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第5話 嵐の予感、友達にはならない宣言⁉︎(1)
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さて、早朝の走りこみもおえたことだし、気分はスカッとソーカイ‼︎
新品のブレザーにそでをとおして、胸元のネクタイをキュッとしめたら――うん、カンペキね!
あたらしい学園は、自由に制服がえらべるからサイコーだわ!
男子も女子もパンツかスカートか、すきなほうを気分にあわせてコーデできるの。
あたしは、動きやすいから、もちろんパンツで決まりよ!
「さあ、今日からはじまるわよ、あたしのキラッキラな学園生活‼︎」
丘の上の館をでて、あたしがむかったのは、町の中心部にたつ『私立カガヤキ学園』。
見あげるほど高い西洋風の柵をくぐれば――天使がモチーフの噴水に、広い芝生がでむかえてくれる。校舎のかべは、すべて大理石でつくられていて、足元には真っ赤なカーペットがしかれているのよ‼︎
「さすが、セレブがかよう学園と、名高いだけのことはあるわね……!」
あたしがここの中等部に入学できたのは、柔道のスポーツ推薦のおかげなの。
目玉が飛びでるほど高い学費も、推薦の子は免除してもらえる神制度に大感謝だわ。
とはいえ、うかれてばかりじゃいられないわね。
すれちがう子みーんな、セレブなだけあってオーラがちがう……気がするもの。
あたしみたいに、ボロいリュックの子なんて、トーゼンひとりもいないしね。
じつはあたし、小学校じゃ柔道に夢中になりすぎて――友達とよべる女子が、ぜんぜんいなかったのよね……。
だから中学では女子友をつくり、いっしょにワイワイ遊ぶのが夢だったんだけど……いやいや、夢は自分でかなえるものよカナメ!
挑戦もせずに不安になるなんて、あたしらしくないじゃない‼︎
パンっと自分のほおをたたいて、よし!
堂々と校舎にはいろうとしたらね?
「あ~‼︎ いいよカナメの制服すがた、すごくいい‼︎ こっち見て、目線ちょーだい‼︎」
まてまてまてまちなさい、ちょ、こんなの聞いてないんだけど⁉︎
「なんっで、あんたらがここにいるのよ⁉︎」
あたしを連写しているガーネットから、スマホをとりあげて思わずさけんじゃった!
あーもう、なによこの状況⁉︎
ふたりとも、カガヤキ学園の制服、カッコよく着こなしちゃってるし⁉︎
つけられていたことに気づかなかったとは……一生の不覚だわ。
「……言ってなかったか? もともと、中学はこっちに留学するって決めていたんだ。願書は、おまえの両親にだしてもらった」
「そうそう! オレらだけ留学ってことで、はやめに受験させてもらったんだよね! オンライン試験ってやつで、パソコンで受験できちゃうの!」
「よその国から引っ越してくるとなれば、いろいろ準備に時間がかかるだろうって、学園長のはからいでな……」
「おかしいと思ったわ、朝になったら急にふたりして、弁当つくってくれなんて言いだすんだもの――まさか、同じ学園の生徒だったとはね‼︎」
ふたりと会話をしつつ、あたしは廊下をダッシュしていた。
初登校は、ちょっとはやめの教室いりが、これ鉄則よ。
だってほら、自己紹介したり、連絡先交換したり……はじめが大事なんでしょ?
あ、あたしはその、いままでそーいうのしてこなかったから!
中学では女子友をつくるという、夢もあるわけだしね⁉︎
あたしたちの教室(こいつらも同じクラスだった……)のまえで、深呼吸をして。
ふう、精神統一したらいざ、扉をあけて教室に一歩ふみこんだ――その瞬間。
「キャアァァァ‼︎ だれよあのイケメン⁉︎」
「うわっ、マジでカッコいいじゃん‼︎ もしかしてアイドルとかモデルとか⁉︎」
「ねえねえきみ、名前なんていうの⁉︎」
「え、オレ? ガーネットだよ! これからよろしくね~!」
黄色い悲鳴が、あたしの耳をつんざいて――⁉︎
あっという間に、ガーネットが女子にとりかこまれちゃった‼︎
「まさか、ガーネットがここまで大人気だとは……想定外よ!」
おかげさまで、たまたまとなりの席だったあたしまで、まきこまれておしくらまんじゅう状態。
ここはブラックに助けをもとめるしか……ってなによあいつ⁉︎
ひとりだけ特等席(窓際の一番うしろ)で、空をながめながらくつろいでるんだけど⁉︎
このうらぎりものめ。ダサい眼鏡までかけて、うまいこときれいな顔をかくしてる!
