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第四話 変化
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朝、目が覚めると、また来ていた彼女からの通知に目を通す。既読したことがバレてもいい、俺が彼女をある形で拒んでいれば、彼女の中で何かがかわるだろう。
「おはよ、真鳳」
「おはよ・・・。何だよ?その目」
教室に着いて鈴乃に声をかけられた時、その話を聞かなくても分かった。俺に対して何か言いたいことがあるのだと。しかし、その思いがこもった目は、とてもかわいいなんて思えなかった。
「私は、真鳳も慎之介も信じない」
「なんだよ、急に」
「『神城 真鳳』を私は信じる」
驚いた。俺の旧姓をどうして彼女が知っているのか分からない。俺が福岡で得た情報がどうして彼女から出てくるのだろう。関西弁の正体か・・・。
「大阪、いつ行くの?」
「あぁ、時間いつ空く?」
「GWの後ろの方なら休みとれそう」
「そっか、お仕事頑張ってね」
言いたいことだけを口にした彼女は、颯爽とどこかに消えていった。
「あいつ、何が言いたかったんだ?」
「さぁ、俺にも分からん」
横から俺の感想に入ってきたのが慎之介だったから、その後の機嫌が一気に悪くなった。
「何?」
「何って。一応俺の名前も出てたやん」
どうしてだろう、慎之介から発せられる言葉にイラつきが収まらない。
「ってかここ、お前の教室じゃねえよ」
イライラが他の何かに当たる前に、俺はこいつを視界から抜きたかった。教室を後にしようとすると、あいつに意外なことを教えてもらった。
「まだ俺のこと嫌いなんか?」
『まだ』という言葉に疑問がわいた。正直、話すことすらこいつとはしたくなかった。でも、あいつが俺のことを知っているのが気に食わなかった。
「は?」
「せや、記憶ないんやったな」
「待て。何が言いたい?」
「そんな殺気立たせんなや。顔怖いで」
俺は、関西弁で話しかけてくるこいつがどうにも嫌らしい。今も殺気を残したまま、彼のことにただ集中する。何を話すのか、何を知っているのか、それが俺の人生の何なのか、これからにどうかかわるのか気になった。
「なら、一つだけ言っといたる。あんたの知りたいことは、あの子や大阪にはないで」
「ならどこに?」
「それはあんたが好きな宝探しやない。あんたのしたいことを奪う気はないで」
不思議だ。彼の言葉は嘘だと思いつつ、それが信用できるような気もしていた。
「そっか。それでも、お前とは関係してるみたいだな」
「失言もしたから隠せへんからな。せやで、俺はあんたの過去を知ってる。見つけてみ。まぁ、簡単には見つけられるとは思わへんけど」
彼の煽りが、単なるものに思えなかった。『遠藤 慎之介』俺なりに調べてみるか。いや、関西ならほかの伝手を当ってみたほうが良いかもしれないな。
「あっそ。それじゃ」
イライラがこれ以上増す前に俺は、教室を後にする。何となくあいつが嘘ついているのが何となく分かった。俺の過去の事を知っているくせに、やけに鈴乃に近づけたくないみたいな意思を感じる。大阪には何かある。それは俺の直感が言っている。関西弁を使う小学生の記録、鈴乃も知る行ったことのない場所の景色。数は少ないけどかなり有力な情報だからな。
「お、今日は朝からか。どうした、その顔?」
「煌太。いや、別に何でもない」
自販機で何か買おうと思っていたら、下から煌太に見上げられた。煌太は俺の事をちゃんと理解してくれる。
「あ、俺も大阪行けそう」
「マジ!?やったな」
同じ高さになった時、肩を組んできて、進行方向が同じになった。
「よかったけど、真鳳は大丈夫なん?」
何のことか聞かなくても分かった。きっと俺の彼女である海華のことだろう。一般的には人気芸能人カップルの発覚だけど、俺たちの関係を知っている人からすれば、浮気現場を公の場にさらされたような感じだ。
「あぁ、全然大丈夫。今はとりあえず気にしないで、ドラマ撮り終えたらちゃんと話しようってなった」
「そっか。大丈夫なら良かったけど、また無茶とかはするなよ」
煌太には、以前俺が芸能界をやめた経緯を他の人よりちゃんとしている。
「分かってる」
自動販売機の横で頭の後ろで腕を組んだ煌太が、また俺の中に入り込む。
