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リンの最期
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これで俺は独りぼっちだ。
「リン済まない…… 」
「お兄ちゃんのせいじゃないよ」
「いや俺が思い出してしまったばかりに二人の世界は崩壊してしまった」
「俺のせいだ! 」
「もういいよ。お兄ちゃん。リンは大丈夫だから」
「リン! 」
「お兄ちゃん! 」
「そうか。ならばお前の望みを叶てやろう」
「ありがとう。でもその前に一つだけ教えて」
「我がままだな…… いいぞ何でも聞け」
「お兄ちゃんは何を思い出したの? 」
「リン…… それは言えない」
「ふーん。そうなんだ。でもリンには分かるよ」
「リン! 許してくれ! 」
「もう…… お兄ちゃんたら」
リンには全て知られてしまった?
いや初めから知っていたのかもしれない。
「ごめんお兄ちゃん。もうそろそろみたい」
「ああ」
リンが泉に飛び込む。
すぐ後を追う。
「リン! 」
「えへへへ。お兄ちゃん! 」
笑っていやがる。
大した度胸だ。
震えてさえ、泣いてさえいない。
いつものリンだ。
「お願い優しくね」
「ああ」
「脱がして」
「ああ」
言われるままに余計な物をはぎ取る。
「痛い! もうちょっと優しく! 」
「我がままな奴だな」
「リンの言うことを聞いてお兄ちゃん! 」
「分かったよ」
抱きしめる。
「リン! 」
「お兄ちゃん! 」
「おいおい。こういう時はやっぱり名前で呼んでくれよ」
「ふふふ…… 」
「リンどうした? 」
「名前教えてよ。お兄ちゃん! 」
「何を言ってるリン? 俺は俺。ゲンジに決まってるじゃないか! 」
「嘘だもん! 」
「嘘? そんな馬鹿な! 」
たとえ嘘だとしても本当の名前を知らない。いや忘れた。
「お兄ちゃんはゲンジじゃない! 」
「何を言ってる? 」
「もちろんゲンシでもないよ」
「どうしたリン。おかしいぞ? 」
「リン知ってるもん! 」
これ以上余計なことを言われては困る。
リンの口を封じる。
「ううん! 」
苦しくなるまで唇を重ねる。
はあはあ
「お兄ちゃん酷いよ! 」
「だってお前が…… 」
「もういいでしょう? 最後なんだから」
「止めてくれ! それだけは止めてくれ! 」
リンの追及が続く。
「ゲンジ? ギンジ? エンジ? オウジ? ヨウジ? ヨウシ? ユウシ?
ユウジ? ヨウジ? ソウジ? どれ? 」
引っかかるはずがない。俺は俺だ。
「ふふふ…… 俺が誰かなんてどうでもいいじゃないか」
「お兄ちゃん…… 」
「俺がいる。リンがいる。ただそれだけでいいじゃないか! 」
「お兄ちゃん…… ごめん。リンが間違ってた」
「リン! 」
「お兄ちゃん! 」
はあはあ
はあはあ
再び口づけ。
リンを抱える。
「お兄ちゃん? 」
「済まない…… 」
「リンを見て! きれいでしょう? 」
「ああ。きれいだよ。それにかわいらしい。なんて魅力的なんだ! 」
「お兄ちゃん…… 」
リンを強く抱きしめる。
別れの儀式に移る。
「ああ! お兄ちゃん! 」
「リン! 」
「お願いもっと! もっと! 」
「無理を言うな! 」
「もう一度! 」
「まったくしょうがないなあ」
「リン! 」
「お兄ちゃん! 」
二人は愛を確かめ合った。
結局阻止することはできなかった。
リンを守ってやることができなかった。
決して運命には逆らえない。
今日リンとお別れするのは定め。
回避することのできない決定事項。
いくら足掻こうがいくら逃げようが無意味なのだ。
ただ運命を受け入れるしかない。
「リン! リン! リン! 」
「お兄ちゃん…… 」
「行くな! 」
「無理だよ…… 」
「うわあああ! 」
「ありがとうお兄ちゃん」
「リーン! 」
意識を失う。
波の音が聞こえた気がした。
翌朝
あれ? いつの間に寝てしまったんだ?
無意識にコテージに戻ったらしい。まあいいか。
ふあああ!
良く寝た。起きなくちゃ。
時計を見る。
やっぱり昼過ぎか……
あーあ。どうやったら早起きできるんだろう……
うん? 六時半?
まさか…… 朝の六時半か?
時計を確認。
やっぱりそうだ。朝だ。
ようやく朝目覚めることができた。
【続】
リンよ永遠に!
という訳でリンを振り返る。
リンの名前。
たぶんリンゴを持っていたから。
そこからリンにした気がする。
他の説としてはリンと言う音から。
静けさにリンと響くから。
他にもリンゴの木の苗をもっていたから。
ただうるさいから。
次にリンのモデルだけど……
ここでこの物語ができた過程を長々と語りたいんだけど面倒なので省略。
あとがきに記す。
影響を受けた作品。キャラクター
『よすがのソラ』アキラ 5パーセント (本当は百パーセントといいたいところだけど)
あとは…… ある名作から90パーセントプラス5パーセント
リンは五人の中で一番幼く小さい。
口癖は『お兄ちゃん』
リンのモデルは誰か?
分かる人には分かるかな。
男性は分かるのでは?
次回作に影響が出るため。
作品にも影響があるので。
詳しくは言えないけどリンはその辺にいるよ。
よく見回してみよう。
おっとまずいまずい。
最期に一言。
バイバイお兄ちゃん!
