490 / 683
Dead End ユUキ・サクラ 妖闘桜散 (104)
しおりを挟む
懐かしい日々、穏やかだった日々、あったかもしれない日常。
そんな雰囲気を感じ、ついつい、幻想に包まれるように紅茶の香りを堪能する。
幻想に包まれたまま優雅に窓を開ける、すると心地よい涼しい風が吹き部屋の中に駆けていく、窓を開けて世界と繋がりましょう…世界は何時だって平和で、静かな…とはとても言えないかな。
いけないいけない、優雅な心を忘れてはいけませんことよ?
さぁ、耳を澄まして…耳を澄ませれば…木々が風に揺れる優雅で平和な音が…駄目だ、爆発音しかイメージできねぇや。
木々が揺れる音=爆発ってくらい、この木々が揺れる音が吹き飛ぶ音に感じるくらい爆発が身近すぎちゃった。
んふぅ…っと、つい眉間に皺を寄せながら溜息を吐き捨ててしまう。
いけないいけない、殺伐とした雰囲気を忘れようと殺気を消す為には優雅に過ごさないとね。
紅茶を口につけ、一呼吸すると、香りが鼻から抜けていく…嗚呼、素晴らしきかお、かお…んぅ、木々が焦げる匂いがこびり付きすぎてて、何だろう、良い香りだと、感じれない感じ取れないなぁ…
鼻から大きく息を吸い、口から吐き出す。
視線をメイドちゃんに向けると何か不手際でもあったのか狼狽えている。
ごめん、頑張って殺伐とした世界から脱却しようとしたんだけど出来なかったや、メイドちゃんは何一つ悪くないよ?だから、オロオロと狼狽えないでほしいかな?
「気にしないの、メイドちゃんは何も悪くないの、ちょっと戦場で起きた影響で色々と感性が狂ってしまったことに対して憂いていただけだから」
それはそれで、悲しい内容だけどね!って、メイドちゃんも思っているのか悲しそうに眉をひそめ今にも泣きだしそうな表情をしている。心配をかけすぎては、ダメだよね。
「ん~…」
軽く伸びをして気持ちを切り替える。
「全部さ、終わったら…暫くは、仕事を忘れて、ノンビリとさ…過ごしたいよね」
にししっと微笑みかけると、流れを汲んでくれたのか憂いた表情からにこやかで朗らかな微笑みに変わる
「はい、姫様は働きすぎです、何時だって誰よりも働きすぎています。メイドとして仕える主人が変わるなんてこと、願っていません」
彼女の口から出てくる心配は過労死とかそういう事だよね?
働き者は早死にするってのが私達の街では当たり前だもんね、だから、普段から働かない貴族は長生き何だって言う皮肉が込められている。
遠回しに死なないでっ、かぁ…私だって…死にたくないよ?でも…
たぶんだけど、私の体は限界だと思う、時期に動かなくなる気がする。
だって…過去の瞳が警鐘を鳴らしてくれたから、時間がないって…
きっと、過去の瞳達も、限界を迎えたことがあるからこそ、知っているんだろうね…
予兆を…
死ぬことに関しては、正直に言えば、恐れていない。
私は経験していないが過去の私が経験しているのだと瞳の数を見て感じてしまう。
これ程までに…数えきれないほどに私は死んでいる。今代の私もいずれ死ぬ。
間に合えば…運命を逃れることが許されるのだったら…肉体を作って、新しい人生を歩みたいけど。それがどれ程の罪なのか、私は…知らない、粛清された魔女の技術を総動員して作るんだもん…いずれ粛清対象になるんだろうな。
っま、そんなあるかもしれない未来を憂う暇なんて無いけどね!
さてさて、次の一手を考える為にも必要なデータを集めないとね!
まずは、大型魔石が5基ある、これの使いどころを絞っていかないとね?
その為にも、始祖様の秘術は行使できるのかどうか判断する必要があるよね!!
