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炎国への旅路編
11話 嫌いに・・なりますよ?(挿絵あり)
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ナヴァル家から転移をして出てきた来たところは私の庭と言っていいイアール山脈です。しかし、マルス帝国側に転移をすると色々問題があるので、シーラン王国側に転移をしました。
バッグからスクーターを取り出しゴーグルを掛け、そのまま4千メル級の山の頂上に向けて走り出します。
本当に今日は楽しみにしていましたのに、今まであの様に大きな物に魔道具を取り付けた事が無かったので、とてもワクワクしていたのです。しかし、浮遊するかどうか試すこともできなかったなんて、あんまりです。後日の試運転まで否定をされてしまいましたし。
ああ、散弾銃が魔力に耐えきれずに壊れてしまいました。使っていた散弾銃をしまい、新たな散弾銃を取り出します。
いつも思うことなのですが、番って何なのでしょう?あそこまで、ベッタリと一緒に居なければ、ならないものなのでしょうか。お仕事ぐらい普通に行ってくれてもいいと思うのです。
今日だって、騎獣に一緒に乗るだなんて、二人乗り用の騎獣なんて用意していませんでしたよ。
はぁ。また、魔力過多で散弾銃が暴発してしまいました。もう少し、魔力の耐久性がある素材を使わないといけませんね。
あ。珍しい!こんなところに雷狼竜がいます。3メルの体長に鱗と毛皮と雷電を纏い、鋭い爪で攻撃をしてくる魔物です。ぜひ、毛皮と爪が欲しいところです。
雷狼竜に近づきながら、雷耐性の腕輪をはめ、突撃銃の装備をします。射程距離は300から500メル程で、単発と連射が可能な仕様になってします。これは散弾銃よりも強度の強い素材で作っていますので、多少魔力を多めに使用しても問題ないでしょう。
あちらも私に気づき唸り声を上げて放電をしています。威嚇ですか。左手でスクーターに魔力を流し込み、スピードメーターいっぱいまで振り切りながら走行します。右手で突撃銃を構え、眉間に一発・・・避けられてしましました。
雷狼竜が私の後ろに回りこもうと横切りますが、そうはさせません。連射仕様に変え、撃ちまくります。
やはり、これでは火力が足りないようですね。多少の鱗が剥がれましたが、貫通するほどの威力は無かったようです。皮膚の硬さはドラゴンと然程変わらないようですね。
以前、雷狼竜と遭遇したときは、爆弾の開発に凝っていた時期でしたので、鱗も毛皮も爪も何もかもがグチャグチャになってしまい、素材には使えない状態になっていました。今回は素材をぜひ手に入れてたいのですが、どうしましょうか。
「ユーフィア!」
?。銃の発砲音に混じってクストの声が聞こえた気がしましたが、気のせいでしょう。仕方がありません。剣は得意ではないのですが、素材確保のため、雷狼竜に近づいて斬るしかないでしょう。
目くらましの為に光魔術を使います。
「『フレア』」
あたり一面が強力な閃光の渦に包まれ
「ギャイン!」
「目がー!」
?。そのスキに空間をも切り裂く剣を取り出し、雷狼竜の背後に回り込み首を切り落とします。
「グヴォォォォォ・・・」
光の渦が消えた後には、首を落とされ事切れた雷狼竜と目を押さえながら地面でのたうち回っているクストがいました。
あれ?先程の声は幻聴ではなかったのですか?
慌ててクストの側に行き光魔術を使います。
「『癒やしの光』」
聖女様が使う聖魔術には劣りますが、目を痛めたぐらいなら、回復するでしょう。
「ユーフィア?」
クストは問題なさそうなので、さっさと雷狼竜を収納してしまいましょう。首を落とした巨大な体に近づき、素材用の袋の口を開き収納します。『キューン。』頭部も同じように袋に収納します。『キューン。』
さっきからキューンキューンうるさいですね。一体何をしにここまで来たのでしょう。それしにても、よくここがわかりましたね。番と言うものはこんな事もわかるのですか?
「ユーフィア。まだ、怒っているのか?」
「怒ってなどいませんが?」
ただ、ムシャクシャしていただけです。ん?コレは怒っていると言うことになるのですかね。
「じゃ、俺は捨てられたのか?」
クストは何の話をしているのですか?
「それとも、あの嬢ちゃんが言っていたようにウザいのか?」
嬢ちゃん?誰かに何か言われたのでしょうか。
「クストは何を言っているのか、私にはわかりませんが、別に捨ててもいませんし、ウザくもありません。」
「ユーフィア!」
クストに抱きつかれますが少し力を緩めてくれませんか?