「ってか、今回は海華ちゃんの強引さなのは知ってるけどよ」
「何?」
「大丈夫なのか?海華ちゃんのことをずっと好きでいられるの?」
「あぁどうだろ、分かんない。記事見た時は正直驚いた。向こうは仕事に支障が若干出てるくらいに動揺してる」
俺はあの時、特に何も思わなかった。
「その反応だと、お前は特に何も思わなかったんだ」
「そうだな」
「メゾット演技だっけ?」
メゾット演技と言われる俺の演技法は、海外でよく使われている演技法で、危険性をも持っているとも言われている。その演技法は自分の経験などを利用して、現実に近い自然な演技を追及している演技法だ。
「あれ、精神的に来るって言うもんな」
「精神的に来るが嫌だからルーティーン作ったんだけどな。それが逆に気持ちを冷めさせるって感じもするんだよな」
「それな・・・。それはちょっと心配だよな」
演技はしたことなくても、ある程度話を聞いてたから俺のことをちゃんと理解できているのだろう。あの時も、俺の心の拠り所になってくれてたな、煌太は。
「ってか、そのルーティーンてのは?俺知らないんだけど」
「そんな大したもんじゃないよ。『白の紙コップで一杯の水を飲む』それだけ」
「まじで?!それだけ?」
「うん」
たったそれだけでも、俺からするとそれだけが意外と重要になる。その時だけじゃなくて、自分が焦ってたり、落ち着く必要があるときに、必ずその行動をする。そうじゃないとそのルーティーンが全く起動しなくなる。
「白い紙コップか、そういう現場だと簡単に出来そうだけど、普段の生活じゃきつそうだな」
「まあな。だからバッグに常に常備してるけど」
「ってか、そもそもだけど、そのルーティーンで本当に大丈夫なの?」
「うん。演技中とプライベートの切り替えのルーティーンだから」
他人からすれば、所詮その程度のことでも、俺と俺の過去を知る人なら重要なのは分かってくれる。
「そっか。まぁ続けるなら、それだけで十分か。・・・見たよ、ドラマ。あの役が真鳳のために作られた役か。正直、しっくりきすぎて違和感すごかったよ」
昨日あった俺の出演回。そう言えば、どんな評価をされているのか気になった俺は携帯を開く。
「ネットもお前の演技に夢中みたいだぞ。ドラマの後からトレンドにも入ってるしな」
驚きのあまりに右手の携帯操作が加速した。ツイッターを開いて検索マークを推すと、トレンドの一位に自分の名前があって、死ぬかと思った。
「まじかよ」
その後に続く言葉は、イケメン、若手俳優。ドラマのことを含めれば、トレンドの一位から七位までを占めていた。なんでこうなった。
「でも、意外だな。前はこういう事なかったのに」
「そうでもないぞ。十三位」
「あ、懐かしいな『星の鳴くまま』。これ何かで配信されてないかなぁ」
『星の鳴くまま』は、向井さんが書いた脚本に俺が初めて出演した作品だった。原作は万人受けするものではなかったが、ドラマではかなりの人から評価を受けた。その脚本を書いた向井さんは、作品のとらえ方、創造性が大きく評価され今の様に人気脚本家となった。
「向井さんがツイートしたことも相まって、お前の名前もトレンドに入ったみたいだぞ」
面倒なことしてくれたものだ。ここから仕事が忙しくなっていくのが嫌になってきた。過大評価の上で現場に呼ばれるなんて、面倒なことしか思いつかない。
「まぁ、大丈夫じゃないの?見た限り、過大評価はされてないから」
「過大評価じゃないなら、このDMの数はちょっと恐ろしいな」
事務所を通すことは当たり前として、個人的に頼みたいことや友人たちからの連絡は、俺からするとさほど嬉しいものではなかった。
「まぁ、有名人の仲間入りって証拠なんじゃないか。ってか、そろそろ戻るか」
仕方ないのかもしれない。友人としての俺を望んでいるの何て、片手分くらいしか思いつかない。
「おはよう煌太」
「おはよう緋奈」「よっ」
「おはよう、有名人!」
「緋奈まで、やめてくれ」
「今日、速く来たのって朝の電車で待ち伏せされるのが嫌だったんでしょ?あなたの思った通りあなたを探す人多かったよ」
今朝は、最寄りの駅からではなく一つ先の駅で一本速い電車に乗った。有名人だと、周りに人が集まれば面倒なことが起きかねない。一応念のためとは言え、張っておいて良かったな。
「そう、分かった。ありがとう」
