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十一、王家のお茶会にて
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王宮でのお茶会にはたくさんのご令嬢達が参加していて、私は姉と一緒に前方の席に案内されて、同席の方達とお話をしていた。
「ごきげんようエレオノーラ様、フローラ様」
「ごきげんようユリアナ様」
「ご無沙汰しておりますわ、ユリアナ様」
同席の方は姉の友人で、ヒルヴィサロ侯爵家のエレオノーラ様とユロネン伯爵家のフローラ様。お二人とも長女で家督を継ぐ事になる姉と立場が似ているので仲良くなったそうだ。フローラ様のお隣にいらっしゃるのは妹のソフィア様。そのお隣が、ソフィア様の友人でスヴェント侯爵家次女のレベッカ様。お互いに紹介されて挨拶をし、話に花が咲く。
「フローラ様とソフィア様のドレスはおそろいなのですね。お二人とも花の妖精みたいで素敵ですわ」
「ありがとうございます。二人でどのようなドレスがいいか話し合って決めましたの」
ユロネン伯爵家は服飾関係の事業を展開していた。伯爵夫人が手掛けたドレスはとても人気で、娘であるお二人もオシャレだ。私も可愛いドレスを見たりするのは好きだし興味はあるが、自分が着るとなると気が進まない。やはり、動きやすさを重視したワンピースを着ているからだろうか。祖母は私の好きにさせてくれたが、母は残念そうにしていた。今度からは母の意見も取り入れてみようと思う。
王妃殿下が来られてからは順に挨拶をしていく。何度もお会いした事はあるが、公式な場所では初めてであったため緊張する。姉の真似をして何とか切り抜け席へ戻ると力が抜けた。
「緊張してしまいました。ちゃんとご挨拶できていたかしら……」
「大丈夫よアマリア」
「そうですわ。お二人の立ち振る舞いが美しくて見惚れてしまいましたわ」
「えぇ、さすがですわ」
まわりも褒めてくださるので大丈夫だったのだろう。先程の緊張も抜けていき、またみんなで話を再開する。話は二転三転とコロコロと変わっていき、第三王子殿下のお話になる。噂通りこのお茶会は婚約者候補選定のためなのだろう。第三王子であるクレメッティ殿下は兄王子のお二人とは違い、真面目さの塊だった。人見知りもあり、打ち解けるのにも時間がかかる。ただ誠実な方であるのは間違いない。姉と友人お二人には婚約者がいらっしゃるので、殿下の話は興味が無さそうだった。領地経営の話で盛り上がっている。そのため私達は席を中庭に移動し、そこで話を続ける。王宮の中庭はお茶会会場に隣接しており、参加者は自由に見る事ができた。素敵な中庭に目を奪われ、ついあの花は見た事ないな欲しいなと考えてしまう。
「やはり、本日のお茶会の目的は婚約者候補選定なのでしょうか?」
ソフィア様は首を傾げてそう口にされた。レベッカ様も頷いている。
「そうですわね。でも私は殿下がどのような方かわかりませんし、私達がお会いできるのは学園に入学してからになりそうですわ」
「そうですね。あ、でもアマリア様はお会いした事がありますでしょう?」
レベッカ様もソフィア様もあまり興味は無いようだった。
「クレメッティ殿下は真面目で誠実な方ですよ。とは言え、お会いしていたのは六年も前の事ですので……」
あの頃は勇者ごっこで遊んでいた。懐かしい。
殿下の話はそれで終わり、趣味の話を再開する。ソフィア様は服飾関係、レベッカ様は魔法や魔道具の話をして、私は薬学について話す。それぞれ趣味は違うが、話が合って楽しい。お二人と友人になれて充実した時間を過ごせた。別れ際に、手紙を書くと約束して会場を後にする。
「レベッカ様とソフィア様と仲良くなれて良かったわね」
「はい。お姉様がご紹介してくださったエレオノーラ様とフローラ様にもお優しくしていただけました」
「二人もお茶会に一緒に招待してくださるそうよ。また会いたいと言っていたわ」
馬車の中で今日のお茶会について話す。初めて会う同年代の令嬢達に緊張もしていたが、今日参加することができて良かった。次に会える時を楽しみにし、帰路につく。
