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72.ひねくれものⅢ
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『容疑者は平成二十二年の強盗致死事件で有罪判決を受けました。一週間前に刑期を終えて出所してきた直後の犯行であり…』
テレビではニュースが流れていた。ありきたりな、二日もすれば忘れ去られている報道の一つ。関係ない所で起きた関係ない事件を俺達は外から見たがる。
テレビの報道の視聴者だろうとネット記事の閲覧者だろうと、多くは分かりやすいものに群がる。
『こちらは、容疑者の右腕と背中の写真です。大きくタトゥーを入れています。こちらは首元。身体にビッシリと入れ墨が入った容疑者の様子を、逮捕の現場に居合わせた近隣住民も鮮明に覚えているそうです』
いつだっただろう。確かばあちゃんはウチにいたかな。小学校の、たぶん、真ん中くらい。
逮捕されたその人は、両腕の黒い墨が目立っていた。そう証言する見物人の一人の、首から下の映像と音声が流れてきた。
父さんはいつものようにふんぞり返ってソファーに座っていた。母さんが一人で酒とつまみを用意するのもいつもの事で、母さんの代わりに持って行ったそれらをテーブルに黙ったまま並べた。
「これだから出所者はなぁ。性根が腐っていなければ犯罪になんか手を染めないだろ。最初からこういう人間なんだから同じことをするに決まってるじゃないか」
テレビを見て父さんは得意げに言う。当然のように酒を口に運びながら。本当だ全く嫌なもんだと肯定するのはいつだってばあちゃんで、反論する人は誰もいない。
さっさと母さんの方に戻ろうとする俺に、父さんは気にせず話しかけてきた。
「いいか陽向。お前はこいつらみたいな貧乏人にだけはなるなよ。ロクな仕事にも就かずにフラフラしていると犯罪者になるからな」
「…………」
テレビが言っている事は正しい。そのテレビを信じる自分は正しい。それが父さんの理屈だったのだろう。
テレビやネットで見聞きしただけの情報をそっくり鵜呑みにする人だった。あの父親にかかればタトゥーを入れている人は全員が犯罪者だし、非正規で働いている人はこぞってギャンブル好きの借金まみれで、日本にやって来る外国人は窃盗団か麻薬の売人だ。
父さんの言うロクな仕事とはなんだ。貧乏だと犯罪者になるなら、金持ちはみんないい人なのか。とてもそうとは思えないが父さんは自信たっぷりだ。堂々と発する言葉の中に、冗談が含まれていた事はない。いつも本気で言っていた。父さんの中ではそれが真実だった。
その真実を聞かされるたびに、俺の中では何かがくすぶった。
『目つきがやっぱりちょっと怖かったですよ。普通じゃないと言うか』
『この辺でトラブルなどは……?』
『いえいえそういう話とかはそんな、私は聞いた事ないですよ。でもなんというかまあ少し、こう、雰囲気がねぇ。普通の人とは違うのが分かるから』
仕事は続かず、不愛想で、家賃四万円弱の古い部屋に住み、近隣とは挨拶をせず誰と目も合わせない。窓のカーテンはいつも閉め切っている。いつも夜中にコンビニに行く。部屋には誰も訪ねてこないが週末になるとしょっちゅう家を空ける。
話したこともない赤の他人をなぜそこまで知り尽くしているのかスラスラ語る近所の住人と、拾ってきたその証言を披露して喜ぶニュース。
お決まりのストーリー設計が大好きなメディアから、俺達に手渡されるのは物語の正しい読み方だ。
一体なぜ犯人はこんな事件を。どうしてこのような犯行に及んだのでしょうか。なぜか、どうして、などと言いつつ答えは最初から決まっている。どのようにすればいいのかと呼び掛けているように見せかけて、解決策など求めていない。
犯人の人生や行動パターンを訳知り顔で論じていた身なりのきちんとしているコメンテーターは、最後の最後になってようやく取って付けたように言っていた。
