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第五章 四種族対立編
人族の血
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強敵を屠り、皆の息は上がっている。
呼吸が整い始めた時、サランがワタシの顔を覗き込み、ハッとした表情を見せた。
「あら、マモン……眼が赤いですわよ……?」
「え? 充血? 何か目に入ったかしら。痛くはないけど」
「違いますわ、瞳の色そのものが赤くなってますの」
「ホントだな……なんだその眼の色は。今まで見たことがない輝きだ」
アレクサンドも驚いている。
……赤色? どういうこと?
「マモン……キミ、昇化したんじゃないか?」
「昇化……? あぁ、ワタシに流れる人族の血が反応したのかしら……でも、昇化するなら緑色じゃないの?」
サランから手鏡を受け取り、自分の眼を見る。
……本当だ。ただの赤じゃない。奥底で揺らめくような、不思議な光を湛えた深紅だ。
「オレ様は開眼すれば『琥珀』色だ。アレクサンド、テメェの眼はゼウスの因子で『青』色だ。ゼウスと神龍の因子が合わされば『青紫』。……マモンはサタンとゼウスの因子が混じり合って赤色になったって事だな」
ルシフェルが分析する。
なるほどね……青紫はソフィアやユーゴで実例がある。ワタシの眼も、血統の掛け合わせによる変異というわけか。
「テンも昇化する可能性があるわよね? ゼウスと悪鬼の因子の掛け合わせはどうなるのかしら。ルシフェルは全ての因子を持ってるから琥珀色って事でしょ? それぞれの因子が複雑に混ざりあって色が変わるのね」
「そうだろうな……オレ様の他に例がねーからな、なんとも言えんが」
「まぁ、そうね……今考えても答えは出ないわ」
鏡の中の赤い瞳を見つめる。
眼の力……多分、あれよね。
「ねぇ、一瞬ファーヴニルが止まったの分かった?」
「あぁ、マモンの刺突剣がヒットする直前だろ? 確かに静止したように見えた」
「そう。『止まりなさい』って念じて叫んだあと、本当に止まったのよ。で、今のこの眼でしょ? だとしたらワタシの眼の力は、対象の時間を止める、あるいは金縛りにする力なのかしら。事実、結構魔力が減ってるもの……」
「そんな力の持ち主が天界にいたな……確か『劫眼』だったか」
ルシフェルが記憶を探る。
強力な能力であることは間違いないわね。また後日、能力の検証が必要だわ。
とりあえず、お腹が空いた。
「さぁ、ファーヴニルの処理をしてお昼にしない?」
「うん! オラ腹減った!」
ワタシ達の防具は金属製だから、この皮は必要ないけど、このレベルの魔物はそうそういない。牙や骨など、素材になりそうなものは全部持って帰ることにした。
解体処理を終え、残骸を火葬する。
燃え残った灰の中から、異様な輝きが見えた。
「こんな魔晶石、見た事ありませんわ……」
「これは凄いわね……」
通常の魔晶石より遥かに純度の高い、小さい魔晶石が五個。そして、拳大の巨大な魔晶石が二個も出てきた。
「シュエンは小さい魔晶石を腕防具に付けてたな。術の増幅効果があるんだろ? ちょうど五個だ、ボク達のガントレットに埋め込もうか」
「そうね、帰ってベンケイ爺さんにお願いしましょう」
さて、ワタシの眼の色が変わった、昇化したという事はつまり、アレクサンドやサランのように空間魔法が使えるようになったという事だ。アレクサンドから記憶は貰っている、開き方は知っている。
イメージする。空間を切り裂くように。
ズズッ……と空間に裂け目ができた。
「やっとワタシ専用のクローゼットが手に入ったわね。今まで羨ましかったのよ。素材はワタシが持って帰るわ」
嬉々として異空間に素材を放り込む。これで荷物の心配はなくなったわ。
少し移動して、見晴らしの良い場所で昼食を広げた。
メニューはミンチ肉を焼いてパンに挟んだハンバーガーと、フライドポテトだ。テイクアウトしてきたものだから冷めきってる。
「フライドポテトは揚げたてじゃねーとな……フニャフニャじゃねーか」
ルシフェルが文句を言いながらも、大量に口に運ぶ。
