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第1章
先輩の引退。新チームのスタート
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夏の大会までの間に、入部した同期の1年生は2人に減っていた。そのうちの1人、杉原くんは無口でおとなしくて、練習を休みがちだった。もと陸上部。スラリとした長身で、足は速いが野球は初心者だった。
練習を休むと家にTELをした。
「明日は来てね」
「。。。」
「じゃ、またねさよなら」
「さよなら」
こんなやり取りを何回したことだろう。
3年生2名、2年生3人、1年生2人の部員では夏の大会に出られない。
野球は9人でするものだ。
そこで部員たちは「助っ人」を頼んでメンバーを集めた。3年生の最後の大会は「助っ人」によって参加することができた。
「野球遊び」なら人は集まった。
大会が始まり、助っ人も守備につく。
「バッチこいよー、バッチー!」
と威勢よく叫ぶレフトの助っ人は、ベンチに戻ってくるなり
「あー、飛んで来なくてよかったぁ」
とホッとしている。
ライト、杉原くんにフライが上がると、ベンチでお祈りした。「捕って!」
危なっかしい手つきで捕球すると大拍手が巻き起こる。
そんな、にわか結成チームが勝てるはずもなく3年生の夏はあっけなく終わった。
残されたのは3人の2年生、2人の1年生
とマネージャーの私だけだった。
この5人の部員。
キャプテン、キャッチャーの佐々先輩(2年)、明るいキャラでムードメーカー。
ピッチャーの犬塚先輩(2年)小柄で無口。イカツイ顔立ちがちょっと怖くみえる。
ショートの川田先輩(2年)華奢だが華麗な守備が持ち味。
ファーストの会本くん(1年)長身でシャイ。野球経験者。
そしてユーレイ部員になりつつあったライトの杉原くん(1年)。
みんなシャイで平々凡々、普通のおとなしい高校生である。
顧問のまめ先生は来たり来なかったりしていたので、ほぼ5人の部員とOBの先輩と私とで新チームは練習をスタートした。
毎日のように来てくれるOBの桜井さんは、どうみても大学生には見えなかった。20代半ばか?何故毎日来られるのだろう、と不思議だった。
1学期が終わり、夏休みに突入した。
このあと、私の知らない地獄の夏合宿が待ち受けていた。
練習を休むと家にTELをした。
「明日は来てね」
「。。。」
「じゃ、またねさよなら」
「さよなら」
こんなやり取りを何回したことだろう。
3年生2名、2年生3人、1年生2人の部員では夏の大会に出られない。
野球は9人でするものだ。
そこで部員たちは「助っ人」を頼んでメンバーを集めた。3年生の最後の大会は「助っ人」によって参加することができた。
「野球遊び」なら人は集まった。
大会が始まり、助っ人も守備につく。
「バッチこいよー、バッチー!」
と威勢よく叫ぶレフトの助っ人は、ベンチに戻ってくるなり
「あー、飛んで来なくてよかったぁ」
とホッとしている。
ライト、杉原くんにフライが上がると、ベンチでお祈りした。「捕って!」
危なっかしい手つきで捕球すると大拍手が巻き起こる。
そんな、にわか結成チームが勝てるはずもなく3年生の夏はあっけなく終わった。
残されたのは3人の2年生、2人の1年生
とマネージャーの私だけだった。
この5人の部員。
キャプテン、キャッチャーの佐々先輩(2年)、明るいキャラでムードメーカー。
ピッチャーの犬塚先輩(2年)小柄で無口。イカツイ顔立ちがちょっと怖くみえる。
ショートの川田先輩(2年)華奢だが華麗な守備が持ち味。
ファーストの会本くん(1年)長身でシャイ。野球経験者。
そしてユーレイ部員になりつつあったライトの杉原くん(1年)。
みんなシャイで平々凡々、普通のおとなしい高校生である。
顧問のまめ先生は来たり来なかったりしていたので、ほぼ5人の部員とOBの先輩と私とで新チームは練習をスタートした。
毎日のように来てくれるOBの桜井さんは、どうみても大学生には見えなかった。20代半ばか?何故毎日来られるのだろう、と不思議だった。
1学期が終わり、夏休みに突入した。
このあと、私の知らない地獄の夏合宿が待ち受けていた。
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