『こういう事件が起こると社会では前科者に対する風向きが強くなるんですよね。私はどうしてもこれを疑問に感じていまして。今回は殺人という事件ですが、たとえば性犯罪で服役した人に対してもこの風潮は顕著です。アメリカの多くの州ではGPSのついた足輪をはじめとして性犯罪者に対する非常に厳しい措置を取っているのですが、日本でもこのような検討が必要ではないかという議論がしばしば起きていまして…』
世の中に正義を。公平な社会を。大人達はいい人の顔をして唱える。
この社会では犯罪者を侮蔑する父さんみたいな大人が正しいらしい。なんの専門家なのか良く分からない肩書をいくつもくっつけて、元受刑者の更生を社会に訴えるコメンテーターも正しいようだ。
正しいってなんだろう。貧乏じゃなければ正しいのだろうか。地位があれば善良だろうか。稼ぎのいい仕事に就いていたらそれが正しさの証明になるのか。
学級委員長みたいな顔をして正義を説くのは、なんのためだろう。それが正しいからだろうか。その正しいは、誰が決めている。誰もが自分を、一番正しいと思っているのに。
世界には正しいが溢れかえっている。結末の決まっているストーリーを好きなように組み立てた後に、手のひらを返すそのやり口もお決まり過ぎてすでに見飽きた。
偏見はどうすればなくせるか。出所者の再犯率は高い。なぜか。犯してしまった罪をきちんと償ってきた人を受け入れる寛容さが日本社会には足りていないからだ。私達には元受刑者の排除ではなく、社会全体で更生や社会復帰を目指していくという点も重視しながら考えることが求められています。
ああ、なるほど。これを棚上げと言うのか。テレビはさすが勉強になる。
正しいと言われる人達の多くは、正しいように見せるのが巧い人達だ。
目に映る大人達は気味の悪い人間ばかりだった。十六年生きてみてようやく、そうじゃない大人もいるのだと知った。そうじゃない人たちのことを、世間ではおそらく、ひねくれ者という。
だったら俺はひねくれ者になりたい。無粋なマスコミも何も見ていない父親も大嫌いだった。なんで嫌いなのかは分からなかった。だからそれが嫌悪であるのだと気づくのも簡単ではなかった。
でもいま俺がいるこの場所に、気持ち悪い大人はいない。
***
「……はぁ」
湯気でぼやける白い天井を見上げた。バスタブのふちに頭を凭れさせ、ゆっくりチャポンとお湯に浸かった。
少し遅めの入浴になったが明日からは夏休み。今日済ませなければならない宿題もない。
足を伸ばせる広いバスタブ。お湯の中でこうも寛いでいる。数年前までは普通の事だった。去年までは、夢みたいになっていた。
暗い所に落っこちていた。そこから拾い上げてくれた比内さんを見ていると、人に恨まれながら死んでいった父親の事を思い出す。
まるで正反対の人だった。つまらない誘導に自らすすんで乗る人。乗せられている事を知ろうともせず、全部を分かったかように、高みにでも立った気になって、周りを見下す。そういう人だった。
滑稽だ。笑ってやるのもバカらしい。
世間から見れば真っ当と評価されていたはずの父親を、俺は軽蔑し、その父親を見下しながら、全く同じことをしている。
映画館で騒ぐ男子高校生集団を見て反射的に判断するのが俺だ。あれは避けるべき対象である。ロクなもんじゃない。迷惑な奴らだ。
俺が見ているのは外側だけで、本当はもっと違うのかもしれない。話してみれば仲良くなれるかもしれない。それでもこの判断の元となるのは傾向とリスクだから、秩序だった社会が維持されている限りこれは身を守るに最適の手段だ。
偏見は消えない。なくす気もない。俺は俺の身が一番大事だ。好きか嫌いかはむしろ激しくなった。一つだけ前と違うのは、ようやく自覚できたこと。
晃にヤな奴と言われたあの時、なんだか無性に、ほっとした。
チャポンと、お湯の中から右手を上げた。指先からちょろちょろと透明にしたたる。
母さんが見つかってもなお当たり前のようにここに置いてくれる。ガキを放り出すのは世間体が悪い。素っ気なく比内さんは言う。
初めてだった。あんな大人は。頑固だし気難しいし、口も態度も劣悪で。身なりのきちんとしたコメンテーターなら絶対に言わない事を言う。自分にくっ付いている肩書を、誇るどころか嘲笑う。
