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第10話 まさかのユーワク大作戦⁉︎(2)
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そしてきたる昼休み。
チトセのユーワクなんちゃらのことを、あたしはすっかりわすれていた。
もう、お腹がすいてしかたなくて、ごはんのことで頭がいっぱいだったのよね。
ちなみに、あたしたち宝神ファミリーの今日のお昼は、玉子焼きとタコさんウィンナーのシンプル弁当。あとは思うぞんぶん、白米といっしょにかっこむのが、カナメ流よ!
……となりの席のガーネットが、ゆるみきった笑顔でジーっとこっちを見つめては、自分のお弁当の中身を見て、またあたしを見つめて……をくりかえしてくる。
ほんとはかまってあげたいけど、ここは心を鬼にして、見ないふりをするしかないわ。
『ありがとうカナメ~! 推しの手づくり弁当とか、夢みたいなんだけど‼︎』とかね。
じゃれつきたいんでしょうけど、そんなやりとりくり広げたら、女子のみなさまがだまっちゃいないもの……!
あたしはしずかに、お弁当を食べたいの!
心の底から、そう願っていただけだというのに……チトセがそれをゆるさなかった。
「ガーネットさん、わたくしといっしょにお弁当を食べませんか……じゃない、食べますわよ。ぬるい、食べなさい‼︎ ですわ‼︎」
自分のいすをもってきて、ガーネットのとなりにすわったチトセは――まさかの重箱を机に広げはじめたの……!
重箱ってあれよ?
お正月のおせち料理をつめるときなんかにつかう、何段もかさなった箱のことよ⁉︎
チトセの重箱は三段。一段目は、かわいらしいてまり寿司がびっしり。二段目は、ステーキやら伊勢えびやら豪華なおかずがならんでいて――さ、三段目にはおいしそうなケーキが、きらびやかにかざられていたの……!
あたしの目は、もうくぎづけよ。
こんなごちそうだされて、がっつかないひとがいるなら、教えてほしいくらいだわ⁉︎
「お屋敷のシェフといっしょにつくった、最高級のお弁当ですわ。さ、めしあがれ!」
「いーらない。だってオレには、カナメの手づくり弁当があるから!」
って、いたし‼︎ がっつかないやつ‼︎
タコさんウィンナーをはしでつまんで、なんともしあわせそうな笑顔!
一方で、チトセの豪華弁当を見るその目ときたら、ちょっとつめたすぎない⁉︎
温度差でこっちが風邪ひくレベルなんですけど⁉︎
ていうか、チトセのお弁当のどこがそんなにいやだっていうのよ?
どれも手間のかかる料理ばかりだし、すごくきれいでおいしそう。
フツーならだれだって、あたしのお弁当なんかよりそっちをえらぶでしょうね……。
「ほら、あーんしなさい‼︎ このステーキが目にはいらないの⁉︎ カナメさんの手づくり弁当はわたくしがもらってさしあげますから、安心してお重にがっつくが吉ですわよ‼︎」
「い・や・だ・ね‼︎ オレはカナメの愛情弁当が食べたいの‼︎ ごちそうなんかに目がくらむような、かるい美少年じゃないんですー‼︎」
チトセがガーネットのくちびるに、ステーキをおしつける……!
負けじとチトセのもつはしごと、その手をおしかえすガーネット――はげしい攻防はとどまるところを知らない。
まったく、このままじゃふたりとも放課後まで、意地のはりあいをつづけそうな雰囲気だわ……昼休みだって、もう半分もないし。
そこでしかたなく、あたしはガーネットに提案したの。
「せっかくチトセがあんたのためにつくってくれたんだし、いただいたら? ほら、あたしのお弁当なんていつでも食べられるんだし。ね?」
「えー、でもオレは……けど、そっか。せっかくつくってくれたんだもんね。一口だけなら、食べてあげてもいーかも?」
「のぞむところですわ。一口で胃袋をゲット、とりこにしてさしあげます!」
ガーネットが口をあけて、そこへチトセの手づくり料理が運ばれていって――あれ?
なにこれ、胸がズキッとして……え?
ガーネットに食べるよう、うながしたのはあたしなのに……どうしよう。
チトセのお弁当、食べてほしくない。かも……。
も、もしもよ、ガーネットが、チトセの料理を気にいっちゃったらどうする?
あたしのお弁当なんか、まずいからもういらない、とか言われちゃったら?