最終話に続く
「リン済まない…… 」
「お兄ちゃんのせいじゃないよ」
「いや俺が思い出してしまったばかりに二人の世界は崩壊してしまった」
「俺のせいだ! 」
「もういいよ。お兄ちゃん。リンは大丈夫だから」
「リン! 」
「お兄ちゃん! 」
「そうか。ならばお前の望みを叶てやろう」
「ありがとう。でもその前に一つだけ教えて」
「我がままだな…… いいぞ何でも聞け」
「お兄ちゃんは何を思い出したの? 」
「リン…… それは言えない」
「ふーん。そうなんだ。でもリンには分かるよ」
「リン! 許してくれ! 」
「もう…… お兄ちゃんたら」
リンには全て知られてしまった?
いや初めから知っていたのかもしれない。
「ごめんお兄ちゃん。もうそろそろみたい」
「ああ」
リンが泉に飛び込む。
すぐ後を追う。
「リン! 」
「えへへへ。お兄ちゃん! 」
笑っていやがる。
大した度胸だ。
震えてさえ、泣いてさえいない。
いつものリンだ。
「お願い優しくね」
「ああ」
「脱がして」
「ああ」
言われるままに余計な物をはぎ取る。
「痛い! もうちょっと優しく! 」
「我がままな奴だな」
「リンの言うことを聞いてお兄ちゃん! 」
「分かったよ」
抱きしめる。
「リン! 」
「お兄ちゃん! 」
「おいおい。こういう時はやっぱり名前で呼んでくれよ」
「ふふふ…… 」
「リンどうした? 」
「名前教えてよ。お兄ちゃん! 」
「何を言ってるリン? 俺は俺。ゲンジに決まってるじゃないか! 」
「嘘だもん! 」
「嘘? そんな馬鹿な! 」
たとえ嘘だとしても本当の名前を知らない。いや忘れた。
「お兄ちゃんはゲンジじゃない! 」
「何を言ってる? 」
「もちろんゲンシでもないよ」
「どうしたリン。おかしいぞ? 」
「リン知ってるもん! 」
これ以上余計なことを言われては困る。
リンの口を封じる。
「ううん! 」
苦しくなるまで唇を重ねる。
はあはあ
「お兄ちゃん酷いよ! 」
「だってお前が…… 」
「もういいでしょう? 最後なんだから」
「止めてくれ! それだけは止めてくれ! 」
リンの追及が続く。
「ゲンジ? ギンジ? エンジ? オウジ? ヨウジ? ヨウシ? ユウシ?
ユウジ? ヨウジ? ソウジ? どれ? 」
引っかかるはずがない。俺は俺だ。
「ふふふ…… 俺が誰かなんてどうでもいいじゃないか」
「お兄ちゃん…… 」
「俺がいる。リンがいる。ただそれだけでいいじゃないか! 」
「お兄ちゃん…… ごめん。リンが間違ってた」
「リン! 」
「お兄ちゃん! 」
はあはあ
はあはあ
再び口づけ。
リンを抱える。
「お兄ちゃん? 」
「済まない…… 」
「リンを見て! きれいでしょう? 」
「ああ。きれいだよ。それにかわいらしい。なんて魅力的なんだ! 」
「お兄ちゃん…… 」
リンを強く抱きしめる。
別れの儀式に移る。
「ああ! お兄ちゃん! 」
「リン! 」
「お願いもっと! もっと! 」
「無理を言うな! 」
「もう一度! 」
「まったくしょうがないなあ」
「リン! 」
「お兄ちゃん! 」
二人は愛を確かめ合った。
結局阻止することはできなかった。
リンを守ってやることができなかった。
決して運命には逆らえない。
今日リンとお別れするのは定め。
回避することのできない決定事項。
いくら足掻こうがいくら逃げようが無意味なのだ。
ただ運命を受け入れるしかない。
「リン! リン! リン! 」
「お兄ちゃん…… 」
「行くな! 」
「無理だよ…… 」
「うわあああ! 」
「ありがとうお兄ちゃん」
「リーン! 」
意識を失う。
波の音が聞こえた気がした。
翌朝
あれ? いつの間に寝てしまったんだ?
無意識にコテージに戻ったらしい。まあいいか。
ふあああ!
良く寝た。起きなくちゃ。
時計を見る。
やっぱり昼過ぎか……
あーあ。どうやったら早起きできるんだろう……
うん? 六時半?
まさか…… 朝の六時半か?
時計を確認。
やっぱりそうだ。朝だ。
ようやく朝目覚めることができた。
【続】
リンよ永遠に!
という訳でリンを振り返る。
リンの名前。
たぶんリンゴを持っていたから。
そこからリンにした気がする。
他の説としてはリンと言う音から。
静けさにリンと響くから。
他にもリンゴの木の苗をもっていたから。
ただうるさいから。
次にリンのモデルだけど……
ここでこの物語ができた過程を長々と語りたいんだけど面倒なので省略。
あとがきに記す。
影響を受けた作品。キャラクター
『よすがのソラ』アキラ 5パーセント (本当は百パーセントといいたいところだけど)
あとは…… ある名作から90パーセントプラス5パーセント
リンは五人の中で一番幼く小さい。
口癖は『お兄ちゃん』
リンのモデルは誰か?
分かる人には分かるかな。
男性は分かるのでは?
次回作に影響が出るため。
作品にも影響があるので。
詳しくは言えないけどリンはその辺にいるよ。
よく見回してみよう。
おっとまずいまずい。
最期に一言。
バイバイお兄ちゃん!
最終話に続く
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