夕食後、お茶をいただきながら母に今日の報告をする。母は楽しそうに聞いてくれて、私が次のドレスを選んで欲しいと伝えれば嬉しそうだった。
「レベッカ様とソフィア様以外とお話はした?」
「いいえ。お姉様に紹介いただいたエレオノーラ様とフローラ様ぐらいです。あとは簡単なご挨拶で少し話したくらいでしょうか……いけませんでしたか? 何だかみなさん私と話したいのは、別の目的を持っているように感じてしまいました」
気のせいなら失礼だったかもしれない。でも、目をギラギラさせてすり寄ってくるみたいで少し怖かった。笑顔で当たり障りなくかわしていたが、しつこい方はレベッカ様が少し睨んだら気まずそうに離れていった。ソフィア様もニコニコしていたが、おそらくあれは作り笑顔なのだろう。
「それでいいのよ。私達は殿下達と従兄妹になるでしょう。それで私達と親しくなれば殿下達にも近付けると思っている子達が多いのよ。あとは単純に公爵家の娘と仲良くなっておけと親に命令でもされたのね」
「目がギラギラで怖かったです」
「私が以前に参加したお茶会でも同じような感じだったわ。ふふっ、下心で可愛い妹に近づこうだなんて私が許さないのですけど……」
「お、お姉様ありがとうございます」
姉は女の子が相手でも容赦はしないようだ。
翌日、姉と私はまた王宮のお茶会に参加していた。急に呼び出され急いで支度をすませて来たわけだが、呼び出した本人のクリスティアン殿下は優雅にお茶を飲んでおられる。クラウス殿下は申し訳なさそうにしているが、あれは顔だけそうしているのだ。結局、クレメッティ殿下がひとりで謝っているだけである。
「はぁ……急に呼び出されて何事かと思いましたわ、第一王子殿下。私も妹も暇ではありません事よ」
「ごめんね。ユリアナには何度も会っていたけど、アマリアとは六年ぶりだからね。大きくなったね、アマリア。一段と可愛くなって、お兄様は心配だよ」
「ご無沙汰しております、クリスティアン殿下」
「うんうん、そんな他人行儀にならなくてもいいよ。昔みたいにお兄様と呼んでくれたらいいからね」
「そうだよ。クラウス兄上と呼んでごらん」
「クラウス殿下、クレメッティ殿下もご無沙汰しております」
「兄上達はいい加減にしてください! アマリア、ひさしぶりだね。あと、ごめん……」
ここは無難にかえしておこう。嫌味はお姉様がいつものニコニコ笑顔でお伝えしているので、私はすべてスルーしておく。代わりに謝ってくださるクレメッティ殿下だけが味方だ。ちなみに、お兄様とも兄上とも呼んだ事など一度も無い。
「クリスティアン殿下、話が進みませんので戯れはお止めください」
「今日、呼び出したのは話をするためだろう」
相変わらずバッサリと切り捨てるヘンリク様。側近の方々もお変わりがないようだ。
「そうだね。昨日のお茶会で少しトラブルがあってね……開始前の事だったし特に大きな騒ぎにならずに済んだから君達は知らないと思うのだけど……」
殿下は言いにくそうにしているが、昨日何かあったのだろうか。姉の方をうかがっても不思議そうな顔をしているので、やはり私達の耳には入っていない事だろう。
「ひとりの令嬢が招待もされていないのに王宮に乗り込んできてね。少しだけ騒ぎになってしまったのだよ。ただ、その令嬢が普通であるなら注意するだけなのだが……<ヒョウイシャ>だったからね」
殿下達の説明では、その<ヒョウイシャ>である令嬢はもちろん監視されており、お茶会にも招待されていない。グロリアと同じで屋敷から出る事が禁止されているのだが、その令嬢はかなりアグレッシブなのだそうだ。妄想をして自分が『ヒロイン』であると思い込んでいるのはアンノさんと同じ。しかし、アンノさんはほぼ自室で過ごして外出もしない大人しいタイプではある。さらに、グロリア本人がまともな思考をしているので大きく問題視されていない。だが、そのアグレッシブ令嬢は違った。憑依した女性も令嬢本人も『ヒロイン』思考で、話が合ったのか意気投合しているそうだ。話し合いが出来ているのは羨ましいが、その事でアグレッシブさに磨きがかかっているなど、かなり迷惑である。
アンノさんにせよ、アグレッシブ令嬢にせよ――。
いったい彼女達には、この世界がどのように映っているのだろうか?