ここ最近、俺に好意を向けてくれる人に警戒心を持ってしまうようになってしまった。原因は単純、海華とのことがあって周りを信用できなくなってしまったこと、そこにメゾット演技の影響が相乗効果を起こしてるだけだ。
「おはよ、真鳳」
「おはよ・・・。何だよ?その目」
教室に着いて鈴乃に声をかけられた時、その話を聞かなくても分かった。俺に対して何か言いたいことがあるのだと。しかし、その思いがこもった目は、とてもかわいいなんて思えなかった。
「私は、真鳳も慎之介も信じない」
「なんだよ、急に」
「『神城 真鳳』を私は信じる」
驚いた。俺の旧姓をどうして彼女が知っているのか分からない。俺が福岡で得た情報がどうして彼女から出てくるのだろう。関西弁の正体か・・・。
「大阪、いつ行くの?」
「あぁ、時間いつ空く?」
「GWの後ろの方なら休みとれそう」
「そっか、お仕事頑張ってね」
言いたいことだけを口にした彼女は、颯爽とどこかに消えていった。
「あいつ、何が言いたかったんだ?」
「さぁ、俺にも分からん」
横から俺の感想に入ってきたのが慎之介だったから、その後の機嫌が一気に悪くなった。
「何?」
「何って。一応俺の名前も出てたやん」
どうしてだろう、慎之介から発せられる言葉にイラつきが収まらない。
「ってかここ、お前の教室じゃねえよ」
イライラが他の何かに当たる前に、俺はこいつを視界から抜きたかった。教室を後にしようとすると、あいつに意外なことを教えてもらった。
「まだ俺のこと嫌いなんか?」
『まだ』という言葉に疑問がわいた。正直、話すことすらこいつとはしたくなかった。でも、あいつが俺のことを知っているのが気に食わなかった。
「は?」
「せや、記憶ないんやったな」
「待て。何が言いたい?」
「そんな殺気立たせんなや。顔怖いで」
俺は、関西弁で話しかけてくるこいつがどうにも嫌らしい。今も殺気を残したまま、彼のことにただ集中する。何を話すのか、何を知っているのか、それが俺の人生の何なのか、これからにどうかかわるのか気になった。
「なら、一つだけ言っといたる。あんたの知りたいことは、あの子や大阪にはないで」
「ならどこに?」
「それはあんたが好きな宝探しやない。あんたのしたいことを奪う気はないで」
不思議だ。彼の言葉は嘘だと思いつつ、それが信用できるような気もしていた。
「そっか。それでも、お前とは関係してるみたいだな」
「失言もしたから隠せへんからな。せやで、俺はあんたの過去を知ってる。見つけてみ。まぁ、簡単には見つけられるとは思わへんけど」
彼の煽りが、単なるものに思えなかった。『遠藤 慎之介』俺なりに調べてみるか。いや、関西ならほかの伝手を当ってみたほうが良いかもしれないな。
「あっそ。それじゃ」
イライラがこれ以上増す前に俺は、教室を後にする。何となくあいつが嘘ついているのが何となく分かった。俺の過去の事を知っているくせに、やけに鈴乃に近づけたくないみたいな意思を感じる。大阪には何かある。それは俺の直感が言っている。関西弁を使う小学生の記録、鈴乃も知る行ったことのない場所の景色。数は少ないけどかなり有力な情報だからな。
「お、今日は朝からか。どうした、その顔?」
「煌太。いや、別に何でもない」
自販機で何か買おうと思っていたら、下から煌太に見上げられた。煌太は俺の事をちゃんと理解してくれる。
「あ、俺も大阪行けそう」
「マジ!?やったな」
同じ高さになった時、肩を組んできて、進行方向が同じになった。
「よかったけど、真鳳は大丈夫なん?」
何のことか聞かなくても分かった。きっと俺の彼女である海華のことだろう。一般的には人気芸能人カップルの発覚だけど、俺たちの関係を知っている人からすれば、浮気現場を公の場にさらされたような感じだ。
「あぁ、全然大丈夫。今はとりあえず気にしないで、ドラマ撮り終えたらちゃんと話しようってなった」
「そっか。大丈夫なら良かったけど、また無茶とかはするなよ」
煌太には、以前俺が芸能界をやめた経緯を他の人よりちゃんとしている。
「分かってる」
自動販売機の横で頭の後ろで腕を組んだ煌太が、また俺の中に入り込む。
「ってか、今回は海華ちゃんの強引さなのは知ってるけどよ」
「何?」
「大丈夫なのか?海華ちゃんのことをずっと好きでいられるの?」
「あぁどうだろ、分かんない。記事見た時は正直驚いた。向こうは仕事に支障が若干出てるくらいに動揺してる」
俺はあの時、特に何も思わなかった。
