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エピローグ みんなはあたしの、宝物よ‼︎
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さて、まちにまった土曜日。
じつを言うと今日は、あたしとガーネットが計画した、おとまり会の日なのよね!
メンバーは、あたしたち宝神ファミリーと――、
「き、今日はおまねきいただき、まことに光栄なのですわ!」
「まってたわチトセ! あら、そのかっこう‼︎」
そう、あたしのはじめての親友となったチトセ!
「今日は、いつもとちがうスタイルにまとめてみたのですわ……どう、でしょうか?」
そで口にレースのあしらわれたジャケットに、細身のスラっとしたパンツ。
虹色のフワフワな髪は、オールバックにまとめられていて――すごくにあってる!
「なんか、今日のチトセはかわいいっていうより、カッコいいってかんじね! 美少女からイケメンまで、どんなかっこうでもにあうなんて、すごいわ‼︎」
「そ、そうですか……それなら、よかったですわ……っ!」
ぽっとほおをそめて、あらら……玄関さきでかたまっちゃった。
服装や髪形が変わっても、中身はいつものチトセなんだから、そりゃそうよね。
すぐに真っ赤になっちゃうんだもの。まったく、照れ屋さんなんだから!
「ブラック、チトセのことお願い! フリーズしちゃったの、お茶でもいれてあげて‼︎」
「……しょうがねえな。おい、いくぞチトセ……」
さて、こっちはこっちでやることがいっぱいよ!
チトセがきたから、夕飯のしたくを一瞬だけガーネットにまかせてみたんだけど。
どれどれ……と、台所をのぞくと、ガーネットがふるえながらきゅうりを切ってる⁉︎
いまにも手を切ってしまいそうで、もう見ていられない!
「包丁が苦手なら、無理しなくていいのよ⁉︎ あとはあたしにまかせて、ガーネットは酢飯のはいった桶と、皿をテーブルにならべてちょうだい?」
「うんっ、そうするー! オレ、そっちのが絶対とくいな気がするし‼︎」
各種具材をささっと切って、テーブルの準備もガーネットのおかげで順調。
チラッと、チトセとブラックのようすを見てみると、
「いでででででっ、おまえ、もっとやさしくできないのか⁉︎」
「わがまま言わないでくれます? すこしくらいがまんなさい……!」
わっ、すごい。チトセったら、自分でブラックの腕の治療をしてるじゃない‼︎
パープルのおしゃれな工具箱からやすりをだし、欠けた部分が消えるようにうまくけずって――水をつけたペーパーでさっとみがいたら、きれいにもとどおり!
「これは耐水ペーパーと言って、なめらかさをだすためにみがく用の道具ですの! さあ、調子はどうですこと、ブラックさん?」
「……痛みはないし、皮膚の再生も問題ないな」
どこが欠けていたのかわからないくらい、傷がきれいになっているから、おどろいちゃった‼︎
「さすが宝石商の跡とりね、すっごく器用だわ!」
「と、トーゼンですわ。宝石のあつかいで、わたくしの右にでるものはいなくってよ?」
「……ったく、なら最初から大切にあつかえ」
「なんですのその態度‼︎ また傷をつけなおしてさしあげましょうか⁉︎」
やれやれ、にらみあっているふたりは、とりあえずほっときましょう。
「ガーネット、テーブルのほう準備できた?」
「カンペキ~‼︎ そんじゃ、具材の皿も運んじゃうね!」
テーブルの上には、細く切った玉子焼きに、かんぴょう、きゅうり、エビにアボカドにツナマヨにいろいろ――ちょっと奮発しちゃった!
「ほらみんな、そろそろ席について! 今日の夕飯は、じゃーん‼︎ 手まき寿司よ‼︎」
「……いいな、手まき寿司なんてひさしぶりだ」
「だよねー! 楽しいし、おいしいし、手まき寿司サイコー‼︎」
よーし、まずはのりに酢飯をしいて……そうね、一発目はエビアボカドかな。
ガーネットはツナマヨときゅうり、ブラックはかんぴょうオンリー。
うんうん、ふたりともおいしそうじゃない!
