナも手伝うと言って、かーちゃんの所に行った。
かーちゃんは、泣いてる様に見えた。
「……お前も成人したんだ。お前の決めた事に俺は何も言わん」
「とーとゃん…ありがと」
我慢してたけど、その言葉を聞いて涙が出てくる。
「ガ、ガイドォ~!!」訳)カイト~!!
でも、とーとゃんの方が色々とヤバかった。
涙、鼻水、よだれ。
抱き付いて来たけど、思わず避けてしまった。
ちょっと無理。
「ガイドォ~ナンデヨゲルノ~」訳)カイト、何でよけるんだよ~
何言ってるか分からない、とーとゃんにタオルを渡して、色んな液体を出しまくっているのを拭いて貰う。
じゃないと、まともに顔も見れねぇ……
しまいには、かーちゃんも顔をクシャクシャにして突撃してくるし。
まぁ、何て言うか……良い両親だと思う。
15年間、本当に幸せでした。
◇
それから1週間、準備や依頼を受けたり、畑に行ったり。
暫くは家に戻らないつもりだから、準備も大事だけど、それよりも両親に親孝行をしたつもりだ。
アイテムボックスに、予備の武器や防具。
レイナがいるけど、何かあった時様で、ポーションを一通り揃えた。
◇
【ポーション】
体力と怪我を少し回復させてくれる。
【マジックポーション】
魔力や精神力を少し回復してくれる。
【キュアポーション】
毒や麻痺などを回復してくれる。
◇
それぞれ、5本買った。
それと、ウチのパーティーで一番大事な『食料』。
とーとゃんの畑の野菜はもちろん、肉なんかも両方、馬車1台分は買ってある。
それでも、ウチじゃあ1週間もつ……かなぁ?
他のパーティーだと、1ヶ月は余裕だと思うけど。
アイテムボックスが無かったら、マジでヤバかったと思う。
あの2人がねぇ……
最近、更に食べる量が増えてる気がする。
「食い溜めする」って、レイナは言ってたけど……コウはともかく(*スキルがあるから)、スキルが無いハズのレイナが何で?
出発前に依頼を受けていて良かったぜ。
そうじゃないと、せっかく貯めたお金が消える事になったかもしれない。
次の日の早朝、村の十字路に俺達はいた。
俺の両親とレイナの両親、そして神父様もいる。
俺達が旅立つ事になり、見送りに来てくれたのだ。
「皆、見送りに来てくれてありがとうございます!」
「ございます」
「アンアン!」
「………ペコリ」
コウがお辞儀が出来るようになりました。
「カイト頑張れよ!」
「身体に気を付けるんだよ!」
俺の両親。
「レイナ~カイトくんを放しちゃダメだぞ!分かってるな!?」
「レイナ~女として使えるのもは全部、つかいなさいね~フフフ」
レイナの両親、別れの言葉がそれで良いのか?
「ま、まぁ。いつか村に戻って来てくださいね。どれだけ成長しているのか楽しみに待ってるので」
神父様、なんか安心します。
そんな感じて、俺達は北の門に向かう……
「た、大変だー!!オークが攻めて来たぞー!!50体以上はいるぞ!!」
「…………!」
隣のレイナさんが……イヤ、修羅がいました。
◇
30分後……
「じ、じゃあ、行ってくる」
「お、おう、カイトがんばれよ?」
少し怯えた様子を見せながらも、とーとゃんが声をかけてくれた。
オーク?
修羅が大量撲殺しましたけど?(震え声)
初めてレイナの無双っぷりを見たかーちゃんは気絶して、レイナの両親は「ア、ヨウジガアッタンダ」と姿を消し。
神父様は、顔を引きつらせながらギルドに報告に行った。
残ったのは、俺のとーとゃんと南門にいた冒険者と兵士の皆さん。
もれなくレイナに感謝と恐怖が混じった顔で見ていた。
そんな感じで、30分遅れで出発した。
◇
「お腹空いた」
レイナが、村を出て1時間ほど歩いた所で足を止めた。
「早くない?」
「少し運動したから、仕方ない」
少しねぇ……。
「仕方ないなぁ~もう少し歩くと少し開けた常呂があるからそこで飯にすっか」
「やった~」
「………コクコク」
コウよ……お前もか。
お前は何もしてねぇだろ?