どれ程の中型魔石を消費されたのか確認して、あの火柱…切り札の一つとしてカウントするためにも消費がどの程度なのか、把握しておくってのはさ、必要だよね!
後は~…あの杖が何発撃てるのかも計算しておくべき、かな?
だって、皆は知らないけどさ、私だけが知ってる最大の敵
人型何てたぶん、アレに比べたら雑魚なんだろうね!あの…私を…噛み殺した、私を嘲笑うかのように何も通じなかった…
あの糞ドラゴン!!
一部の瞳達が出会い殺されたドラゴン、その断片は何時だって色濃く残されている!アレに全力全開でありったけの魔術をぶつける為にも!魔力残数の把握は必須だからね!!
私自身の最後の切り札をぶつける為にもね!
私が最も得意とする術式…始祖様の術式の中でも…一番私と親和性が高いのか、最初に再現出来た術!
それを最大出力でぶつけてやる!!
先の始祖様の加護から与えられた術によって恐らくだけど、私の切り札はもう一段階向上する、はず!
唐突な出来事が何を意味するのか…改めて考えてみるとアレは指南じゃないのかと思う。
気付くきっかけを与えてくれた、先の行為がただただ、力を貸してくれたのではなく始祖様の術、その根幹を伝える為に手を貸してくれたのだと、私は推察している!
でも、過去の瞳が私に警鐘を鳴らしてくれていた、切り札が通じないと。
最大出力に私の体が耐えられないってね!
なら策を講じるのが技術者ってね!
その為に必要なモノは用意して切り札の一つとして準備し積んである!腕じゃ耐えられないのなら耐えられるようにすれば良いだけってね!
…ただ、きっかけを与えてくれた状態で放っても良いのかは未知数なんだけどね?
だって、切り札を作ってから始祖様の術、その根幹を知っちゃったんだもん…今更、更なる改良何て出来ないよ?
…厳しいかも?
…厳しいかな?
…きっと大丈夫!!
一抹の不安を感じちゃうけれどきっと何とかなる!
糞ドラゴンを討伐する為にも!ちゃちゃっと沼地跡地を埋め立てて最後の砦を…最前線にぶちたててやるとしますか!!っての!!
…っと、その前に悪だくみ。
メイドちゃんにちょいちょいっと手招きして用意して欲しいものがあるっと笑顔で伝えると
「ぇ”…本気ですか?」笑顔が引きつってるねぇ、わかるよ?したくないよね?私だってしたくないよ!
「寧ろ、今しかないと思うんだよね?留守にしている間にさ、それが出来るのってメイドちゃんが一番適任でしょ?」
断れない、何かの冗談ではないと理解した瞬間、物凄く嫌そうな顔をしている。
これを快く頷いてきたらそれはそれで、遺恨がありすぎるから、変な争いが発生しない様に話を聞くつもりだったけれど、ちゃんと嫌悪感を示してくれている辺り、表面上は仲悪いだけだと信じたい。
「ほら?ちょうど昨日お風呂に入っているからさ、まだ、脱衣所の洗濯籠にあると思うんだよね?たぶん、この街を助けてくれる為に働いている人達もまだ、洗濯に手をつけていないんじゃない?」
「ですけどぉ…」
ソファーから立ち上がり自室の机に向かい、きぃっと小さな音を出して引き出しから取り出してメイドちゃんに近づくそっと、手に握らせる…
脱衣所の無かったら部屋に入れば確実にあるからね。
「ぅ、ぐ…隠密の技術をここに!!」
腹を括れと言う意志を込めたのが伝わったみたい。
そんな大層なものじゃないでしょ?王家の機密を盗んでこいって言ってるわけでも無し?
「私以外の人のさ、洗濯を手伝ってるんでしょ?その流れで出来るでしょ?楽勝楽勝!」
ね?っと軽めに圧を加えると。
すっごく嫌そうな顔をしている、わかってる!そんな事、私だって頼みたくないの!!