けどいまは、ブラックにかまっているヒマはないわ。
なんとかして女子の集団からぬけださないと、い、息が苦しくてたまらないもの!
「ごめんね、とおしてほしいの! トイレいきたくて、本当にごめん……!」
笑顔であやまりながら、ひとごみをかきわけていくあたしだったが――万事休す。
「自分だけ逃げるなんてひどいじゃん、カナメ! ちゃーんとオレのことも守ってくれないと、困るよ~‼︎」
しまった……ガーネットに、手をつかまれた!
とたんに周囲の女子たちの、チクチクとした視線がつきささる……‼︎
「えー、手ぇつなぐとかなにそれ? 宝神カナメさんだっけ? あなたって、ガーネットくんのなんなの?」
「友達にしたってキョリ近いよねー? 見るからにビンボー人だし、ガーネットくんとつりあわなーい!」
「えっとその、あ、あたしは……!」
まずい、緊張のあまり、うまく言葉がでてこない……!
そうこうしているうちに、女子のざわめきは、ますますひどくなるばかりだし……っ。
ガーネットも、つないだ手をはなしてくれるどころか、
「つりあわないって、どーいう意味? オレとカナメは家族なんだから、手くらいつなぐに決まってるじゃん?」
い、言いかえしちゃったし。ああ、もう。
「家族ってことは、カナメさんってガーネットくんの双子の兄妹とか?」
「まっさか、顔ぜんぜんにてなくない?」
くっ、言いたいほうだい言われて腹がたつけど、ここはおさえて、がまんよ……!
「あ、あたしたちじつはいとこなの。昔から仲がよくて、家族同然なのよね!」
と、いまはそういうことにしておくとして……信じてもらえたかな?
あたし、ウソとかごまかしとか、すごく苦手なのよね。
ぜーんぶ、顔にでちゃってる気がするんだけど……。
「いとこ⁉︎ じゃあ、ガーネットくんのこともっと教えてよー?」
「あっ、うちも知りたーい!」
よっし‼︎ あたしの全力の言いわけ、女子のみんなは信じてくれたみたい!
「ちょっとまってよ! オレたちいとこなんかじゃ――っぐは‼︎」
ガーネットの脇腹を、ひじでついてだまらせて――っとに、ゆだんできないんだから。
「よけいなことは、言わないで……!」
こっそりしっかり念をおしたら、さてどうしよう……‼︎
朝のホームルームまであと十分、女子からの質問ぜめからどう逃れる⁉︎
新品のブレザーにそでをとおして、胸元のネクタイをキュッとしめたら――うん、カンペキね!
あたらしい学園は、自由に制服がえらべるからサイコーだわ!
男子も女子もパンツかスカートか、すきなほうを気分にあわせてコーデできるの。
あたしは、動きやすいから、もちろんパンツで決まりよ!
「さあ、今日からはじまるわよ、あたしのキラッキラな学園生活‼︎」
丘の上の館をでて、あたしがむかったのは、町の中心部にたつ『私立カガヤキ学園』。
見あげるほど高い西洋風の柵をくぐれば――天使がモチーフの噴水に、広い芝生がでむかえてくれる。校舎のかべは、すべて大理石でつくられていて、足元には真っ赤なカーペットがしかれているのよ‼︎
「さすが、セレブがかよう学園と、名高いだけのことはあるわね……!」
あたしがここの中等部に入学できたのは、柔道のスポーツ推薦のおかげなの。
目玉が飛びでるほど高い学費も、推薦の子は免除してもらえる神制度に大感謝だわ。
とはいえ、うかれてばかりじゃいられないわね。
すれちがう子みーんな、セレブなだけあってオーラがちがう……気がするもの。
あたしみたいに、ボロいリュックの子なんて、トーゼンひとりもいないしね。
じつはあたし、小学校じゃ柔道に夢中になりすぎて――友達とよべる女子が、ぜんぜんいなかったのよね……。
だから中学では女子友をつくり、いっしょにワイワイ遊ぶのが夢だったんだけど……いやいや、夢は自分でかなえるものよカナメ!
挑戦もせずに不安になるなんて、あたしらしくないじゃない‼︎
パンっと自分のほおをたたいて、よし!
堂々と校舎にはいろうとしたらね?
「あ~‼︎ いいよカナメの制服すがた、すごくいい‼︎ こっち見て、目線ちょーだい‼︎」
まてまてまてまちなさい、ちょ、こんなの聞いてないんだけど⁉︎
「なんっで、あんたらがここにいるのよ⁉︎」
あたしを連写しているガーネットから、スマホをとりあげて思わずさけんじゃった!