すごくショックだわ。立ちなおれる気がしないほどにね……。
なるほど、家族をささえてゆくとなれば、こういう事件もおこりうるわけね。
たとえば息子に、『かーちゃんのまずいメシなんて食えるか‼︎』とか、いきなり言われたときのお母さんの気持ち……このつらさ、きっと近いはずだわ……!
あたしはついつい悲しくて、ふたりから目をそらしちゃった。
そしたらなんと、ガーネットが、はっきりとこう言ったの。
「ごめん、やっぱりいらない。オレ、カナメの悲しむ顔は見たくないから!」
え、あ、あたしそんなに悲しそうに見えたかな?
困惑するあたしに、ガーネットったら、ニパっとむじゃきに笑いかけて、自分のお弁当箱を手に立ちあがったの。
「今日は裏庭で食べることにしよっかな。ひとりでじっくり味わいたい気分だし!」
そのまま教室をさろうとしたガーネットを、チトセがゆるすわけがなかった。
いきなりガーネットの胸ぐらにつかみかかって、さけんだの!
「どうして思いどおりにならないの⁉︎ メイクだってカンペキ、朝はやくおきてお弁当までつくったのに――わたくしのどこが不満だっていうの⁉︎」
「なっ、ちょっとチトセ~。乱暴はやめてくんない?」
「ふざけないで‼︎ あなたがカナメさんをえらぶなんて、そんなの絶対にゆるしませんから――っ⁉︎」
本日最大のアクシデントがおきたのは、そのときだった。
チトセにつきはなされたガーネットが、机にぶつかっちゃって――っ。
ガッシャーン‼︎
チトセの重箱が、ゆ、床に落ちてぐしゃぐしゃに……!
とたんに教室が、シーンとしずまりかえって、
「わ、わたくしのお弁当が……あんなにがんばってつくったのに……っ」
チトセのすすり泣く声だけが、あたりにひびきわたった。
「ご、ごめんチトセっ、オレ、そんなつもりじゃなくて……本当にごめん!」
ガーネットは、必死にあやまったと思う。
だけど、チトセの涙はとまるどころか、ますますひどく泣きだしちゃって……。
これは事故。だれもわるくない。
それはきっと、チトセだってわかっているはず。
……それでも、つらいわよね。
朝はやくおきて、これだけ品数の多いお弁当をつくるのが、どんなに大変なことか!
いつもお弁当をつくっているあたしには、わかるわよ。チトセ――。
「あっ、ほら見て。二段目はまだ食べられるわ。床についてないから、セーフ……どれどれお味は、うん‼︎ バツグンにおいしいじゃない‼︎」
重箱のすみにのこっていたおかずや、床につかずに助かったお寿司を、あたしはつぎつぎと弁当箱のふたの上へ救助したの!
クラスのセレブたちは、そんなあたしをボーゼンとして、ただ見ていたわ。
でも、他人の目なんて、いまは気にしている場合じゃないでしょ!
無事だった料理を大切に味わって、おいしく完食してやりましたとも‼︎
「……おどろいた。チトセを思ってのこととはいえ、そこまでするなんて……オレ、カナメのやさしさを、あまくみていたかもしんない」
「案外、床につかなきゃだいじょうぶなもんなのよ? それにね、こーんなにおいしくて努力がつまったお弁当、すてたらバチがあたるじゃないの!」
「それは……うん、わかってる。それでもオレは食べないよ、チトセのお弁当。さっきオレが食べようとしたとき、カナメ、泣きそうな顔してたから……てゆーか、オレにはこのカナメ特製愛情弁当があるわけだし! 浮気したくないし‼︎」
「はいはい、あんたなりのやさしさも、ちゃんと理解しているつもりよ。ほんと、見かけによらずガンコ者なんだから!」
そうこうしているうち、すっかり泣きやんだチトセに、
「ごちそうさまでした! すっごくおいしかったわよ‼︎」
って、あたしの感想を伝えたんだけど……あれ?