チトセは……あれ?
オロオロしちゃって……あ、もしかしてどうやって食べるかわからないのかも⁉︎
「チトセ、だいじょうぶよ! すきな具材を、こうして酢飯の上にのせて、のりまきにすればいいの! くるくるってね、かんたんでしょ?」
「な、なるほど! これが庶民のパーティー料理なのですね、なんだかわくわくしてまいりましたわ‼︎」
チトセは玉子焼きにたっぷりのマヨネーズをかけて……はじめてにしてはやるじゃない、背徳のカロリーメシ‼︎
食べおわったら、みんなでチトセがもってきてくれたゲームをしたり、ポテチを食べたり、まくら投げをしたり――ほんとーに、楽しかったわ!
寝るときは、二階の広いあき部屋に、みんなで布団をならべてしいたの。
カチッとあたしが電気を消して、みんなで『おやすみ』って言いあったのよ。
さて、あたしも布団にはいって……ふふ、楽しすぎたせいかな?
もう真っ暗だし、あたしも寝なきゃなのに、顔が勝手に笑っちゃう。
「この館に引っ越してからというもの、ほんとにいろいろあったわ……」
チトセがおこした事件は正直、かなりやっかいだった。
『宝石男子を守る』と決めたあたしの思うようにはいかないことも、たくさんあった。
でも、だからこそ、わかったこともある。
おたがいに、守ったり守られたり――ささえあって、ときにはなぐさめあって。
きっとそうやって、家族のキズナは深くなっていくものなのよね。
「あたし、これからもがんばるわ。あいつらとの家族のキズナ、もっともーっと深めてみせるんだから!」
そしていつか、あたしと宝石男子たちで、世界一ステキな家族になってみせるわ‼︎
……だから期待しててよね、パパ、ママ。
「ああもう、なんだかわくわくしちゃって眠れない!」
みんなの寝顔をそーっと見て、ふふ。うれしくてつい、笑っちゃう。
信じあえる家族も、かけがえのない親友も――そばにいてくれるあたしは、なんてしあわせものなのかしら。
「これからも、あたしがみんなを守るからね」
「……自分の命くらい、自分で守れる……ぐぅ、すー……」
び、びっくりした‼︎ ブラックのやつ、寝言がおおきいのよ‼︎
「だめです。カナメさんはわたくしとバカンスにいくのですわ……スピー……」
チトセもまたハデな寝言ね⁉︎ 一瞬、おきているのかと思ったわ!
「まったくもう、うれしい寝言だわ……」
「えー? オレだってふたりに負けないくらい、カナメのことだいすきだし‼︎」
ゲッ、ガーネットまで寝言――って、ちがうわ‼︎
「わっ、なによガーネット! あんたおきてたの?」
「えっへへー! びっくりした? びっくりついでにもういっちょ‼︎」
となりの布団からスルッとでてきて、あたしの真横までコロコロ転がってきて⁉︎
ほほえむガーネットは、なんだかいつもと雰囲気がちがう。
窓からさす月の光が、赤い髪に反射して、キラキラかがやいている。
真っ赤な宝石の瞳が、キュッと細まって、あたしを大切そうに見つめてきて――。
「カナメがみんなを守るならさ、カナメのことはオレが守るよ――たとえ、この命にかえてもね」
「……だ、だめ! そんなのだめよ‼︎ 宝石男子はあたしが守るって誓ったんだから‼︎」
ガーネットのおおきな手が、するりとあたしのほおをなでる。
とたんに、胸がキュウっとするような、変なかんじが、あまーくつづいてとまらない。
ガーネットの目が、ぜんぜん見れなく、なっちゃって……っ。
「やーだね。これだけはゆずれないよ。だってカナメは、オレの運命の神推しだもん」
「……っバカ言ってないで、はやく寝なさい――‼︎」
「ふふっ、照れてるカナメ、すごくかわいいよ?」
ふだんとは別人みたいに大人びた表情で、クスっとほほえんだガーネットを――、
「いいから寝ろって言ってんでしょ‼︎ 何時だと思ってんのよこのっ、バカーネット‼︎」
ナゾのムズがゆさにたえきれず、つい投げ飛ばしちゃったあたしなのだった。
じつを言うと今日は、あたしとガーネットが計画した、おとまり会の日なのよね!