「ごきげんようエレオノーラ様、フローラ様」
「ごきげんようユリアナ様」
「ご無沙汰しておりますわ、ユリアナ様」
同席の方は姉の友人で、ヒルヴィサロ侯爵家のエレオノーラ様とユロネン伯爵家のフローラ様。お二人とも長女で家督を継ぐ事になる姉と立場が似ているので仲良くなったそうだ。フローラ様のお隣にいらっしゃるのは妹のソフィア様。そのお隣が、ソフィア様の友人でスヴェント侯爵家次女のレベッカ様。お互いに紹介されて挨拶をし、話に花が咲く。
「フローラ様とソフィア様のドレスはおそろいなのですね。お二人とも花の妖精みたいで素敵ですわ」
「ありがとうございます。二人でどのようなドレスがいいか話し合って決めましたの」
ユロネン伯爵家は服飾関係の事業を展開していた。伯爵夫人が手掛けたドレスはとても人気で、娘であるお二人もオシャレだ。私も可愛いドレスを見たりするのは好きだし興味はあるが、自分が着るとなると気が進まない。やはり、動きやすさを重視したワンピースを着ているからだろうか。祖母は私の好きにさせてくれたが、母は残念そうにしていた。今度からは母の意見も取り入れてみようと思う。
王妃殿下が来られてからは順に挨拶をしていく。何度もお会いした事はあるが、公式な場所では初めてであったため緊張する。姉の真似をして何とか切り抜け席へ戻ると力が抜けた。
「緊張してしまいました。ちゃんとご挨拶できていたかしら……」
「大丈夫よアマリア」
「そうですわ。お二人の立ち振る舞いが美しくて見惚れてしまいましたわ」
「えぇ、さすがですわ」
まわりも褒めてくださるので大丈夫だったのだろう。先程の緊張も抜けていき、またみんなで話を再開する。話は二転三転とコロコロと変わっていき、第三王子殿下のお話になる。噂通りこのお茶会は婚約者候補選定のためなのだろう。第三王子であるクレメッティ殿下は兄王子のお二人とは違い、真面目さの塊だった。人見知りもあり、打ち解けるのにも時間がかかる。ただ誠実な方であるのは間違いない。姉と友人お二人には婚約者がいらっしゃるので、殿下の話は興味が無さそうだった。領地経営の話で盛り上がっている。そのため私達は席を中庭に移動し、そこで話を続ける。王宮の中庭はお茶会会場に隣接しており、参加者は自由に見る事ができた。素敵な中庭に目を奪われ、ついあの花は見た事ないな欲しいなと考えてしまう。
「やはり、本日のお茶会の目的は婚約者候補選定なのでしょうか?」
ソフィア様は首を傾げてそう口にされた。レベッカ様も頷いている。
「そうですわね。でも私は殿下がどのような方かわかりませんし、私達がお会いできるのは学園に入学してからになりそうですわ」
「そうですね。あ、でもアマリア様はお会いした事がありますでしょう?」
レベッカ様もソフィア様もあまり興味は無いようだった。
「クレメッティ殿下は真面目で誠実な方ですよ。とは言え、お会いしていたのは六年も前の事ですので……」
あの頃は勇者ごっこで遊んでいた。懐かしい。
殿下の話はそれで終わり、趣味の話を再開する。ソフィア様は服飾関係、レベッカ様は魔法や魔道具の話をして、私は薬学について話す。それぞれ趣味は違うが、話が合って楽しい。お二人と友人になれて充実した時間を過ごせた。別れ際に、手紙を書くと約束して会場を後にする。
「レベッカ様とソフィア様と仲良くなれて良かったわね」
「はい。お姉様がご紹介してくださったエレオノーラ様とフローラ様にもお優しくしていただけました」
「二人もお茶会に一緒に招待してくださるそうよ。また会いたいと言っていたわ」
馬車の中で今日のお茶会について話す。初めて会う同年代の令嬢達に緊張もしていたが、今日参加することができて良かった。次に会える時を楽しみにし、帰路につく。
夕食後、お茶をいただきながら母に今日の報告をする。母は楽しそうに聞いてくれて、私が次のドレスを選んで欲しいと伝えれば嬉しそうだった。
「レベッカ様とソフィア様以外とお話はした?」