「贅沢言わないの。まぁ仕方ないわ、夜に揚げたてを食べなさい」
ハンバーガーを齧りながら、気になっていた事をアレクサンドに問いかける。
「ねぇ、アナタ何かした? 途中からファーヴニルが標的をアナタから外さなかったわ」
「あぁ、ダメ元でボクの眼の力を使ってみたんだ。すると、面白いようにヤツの気を引く事が出来た。実は盾役としてかなり相性が良い能力なのかもしれない」
「アレクの眼の力はどんな能力ですの? 見た事がありませんわ」
「まぁ、多人数戦で効果を発揮する力だね。またお披露目するよ。戦闘も恋も一緒だな、本気な時ほど気を引くことくらいで精一杯だ」
アレクサンドが肩をすくめる。
能力も自分の意図しない使い方があったりするのかもしれない。ワタシの力も、使いこなせばもっと化けるはずだわ。
「オラ何にも役に立ってねぇな……」
「オレ様もだ。こんなに無力感を味わったのは初めてだ……クソッ」
テンとルシフェルが落ち込んでいる。
「テンは五百年封印されてたとはいえ、実質まだ十三歳の子供よ。これからアナタは更に成長するわ、恐ろしい程にね。ルシフェルは、身体が戻って日が浅い上にまだ眼の力も失ってる状態じゃない。これから皆で修練しましょ。軍事演習もして、魔都全体の戦力もあげないといけないしね。まずは他種族の戦闘法の習得よ」
「……あぁ、そうだな。オレ様は自分の力を過信してたのかもな。あの化物が気付かせてくれたって訳か、感謝だな」
ルシフェルはそう言って、軽く溜息をついた。
シュエンの記憶ではとんでもない怪物だと思っていたけど、根はワタシ達と何ら変わらない。横柄な態度の裏で、意外と素直で努力家なのかもしれないわね。
食事の後は本来の目的、天界へのゲート探しだ。
ゲートがあるとすれば、ファーヴニルが守っていたこの辺りに違いない。手分けして探すこと数十分。
「おーい! これじゃないか!?」
アレクサンドが声を上げた。
行ってみると、そこには石柱があしらわれた洞窟の入口があった。植物に覆われてはいるけど、明らかに自然に出来たものじゃない。
「中に魔力は感じないな。念の為ボクが先頭を歩こう」
中は暗く、湿った空気が流れている。
アレクサンドを先頭に、火魔法で中を照らしながら奥へと進む。
「……何かあるわよ」
「あぁ、四つの窪みだ。宝玉をはめる以外考えられないな」
最奥には、石でできた祭壇があった。四つの窪みがあるだけのシンプルな台座だ。装飾も文字もない。
アレクサンドがその台座を照らす。
「なぁ、この窪みだけ赤くないか?」
四つ並んだ窪みのうち、確かに右上だけがぼんやりと赤く染まっている。
「ここに『紅』の宝玉をはめろって事かしら」
アレクサンドから紅の宝玉を受け取り、赤く染まった窪みにはめ込んでみる。
カチリ、と音がした瞬間、宝玉は強く赤く発光し、洞窟内を鮮やかに照らした。
ブゥン……という音と共に、台座の上に人影が浮かび上がった。
燃えるような赤髪に、鋭い犬歯。威圧感のある男だ。外見は魔族そのもの。
「え、霊体……?」
「いや、これは思念じゃねーか? 録画みたいなもんだ」
ルシフェルが言う。
浮かび上がった男は半透明で、時折ノイズのように揺らぐ。けど、その声は朗々と響き渡った。
『我輩はサタン・シルヴァニア』
サタン……魔族の祖だ。
『我が子等よ、この思念を見ておるという事は、あれを倒したという事だ。相当に汝等の能力が上がったものと見える。……この「下界」は我々が創った世界だ。天界で何が起きたのか、我々の無念と恨みを汝等に見せよう。どう思い、どう行動するかは汝等次第だ』
サタンがそう告げると、強烈な光が弾け、ワタシ達の脳裏に直接、膨大な思念と映像が流れ込んで来た。
これは……ワタシの記憶操作によく似ているわ。
過去の記憶、天界の真実が、奔流となって押し寄せる。
呼吸が整い始めた時、サランがワタシの顔を覗き込み、ハッとした表情を見せた。
「あら、マモン……眼が赤いですわよ……?」
「え? 充血? 何か目に入ったかしら。痛くはないけど」
「違いますわ、瞳の色そのものが赤くなってますの」
「ホントだな……なんだその眼の色は。今まで見たことがない輝きだ」
アレクサンドも驚いている。
……赤色? どういうこと?
