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第2話 あらたな家族は、宝石男子⁉︎(1)
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五分とたたないうちに、ヘンタイどもは目を覚ました。
むかいあったソファーから、美少年ふたりが、ジーっとこっちを見つめてくるのよ?
も、もちろん、それしきでひるむような、あたしじゃないわ!
内心、ちょっぴりドキっとしたのは、ひ、ヒミツよ……‼
しっかし、ふたりとも見れば見るほど、お人形さんみたいにきれいな顔ね。
肌は、つやつやの色白。
瞳は星のようにかがやいているし、手足もスラっとしていてモデルさんみたい。
なんでこんな町はずれの古い館に、ナゾの美少年がふたりもいるの?
館の鍵はあたしがもっているから、だれもはいれるはずがないのに……。
「言っとくけど、この館はあたしの亡くなった両親がのこしてくれた大事な場所なの……それなのに、なんで見ず知らずのあんたらが侵入してるのよ⁉」
初対面のくせに、あたしの名前まで知っていたしね……こいつらただものじゃないわ‼
「まーまー、落ちついてよカナメ! あらためて、オレは『宝石男子』のガーネットっていうんだ。これからよろしくね!」
って、いきなり握手をもとめてきたのは、赤い髪の男の子!
ふわっとしたねこっ毛で、顔の右サイドをみつあみに結っているオシャレっ子。
アーモンド形の燃えるような赤い瞳につい吸いこまれちゃって、握手をかわしてしまったんだけど……なにやってんのよあたし‼
「……俺はブラック。ブラックダイヤモンドの宝石男子だ。よろしくな」
「え、ああ。こちらこそ……?」
ブラックと名のった男の子は、真っ黒なサラツヤショート。
闇夜を思わせる黒い瞳は、切れ長でどこかクールなかんじ。
「って、だからそーじゃないのよ……‼」
なにフツーにかえしてんのよ、あたし‼
こいつらは館に侵入していたヘンタイ不審者で、とんでもない美少年で、宝石男子で⁉
「いやそもそも、宝石男子ってなんなのよいったい――っ⁉」
混乱マックスなあたしのさけびに対し、ガーネットとブラックは不思議そうな顔。
「まさか、両親からなにも聞いてないの? オレたちの、こと……?」
「ええ……パパとママは学者で、いつもいそがしくて、あまり話す時間がなかったから」
あたしがキュッとみけんにしわをよせると、ガーネットったらもうおおあわて!
わたわたしちゃってさ、「ごめんね」とか「オレが無神経だった」とか。
あたしより悲しそうな顔するんだもん――どうやら、やさしい子ではあるみたいね。
「……知らないなら、教えてやる」
冷静に、その場をおさめてくれたのは、ブラックだった。
「いいか、俺たち宝石男子の体は、その名のとおり宝石でできている――これを見ろ」
そう言ってブラックはいきなり、ガーネットのそでをまくりあげて、ひじをむきだしにしたの!
うわっ、すりむけてるじゃない……こ、これってさっきあたしが投げたせい、よね。
すっごく痛そうだわ。傷口は真っ赤だし、キラキラかがやいて……キラキラ?
「ちょっとまちなさいよ⁉ ひ、皮膚の下、それどーなってんのよ?」
なによこれ、ケガしたらフツー血がでるもんでしょ⁉
でも、ガーネットの傷口からのぞいているのは……これって赤い宝石、よね?
「ほら、さわってみてもいいよ!」
ガーネットに手を引かれて、傷にふれてみると――か、かたい‼
「体が宝石って、本当なのね……まさか全身?」
「うん! 皮膚とか髪をのぞいて、ほぼ宝石だよ‼ つめもキラッキラで、かわいいでしょ?」
「わあ、すっごくかわいい‼ こんなの、どんなネイルアートもかなわないじゃない!」
ガーネットの深みのある赤いつめが、あまりにもきれいで、思わず感動しちゃった。
チラッとブラックを見ると……うん、やっぱりつめが黒くかがやいている。
ふたりとも、角度によって瞳の光りかたもぜんぜんちがうし!
ガーネットとブラックダイヤモンド――ふたりは本当に、宝石男子なのね。
……そうとわかったらもう、いても立ってもいられなかった。
「さっきはごめんなさい‼ ふたりが宝石男子とは知らずに、いきなり技をかけちゃって――ケガはだいじょうぶ? どっかわれたりとか、してないわよね⁉」
「これくらいへーきだよ。皮膚はすぐに再生するし、痛みはないから。痛いのは、皮膚に守られてる宝石の体が、傷ついちゃったときくらいかな?」
「本当に平気なんでしょうね? どれ、もう一度見せてみなさい!」
ガーネットのひじをたしかめたけど……あれ、なんともない⁉
ケガなんてなかったみたいに、きれいさっぱりなおってる!