チトセは目をぱちくりさせながら、ボーっとこっちを見つめるばかり。
顔をこれでもかってくらい真っ赤にして、ソートー怒ってるんだろうなぁ……。
あたりまえよね、ガーネットのためにつくったお弁当はだいなし。
おまけに、食べたのは友達ですらない、あたしなんだもの。
床の掃除をサッとおえて、ガーネットといっしょに重箱をかえしにいったの。
けど、チトセは席についてうつむいたまま、あたしと目をあわせることはなかった。
チトセのユーワクなんちゃらのことを、あたしはすっかりわすれていた。
もう、お腹がすいてしかたなくて、ごはんのことで頭がいっぱいだったのよね。
ちなみに、あたしたち宝神ファミリーの今日のお昼は、玉子焼きとタコさんウィンナーのシンプル弁当。あとは思うぞんぶん、白米といっしょにかっこむのが、カナメ流よ!
……となりの席のガーネットが、ゆるみきった笑顔でジーっとこっちを見つめては、自分のお弁当の中身を見て、またあたしを見つめて……をくりかえしてくる。
ほんとはかまってあげたいけど、ここは心を鬼にして、見ないふりをするしかないわ。
『ありがとうカナメ~! 推しの手づくり弁当とか、夢みたいなんだけど‼︎』とかね。
じゃれつきたいんでしょうけど、そんなやりとりくり広げたら、女子のみなさまがだまっちゃいないもの……!
あたしはしずかに、お弁当を食べたいの!
心の底から、そう願っていただけだというのに……チトセがそれをゆるさなかった。
「ガーネットさん、わたくしといっしょにお弁当を食べませんか……じゃない、食べますわよ。ぬるい、食べなさい‼︎ ですわ‼︎」
自分のいすをもってきて、ガーネットのとなりにすわったチトセは――まさかの重箱を机に広げはじめたの……!
重箱ってあれよ?
お正月のおせち料理をつめるときなんかにつかう、何段もかさなった箱のことよ⁉︎
チトセの重箱は三段。一段目は、かわいらしいてまり寿司がびっしり。二段目は、ステーキやら伊勢えびやら豪華なおかずがならんでいて――さ、三段目にはおいしそうなケーキが、きらびやかにかざられていたの……!
あたしの目は、もうくぎづけよ。
こんなごちそうだされて、がっつかないひとがいるなら、教えてほしいくらいだわ⁉︎
「お屋敷のシェフといっしょにつくった、最高級のお弁当ですわ。さ、めしあがれ!」
「いーらない。だってオレには、カナメの手づくり弁当があるから!」
って、いたし‼︎ がっつかないやつ‼︎
タコさんウィンナーをはしでつまんで、なんともしあわせそうな笑顔!
一方で、チトセの豪華弁当を見るその目ときたら、ちょっとつめたすぎない⁉︎
温度差でこっちが風邪ひくレベルなんですけど⁉︎
ていうか、チトセのお弁当のどこがそんなにいやだっていうのよ?
どれも手間のかかる料理ばかりだし、すごくきれいでおいしそう。
フツーならだれだって、あたしのお弁当なんかよりそっちをえらぶでしょうね……。
「ほら、あーんしなさい‼︎ このステーキが目にはいらないの⁉︎ カナメさんの手づくり弁当はわたくしがもらってさしあげますから、安心してお重にがっつくが吉ですわよ‼︎」
「い・や・だ・ね‼︎ オレはカナメの愛情弁当が食べたいの‼︎ ごちそうなんかに目がくらむような、かるい美少年じゃないんですー‼︎」
チトセがガーネットのくちびるに、ステーキをおしつける……!
負けじとチトセのもつはしごと、その手をおしかえすガーネット――はげしい攻防はとどまるところを知らない。
まったく、このままじゃふたりとも放課後まで、意地のはりあいをつづけそうな雰囲気だわ……昼休みだって、もう半分もないし。
そこでしかたなく、あたしはガーネットに提案したの。
「せっかくチトセがあんたのためにつくってくれたんだし、いただいたら? ほら、あたしのお弁当なんていつでも食べられるんだし。ね?」
「えー、でもオレは……けど、そっか。せっかくつくってくれたんだもんね。一口だけなら、食べてあげてもいーかも?」
「のぞむところですわ。一口で胃袋をゲット、とりこにしてさしあげます!」
ガーネットが口をあけて、そこへチトセの手づくり料理が運ばれていって――あれ?
なにこれ、胸がズキッとして……え?
ガーネットに食べるよう、うながしたのはあたしなのに……どうしよう。
チトセのお弁当、食べてほしくない。かも……。
も、もしもよ、ガーネットが、チトセの料理を気にいっちゃったらどうする?
あたしのお弁当なんか、まずいからもういらない、とか言われちゃったら?
