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緊急事態! 五人と相部屋ってあり?
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お食事を終え地図も購入。後は寝るだけになった。
問題は寝床。
エクセルは慣れたツリーハウスがいいと譲ろうとしない。
だが俺は冒険者らしく宿屋で普通に寝たい。
豪勢なベットがあるといいが別に布団だって構わない。
結局話し合いでは平行線のまま。ジャンケンで決着。
ツリーハウスでは風邪を引くので宿屋で一泊。
これが冒険者たるもの。
やっぱり宿屋で始まって宿屋で終わるのがいい。それが冒険の醍醐味。
ツリーハウスはお洒落なだけで一度泊まればそれで充分。
「二階改装中なんで一階だけだよ」
「嘘? 冗談? 」
「申し訳ありません。この辺りには宿屋はここしかなくて遠くなら一件だけ。
でもそちらも恐らく満杯かと思います」
どうやらこの付近で発掘作業が行われていてその関係者が団体で泊まってるそう。
発掘チームは他にもいてこの地域の宿泊所は満杯らしい。
それに加えて二階が改装中では動きが取れない。
これでは本当にやってられない。
もう嫌な予感しかしない。
「では一名様ご招待」
最悪…… 五人との相部屋になってしまった。
「私付き合いきれないわ! 」
妖精はツリーハウスで寝るそう。
うわ…… 薄情な妖精さん。エクセルよカンバック!
どっちかって言うと俺を連れて行って。
部屋には男五人がもうすでに寝ている。
イビキはうるさいしオナラ臭いし寝言は怖いし。歯ぎしりは癇に障るし。
こんなところ来るんじゃなかったかな。
後悔レベルじゃない。諦めの境地。
ただこの状況にも関わらずなぜか嬉しい?
へへへ……
「どうした兄ちゃんおかしな笑いをして? 気持ち悪いなあ」
一人寝つけずにいる男が話し掛ける。
「いや…… 懐かしくて。村では皆でこんな風に寝ていたから」
つい故郷のことをを思い出す。悪い癖だって分かるんだけどね。
「まあこれが良いってんなら好きにしたらいいよ」
お酒を呑まずに読書をしている真面目なおじさん。
「もしかして寝れないんですか? 」
デリケートな人はこの騒音と悪臭では絶対に眠れない。
いくら疲れていてもそれでも眠れない。
俺はそうでもないが弟は意外にもデリケート。
寝れずに朝方にしか寝つけずに寝坊する毎日。可哀想だけどどうしようもない。
お酒を呑むといいと聞いた覚えもあるが酔っぱらいの戯言だと思っている。
「お酒は呑まないんですか? 」
存在感のないおじさんは首を振る。
それにしてもこいつらよく電気点けっぱなしで寝れるな。
それに俺が来ても一向に目を開けやしない。
「ああ俺は弱いんだわ。だから付き合いで一杯だけ。だから眠れないのさ」
実際寝てる奴は酔っぱらいばかりって訳だ。
「こういう日もたまにはあるさ。あまり気にしないことだね」
アドバイスを受けるが俺は寝れるんだよね。
せっかくだから情報交換と行こう。
「バニードロップ? 聞いたことないね」
初耳だそう。
「ハニードロップなら聞いたことがあるよ」
ハニードロップ?
「何でもこの近くの山に巨大な蜂の巣があるんだ。
それを飴にしてお上に献上するって話だ。
何て言ったかな。この第一エリアを支配する者。
奴が好んで頼むのがハニードロップ。
奴の力なら簡単に手に入れられるのに敢えて献上してもらうのだとさ。
贅沢な支配者様だよな」
まさかあのおじさんの本当の目的はハニードロップ?
ではなぜバニードロップなどとすぐにばれるような嘘を?
これは臭うぞ。うわ臭い! またおならをしたな?
いや絶対に何かある。あってくれないと困るんだけど。
「そうだこの耳凄いんですよ。バニーガールになるんです」
自慢ついでに昨夜の話をする。
「嘘だろ? 私も買おうかな。どこで売ってるんだい? 」
「俺が手に入れたのはサラダバー」
「あのほぼ女性しかいかないところか。いやあそこか。男一人じゃ気が引けて」
「来週そこでウサギナイトが開催されるそうです。俺の情報はそれくらいですよ」
「いやこれはすごいものだよ」
まずい…… 危険なものを教えてしまったかな?