あーもう、なによこの状況⁉︎
ふたりとも、カガヤキ学園の制服、カッコよく着こなしちゃってるし⁉︎
つけられていたことに気づかなかったとは……一生の不覚だわ。
「……言ってなかったか? もともと、中学はこっちに留学するって決めていたんだ。願書は、おまえの両親にだしてもらった」
「そうそう! オレらだけ留学ってことで、はやめに受験させてもらったんだよね! オンライン試験ってやつで、パソコンで受験できちゃうの!」
「よその国から引っ越してくるとなれば、いろいろ準備に時間がかかるだろうって、学園長のはからいでな……」
「おかしいと思ったわ、朝になったら急にふたりして、弁当つくってくれなんて言いだすんだもの――まさか、同じ学園の生徒だったとはね‼︎」
ふたりと会話をしつつ、あたしは廊下をダッシュしていた。
初登校は、ちょっとはやめの教室いりが、これ鉄則よ。
だってほら、自己紹介したり、連絡先交換したり……はじめが大事なんでしょ?
あ、あたしはその、いままでそーいうのしてこなかったから!
中学では女子友をつくるという、夢もあるわけだしね⁉︎
あたしたちの教室(こいつらも同じクラスだった……)のまえで、深呼吸をして。
ふう、精神統一したらいざ、扉をあけて教室に一歩ふみこんだ――その瞬間。
「キャアァァァ‼︎ だれよあのイケメン⁉︎」
「うわっ、マジでカッコいいじゃん‼︎ もしかしてアイドルとかモデルとか⁉︎」
「ねえねえきみ、名前なんていうの⁉︎」
「え、オレ? ガーネットだよ! これからよろしくね~!」
黄色い悲鳴が、あたしの耳をつんざいて――⁉︎
あっという間に、ガーネットが女子にとりかこまれちゃった‼︎
「まさか、ガーネットがここまで大人気だとは……想定外よ!」
おかげさまで、たまたまとなりの席だったあたしまで、まきこまれておしくらまんじゅう状態。
ここはブラックに助けをもとめるしか……ってなによあいつ⁉︎
ひとりだけ特等席(窓際の一番うしろ)で、空をながめながらくつろいでるんだけど⁉︎
このうらぎりものめ。ダサい眼鏡までかけて、うまいこときれいな顔をかくしてる!
けどいまは、ブラックにかまっているヒマはないわ。
なんとかして女子の集団からぬけださないと、い、息が苦しくてたまらないもの!
「ごめんね、とおしてほしいの! トイレいきたくて、本当にごめん……!」
笑顔であやまりながら、ひとごみをかきわけていくあたしだったが――万事休す。
「自分だけ逃げるなんてひどいじゃん、カナメ! ちゃーんとオレのことも守ってくれないと、困るよ~‼︎」
しまった……ガーネットに、手をつかまれた!
とたんに周囲の女子たちの、チクチクとした視線がつきささる……‼︎
「えー、手ぇつなぐとかなにそれ? 宝神カナメさんだっけ? あなたって、ガーネットくんのなんなの?」
「友達にしたってキョリ近いよねー? 見るからにビンボー人だし、ガーネットくんとつりあわなーい!」
「えっとその、あ、あたしは……!」
まずい、緊張のあまり、うまく言葉がでてこない……!
そうこうしているうちに、女子のざわめきは、ますますひどくなるばかりだし……っ。
ガーネットも、つないだ手をはなしてくれるどころか、
「つりあわないって、どーいう意味? オレとカナメは家族なんだから、手くらいつなぐに決まってるじゃん?」
い、言いかえしちゃったし。ああ、もう。
「家族ってことは、カナメさんってガーネットくんの双子の兄妹とか?」
「まっさか、顔ぜんぜんにてなくない?」
くっ、言いたいほうだい言われて腹がたつけど、ここはおさえて、がまんよ……!
「あ、あたしたちじつはいとこなの。昔から仲がよくて、家族同然なのよね!」
と、いまはそういうことにしておくとして……信じてもらえたかな?
あたし、ウソとかごまかしとか、すごく苦手なのよね。
ぜーんぶ、顔にでちゃってる気がするんだけど……。
「いとこ⁉︎ じゃあ、ガーネットくんのこともっと教えてよー?」
「あっ、うちも知りたーい!」
よっし‼︎ あたしの全力の言いわけ、女子のみんなは信じてくれたみたい!
「ちょっとまってよ! オレたちいとこなんかじゃ――っぐは‼︎」
ガーネットの脇腹を、ひじでついてだまらせて――っとに、ゆだんできないんだから。
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