すごくショックだわ。立ちなおれる気がしないほどにね……。
なるほど、家族をささえてゆくとなれば、こういう事件もおこりうるわけね。
たとえば息子に、『かーちゃんのまずいメシなんて食えるか‼︎』とか、いきなり言われたときのお母さんの気持ち……このつらさ、きっと近いはずだわ……!
あたしはついつい悲しくて、ふたりから目をそらしちゃった。
そしたらなんと、ガーネットが、はっきりとこう言ったの。
「ごめん、やっぱりいらない。オレ、カナメの悲しむ顔は見たくないから!」
え、あ、あたしそんなに悲しそうに見えたかな?
困惑するあたしに、ガーネットったら、ニパっとむじゃきに笑いかけて、自分のお弁当箱を手に立ちあがったの。
「今日は裏庭で食べることにしよっかな。ひとりでじっくり味わいたい気分だし!」
そのまま教室をさろうとしたガーネットを、チトセがゆるすわけがなかった。
いきなりガーネットの胸ぐらにつかみかかって、さけんだの!
「どうして思いどおりにならないの⁉︎ メイクだってカンペキ、朝はやくおきてお弁当までつくったのに――わたくしのどこが不満だっていうの⁉︎」
「なっ、ちょっとチトセ~。乱暴はやめてくんない?」
「ふざけないで‼︎ あなたがカナメさんをえらぶなんて、そんなの絶対にゆるしませんから――っ⁉︎」
本日最大のアクシデントがおきたのは、そのときだった。
チトセにつきはなされたガーネットが、机にぶつかっちゃって――っ。
ガッシャーン‼︎
チトセの重箱が、ゆ、床に落ちてぐしゃぐしゃに……!
とたんに教室が、シーンとしずまりかえって、
「わ、わたくしのお弁当が……あんなにがんばってつくったのに……っ」
チトセのすすり泣く声だけが、あたりにひびきわたった。
「ご、ごめんチトセっ、オレ、そんなつもりじゃなくて……本当にごめん!」
ガーネットは、必死にあやまったと思う。
だけど、チトセの涙はとまるどころか、ますますひどく泣きだしちゃって……。
これは事故。だれもわるくない。
それはきっと、チトセだってわかっているはず。
……それでも、つらいわよね。
朝はやくおきて、これだけ品数の多いお弁当をつくるのが、どんなに大変なことか!
いつもお弁当をつくっているあたしには、わかるわよ。チトセ――。
「あっ、ほら見て。二段目はまだ食べられるわ。床についてないから、セーフ……どれどれお味は、うん‼︎ バツグンにおいしいじゃない‼︎」
重箱のすみにのこっていたおかずや、床につかずに助かったお寿司を、あたしはつぎつぎと弁当箱のふたの上へ救助したの!
クラスのセレブたちは、そんなあたしをボーゼンとして、ただ見ていたわ。
でも、他人の目なんて、いまは気にしている場合じゃないでしょ!
無事だった料理を大切に味わって、おいしく完食してやりましたとも‼︎
「……おどろいた。チトセを思ってのこととはいえ、そこまでするなんて……オレ、カナメのやさしさを、あまくみていたかもしんない」
「案外、床につかなきゃだいじょうぶなもんなのよ? それにね、こーんなにおいしくて努力がつまったお弁当、すてたらバチがあたるじゃないの!」
「それは……うん、わかってる。それでもオレは食べないよ、チトセのお弁当。さっきオレが食べようとしたとき、カナメ、泣きそうな顔してたから……てゆーか、オレにはこのカナメ特製愛情弁当があるわけだし! 浮気したくないし‼︎」
「はいはい、あんたなりのやさしさも、ちゃんと理解しているつもりよ。ほんと、見かけによらずガンコ者なんだから!」
そうこうしているうち、すっかり泣きやんだチトセに、
「ごちそうさまでした! すっごくおいしかったわよ‼︎」
って、あたしの感想を伝えたんだけど……あれ?
チトセは目をぱちくりさせながら、ボーっとこっちを見つめるばかり。
顔をこれでもかってくらい真っ赤にして、ソートー怒ってるんだろうなぁ……。
あたりまえよね、ガーネットのためにつくったお弁当はだいなし。
おまけに、食べたのは友達ですらない、あたしなんだもの。
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けど、チトセは席についてうつむいたまま、あたしと目をあわせることはなかった。
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