「言ったろ、皮膚はすぐに再生するって……それに、心配しなくても俺たちはかたい……カナメ、モース硬度って知ってるか?」
「モース硬度? なによそれ?」
「宝石のかたさをあらわす尺度のことだよ! 1から10まであって、モース硬度1は、つめでひっかけば傷ついちゃうくらいもろいんだよね~!」
「……モース硬度10ともなると、右にでるものはないぞ。地球上でもっともかたい宝石――それが俺、ブラックダイヤモンドというわけだ」
……クールそうなくせして、思いきりドヤ顔なブラックは、ちょっとムカつくけど。
うん。勉強が苦手なあたしでも、なんとなくわかったわ!
「ブラックが地球上で一番かたいとして、ならガーネットは?」
「オレもけっこうかたいほうだよ! モース硬度7だし。そうかんたんにわれたりしないから、心配しなくてだいじょーぶ!」
なるほど。宝石男子って、ものすごーく個性的なのね!
かたさも色も、かがやきかたも、顔もちがえば性格もちがう――とはいえ。
人間だってひとそれぞれちがうし、あたしからしたら、どっちも同じようなものだわ。
さて、いろいろ教えてもらったことだし、おかえしに、こっちも自己紹介しないとね。
「あたし、宝神カナメっていうの。柔道がとくいで、運動神経はかなりいいほうだと思うわ。まぁ、勉強はちょっと苦手だけどね!」
「はーい! 質問でーす‼」
手をあげたのは、にこにこ笑顔のガーネット――あたしは学校の先生みたいに、彼をビシッと指さした。『どうぞ、ガーネットくん』ってな具合にね。
「カナメはどうして、たったひとりでこの館に引っ越してきたの?」
おっと、一発目から気まずい質問とばしてくるじゃない。
「えーっと、明日からかよう学園に、この館が近かったから。っていうのも理由のひとつなんだけど……」
そう、進学のために引っ越してきたっていうのは、じつはたてまえ。
本当の理由は……ああ、思いだしたくもないわ。
でも、ウソをつくのはもっとイヤだし、うちあけるしかないようね。
「ほら、あたしの両親、亡くなったって言ったでしょ? そのあとあたしは、叔母さんに引きとられたわけなんだけど……そこでのくらしが、あまりにも地獄で地獄で‼」
「じ、地獄ってどんな……?」
「あたしのぶんだけごはんがないのは、あたりまえ。真冬の雪がふる日も、毛布一枚で寝なきゃならなかったし……服なんて、まともなのがいま着ているこれしかないんだから……逃げだしたくもなるでしょ?」
あたしがいまだに小学校ジャージな理由、わかってもらえたかしら。
「ま、ひとりぐらしの許可なら、後見人の叔母さんにもらってきたし。生活費も仕送りしてくれる約束だから、今後は心配いらないわ……たぶんね」
叔母さんはちょっとイジワルなひとだから、完全に安心。とは、いかないのがね……。
……はぁ、前途多難ってこういうときにつかう言葉よね?
「わああぁぁぁぁぁん‼ つらかったよね、さみしかったよね、でも、もうだいじょうぶだよ! これからは、オレたちがずっとそばにいるからね、カナメ――っ‼」
って、ガーネットったら、ハンカチ片手に大号泣してるし⁉
ブラックまで、あたしの頭をくしゃっとなでてきて……な、なによこの状況⁉
ふたりともやさしすぎて、なんだか胸にジーンときちゃった……!
お、落ちつくのよカナメ……たまたまこういうタイプの男子が、いままでまわりにいなかっただけのことよ――深呼吸して、そう。
これからの生活を考えたら、これしきで泣いてなんかいられないわ……!
「そ、それにね? この館って、鉱物学者だった両親の研究所も、かねていたらしいの。ふたりのこと、ちゃんと知りたくてここに越してきたっていうのもあるわね」
はずかしながら、両親がどんな研究をしていたのか、あたし、くわしくないのよね。
……探検にあけくれて、ほとんど家にいなかったふたりが、熱中していたものってなんだったんだろう? って、娘としては気になるところじゃない?
「オレ知ってるよ、鉱物学者って石の研究をするひとでしょ?」
「そのとおりよガーネット。よく知っていたわね!」
「トーゼンだよ……だって、カナメのパパとママに、オレたち、命を救われたんだから」
「……え、な、なによそれ?」
いままでずっと、にこにこしていたガーネットから、スッと笑顔が消えた。
肩をふるわせて、うつむいちゃって――くちびるをかみしめたまま、なにも話そうとしないんだもの……これは、ただごとじゃないわ。
パパとママが、ふたりの命を救ったって、いったいどういうことよ……?