でも!アレのやる気を最大限にまで引き出すにはそれが一番手っ取り早いの!!
俗物だから!男ってやつは!目の前に餌ぶら下げてやらないとダメなの!!
アレだってブツを堪能するためには最高の場所を選ぶでしょ?変なこだわりのある馬鹿だから!そうなれば、直ぐにでも作戦を終わらせたくなるでしょ?その為の餌として…ぅぅ、私だって嫌だけど!用意するの!
「出来る限り、破棄寸前のやつを選びます!」
悲しそうな叫びに同意する事しか出来ない。
一連の流れにお互い苦笑しながら、戦闘服に着替えさせてもらい
アレが出撃する迄、時間があるのでそれまでに用意しておいてねっと最悪な指示を出してから部屋を出て広場に向かう…その前に病棟へ行かないとね!
背中にケーブルを接続してもらわないといけないからね~…
祈りによって汚染されるリスクよりも、魔力によって私の体を持たせる方が大事だからね。
病棟に入っていき、周囲を見渡す。
誰か手が空いている人はいないかと視線を彷徨わせていると
「おう!姫様、器具の取り付けに来たのか?」
セレグさんから元気な挨拶?…ん?気のせいかな?ちょっとお疲れ?声に張りがないよ?
「大丈夫?何かあったの?」
「ん?ぉ~…ぉぅ、さすがは姫さんだな、ほれ?朝早くに奥さんがな馬鹿弟子に叩き起こされて連れていかれただろ?それの手伝いしてたからよ…歳ってのを痛感させられちまったよ」
成程、朝早くに起こされて、何か手伝わされたって事かな?荷造りとか、その辺かな?
日帰りになると思うんだけどな?何か準備…ぁ~魔道具をチェックするための道具を部屋から運ぶのを手伝っていたってあたりかな?
「ったく、いい歳だってぇのに、ズボラだからなぁアレはよ~…っと、今の一言秘密にしてくれや」
困り顔でお願いされちゃ忘れてあげるのが情けだよね。
だって、そのずぼらってのは二人に向けて言ってるんでしょ?わかる…お母さんも変なところでズボラだから。
「ほれ、世間話何て置いといてよ、忙しい身だろ?ここに来たってのは、背中に取り付けんだろ?なんちゃら魔道具を」
親指で個室に移動しろっと合図をされるので個室に入り椅子に座ると
「背中向けな」
言われたとおりに背中を向けると背中に何かが当たる感触が伝わってくる。
「…女が背中にでけぇ傷残してよぉ…相手が居るからいいのかもしれねぇがよぉ」
鼻をすする音が聞こえる…もう、セレグさんは、すぐ、うん…いつも心配かけてごめんね。わかってる、セレグさんが私の事を本当の娘の様に…んー孫の方が近いかな?孫の様に心配してくれているの知ってる。
小さなころは苦手だったけれど、今は…病院の中を走って怒られたりと、何かとセレグさんに怒られることがあるのを思い出してしまう…
ぁ、やっぱりちょっと苦手かも。
「ここを、こうして、おっし、はまったはまった、後はネジを…人にネジをねじ込むなんてよぉ…骨が折れてるわけでもねぇのによぉ…」
ガチャっと押し込まれる様な感覚と共にゆっくりと体に魔力が流れ込んでくるのがわかる。
そんな雰囲気を感じ、ついつい、幻想に包まれるように紅茶の香りを堪能する。
幻想に包まれたまま優雅に窓を開ける、すると心地よい涼しい風が吹き部屋の中に駆けていく、窓を開けて世界と繋がりましょう…世界は何時だって平和で、静かな…とはとても言えないかな。
いけないいけない、優雅な心を忘れてはいけませんことよ?