「その反応だと、お前は特に何も思わなかったんだ」
「そうだな」
「メゾット演技だっけ?」
メゾット演技と言われる俺の演技法は、海外でよく使われている演技法で、危険性をも持っているとも言われている。その演技法は自分の経験などを利用して、現実に近い自然な演技を追及している演技法だ。
「あれ、精神的に来るって言うもんな」
「精神的に来るが嫌だからルーティーン作ったんだけどな。それが逆に気持ちを冷めさせるって感じもするんだよな」
「それな・・・。それはちょっと心配だよな」
演技はしたことなくても、ある程度話を聞いてたから俺のことをちゃんと理解できているのだろう。あの時も、俺の心の拠り所になってくれてたな、煌太は。
「ってか、そのルーティーンてのは?俺知らないんだけど」
「そんな大したもんじゃないよ。『白の紙コップで一杯の水を飲む』それだけ」
「まじで?!それだけ?」
「うん」
たったそれだけでも、俺からするとそれだけが意外と重要になる。その時だけじゃなくて、自分が焦ってたり、落ち着く必要があるときに、必ずその行動をする。そうじゃないとそのルーティーンが全く起動しなくなる。
「白い紙コップか、そういう現場だと簡単に出来そうだけど、普段の生活じゃきつそうだな」
「まあな。だからバッグに常に常備してるけど」
「ってか、そもそもだけど、そのルーティーンで本当に大丈夫なの?」
「うん。演技中とプライベートの切り替えのルーティーンだから」
他人からすれば、所詮その程度のことでも、俺と俺の過去を知る人なら重要なのは分かってくれる。
「そっか。まぁ続けるなら、それだけで十分か。・・・見たよ、ドラマ。あの役が真鳳のために作られた役か。正直、しっくりきすぎて違和感すごかったよ」
昨日あった俺の出演回。そう言えば、どんな評価をされているのか気になった俺は携帯を開く。
「ネットもお前の演技に夢中みたいだぞ。ドラマの後からトレンドにも入ってるしな」
驚きのあまりに右手の携帯操作が加速した。ツイッターを開いて検索マークを推すと、トレンドの一位に自分の名前があって、死ぬかと思った。
「まじかよ」
その後に続く言葉は、イケメン、若手俳優。ドラマのことを含めれば、トレンドの一位から七位までを占めていた。なんでこうなった。
「でも、意外だな。前はこういう事なかったのに」
「そうでもないぞ。十三位」
「あ、懐かしいな『星の鳴くまま』。これ何かで配信されてないかなぁ」
『星の鳴くまま』は、向井さんが書いた脚本に俺が初めて出演した作品だった。原作は万人受けするものではなかったが、ドラマではかなりの人から評価を受けた。その脚本を書いた向井さんは、作品のとらえ方、創造性が大きく評価され今の様に人気脚本家となった。
「向井さんがツイートしたことも相まって、お前の名前もトレンドに入ったみたいだぞ」
面倒なことしてくれたものだ。ここから仕事が忙しくなっていくのが嫌になってきた。過大評価の上で現場に呼ばれるなんて、面倒なことしか思いつかない。
「まぁ、大丈夫じゃないの?見た限り、過大評価はされてないから」
「過大評価じゃないなら、このDMの数はちょっと恐ろしいな」
事務所を通すことは当たり前として、個人的に頼みたいことや友人たちからの連絡は、俺からするとさほど嬉しいものではなかった。
「まぁ、有名人の仲間入りって証拠なんじゃないか。ってか、そろそろ戻るか」
仕方ないのかもしれない。友人としての俺を望んでいるの何て、片手分くらいしか思いつかない。
「おはよう煌太」
「おはよう緋奈」「よっ」
「おはよう、有名人!」
「緋奈まで、やめてくれ」
「今日、速く来たのって朝の電車で待ち伏せされるのが嫌だったんでしょ?あなたの思った通りあなたを探す人多かったよ」
今朝は、最寄りの駅からではなく一つ先の駅で一本速い電車に乗った。有名人だと、周りに人が集まれば面倒なことが起きかねない。一応念のためとは言え、張っておいて良かったな。
「そう、分かった。ありがとう」
ここ最近、俺に好意を向けてくれる人に警戒心を持ってしまうようになってしまった。原因は単純、海華とのことがあって周りを信用できなくなってしまったこと、そこにメゾット演技の影響が相乗効果を起こしてるだけだ。
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