「ただ、未だに番というものがわかりません。毎日の事ですが、お仕事に行くぐらい普通に行けないのですか?私が工房に籠もっていても扉を壊すことはないと思うのです。あと、私は物作りが好きなだけできるという条件で結婚をしたのです。ですから、それを邪魔をするならクストを嫌いに・・・?なります・・よ。」
クストが地面に倒れ込んでしまいました。
どうしたのでしょう?いい素材も手に入りましたから、このまま戻ればいいでしょうか。
「『転移』」
挿絵
ユーフィアVS雷狼竜
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
の背後ではクストが「目がー!」と言っています(笑)
バッグからスクーターを取り出しゴーグルを掛け、そのまま4千メル級の山の頂上に向けて走り出します。
本当に今日は楽しみにしていましたのに、今まであの様に大きな物に魔道具を取り付けた事が無かったので、とてもワクワクしていたのです。しかし、浮遊するかどうか試すこともできなかったなんて、あんまりです。後日の試運転まで否定をされてしまいましたし。
ああ、散弾銃が魔力に耐えきれずに壊れてしまいました。使っていた散弾銃をしまい、新たな散弾銃を取り出します。
いつも思うことなのですが、番って何なのでしょう?あそこまで、ベッタリと一緒に居なければ、ならないものなのでしょうか。お仕事ぐらい普通に行ってくれてもいいと思うのです。
今日だって、騎獣に一緒に乗るだなんて、二人乗り用の騎獣なんて用意していませんでしたよ。
はぁ。また、魔力過多で散弾銃が暴発してしまいました。もう少し、魔力の耐久性がある素材を使わないといけませんね。
あ。珍しい!こんなところに雷狼竜がいます。3メルの体長に鱗と毛皮と雷電を纏い、鋭い爪で攻撃をしてくる魔物です。ぜひ、毛皮と爪が欲しいところです。
雷狼竜に近づきながら、雷耐性の腕輪をはめ、突撃銃の装備をします。射程距離は300から500メル程で、単発と連射が可能な仕様になってします。これは散弾銃よりも強度の強い素材で作っていますので、多少魔力を多めに使用しても問題ないでしょう。
あちらも私に気づき唸り声を上げて放電をしています。威嚇ですか。左手でスクーターに魔力を流し込み、スピードメーターいっぱいまで振り切りながら走行します。右手で突撃銃を構え、眉間に一発・・・避けられてしましました。
雷狼竜が私の後ろに回りこもうと横切りますが、そうはさせません。連射仕様に変え、撃ちまくります。
やはり、これでは火力が足りないようですね。多少の鱗が剥がれましたが、貫通するほどの威力は無かったようです。皮膚の硬さはドラゴンと然程変わらないようですね。
以前、雷狼竜と遭遇したときは、爆弾の開発に凝っていた時期でしたので、鱗も毛皮も爪も何もかもがグチャグチャになってしまい、素材には使えない状態になっていました。今回は素材をぜひ手に入れてたいのですが、どうしましょうか。
「ユーフィア!」
?。銃の発砲音に混じってクストの声が聞こえた気がしましたが、気のせいでしょう。仕方がありません。剣は得意ではないのですが、素材確保のため、雷狼竜に近づいて斬るしかないでしょう。
目くらましの為に光魔術を使います。
「『フレア』」
あたり一面が強力な閃光の渦に包まれ
「ギャイン!」
「目がー!」
?。そのスキに空間をも切り裂く剣を取り出し、雷狼竜の背後に回り込み首を切り落とします。
「グヴォォォォォ・・・」
光の渦が消えた後には、首を落とされ事切れた雷狼竜と目を押さえながら地面でのたうち回っているクストがいました。
あれ?先程の声は幻聴ではなかったのですか?
慌ててクストの側に行き光魔術を使います。
「『癒やしの光』」
聖女様が使う聖魔術には劣りますが、目を痛めたぐらいなら、回復するでしょう。
「ユーフィア?」
クストは問題なさそうなので、さっさと雷狼竜を収納してしまいましょう。首を落とした巨大な体に近づき、素材用の袋の口を開き収納します。『キューン。』頭部も同じように袋に収納します。『キューン。』
さっきからキューンキューンうるさいですね。一体何をしにここまで来たのでしょう。それしにても、よくここがわかりましたね。番と言うものはこんな事もわかるのですか?
「ユーフィア。まだ、怒っているのか?」
「怒ってなどいませんが?」
ただ、ムシャクシャしていただけです。ん?コレは怒っていると言うことになるのですかね。
「じゃ、俺は捨てられたのか?」
クストは何の話をしているのですか?
「それとも、あの嬢ちゃんが言っていたようにウザいのか?」
嬢ちゃん?誰かに何か言われたのでしょうか。
「クストは何を言っているのか、私にはわかりませんが、別に捨ててもいませんし、ウザくもありません。」
「ユーフィア!」
クストに抱きつかれますが少し力を緩めてくれませんか?
「ただ、未だに番というものがわかりません。毎日の事ですが、お仕事に行くぐらい普通に行けないのですか?私が工房に籠もっていても扉を壊すことはないと思うのです。あと、私は物作りが好きなだけできるという条件で結婚をしたのです。ですから、それを邪魔をするならクストを嫌いに・・・?なります・・よ。」
クストが地面に倒れ込んでしまいました。
どうしたのでしょう?いい素材も手に入りましたから、このまま戻ればいいでしょうか。
「『転移』」
挿絵
ユーフィアVS雷狼竜
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の背後ではクストが「目がー!」と言っています(笑)
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