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第六章 四種族大戦編
生の実感
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戦の前と変わらず、レオナード王の居城であるオーベルジュ城にお世話になっている。
王国の厳戒態勢は完全に解かれ、張り詰めていた軍の緊張も、春の雪解けのように次第に和らいできているようだ。
オレ達は今、遅めのランチに軽食を頂いている。
窓から差し込む柔らかな日差しの中、紅茶やコーヒーを片手に、他愛のない雑談を交わす。こんな風に久しぶりの緩やかな時間を心から楽しめるのも、平和が戻った証拠だ。
「ねぇ、これからどうする?」
カップを置き、エミリーが尋ねる。
「多分、もう少ししたら騎士団にも休暇が与えられるだろ? ロンと一緒にレトルコメルスに帰ってもいいかなと思ってるんだけど」
「そうだね。騎士団入団祝いも、昇化祝いもまだちゃんとしてないしね。それに……ユーゴもエマと会いたいだろうし」
トーマスがニヤリと笑う。
「えっ、あぁ……まぁ、そうだな」
会いたい。無事を伝えて安心させたい。
「じゃぁ、午後から北エリアの騎士団詰所に行ってみないか? 様子を見に行こう」
食後のティータイムをゆっくりと楽しみ、オレたちは北エリアの騎士団詰所を目指した。
威圧感のある鉄格子の門前。守衛に名を告げると、すぐに団長への面会が許可され、案内を受けた。
いや、オレとしてはロンと少し話せればそれで良かったんだけどな……。
始祖四王の血縁であるジュリアがいるのもあるだろうけど、今回の大戦を経て、オレ達の顔も随分と広くなってしまったようだ。
団長室の前でノックをすると、中から快活な返事があり、ドアが開かれた。
「やぁ、よく来てくれたね! ……おや、これはこれはジュリエット様。戦場でも美しかったが、平服姿はまた格別だ。相変わらずお美しい」
テオドール団長が、席を立って大袈裟に歓迎する。
「世辞はいいよ、テオドール。お前はどの女に対しても息をするようにそう言うだろ」
ジュリアが冷たくあしらう。
「これはお手厳しい……。で、本日はどのような御用で?」
苦笑しつつ、テオドール団長はオレたちを応接のソファに案内した。
「いきなり面会に応じてもらってすみません。ホント、大した用事じゃないんですけど」
運ばれてきた香り高い紅茶に口をつけ、オレは用件を切り出した。
「騎士団に、戦後の休暇は与えられるんですか?」
「あぁ。厳戒態勢は解かれたからね。流石にいきなり全員って訳にはいかないけど、三グループに分けて十日づつ交代で与えようと思っているよ」
「なるほど。それなら、弟子を連れてレトルコメルスに帰ってもいいなと思ってましてね」
「ロナルドだね?」
テオドール団長が真面目な顔になる。
「彼は今回の戦で、新人とは思えない素晴らしい働きをしたよ。その功績を称えて、勲章を与えようと思っている。ロナルド達の班は、明後日から休暇を与える様に伝えているよ」
へぇ、一年目のロンが勲章か……。
「それは……師匠の一人として鼻が高いです。ロンに伝言をお願いできますか?」
「分かった、預かろう」
休暇を貰い次第、レトルコメルスに帰る準備をして、オーベルジュ城を訪ねるように。そう手紙を認めて、テオドール団長に託した。
ロンからすれば、三年振りの里帰りだ。
しかも、想いを寄せる女性、ニナを残して来ている。まだ想いを伝えてはいないが、凱旋するには最高のタイミングだろう。
詰所を出て、オレたちは顔を見合わせた。
「明後日から休暇だって言ってたな。いつでも出られる様に準備しとくか」
◇◇◇
二日後。
朝食を終え、四人で食後のコーヒーを飲んでいると、メイドがやってきた。
「皆様、お客様がお見えの様です。ロビーでお待ち頂いております」
「あぁ、分かりました。すぐに行きます」