むかいあったソファーから、美少年ふたりが、ジーっとこっちを見つめてくるのよ?
も、もちろん、それしきでひるむような、あたしじゃないわ!
内心、ちょっぴりドキっとしたのは、ひ、ヒミツよ……‼
しっかし、ふたりとも見れば見るほど、お人形さんみたいにきれいな顔ね。
肌は、つやつやの色白。
瞳は星のようにかがやいているし、手足もスラっとしていてモデルさんみたい。
なんでこんな町はずれの古い館に、ナゾの美少年がふたりもいるの?
館の鍵はあたしがもっているから、だれもはいれるはずがないのに……。
「言っとくけど、この館はあたしの亡くなった両親がのこしてくれた大事な場所なの……それなのに、なんで見ず知らずのあんたらが侵入してるのよ⁉」
初対面のくせに、あたしの名前まで知っていたしね……こいつらただものじゃないわ‼
「まーまー、落ちついてよカナメ! あらためて、オレは『宝石男子』のガーネットっていうんだ。これからよろしくね!」
って、いきなり握手をもとめてきたのは、赤い髪の男の子!
ふわっとしたねこっ毛で、顔の右サイドをみつあみに結っているオシャレっ子。
アーモンド形の燃えるような赤い瞳につい吸いこまれちゃって、握手をかわしてしまったんだけど……なにやってんのよあたし‼
「……俺はブラック。ブラックダイヤモンドの宝石男子だ。よろしくな」
「え、ああ。こちらこそ……?」
ブラックと名のった男の子は、真っ黒なサラツヤショート。
闇夜を思わせる黒い瞳は、切れ長でどこかクールなかんじ。
「って、だからそーじゃないのよ……‼」
なにフツーにかえしてんのよ、あたし‼
こいつらは館に侵入していたヘンタイ不審者で、とんでもない美少年で、宝石男子で⁉
「いやそもそも、宝石男子ってなんなのよいったい――っ⁉」
混乱マックスなあたしのさけびに対し、ガーネットとブラックは不思議そうな顔。
「まさか、両親からなにも聞いてないの? オレたちの、こと……?」
「ええ……パパとママは学者で、いつもいそがしくて、あまり話す時間がなかったから」
あたしがキュッとみけんにしわをよせると、ガーネットったらもうおおあわて!
わたわたしちゃってさ、「ごめんね」とか「オレが無神経だった」とか。
あたしより悲しそうな顔するんだもん――どうやら、やさしい子ではあるみたいね。
「……知らないなら、教えてやる」
冷静に、その場をおさめてくれたのは、ブラックだった。
「いいか、俺たち宝石男子の体は、その名のとおり宝石でできている――これを見ろ」
そう言ってブラックはいきなり、ガーネットのそでをまくりあげて、ひじをむきだしにしたの!
うわっ、すりむけてるじゃない……こ、これってさっきあたしが投げたせい、よね。
すっごく痛そうだわ。傷口は真っ赤だし、キラキラかがやいて……キラキラ?
「ちょっとまちなさいよ⁉ ひ、皮膚の下、それどーなってんのよ?」
なによこれ、ケガしたらフツー血がでるもんでしょ⁉
でも、ガーネットの傷口からのぞいているのは……これって赤い宝石、よね?
「ほら、さわってみてもいいよ!」
ガーネットに手を引かれて、傷にふれてみると――か、かたい‼
「体が宝石って、本当なのね……まさか全身?」
「うん! 皮膚とか髪をのぞいて、ほぼ宝石だよ‼ つめもキラッキラで、かわいいでしょ?」
「わあ、すっごくかわいい‼ こんなの、どんなネイルアートもかなわないじゃない!」
ガーネットの深みのある赤いつめが、あまりにもきれいで、思わず感動しちゃった。
チラッとブラックを見ると……うん、やっぱりつめが黒くかがやいている。
ふたりとも、角度によって瞳の光りかたもぜんぜんちがうし!
ガーネットとブラックダイヤモンド――ふたりは本当に、宝石男子なのね。
……そうとわかったらもう、いても立ってもいられなかった。
「さっきはごめんなさい‼ ふたりが宝石男子とは知らずに、いきなり技をかけちゃって――ケガはだいじょうぶ? どっかわれたりとか、してないわよね⁉」
「これくらいへーきだよ。皮膚はすぐに再生するし、痛みはないから。痛いのは、皮膚に守られてる宝石の体が、傷ついちゃったときくらいかな?」
「本当に平気なんでしょうね? どれ、もう一度見せてみなさい!」
ガーネットのひじをたしかめたけど……あれ、なんともない⁉
ケガなんてなかったみたいに、きれいさっぱりなおってる!