メンバーは、あたしたち宝神ファミリーと――、
「き、今日はおまねきいただき、まことに光栄なのですわ!」
「まってたわチトセ! あら、そのかっこう‼︎」
そう、あたしのはじめての親友となったチトセ!
「今日は、いつもとちがうスタイルにまとめてみたのですわ……どう、でしょうか?」
そで口にレースのあしらわれたジャケットに、細身のスラっとしたパンツ。
虹色のフワフワな髪は、オールバックにまとめられていて――すごくにあってる!
「なんか、今日のチトセはかわいいっていうより、カッコいいってかんじね! 美少女からイケメンまで、どんなかっこうでもにあうなんて、すごいわ‼︎」
「そ、そうですか……それなら、よかったですわ……っ!」
ぽっとほおをそめて、あらら……玄関さきでかたまっちゃった。
服装や髪形が変わっても、中身はいつものチトセなんだから、そりゃそうよね。
すぐに真っ赤になっちゃうんだもの。まったく、照れ屋さんなんだから!
「ブラック、チトセのことお願い! フリーズしちゃったの、お茶でもいれてあげて‼︎」
「……しょうがねえな。おい、いくぞチトセ……」
さて、こっちはこっちでやることがいっぱいよ!
チトセがきたから、夕飯のしたくを一瞬だけガーネットにまかせてみたんだけど。
どれどれ……と、台所をのぞくと、ガーネットがふるえながらきゅうりを切ってる⁉︎
いまにも手を切ってしまいそうで、もう見ていられない!
「包丁が苦手なら、無理しなくていいのよ⁉︎ あとはあたしにまかせて、ガーネットは酢飯のはいった桶と、皿をテーブルにならべてちょうだい?」
「うんっ、そうするー! オレ、そっちのが絶対とくいな気がするし‼︎」
各種具材をささっと切って、テーブルの準備もガーネットのおかげで順調。
チラッと、チトセとブラックのようすを見てみると、
「いでででででっ、おまえ、もっとやさしくできないのか⁉︎」
「わがまま言わないでくれます? すこしくらいがまんなさい……!」
わっ、すごい。チトセったら、自分でブラックの腕の治療をしてるじゃない‼︎
パープルのおしゃれな工具箱からやすりをだし、欠けた部分が消えるようにうまくけずって――水をつけたペーパーでさっとみがいたら、きれいにもとどおり!
「これは耐水ペーパーと言って、なめらかさをだすためにみがく用の道具ですの! さあ、調子はどうですこと、ブラックさん?」
「……痛みはないし、皮膚の再生も問題ないな」
どこが欠けていたのかわからないくらい、傷がきれいになっているから、おどろいちゃった‼︎
「さすが宝石商の跡とりね、すっごく器用だわ!」
「と、トーゼンですわ。宝石のあつかいで、わたくしの右にでるものはいなくってよ?」
「……ったく、なら最初から大切にあつかえ」
「なんですのその態度‼︎ また傷をつけなおしてさしあげましょうか⁉︎」
やれやれ、にらみあっているふたりは、とりあえずほっときましょう。
「ガーネット、テーブルのほう準備できた?」
「カンペキ~‼︎ そんじゃ、具材の皿も運んじゃうね!」
テーブルの上には、細く切った玉子焼きに、かんぴょう、きゅうり、エビにアボカドにツナマヨにいろいろ――ちょっと奮発しちゃった!
「ほらみんな、そろそろ席について! 今日の夕飯は、じゃーん‼︎ 手まき寿司よ‼︎」
「……いいな、手まき寿司なんてひさしぶりだ」
「だよねー! 楽しいし、おいしいし、手まき寿司サイコー‼︎」
よーし、まずはのりに酢飯をしいて……そうね、一発目はエビアボカドかな。
ガーネットはツナマヨときゅうり、ブラックはかんぴょうオンリー。
うんうん、ふたりともおいしそうじゃない!