皆がカップを飲み干したのを確認して声を掛ける。
「じゃあ、準備してロビーに向かうか」
「あぁ。今からなら、日没までには着くね」
準備は既に済んでいる。
というより、荷物の殆どを異空間に入れている為、身一つでいつでも出られる状態だ。着替えて部屋を出た。
ロビーに降りると、応接ソファには二人の青年の姿があった。
「おまたせ。……あぁ、ユリアンも一緒か」
「おはようございます、ユーゴさん。もしお邪魔で無ければ、ご一緒させて貰いたいなと思いまして」
爽やかな笑顔でユリアンが立ち上がる。
「全く問題ない。一緒に帰ろう」
ほんの少し遅れて、ジュリアたちが降りて来た。
レトルコメルスまでの移動に野営は必要ない。『聯気』と増幅エネルギーを使えば夕方には着くだろう。皆、軽装だ。
「ロン! あんた勲章貰ったらしいじゃん! すごいな!」
エミリーがロンの背中をバンと叩く。
「あぁ……全騎士の前でいきなり呼び出されたから、何を怒られるかと思って心臓が止まるかと思ったよ……」
ロンが照れくさそうに頭をかく。
「謙遜するなよ。確かにロンの働きは凄かったですよ。騎士団の被害が思いのほか少なかったのは、間違いなくロンの広範囲殲滅魔法と、的確なカバーのお陰です」
ユリアンが真剣に言う。ライバルからの賛辞は、何よりも嬉しいだろう。
「おいおいユリアン……褒めすぎだって」
「クララとペドロは、後日休みを貰うのか?」
「うん、二人とは所属部隊が違ったからね。十日後に里帰りするって言ってたよ」
「そうか。んじゃ、全力で飛ぶか。置いて行かれるなよ?」
オレはニヤリと笑った。
話もそこそこに、オレたちは城を出て南東に向けて飛び立った。
顔の前に流線型の守護術を張らないと、風圧で窒息する程のスピードだ。話そうとした所で声なんて聞こえない。
皆、無言で空を駆ける。
昇化した二人は、こちらが気を使わなくとも問題なくついてくる。頼もしくなったもんだ。
このペースだと、思ったより早く着きそうだ。
◇◇◇
夕日が空を茜色に染める頃、懐かしのレトルコメルスに到着した。
ロンとユリアンにとっては三年ぶり、オレ達も何気に久しぶりだ。
平和な街の灯りが、心に沁みる。
「ホテル取って飯でも食うか。ユリアンも来るだろ?」
「えっ、ご一緒しても良いんですか?」
「もちろん! ご飯は大人数の方が美味しいからね!」
エミリーが歓迎する。
皆がいつもの定宿にチェックインする。オレはエマの所に世話になるつもりだ。
ユリアンはこの街の実家に帰るため、ホテルは必要ない。チェックインの手続きを待つ間、二人でロビーのソファに腰掛けた。
「こないだまで死ぬ気で敵と戦ってたのに、ここは平穏そのものだな」
「そうですね……。かなり神経をすり減らしましたよ……この休暇でリフレッシュしないと、持ちません」
ユリアンがふぅ、と息を吐く。その横顔には、年相応の疲れが見えた。
「ユリアンは実家だけど、別に門限があるわけじゃないだろ?」
「有りませんよ。僕を何歳だと思ってるんですか」
「んじゃ、今日は付き合ってもらうぞ! 祝勝会だ」
手続きを終えた皆が降りてきた。
そのまま道向かいにある『冒険野郎』に直行だ。
店内は活気に溢れている。
各自好きな料理とビールをオーダーし、ジョッキを掲げる。
「カンパーイ!」
オレが口を開く前に、エミリーの元気な声が響き渡った。
「ユーゴの乾杯は話が長いから」だそうだ。……まぁ、いいけど。
カチン! とジョッキがぶつかり合う。
かけがえのない仲間達と、生きて酒を飲んでいる。それだけで胸が熱くなる。
「美味いな。……生きてるって感じがする」
トーマスがしみじみと呟く。
「あぁ。アタシなんか、死んでてもおかしくなかったからな。サランとの戦いはギリギリだった」
「あぁ、オレなんて左腕が吹っ飛んだんだぞ。よく五体満足で生きて帰ったもんだよ」
左腕をさする。傷跡ひとつないけど、あの時の痛みと喪失感は覚えている。
皆に言える事だが、本当によく生き残った。