木を切り倒して、少し広くなった所にある切り株に座って、かーちゃんが用意してくれたサンドイッチをアイテムボックスから出してレイナ、シバに渡す。
コウには野菜だ。
俺もサンドイッチを手に取り食べる。
村を出てまだ2時間も経ってないけど、少し寂しさを感じた。
戻ろうと思えば、すぐそこだけど、次に戻るのは英雄になってからだと改めて気合を入れる。
俺達の旅は、まだ始まったばかりだ。
「早く夜にならないかな~?ふふふ」
今夜も厳しい戦いになりそうです。
途中で(俺の)心が折れないと良いなぁ……
「アンアン……」
俺とシバは、今まで暮らしてきた部屋を眺めていた。
レイナが昨日成人した。
前々から予定していた通り、近いうちに村を出るつもりだ。
部屋にあった一人用の狭いベットは、レイナが成人した日に、俺が畑から帰ってくると三人は余裕で寝れそうな大きなベットに変わっていた。
何で?
ちなみにレイナの服を入れるクローゼットとかも増えたから、部屋が物凄く狭くなっている。
俺が「狭くね?」って言ったら、レイナさんは「合法でカイトとくっつける」って意味が分からない事を言っていた。
イヤ、ベット広いし……もう少し離れても良いんじゃないかな?
んで夜、部屋に戻ると文字通り襲われました。
レイナの目を見た瞬間、身体が固まった様に動かなかったです。
シバとコウは、いつの間にかとーとゃん達の部屋に避難していた。
裏切り者!
俺は次の日、小鹿の様に震える足を何とか動かしリビングに行くと、先に起きていたレイナは、物凄く肌がツヤツヤしていて元気そうでした。
かーちゃんが「お疲れ様でーす」ってニヤニヤ言ってきた。
シバとコウからは、同情の色を含む視線を感じたし。
ヤメテクレ。
とーとゃんは、「良く頑張ったな!」って泣きながら褒めて(?)くれた。
朝から何とも言えない気持ちになった。
◇
「とーとゃん、かーちゃん」
「なんだい改まって?」
朝食を済ませて皆がテーブルで一息ついていたタイミングで声をかけた。
「俺達はもえすぐ村を出る。世界中を旅していくつもりだ」
「……そうか」
とーとゃんは、そう一言だけ言うと目を瞑った。
かーちゃんは、食器を洗うからと言って台所に向かう。
レイナも手伝うと言って、かーちゃんの所に行った。
かーちゃんは、泣いてる様に見えた。
「……お前も成人したんだ。お前の決めた事に俺は何も言わん」
「とーとゃん…ありがと」
我慢してたけど、その言葉を聞いて涙が出てくる。
「ガ、ガイドォ~!!」訳)カイト~!!
でも、とーとゃんの方が色々とヤバかった。
涙、鼻水、よだれ。
抱き付いて来たけど、思わず避けてしまった。
ちょっと無理。
「ガイドォ~ナンデヨゲルノ~」訳)カイト、何でよけるんだよ~
何言ってるか分からない、とーとゃんにタオルを渡して、色んな液体を出しまくっているのを拭いて貰う。
じゃないと、まともに顔も見れねぇ……
しまいには、かーちゃんも顔をクシャクシャにして突撃してくるし。
まぁ、何て言うか……良い両親だと思う。
15年間、本当に幸せでした。
◇
それから1週間、準備や依頼を受けたり、畑に行ったり。
暫くは家に戻らないつもりだから、準備も大事だけど、それよりも両親に親孝行をしたつもりだ。
アイテムボックスに、予備の武器や防具。
レイナがいるけど、何かあった時様で、ポーションを一通り揃えた。
◇
【ポーション】
体力と怪我を少し回復させてくれる。
【マジックポーション】
魔力や精神力を少し回復してくれる。
【キュアポーション】
毒や麻痺などを回復してくれる。
◇
それぞれ、5本買った。
それと、ウチのパーティーで一番大事な『食料』。
とーとゃんの畑の野菜はもちろん、肉なんかも両方、馬車1台分は買ってある。
それでも、ウチじゃあ1週間もつ……かなぁ?