「マモン……キミ、昇化したんじゃないか?」
「昇化……? あぁ、ワタシに流れる人族の血が反応したのかしら……でも、昇化するなら緑色じゃないの?」
サランから手鏡を受け取り、自分の眼を見る。
……本当だ。ただの赤じゃない。奥底で揺らめくような、不思議な光を湛えた深紅だ。
「オレ様は開眼すれば『琥珀』色だ。アレクサンド、テメェの眼はゼウスの因子で『青』色だ。ゼウスと神龍の因子が合わされば『青紫』。……マモンはサタンとゼウスの因子が混じり合って赤色になったって事だな」
ルシフェルが分析する。
なるほどね……青紫はソフィアやユーゴで実例がある。ワタシの眼も、血統の掛け合わせによる変異というわけか。
「テンも昇化する可能性があるわよね? ゼウスと悪鬼の因子の掛け合わせはどうなるのかしら。ルシフェルは全ての因子を持ってるから琥珀色って事でしょ? それぞれの因子が複雑に混ざりあって色が変わるのね」
「そうだろうな……オレ様の他に例がねーからな、なんとも言えんが」
「まぁ、そうね……今考えても答えは出ないわ」
鏡の中の赤い瞳を見つめる。
眼の力……多分、あれよね。
「ねぇ、一瞬ファーヴニルが止まったの分かった?」
「あぁ、マモンの刺突剣がヒットする直前だろ? 確かに静止したように見えた」
「そう。『止まりなさい』って念じて叫んだあと、本当に止まったのよ。で、今のこの眼でしょ? だとしたらワタシの眼の力は、対象の時間を止める、あるいは金縛りにする力なのかしら。事実、結構魔力が減ってるもの……」
「そんな力の持ち主が天界にいたな……確か『劫眼』だったか」
ルシフェルが記憶を探る。
強力な能力であることは間違いないわね。また後日、能力の検証が必要だわ。
とりあえず、お腹が空いた。
「さぁ、ファーヴニルの処理をしてお昼にしない?」
「うん! オラ腹減った!」
ワタシ達の防具は金属製だから、この皮は必要ないけど、このレベルの魔物はそうそういない。牙や骨など、素材になりそうなものは全部持って帰ることにした。
解体処理を終え、残骸を火葬する。
燃え残った灰の中から、異様な輝きが見えた。
「こんな魔晶石、見た事ありませんわ……」
「これは凄いわね……」
通常の魔晶石より遥かに純度の高い、小さい魔晶石が五個。そして、拳大の巨大な魔晶石が二個も出てきた。
「シュエンは小さい魔晶石を腕防具に付けてたな。術の増幅効果があるんだろ? ちょうど五個だ、ボク達のガントレットに埋め込もうか」
「そうね、帰ってベンケイ爺さんにお願いしましょう」
さて、ワタシの眼の色が変わった、昇化したという事はつまり、アレクサンドやサランのように空間魔法が使えるようになったという事だ。アレクサンドから記憶は貰っている、開き方は知っている。
イメージする。空間を切り裂くように。
ズズッ……と空間に裂け目ができた。
「やっとワタシ専用のクローゼットが手に入ったわね。今まで羨ましかったのよ。素材はワタシが持って帰るわ」
嬉々として異空間に素材を放り込む。これで荷物の心配はなくなったわ。
少し移動して、見晴らしの良い場所で昼食を広げた。
メニューはミンチ肉を焼いてパンに挟んだハンバーガーと、フライドポテトだ。テイクアウトしてきたものだから冷めきってる。
「フライドポテトは揚げたてじゃねーとな……フニャフニャじゃねーか」
ルシフェルが文句を言いながらも、大量に口に運ぶ。
「贅沢言わないの。まぁ仕方ないわ、夜に揚げたてを食べなさい」
ハンバーガーを齧りながら、気になっていた事をアレクサンドに問いかける。