俺が今まで見てきた中で誰よりも、ひねくれている大人だ。正しさを信じないあの人を、信じない方がどうかしている。
テレビではニュースが流れていた。ありきたりな、二日もすれば忘れ去られている報道の一つ。関係ない所で起きた関係ない事件を俺達は外から見たがる。
テレビの報道の視聴者だろうとネット記事の閲覧者だろうと、多くは分かりやすいものに群がる。
『こちらは、容疑者の右腕と背中の写真です。大きくタトゥーを入れています。こちらは首元。身体にビッシリと入れ墨が入った容疑者の様子を、逮捕の現場に居合わせた近隣住民も鮮明に覚えているそうです』
いつだっただろう。確かばあちゃんはウチにいたかな。小学校の、たぶん、真ん中くらい。
逮捕されたその人は、両腕の黒い墨が目立っていた。そう証言する見物人の一人の、首から下の映像と音声が流れてきた。
父さんはいつものようにふんぞり返ってソファーに座っていた。母さんが一人で酒とつまみを用意するのもいつもの事で、母さんの代わりに持って行ったそれらをテーブルに黙ったまま並べた。
「これだから出所者はなぁ。性根が腐っていなければ犯罪になんか手を染めないだろ。最初からこういう人間なんだから同じことをするに決まってるじゃないか」
テレビを見て父さんは得意げに言う。当然のように酒を口に運びながら。本当だ全く嫌なもんだと肯定するのはいつだってばあちゃんで、反論する人は誰もいない。
さっさと母さんの方に戻ろうとする俺に、父さんは気にせず話しかけてきた。
「いいか陽向。お前はこいつらみたいな貧乏人にだけはなるなよ。ロクな仕事にも就かずにフラフラしていると犯罪者になるからな」
「…………」
テレビが言っている事は正しい。そのテレビを信じる自分は正しい。それが父さんの理屈だったのだろう。
テレビやネットで見聞きしただけの情報をそっくり鵜呑みにする人だった。あの父親にかかればタトゥーを入れている人は全員が犯罪者だし、非正規で働いている人はこぞってギャンブル好きの借金まみれで、日本にやって来る外国人は窃盗団か麻薬の売人だ。
父さんの言うロクな仕事とはなんだ。貧乏だと犯罪者になるなら、金持ちはみんないい人なのか。とてもそうとは思えないが父さんは自信たっぷりだ。堂々と発する言葉の中に、冗談が含まれていた事はない。いつも本気で言っていた。父さんの中ではそれが真実だった。
その真実を聞かされるたびに、俺の中では何かがくすぶった。
『目つきがやっぱりちょっと怖かったですよ。普通じゃないと言うか』
『この辺でトラブルなどは……?』
『いえいえそういう話とかはそんな、私は聞いた事ないですよ。でもなんというかまあ少し、こう、雰囲気がねぇ。普通の人とは違うのが分かるから』
仕事は続かず、不愛想で、家賃四万円弱の古い部屋に住み、近隣とは挨拶をせず誰と目も合わせない。窓のカーテンはいつも閉め切っている。いつも夜中にコンビニに行く。部屋には誰も訪ねてこないが週末になるとしょっちゅう家を空ける。
話したこともない赤の他人をなぜそこまで知り尽くしているのかスラスラ語る近所の住人と、拾ってきたその証言を披露して喜ぶニュース。
お決まりのストーリー設計が大好きなメディアから、俺達に手渡されるのは物語の正しい読み方だ。
一体なぜ犯人はこんな事件を。どうしてこのような犯行に及んだのでしょうか。なぜか、どうして、などと言いつつ答えは最初から決まっている。どのようにすればいいのかと呼び掛けているように見せかけて、解決策など求めていない。
犯人の人生や行動パターンを訳知り顔で論じていた身なりのきちんとしているコメンテーターは、最後の最後になってようやく取って付けたように言っていた。
『こういう事件が起こると社会では前科者に対する風向きが強くなるんですよね。私はどうしてもこれを疑問に感じていまして。今回は殺人という事件ですが、たとえば性犯罪で服役した人に対してもこの風潮は顕著です。アメリカの多くの州ではGPSのついた足輪をはじめとして性犯罪者に対する非常に厳しい措置を取っているのですが、日本でもこのような検討が必要ではないかという議論がしばしば起きていまして…』