チトセは……あれ?
オロオロしちゃって……あ、もしかしてどうやって食べるかわからないのかも⁉︎
「チトセ、だいじょうぶよ! すきな具材を、こうして酢飯の上にのせて、のりまきにすればいいの! くるくるってね、かんたんでしょ?」
「な、なるほど! これが庶民のパーティー料理なのですね、なんだかわくわくしてまいりましたわ‼︎」
チトセは玉子焼きにたっぷりのマヨネーズをかけて……はじめてにしてはやるじゃない、背徳のカロリーメシ‼︎
食べおわったら、みんなでチトセがもってきてくれたゲームをしたり、ポテチを食べたり、まくら投げをしたり――ほんとーに、楽しかったわ!
寝るときは、二階の広いあき部屋に、みんなで布団をならべてしいたの。
カチッとあたしが電気を消して、みんなで『おやすみ』って言いあったのよ。
さて、あたしも布団にはいって……ふふ、楽しすぎたせいかな?
もう真っ暗だし、あたしも寝なきゃなのに、顔が勝手に笑っちゃう。
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チトセがおこした事件は正直、かなりやっかいだった。
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でも、だからこそ、わかったこともある。
おたがいに、守ったり守られたり――ささえあって、ときにはなぐさめあって。
きっとそうやって、家族のキズナは深くなっていくものなのよね。
「あたし、これからもがんばるわ。あいつらとの家族のキズナ、もっともーっと深めてみせるんだから!」
そしていつか、あたしと宝石男子たちで、世界一ステキな家族になってみせるわ‼︎
……だから期待しててよね、パパ、ママ。
「ああもう、なんだかわくわくしちゃって眠れない!」
みんなの寝顔をそーっと見て、ふふ。うれしくてつい、笑っちゃう。
信じあえる家族も、かけがえのない親友も――そばにいてくれるあたしは、なんてしあわせものなのかしら。
「これからも、あたしがみんなを守るからね」
「……自分の命くらい、自分で守れる……ぐぅ、すー……」
び、びっくりした‼︎ ブラックのやつ、寝言がおおきいのよ‼︎
「だめです。カナメさんはわたくしとバカンスにいくのですわ……スピー……」
チトセもまたハデな寝言ね⁉︎ 一瞬、おきているのかと思ったわ!
「まったくもう、うれしい寝言だわ……」
「えー? オレだってふたりに負けないくらい、カナメのことだいすきだし‼︎」
ゲッ、ガーネットまで寝言――って、ちがうわ‼︎
「わっ、なによガーネット! あんたおきてたの?」
「えっへへー! びっくりした? びっくりついでにもういっちょ‼︎」
となりの布団からスルッとでてきて、あたしの真横までコロコロ転がってきて⁉︎
ほほえむガーネットは、なんだかいつもと雰囲気がちがう。
窓からさす月の光が、赤い髪に反射して、キラキラかがやいている。
真っ赤な宝石の瞳が、キュッと細まって、あたしを大切そうに見つめてきて――。
「カナメがみんなを守るならさ、カナメのことはオレが守るよ――たとえ、この命にかえてもね」
「……だ、だめ! そんなのだめよ‼︎ 宝石男子はあたしが守るって誓ったんだから‼︎」
ガーネットのおおきな手が、するりとあたしのほおをなでる。
とたんに、胸がキュウっとするような、変なかんじが、あまーくつづいてとまらない。
ガーネットの目が、ぜんぜん見れなく、なっちゃって……っ。
「やーだね。これだけはゆずれないよ。だってカナメは、オレの運命の神推しだもん」
「……っバカ言ってないで、はやく寝なさい――‼︎」
「ふふっ、照れてるカナメ、すごくかわいいよ?」
ふだんとは別人みたいに大人びた表情で、クスっとほほえんだガーネットを――、
「いいから寝ろって言ってんでしょ‼︎ 何時だと思ってんのよこのっ、バカーネット‼︎」
ナゾのムズがゆさにたえきれず、つい投げ飛ばしちゃったあたしなのだった。
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