さぁ、耳を澄まして…耳を澄ませれば…木々が風に揺れる優雅で平和な音が…駄目だ、爆発音しかイメージできねぇや。
木々が揺れる音=爆発ってくらい、この木々が揺れる音が吹き飛ぶ音に感じるくらい爆発が身近すぎちゃった。
んふぅ…っと、つい眉間に皺を寄せながら溜息を吐き捨ててしまう。
いけないいけない、殺伐とした雰囲気を忘れようと殺気を消す為には優雅に過ごさないとね。
紅茶を口につけ、一呼吸すると、香りが鼻から抜けていく…嗚呼、素晴らしきかお、かお…んぅ、木々が焦げる匂いがこびり付きすぎてて、何だろう、良い香りだと、感じれない感じ取れないなぁ…
鼻から大きく息を吸い、口から吐き出す。
視線をメイドちゃんに向けると何か不手際でもあったのか狼狽えている。
ごめん、頑張って殺伐とした世界から脱却しようとしたんだけど出来なかったや、メイドちゃんは何一つ悪くないよ?だから、オロオロと狼狽えないでほしいかな?
「気にしないの、メイドちゃんは何も悪くないの、ちょっと戦場で起きた影響で色々と感性が狂ってしまったことに対して憂いていただけだから」
それはそれで、悲しい内容だけどね!って、メイドちゃんも思っているのか悲しそうに眉をひそめ今にも泣きだしそうな表情をしている。心配をかけすぎては、ダメだよね。
「ん~…」
軽く伸びをして気持ちを切り替える。
「全部さ、終わったら…暫くは、仕事を忘れて、ノンビリとさ…過ごしたいよね」
にししっと微笑みかけると、流れを汲んでくれたのか憂いた表情からにこやかで朗らかな微笑みに変わる
「はい、姫様は働きすぎです、何時だって誰よりも働きすぎています。メイドとして仕える主人が変わるなんてこと、願っていません」
彼女の口から出てくる心配は過労死とかそういう事だよね?
働き者は早死にするってのが私達の街では当たり前だもんね、だから、普段から働かない貴族は長生き何だって言う皮肉が込められている。
遠回しに死なないでっ、かぁ…私だって…死にたくないよ?でも…
たぶんだけど、私の体は限界だと思う、時期に動かなくなる気がする。
だって…過去の瞳が警鐘を鳴らしてくれたから、時間がないって…
きっと、過去の瞳達も、限界を迎えたことがあるからこそ、知っているんだろうね…
予兆を…
死ぬことに関しては、正直に言えば、恐れていない。
私は経験していないが過去の私が経験しているのだと瞳の数を見て感じてしまう。
これ程までに…数えきれないほどに私は死んでいる。今代の私もいずれ死ぬ。
間に合えば…運命を逃れることが許されるのだったら…肉体を作って、新しい人生を歩みたいけど。それがどれ程の罪なのか、私は…知らない、粛清された魔女の技術を総動員して作るんだもん…いずれ粛清対象になるんだろうな。
っま、そんなあるかもしれない未来を憂う暇なんて無いけどね!
さてさて、次の一手を考える為にも必要なデータを集めないとね!
まずは、大型魔石が5基ある、これの使いどころを絞っていかないとね?
その為にも、始祖様の秘術は行使できるのかどうか判断する必要があるよね!!
どれ程の中型魔石を消費されたのか確認して、あの火柱…切り札の一つとしてカウントするためにも消費がどの程度なのか、把握しておくってのはさ、必要だよね!
後は~…あの杖が何発撃てるのかも計算しておくべき、かな?
だって、皆は知らないけどさ、私だけが知ってる最大の敵
人型何てたぶん、アレに比べたら雑魚なんだろうね!あの…私を…噛み殺した、私を嘲笑うかのように何も通じなかった…
あの糞ドラゴン!!
一部の瞳達が出会い殺されたドラゴン、その断片は何時だって色濃く残されている!アレに全力全開でありったけの魔術をぶつける為にも!魔力残数の把握は必須だからね!!
私自身の最後の切り札をぶつける為にもね!
私が最も得意とする術式…始祖様の術式の中でも…一番私と親和性が高いのか、最初に再現出来た術!