世の中に正義を。公平な社会を。大人達はいい人の顔をして唱える。
この社会では犯罪者を侮蔑する父さんみたいな大人が正しいらしい。なんの専門家なのか良く分からない肩書をいくつもくっつけて、元受刑者の更生を社会に訴えるコメンテーターも正しいようだ。
正しいってなんだろう。貧乏じゃなければ正しいのだろうか。地位があれば善良だろうか。稼ぎのいい仕事に就いていたらそれが正しさの証明になるのか。
学級委員長みたいな顔をして正義を説くのは、なんのためだろう。それが正しいからだろうか。その正しいは、誰が決めている。誰もが自分を、一番正しいと思っているのに。
世界には正しいが溢れかえっている。結末の決まっているストーリーを好きなように組み立てた後に、手のひらを返すそのやり口もお決まり過ぎてすでに見飽きた。
偏見はどうすればなくせるか。出所者の再犯率は高い。なぜか。犯してしまった罪をきちんと償ってきた人を受け入れる寛容さが日本社会には足りていないからだ。私達には元受刑者の排除ではなく、社会全体で更生や社会復帰を目指していくという点も重視しながら考えることが求められています。
ああ、なるほど。これを棚上げと言うのか。テレビはさすが勉強になる。
正しいと言われる人達の多くは、正しいように見せるのが巧い人達だ。
目に映る大人達は気味の悪い人間ばかりだった。十六年生きてみてようやく、そうじゃない大人もいるのだと知った。そうじゃない人たちのことを、世間ではおそらく、ひねくれ者という。
だったら俺はひねくれ者になりたい。無粋なマスコミも何も見ていない父親も大嫌いだった。なんで嫌いなのかは分からなかった。だからそれが嫌悪であるのだと気づくのも簡単ではなかった。
でもいま俺がいるこの場所に、気持ち悪い大人はいない。
***
「……はぁ」
湯気でぼやける白い天井を見上げた。バスタブのふちに頭を凭れさせ、ゆっくりチャポンとお湯に浸かった。
少し遅めの入浴になったが明日からは夏休み。今日済ませなければならない宿題もない。
足を伸ばせる広いバスタブ。お湯の中でこうも寛いでいる。数年前までは普通の事だった。去年までは、夢みたいになっていた。
暗い所に落っこちていた。そこから拾い上げてくれた比内さんを見ていると、人に恨まれながら死んでいった父親の事を思い出す。
まるで正反対の人だった。つまらない誘導に自らすすんで乗る人。乗せられている事を知ろうともせず、全部を分かったかように、高みにでも立った気になって、周りを見下す。そういう人だった。
滑稽だ。笑ってやるのもバカらしい。
世間から見れば真っ当と評価されていたはずの父親を、俺は軽蔑し、その父親を見下しながら、全く同じことをしている。
映画館で騒ぐ男子高校生集団を見て反射的に判断するのが俺だ。あれは避けるべき対象である。ロクなもんじゃない。迷惑な奴らだ。
俺が見ているのは外側だけで、本当はもっと違うのかもしれない。話してみれば仲良くなれるかもしれない。それでもこの判断の元となるのは傾向とリスクだから、秩序だった社会が維持されている限りこれは身を守るに最適の手段だ。
偏見は消えない。なくす気もない。俺は俺の身が一番大事だ。好きか嫌いかはむしろ激しくなった。一つだけ前と違うのは、ようやく自覚できたこと。
晃にヤな奴と言われたあの時、なんだか無性に、ほっとした。
チャポンと、お湯の中から右手を上げた。指先からちょろちょろと透明にしたたる。
母さんが見つかってもなお当たり前のようにここに置いてくれる。ガキを放り出すのは世間体が悪い。素っ気なく比内さんは言う。
初めてだった。あんな大人は。頑固だし気難しいし、口も態度も劣悪で。身なりのきちんとしたコメンテーターなら絶対に言わない事を言う。自分にくっ付いている肩書を、誇るどころか嘲笑う。
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