他のパーティーだと、1ヶ月は余裕だと思うけど。
アイテムボックスが無かったら、マジでヤバかったと思う。
あの2人がねぇ……
最近、更に食べる量が増えてる気がする。
「食い溜めする」って、レイナは言ってたけど……コウはともかく(*スキルがあるから)、スキルが無いハズのレイナが何で?
出発前に依頼を受けていて良かったぜ。
そうじゃないと、せっかく貯めたお金が消える事になったかもしれない。
次の日の早朝、村の十字路に俺達はいた。
俺の両親とレイナの両親、そして神父様もいる。
俺達が旅立つ事になり、見送りに来てくれたのだ。
「皆、見送りに来てくれてありがとうございます!」
「ございます」
「アンアン!」
「………ペコリ」
コウがお辞儀が出来るようになりました。
「カイト頑張れよ!」
「身体に気を付けるんだよ!」
俺の両親。
「レイナ~カイトくんを放しちゃダメだぞ!分かってるな!?」
「レイナ~女として使えるのもは全部、つかいなさいね~フフフ」
レイナの両親、別れの言葉がそれで良いのか?
「ま、まぁ。いつか村に戻って来てくださいね。どれだけ成長しているのか楽しみに待ってるので」
神父様、なんか安心します。
そんな感じて、俺達は北の門に向かう……
「た、大変だー!!オークが攻めて来たぞー!!50体以上はいるぞ!!」
「…………!」
隣のレイナさんが……イヤ、修羅がいました。
◇
30分後……
「じ、じゃあ、行ってくる」
「お、おう、カイトがんばれよ?」
少し怯えた様子を見せながらも、とーとゃんが声をかけてくれた。
オーク?
修羅が大量撲殺しましたけど?(震え声)
初めてレイナの無双っぷりを見たかーちゃんは気絶して、レイナの両親は「ア、ヨウジガアッタンダ」と姿を消し。
神父様は、顔を引きつらせながらギルドに報告に行った。
残ったのは、俺のとーとゃんと南門にいた冒険者と兵士の皆さん。
もれなくレイナに感謝と恐怖が混じった顔で見ていた。
そんな感じで、30分遅れで出発した。
◇
「お腹空いた」
レイナが、村を出て1時間ほど歩いた所で足を止めた。
「早くない?」
「少し運動したから、仕方ない」
少しねぇ……。
「仕方ないなぁ~もう少し歩くと少し開けた常呂があるからそこで飯にすっか」
「やった~」
「………コクコク」
コウよ……お前もか。
お前は何もしてねぇだろ?
木を切り倒して、少し広くなった所にある切り株に座って、かーちゃんが用意してくれたサンドイッチをアイテムボックスから出してレイナ、シバに渡す。
コウには野菜だ。
俺もサンドイッチを手に取り食べる。
村を出てまだ2時間も経ってないけど、少し寂しさを感じた。
戻ろうと思えば、すぐそこだけど、次に戻るのは英雄になってからだと改めて気合を入れる。
俺達の旅は、まだ始まったばかりだ。
「早く夜にならないかな~?ふふふ」
今夜も厳しい戦いになりそうです。
途中で(俺の)心が折れないと良いなぁ……
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