「俺そろそろ寝ますね」
「ああおやすみ。私のことは気にせず寝てくれ」
戦い続ける冒険者にも色々。入眠と戦ってる者もいる。
もう眠いよ。
いつの間にか眠りにつく。
こうして二日目を終える。
続く
問題は寝床。
エクセルは慣れたツリーハウスがいいと譲ろうとしない。
だが俺は冒険者らしく宿屋で普通に寝たい。
豪勢なベットがあるといいが別に布団だって構わない。
結局話し合いでは平行線のまま。ジャンケンで決着。
ツリーハウスでは風邪を引くので宿屋で一泊。
これが冒険者たるもの。
やっぱり宿屋で始まって宿屋で終わるのがいい。それが冒険の醍醐味。
ツリーハウスはお洒落なだけで一度泊まればそれで充分。
「二階改装中なんで一階だけだよ」
「嘘? 冗談? 」
「申し訳ありません。この辺りには宿屋はここしかなくて遠くなら一件だけ。
でもそちらも恐らく満杯かと思います」
どうやらこの付近で発掘作業が行われていてその関係者が団体で泊まってるそう。
発掘チームは他にもいてこの地域の宿泊所は満杯らしい。
それに加えて二階が改装中では動きが取れない。
これでは本当にやってられない。
もう嫌な予感しかしない。
「では一名様ご招待」
最悪…… 五人との相部屋になってしまった。
「私付き合いきれないわ! 」
妖精はツリーハウスで寝るそう。
うわ…… 薄情な妖精さん。エクセルよカンバック!
どっちかって言うと俺を連れて行って。
部屋には男五人がもうすでに寝ている。
イビキはうるさいしオナラ臭いし寝言は怖いし。歯ぎしりは癇に障るし。
こんなところ来るんじゃなかったかな。
後悔レベルじゃない。諦めの境地。
ただこの状況にも関わらずなぜか嬉しい?
へへへ……
「どうした兄ちゃんおかしな笑いをして? 気持ち悪いなあ」
一人寝つけずにいる男が話し掛ける。
「いや…… 懐かしくて。村では皆でこんな風に寝ていたから」
つい故郷のことをを思い出す。悪い癖だって分かるんだけどね。
「まあこれが良いってんなら好きにしたらいいよ」
お酒を呑まずに読書をしている真面目なおじさん。
「もしかして寝れないんですか? 」
デリケートな人はこの騒音と悪臭では絶対に眠れない。
いくら疲れていてもそれでも眠れない。
俺はそうでもないが弟は意外にもデリケート。
寝れずに朝方にしか寝つけずに寝坊する毎日。可哀想だけどどうしようもない。
お酒を呑むといいと聞いた覚えもあるが酔っぱらいの戯言だと思っている。
「お酒は呑まないんですか? 」
存在感のないおじさんは首を振る。
それにしてもこいつらよく電気点けっぱなしで寝れるな。
それに俺が来ても一向に目を開けやしない。
「ああ俺は弱いんだわ。だから付き合いで一杯だけ。だから眠れないのさ」
実際寝てる奴は酔っぱらいばかりって訳だ。
「こういう日もたまにはあるさ。あまり気にしないことだね」
アドバイスを受けるが俺は寝れるんだよね。
せっかくだから情報交換と行こう。
「バニードロップ? 聞いたことないね」
初耳だそう。
「ハニードロップなら聞いたことがあるよ」
ハニードロップ?
「何でもこの近くの山に巨大な蜂の巣があるんだ。
それを飴にしてお上に献上するって話だ。
何て言ったかな。この第一エリアを支配する者。
奴が好んで頼むのがハニードロップ。
奴の力なら簡単に手に入れられるのに敢えて献上してもらうのだとさ。
贅沢な支配者様だよな」
まさかあのおじさんの本当の目的はハニードロップ?
ではなぜバニードロップなどとすぐにばれるような嘘を?
これは臭うぞ。うわ臭い! またおならをしたな?
いや絶対に何かある。あってくれないと困るんだけど。
「そうだこの耳凄いんですよ。バニーガールになるんです」
自慢ついでに昨夜の話をする。
「嘘だろ? 私も買おうかな。どこで売ってるんだい? 」
「俺が手に入れたのはサラダバー」
「あのほぼ女性しかいかないところか。いやあそこか。男一人じゃ気が引けて」
「来週そこでウサギナイトが開催されるそうです。俺の情報はそれくらいですよ」
「いやこれはすごいものだよ」
まずい…… 危険なものを教えてしまったかな?
「俺そろそろ寝ますね」
「ああおやすみ。私のことは気にせず寝てくれ」
戦い続ける冒険者にも色々。入眠と戦ってる者もいる。
もう眠いよ。
いつの間にか眠りにつく。
こうして二日目を終える。
続く
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