それを最大出力でぶつけてやる!!
先の始祖様の加護から与えられた術によって恐らくだけど、私の切り札はもう一段階向上する、はず!
唐突な出来事が何を意味するのか…改めて考えてみるとアレは指南じゃないのかと思う。
気付くきっかけを与えてくれた、先の行為がただただ、力を貸してくれたのではなく始祖様の術、その根幹を伝える為に手を貸してくれたのだと、私は推察している!
でも、過去の瞳が私に警鐘を鳴らしてくれていた、切り札が通じないと。
最大出力に私の体が耐えられないってね!
なら策を講じるのが技術者ってね!
その為に必要なモノは用意して切り札の一つとして準備し積んである!腕じゃ耐えられないのなら耐えられるようにすれば良いだけってね!
…ただ、きっかけを与えてくれた状態で放っても良いのかは未知数なんだけどね?
だって、切り札を作ってから始祖様の術、その根幹を知っちゃったんだもん…今更、更なる改良何て出来ないよ?
…厳しいかも?
…厳しいかな?
…きっと大丈夫!!
一抹の不安を感じちゃうけれどきっと何とかなる!
糞ドラゴンを討伐する為にも!ちゃちゃっと沼地跡地を埋め立てて最後の砦を…最前線にぶちたててやるとしますか!!っての!!
…っと、その前に悪だくみ。
メイドちゃんにちょいちょいっと手招きして用意して欲しいものがあるっと笑顔で伝えると
「ぇ”…本気ですか?」笑顔が引きつってるねぇ、わかるよ?したくないよね?私だってしたくないよ!
「寧ろ、今しかないと思うんだよね?留守にしている間にさ、それが出来るのってメイドちゃんが一番適任でしょ?」
断れない、何かの冗談ではないと理解した瞬間、物凄く嫌そうな顔をしている。
これを快く頷いてきたらそれはそれで、遺恨がありすぎるから、変な争いが発生しない様に話を聞くつもりだったけれど、ちゃんと嫌悪感を示してくれている辺り、表面上は仲悪いだけだと信じたい。
「ほら?ちょうど昨日お風呂に入っているからさ、まだ、脱衣所の洗濯籠にあると思うんだよね?たぶん、この街を助けてくれる為に働いている人達もまだ、洗濯に手をつけていないんじゃない?」
「ですけどぉ…」
ソファーから立ち上がり自室の机に向かい、きぃっと小さな音を出して引き出しから取り出してメイドちゃんに近づくそっと、手に握らせる…
脱衣所の無かったら部屋に入れば確実にあるからね。
「ぅ、ぐ…隠密の技術をここに!!」
腹を括れと言う意志を込めたのが伝わったみたい。
そんな大層なものじゃないでしょ?王家の機密を盗んでこいって言ってるわけでも無し?
「私以外の人のさ、洗濯を手伝ってるんでしょ?その流れで出来るでしょ?楽勝楽勝!」
ね?っと軽めに圧を加えると。
すっごく嫌そうな顔をしている、わかってる!そんな事、私だって頼みたくないの!!
でも!アレのやる気を最大限にまで引き出すにはそれが一番手っ取り早いの!!
俗物だから!男ってやつは!目の前に餌ぶら下げてやらないとダメなの!!
アレだってブツを堪能するためには最高の場所を選ぶでしょ?変なこだわりのある馬鹿だから!そうなれば、直ぐにでも作戦を終わらせたくなるでしょ?その為の餌として…ぅぅ、私だって嫌だけど!用意するの!
「出来る限り、破棄寸前のやつを選びます!」
悲しそうな叫びに同意する事しか出来ない。
一連の流れにお互い苦笑しながら、戦闘服に着替えさせてもらい
アレが出撃する迄、時間があるのでそれまでに用意しておいてねっと最悪な指示を出してから部屋を出て広場に向かう…その前に病棟へ行かないとね!