「ねぇ、アナタ何かした? 途中からファーヴニルが標的をアナタから外さなかったわ」
「あぁ、ダメ元でボクの眼の力を使ってみたんだ。すると、面白いようにヤツの気を引く事が出来た。実は盾役としてかなり相性が良い能力なのかもしれない」
「アレクの眼の力はどんな能力ですの? 見た事がありませんわ」
「まぁ、多人数戦で効果を発揮する力だね。またお披露目するよ。戦闘も恋も一緒だな、本気な時ほど気を引くことくらいで精一杯だ」
アレクサンドが肩をすくめる。
能力も自分の意図しない使い方があったりするのかもしれない。ワタシの力も、使いこなせばもっと化けるはずだわ。
「オラ何にも役に立ってねぇな……」
「オレ様もだ。こんなに無力感を味わったのは初めてだ……クソッ」
テンとルシフェルが落ち込んでいる。
「テンは五百年封印されてたとはいえ、実質まだ十三歳の子供よ。これからアナタは更に成長するわ、恐ろしい程にね。ルシフェルは、身体が戻って日が浅い上にまだ眼の力も失ってる状態じゃない。これから皆で修練しましょ。軍事演習もして、魔都全体の戦力もあげないといけないしね。まずは他種族の戦闘法の習得よ」
「……あぁ、そうだな。オレ様は自分の力を過信してたのかもな。あの化物が気付かせてくれたって訳か、感謝だな」
ルシフェルはそう言って、軽く溜息をついた。
シュエンの記憶ではとんでもない怪物だと思っていたけど、根はワタシ達と何ら変わらない。横柄な態度の裏で、意外と素直で努力家なのかもしれないわね。
食事の後は本来の目的、天界へのゲート探しだ。
ゲートがあるとすれば、ファーヴニルが守っていたこの辺りに違いない。手分けして探すこと数十分。
「おーい! これじゃないか!?」
アレクサンドが声を上げた。
行ってみると、そこには石柱があしらわれた洞窟の入口があった。植物に覆われてはいるけど、明らかに自然に出来たものじゃない。
「中に魔力は感じないな。念の為ボクが先頭を歩こう」
中は暗く、湿った空気が流れている。
アレクサンドを先頭に、火魔法で中を照らしながら奥へと進む。
「……何かあるわよ」
「あぁ、四つの窪みだ。宝玉をはめる以外考えられないな」
最奥には、石でできた祭壇があった。四つの窪みがあるだけのシンプルな台座だ。装飾も文字もない。
アレクサンドがその台座を照らす。
「なぁ、この窪みだけ赤くないか?」
四つ並んだ窪みのうち、確かに右上だけがぼんやりと赤く染まっている。
「ここに『紅』の宝玉をはめろって事かしら」
アレクサンドから紅の宝玉を受け取り、赤く染まった窪みにはめ込んでみる。
カチリ、と音がした瞬間、宝玉は強く赤く発光し、洞窟内を鮮やかに照らした。
ブゥン……という音と共に、台座の上に人影が浮かび上がった。
燃えるような赤髪に、鋭い犬歯。威圧感のある男だ。外見は魔族そのもの。
「え、霊体……?」
「いや、これは思念じゃねーか? 録画みたいなもんだ」
ルシフェルが言う。
浮かび上がった男は半透明で、時折ノイズのように揺らぐ。けど、その声は朗々と響き渡った。
『我輩はサタン・シルヴァニア』
サタン……魔族の祖だ。
『我が子等よ、この思念を見ておるという事は、あれを倒したという事だ。相当に汝等の能力が上がったものと見える。……この「下界」は我々が創った世界だ。天界で何が起きたのか、我々の無念と恨みを汝等に見せよう。どう思い、どう行動するかは汝等次第だ』
サタンがそう告げると、強烈な光が弾け、ワタシ達の脳裏に直接、膨大な思念と映像が流れ込んで来た。
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