「言ったろ、皮膚はすぐに再生するって……それに、心配しなくても俺たちはかたい……カナメ、モース硬度って知ってるか?」
「モース硬度? なによそれ?」
「宝石のかたさをあらわす尺度のことだよ! 1から10まであって、モース硬度1は、つめでひっかけば傷ついちゃうくらいもろいんだよね~!」
「……モース硬度10ともなると、右にでるものはないぞ。地球上でもっともかたい宝石――それが俺、ブラックダイヤモンドというわけだ」
……クールそうなくせして、思いきりドヤ顔なブラックは、ちょっとムカつくけど。
うん。勉強が苦手なあたしでも、なんとなくわかったわ!
「ブラックが地球上で一番かたいとして、ならガーネットは?」
「オレもけっこうかたいほうだよ! モース硬度7だし。そうかんたんにわれたりしないから、心配しなくてだいじょーぶ!」
なるほど。宝石男子って、ものすごーく個性的なのね!
かたさも色も、かがやきかたも、顔もちがえば性格もちがう――とはいえ。
人間だってひとそれぞれちがうし、あたしからしたら、どっちも同じようなものだわ。
さて、いろいろ教えてもらったことだし、おかえしに、こっちも自己紹介しないとね。
「あたし、宝神カナメっていうの。柔道がとくいで、運動神経はかなりいいほうだと思うわ。まぁ、勉強はちょっと苦手だけどね!」
「はーい! 質問でーす‼」
手をあげたのは、にこにこ笑顔のガーネット――あたしは学校の先生みたいに、彼をビシッと指さした。『どうぞ、ガーネットくん』ってな具合にね。
「カナメはどうして、たったひとりでこの館に引っ越してきたの?」
おっと、一発目から気まずい質問とばしてくるじゃない。
「えーっと、明日からかよう学園に、この館が近かったから。っていうのも理由のひとつなんだけど……」
そう、進学のために引っ越してきたっていうのは、じつはたてまえ。
本当の理由は……ああ、思いだしたくもないわ。
でも、ウソをつくのはもっとイヤだし、うちあけるしかないようね。
「ほら、あたしの両親、亡くなったって言ったでしょ? そのあとあたしは、叔母さんに引きとられたわけなんだけど……そこでのくらしが、あまりにも地獄で地獄で‼」
「じ、地獄ってどんな……?」
「あたしのぶんだけごはんがないのは、あたりまえ。真冬の雪がふる日も、毛布一枚で寝なきゃならなかったし……服なんて、まともなのがいま着ているこれしかないんだから……逃げだしたくもなるでしょ?」
あたしがいまだに小学校ジャージな理由、わかってもらえたかしら。
「ま、ひとりぐらしの許可なら、後見人の叔母さんにもらってきたし。生活費も仕送りしてくれる約束だから、今後は心配いらないわ……たぶんね」
叔母さんはちょっとイジワルなひとだから、完全に安心。とは、いかないのがね……。
……はぁ、前途多難ってこういうときにつかう言葉よね?
「わああぁぁぁぁぁん‼ つらかったよね、さみしかったよね、でも、もうだいじょうぶだよ! これからは、オレたちがずっとそばにいるからね、カナメ――っ‼」
って、ガーネットったら、ハンカチ片手に大号泣してるし⁉
ブラックまで、あたしの頭をくしゃっとなでてきて……な、なによこの状況⁉
ふたりともやさしすぎて、なんだか胸にジーンときちゃった……!
お、落ちつくのよカナメ……たまたまこういうタイプの男子が、いままでまわりにいなかっただけのことよ――深呼吸して、そう。
これからの生活を考えたら、これしきで泣いてなんかいられないわ……!
「そ、それにね? この館って、鉱物学者だった両親の研究所も、かねていたらしいの。ふたりのこと、ちゃんと知りたくてここに越してきたっていうのもあるわね」
はずかしながら、両親がどんな研究をしていたのか、あたし、くわしくないのよね。
……探検にあけくれて、ほとんど家にいなかったふたりが、熱中していたものってなんだったんだろう? って、娘としては気になるところじゃない?
「オレ知ってるよ、鉱物学者って石の研究をするひとでしょ?」
「そのとおりよガーネット。よく知っていたわね!」
「トーゼンだよ……だって、カナメのパパとママに、オレたち、命を救われたんだから」
「……え、な、なによそれ?」
いままでずっと、にこにこしていたガーネットから、スッと笑顔が消えた。
肩をふるわせて、うつむいちゃって――くちびるをかみしめたまま、なにも話そうとしないんだもの……これは、ただごとじゃないわ。
パパとママが、ふたりの命を救ったって、いったいどういうことよ……?
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