背中にケーブルを接続してもらわないといけないからね~…
祈りによって汚染されるリスクよりも、魔力によって私の体を持たせる方が大事だからね。
病棟に入っていき、周囲を見渡す。
誰か手が空いている人はいないかと視線を彷徨わせていると
「おう!姫様、器具の取り付けに来たのか?」
セレグさんから元気な挨拶?…ん?気のせいかな?ちょっとお疲れ?声に張りがないよ?
「大丈夫?何かあったの?」
「ん?ぉ~…ぉぅ、さすがは姫さんだな、ほれ?朝早くに奥さんがな馬鹿弟子に叩き起こされて連れていかれただろ?それの手伝いしてたからよ…歳ってのを痛感させられちまったよ」
成程、朝早くに起こされて、何か手伝わされたって事かな?荷造りとか、その辺かな?
日帰りになると思うんだけどな?何か準備…ぁ~魔道具をチェックするための道具を部屋から運ぶのを手伝っていたってあたりかな?
「ったく、いい歳だってぇのに、ズボラだからなぁアレはよ~…っと、今の一言秘密にしてくれや」
困り顔でお願いされちゃ忘れてあげるのが情けだよね。
だって、そのずぼらってのは二人に向けて言ってるんでしょ?わかる…お母さんも変なところでズボラだから。
「ほれ、世間話何て置いといてよ、忙しい身だろ?ここに来たってのは、背中に取り付けんだろ?なんちゃら魔道具を」
親指で個室に移動しろっと合図をされるので個室に入り椅子に座ると
「背中向けな」
言われたとおりに背中を向けると背中に何かが当たる感触が伝わってくる。
「…女が背中にでけぇ傷残してよぉ…相手が居るからいいのかもしれねぇがよぉ」
鼻をすする音が聞こえる…もう、セレグさんは、すぐ、うん…いつも心配かけてごめんね。わかってる、セレグさんが私の事を本当の娘の様に…んー孫の方が近いかな?孫の様に心配してくれているの知ってる。
小さなころは苦手だったけれど、今は…病院の中を走って怒られたりと、何かとセレグさんに怒られることがあるのを思い出してしまう…
ぁ、やっぱりちょっと苦手かも。
「ここを、こうして、おっし、はまったはまった、後はネジを…人にネジをねじ込むなんてよぉ…骨が折れてるわけでもねぇのによぉ…」
ガチャっと押し込まれる様な感覚と共にゆっくりと体に魔力が流れ込んでくるのがわかる。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
『三度目の滅びを阻止せよ ―サラリーマン係長の異世界再建記―』
KAORUwithAI
ファンタジー
45歳、胃薬が手放せない大手総合商社営業部係長・佐藤悠真。
ある日、横断歩道で子供を助け、トラックに轢かれて死んでしまう。
目を覚ますと、目の前に現れたのは“おじさんっぽい神”。
「この世界を何とかしてほしい」と頼まれるが、悠真は「ただのサラリーマンに何ができる」と拒否。
しかし神は、「ならこの世界は三度目の滅びで終わりだな」と冷徹に突き放す。
結局、悠真は渋々承諾。
与えられたのは“現実知識”と“ワールドサーチ”――地球の知識すら検索できる探索魔法。
さらに肉体は20歳に若返り、滅びかけの異世界に送り込まれた。
衛生観念もなく、食糧も乏しく、二度の滅びで人々は絶望の淵にある。
だが、係長として培った経験と知識を武器に、悠真は人々をまとめ、再び世界を立て直そうと奮闘する。
――これは、“三度目の滅び”を阻止するために挑む、ひとりの中年係長の異世界再建記である。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
安全第一異世界生活
朋
ファンタジー
異世界に転移させられた 麻生 要(幼児になった3人の孫を持つ婆ちゃん)
新たな世界で新たな家族を得て、出会った優しい人・癖の強い人・腹黒と色々な人に気にかけられて婆ちゃん節を炸裂させながら安全重視の異世界冒険生活目指します!!
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる