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私とママ。
独占欲の薔薇。☆-ママ視点-
しおりを挟む「い゛、、、った。ユーリちゃん、、何で、、」
唇の隅が切れたのか、血がゆっくりと垂れる。指で拭うと、やはり赤い液体が付いていた。
「そんな、、、。誰が、、。」
ユーリちゃんの頬には、綺麗な透明の薔薇の印が咲いている。可愛らしい寝顔に咲き誇る薔薇は、とても美しい。だけど、それを付けたのは自分では無い。
この薔薇の印は、“民と天使の誓いの印”。俺達、天使にしか付けることが出来ない、身体に刻む誓い。その大概が、民と天使が互いに誓い合った時に付ける物だと言われている。民の寿命は、俺達の生きてる時間に比べればとても短い。それを、少しでも天使と同じにする為に、身体に刻む呪縛。印が刻まれているほど、寿命は長くなるという。
また、自分以外の天使除けにもなる。天使もドラゴンと同じで、独占欲が強い者が多いらしい。この印は、印を付けた者以外の天使が近寄る事を攻撃する能力も持っている。
その印が、ユーリちゃんの身体にある。ユーリちゃんは、天使の誰かと誓い、この印を付けている。俺以外の、、、誰かと。
そう思うと、胸がギュッと苦しくなった。
「ユーリちゃん、誰と誓ったの?」
好きな人が、誰かもわからない天使と誓っている。
「俺の事好きだと言ってくれたのは、ママだからなの?」
結局、異性だと思われてなかったって事か。
「ユーリちゃん、俺は」
男として、ユーリちゃんの事が好きだよ。
苦しくて、想いは声にならなかった。
------------------------------------
あのまま寝かせてるのも可哀想だったから、とりあえずベッドに連れて来た。ユーリちゃんをベッドに寝かせ、その横に俺は腰をかけて座っている。
抱えたユーリちゃんは、凄く軽くて、消えて無くなりそうだった。
俺だったら、消させないのに。ずっと一緒に居て欲しいから、余す事なく印を刻むのに。
誰にも渡さない。渡したくないから、俺が、俺だけが付けたかった。
「はぁ、、、」
初恋だとわかったのに、相手には誰かの印が付いていた。それがショックで、落ち込む。ユーリちゃんの頬に咲いた透明な薔薇の印は、すっかり消えていた。
「他にも印付いてる、、、のかな?」
全身に付いていたらどうしよう。この想いを諦めなければいけない。知りたいけど、知りたくない。
だけど、やっぱり知りたくて、額にキスをする。
あの痛みが襲ってくる事は無く、そこには俺の瞳の色の薔薇が咲いた。
「、、、、付いた。」
誰かに、初めてつけた印。俺だけの証。可愛らしい彼女には不釣り合いの独占欲の薔薇。誰かの印が付いていた事だってどうにでもよくなってしまう程、綺麗で美しくて、
「やべ、、、勃った。」
経験のない俺の、性欲を高めるには十分過ぎた。
-----------------------------
ユーリちゃんの身体全てに、刻まれてはいないとわかってしまったからには、どこに刻めるのか知りたくなる。
この恋が実るかもわからないのに、俺だけのユーリちゃんにしたくて、誰にも渡したくない気持ちが、思考を支配する。結ばれなくても、ユーリちゃんの中に俺が残り続ければいい。身体中、他の印が付くところがないぐらい刻んでしまえば、少なくとも天使と結ばれる事はない筈。民であっても、生きる時間が違うのだから、、。
こんな事して、ユーリちゃんに好かれる筈がない。そんなのわかっているけれど、、気持ちを抑えることが出来ない。
「ん、、、ぅぅ。」
ユーリちゃんが寝返りを打ち、横を向いた。どんな夢を見てるのだろう。俺が出てくる夢であればいいのに。
「ユーリちゃん」
そっと彼女の名前を呼ぶ。返事はない。
彼女は、いつか記憶を取り戻す日が来てしまうのだろうか。取り戻せた方が良いはずなのに、俺の元から離れて行ってしまうかも知れないと思うと、胸が締め付けられる。。このまま、全部俺に上書きさせて。どうか、俺とずっと一緒に居て。
「はあ、、、らしくねぇや。」
こんな考えしか出来ない自分が嫌になる。恋なんて興味が無かったくせに、自覚した途端、独占欲しかない。極端な自分。
ユーリちゃんの隣に寝転んで、天井を見上げる。こうやって、誰かと同じベッドで寝るなんて考えた事なかった。
散々好きな女が欲しいと思っていたが、出来たらこれだ。好きだと口にも出せない、ただ独り占めしたい思いが強くなるだけ。
女と初めて、手を繋いだ。女を初めて、抱き締めた。もっと色んな事をしてみたいけど、緊張して行動に移す事が出来ない。それが、初恋の相手となれば、尚更何も出来なくなってしまう。
「抱き締めるぐらいなら、、、」
幸いにもユーリちゃんはこちらを向いていないし、後ろからなら、ノースと空を飛んでた時のように、俺にだって出来るだろう。そうだ、俺はユーリちゃんのママなのだから、、、
片腕をユーリちゃんの身体に回して、抱き締める。柔らかくて、温かくて、その温もりがもっと欲しくて、自然と身体を寄せる。ドキドキしてるのが、ユーリちゃんに伝わって、起きてしまわないかと思う反面、もっと密着したいと思ってしまう。
髪から香る俺と同じ匂いが、密着した身体から伝わる体温が、少しずつ俺の中の欲に火を付けていく。
「っ、、はぁ。やば、また勃ってきた。」
ズボンの中が段々と窮屈になっていく。ママなのだからと自分に言い聞かせ、落ち着かせようとしたが、やっぱり俺は男で性欲には勝てない。このままだと、ユーリちゃんに欲情してる事がバレてしまう。
だけど、手を離す事も、身体を離す事もできない。こんな美味しいシュチュエーションを逃すまいと、本能が言っている。
とりあえず、ズボンだけは脱ぐ事にした。大事なところは触れてないのだから、まだセーフだろう、、。ズボンを履いて寝ない男もいるみたいだし、適当に言い訳を考えれば誤魔化せるだろうか。変態でごめんと心の中で謝る。
ユーリちゃんに俺の肌が触れる。もう完全に勃ち上がったそれは苦しくて、だけど下着越しに触れる彼女に更に興奮した。
「ユーリちゃん、、、ッ」
腕に胸が触れる。出逢った時にも、抱き締める時にも思ったけど、ユーリちゃんは胸が大きい。触りたい、触ってみたい。好奇心に身をまかせ、手を近づけて、ゆっくりと揉む。
ピクっとユーリちゃんの身体が揺れるが、起きてはいない様だ。初めて揉んだ胸は、想像以上に柔らかくて、びっくりした。
ここまで来て、止まるわけがない。ふにふにと緩急をつけて触感を記憶する。
服越しではあるが、ユーリちゃんは下着を着けていないし、経験のない俺は、それだけで十分興奮してしまう。腰が自然と揺れ、ユーリちゃんのお尻に自分の下半身を擦りつけてしまう。
どうか起きないで、起きても拒絶しないで。そう頭の何処かで思いつつも、揺れる腰は止まらない。
「はっ、、、、ユーリちゃんっ」
ビクンっとユーリちゃんの身体が大きく揺れる。
「マ、、、ママっ、、、な。何してっ」
「ぁ、、ぇ、、、ユ、ユーリちゃん。あの、、これはっ」
「、、ひゃっ、ぁん!!」
急いで手を退けようとすると、ユーリちゃんの胸に勢いよく指が当たってしまった。
その反動でユーリちゃんの身体は大きく跳ね、更に身体が密着する。甘い声を出したのは、感じたからだろうか。さっきまでは無かった突起が、ぷっくりと現れて、着ている服を押し上げている。その光景は卑猥で、俺の理性はどんどん削られていく。
「ママ。触っちゃっ、、だめぇ」
さっき触れてしまったのは、やはりこの突起だったらしい。それに、その言葉はまるで触って欲しいと言っている様で、触らずにはいられない。
「ユーリちゃん、気持ちいい、、?」
「ひっ!!あぅっ、ママぁ、、やぁっ」
触れることで更に硬くなる突起を、人差し指と中指でしつこく弄る。ダメと言いながらも、弄られるのが好きなのか、ユーリちゃんの気持ち良さそうな声は止まらない。
「はぁんっ、、や、、だめっダメなの!!あぁっ、気持ちくなっちゃぅ、、ひゃぁあっ!!」
固くなったそこを摘んで指の腹で転がすと、更に反応が大きくなる。ユーリちゃんの甘いエロい声が、俺のをキツくさせる。溢れ出た液体で先が濡れ、下着がぴったりと張り付く。ユーリちゃんの太腿に擦り付けると、俺も気持ちがいい。
「ぁ、ユーリちゃん、俺も気持ちいい、、」
「ぁっ、はぁ、ママぁ、、。」
エロい空気が俺達を包み込む。もう、ママである俺は男で、ユーリちゃんは女だ。この空気に溺れてしまいたい。
ユーリちゃんの大事なところにも、俺の印を刻みたい。そう思うと、俺自身は更に硬くなっていく。
ユーリちゃんから出てきた液体が、太腿を伝い俺の下着も濡らしていく。その奥に、俺のを挿れたい。余す事なく塞いで、中に注ぎ込みたい。
我慢出来ずに、ぴったりと閉じた太腿に手を掛け、片方の脚を浮かせる。その間に俺の身体を捻じ込み、ユーリちゃんの入口に俺のを擦り付けた。
「ぁっ、、、、やばっ、、、」
ユーリちゃんの溢れ出た愛液で、擦り付ける時の滑りが良くなる。下着越しでこんなに気持ちがいいのに、生でしたらどうなってしまうんだろう。
駄目だとわかっていながらも、下着を脱ぎ、コンドームを手早く着ける。
「あぁっ!!ぁ、はっ、、ママ 、、ひっ!!」
ママだけど、今だけはママだと呼ばないで。そう思いながら、自分の反り勃ったそれで、ユーリちゃんの肉芽を押し潰す。ゴム越しに感じるユーリちゃんに興奮は増すばかりだ。
「あぁあっ、、らめ、、、、ッ、そこ、やぁっ、、ぐりゅぐりゅしないれッ、、、ぁあっ、、」
「んッ、、??此処が好きなんだろ、、??」
ユーリちゃんは、入口の少し上の肉芽が敏感らしい。胸の突起も触ると身体は喜んでいたが、此処は一段と甘い声を上げる。ちょっと強めの口調に反応した挿れられない入口が、俺の先を咥えたいと吸い付く。それがまた気持ち良くて、出そうになる。
「ぁッ、、、あぁあっっ、、好きッ、、、好きぃ、、、ぁあっんんんッ、、、、」
「はッ、、、エロいなっ、、、」
「ふ、ふぅ、あっあっ、ぁああ、らめ、、、ひゃ、あッ、ぁん、、、、!も、、だめぇ、、イッちゃっ!!!」
「俺もっ、、、ぁ、、、、出るっっ、、」
ゴムの中を、白い体液が汚していく。この昂りは、まだ収まりそうにない。
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