「いいえ。お姉様に紹介いただいたエレオノーラ様とフローラ様ぐらいです。あとは簡単なご挨拶で少し話したくらいでしょうか……いけませんでしたか? 何だかみなさん私と話したいのは、別の目的を持っているように感じてしまいました」
気のせいなら失礼だったかもしれない。でも、目をギラギラさせてすり寄ってくるみたいで少し怖かった。笑顔で当たり障りなくかわしていたが、しつこい方はレベッカ様が少し睨んだら気まずそうに離れていった。ソフィア様もニコニコしていたが、おそらくあれは作り笑顔なのだろう。
「それでいいのよ。私達は殿下達と従兄妹になるでしょう。それで私達と親しくなれば殿下達にも近付けると思っている子達が多いのよ。あとは単純に公爵家の娘と仲良くなっておけと親に命令でもされたのね」
「目がギラギラで怖かったです」
「私が以前に参加したお茶会でも同じような感じだったわ。ふふっ、下心で可愛い妹に近づこうだなんて私が許さないのですけど……」
「お、お姉様ありがとうございます」
姉は女の子が相手でも容赦はしないようだ。
翌日、姉と私はまた王宮のお茶会に参加していた。急に呼び出され急いで支度をすませて来たわけだが、呼び出した本人のクリスティアン殿下は優雅にお茶を飲んでおられる。クラウス殿下は申し訳なさそうにしているが、あれは顔だけそうしているのだ。結局、クレメッティ殿下がひとりで謝っているだけである。
「はぁ……急に呼び出されて何事かと思いましたわ、第一王子殿下。私も妹も暇ではありません事よ」
「ごめんね。ユリアナには何度も会っていたけど、アマリアとは六年ぶりだからね。大きくなったね、アマリア。一段と可愛くなって、お兄様は心配だよ」
「ご無沙汰しております、クリスティアン殿下」
「うんうん、そんな他人行儀にならなくてもいいよ。昔みたいにお兄様と呼んでくれたらいいからね」
「そうだよ。クラウス兄上と呼んでごらん」
「クラウス殿下、クレメッティ殿下もご無沙汰しております」
「兄上達はいい加減にしてください! アマリア、ひさしぶりだね。あと、ごめん……」
ここは無難にかえしておこう。嫌味はお姉様がいつものニコニコ笑顔でお伝えしているので、私はすべてスルーしておく。代わりに謝ってくださるクレメッティ殿下だけが味方だ。ちなみに、お兄様とも兄上とも呼んだ事など一度も無い。
「クリスティアン殿下、話が進みませんので戯れはお止めください」
「今日、呼び出したのは話をするためだろう」
相変わらずバッサリと切り捨てるヘンリク様。側近の方々もお変わりがないようだ。
「そうだね。昨日のお茶会で少しトラブルがあってね……開始前の事だったし特に大きな騒ぎにならずに済んだから君達は知らないと思うのだけど……」
殿下は言いにくそうにしているが、昨日何かあったのだろうか。姉の方をうかがっても不思議そうな顔をしているので、やはり私達の耳には入っていない事だろう。
「ひとりの令嬢が招待もされていないのに王宮に乗り込んできてね。少しだけ騒ぎになってしまったのだよ。ただ、その令嬢が普通であるなら注意するだけなのだが……<ヒョウイシャ>だったからね」
殿下達の説明では、その<ヒョウイシャ>である令嬢はもちろん監視されており、お茶会にも招待されていない。グロリアと同じで屋敷から出る事が禁止されているのだが、その令嬢はかなりアグレッシブなのだそうだ。妄想をして自分が『ヒロイン』であると思い込んでいるのはアンノさんと同じ。しかし、アンノさんはほぼ自室で過ごして外出もしない大人しいタイプではある。さらに、グロリア本人がまともな思考をしているので大きく問題視されていない。だが、そのアグレッシブ令嬢は違った。憑依した女性も令嬢本人も『ヒロイン』思考で、話が合ったのか意気投合しているそうだ。話し合いが出来ているのは羨ましいが、その事でアグレッシブさに磨きがかかっているなど、かなり迷惑である。
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