エミリーは昨日、親族達の墓に報告に行ったと言っていた。心の整理がつかなくてずっと行けてなかったらしいけど、ようやく「終わったよ」と伝えられたそうだ。
この大戦で亡くなった兵も多い。勝利の裏で、更に大きな悲しみが生まれているのも事実だ。
二度とこんな過ちは犯してはならない。
魔族と鬼族の主戦力は壊滅し、幹部も失った。こちらに戦を吹っかけて来ることは、もう無いだろう。それほど完膚なきまでに叩きのめした。
多くの悲しみを生んだ戦だったが、仲間達にとっては、過去を清算し、前を向いて進む事が出来る転機になったのは確かだ。
多くの犠牲の上に得たこの平和を守り続けなければならない。騎士団に所属するロンとユリアンには、その気持ちが特に強いはずだ。
もちろん、オレ達も何かあればすぐに駆けつける。そのための力だ。
だから今は、自分たちの幸せの為に生きて、笑ってもバチは当たらないはずだ。
気心知れた仲間達と、美味しい食事と酒。
笑い声は尽きることなく、平和を噛みしめる長い夜が始まった。
【第六章 四種族大戦編 完】
王国の厳戒態勢は完全に解かれ、張り詰めていた軍の緊張も、春の雪解けのように次第に和らいできているようだ。
オレ達は今、遅めのランチに軽食を頂いている。
窓から差し込む柔らかな日差しの中、紅茶やコーヒーを片手に、他愛のない雑談を交わす。こんな風に久しぶりの緩やかな時間を心から楽しめるのも、平和が戻った証拠だ。
「ねぇ、これからどうする?」
カップを置き、エミリーが尋ねる。
「多分、もう少ししたら騎士団にも休暇が与えられるだろ? ロンと一緒にレトルコメルスに帰ってもいいかなと思ってるんだけど」
「そうだね。騎士団入団祝いも、昇化祝いもまだちゃんとしてないしね。それに……ユーゴもエマと会いたいだろうし」
トーマスがニヤリと笑う。
「えっ、あぁ……まぁ、そうだな」
会いたい。無事を伝えて安心させたい。
「じゃぁ、午後から北エリアの騎士団詰所に行ってみないか? 様子を見に行こう」
食後のティータイムをゆっくりと楽しみ、オレたちは北エリアの騎士団詰所を目指した。
威圧感のある鉄格子の門前。守衛に名を告げると、すぐに団長への面会が許可され、案内を受けた。
いや、オレとしてはロンと少し話せればそれで良かったんだけどな……。
始祖四王の血縁であるジュリアがいるのもあるだろうけど、今回の大戦を経て、オレ達の顔も随分と広くなってしまったようだ。
団長室の前でノックをすると、中から快活な返事があり、ドアが開かれた。
「やぁ、よく来てくれたね! ……おや、これはこれはジュリエット様。戦場でも美しかったが、平服姿はまた格別だ。相変わらずお美しい」
テオドール団長が、席を立って大袈裟に歓迎する。
「世辞はいいよ、テオドール。お前はどの女に対しても息をするようにそう言うだろ」
ジュリアが冷たくあしらう。
「これはお手厳しい……。で、本日はどのような御用で?」
苦笑しつつ、テオドール団長はオレたちを応接のソファに案内した。
「いきなり面会に応じてもらってすみません。ホント、大した用事じゃないんですけど」
運ばれてきた香り高い紅茶に口をつけ、オレは用件を切り出した。
「騎士団に、戦後の休暇は与えられるんですか?」
「あぁ。厳戒態勢は解かれたからね。流石にいきなり全員って訳にはいかないけど、三グループに分けて十日づつ交代で与えようと思っているよ」
「なるほど。それなら、弟子を連れてレトルコメルスに帰ってもいいなと思ってましてね」
「ロナルドだね?」
テオドール団長が真面目な顔になる。
「彼は今回の戦で、新人とは思えない素晴らしい働きをしたよ。その功績を称えて、勲章を与えようと思っている。ロナルド達の班は、明後日から休暇を与える様に伝えているよ」
へぇ、一年目のロンが勲章か……。
「それは……師匠の一人として鼻が高いです。ロンに伝言をお願いできますか?」
「分かった、預かろう」
休暇を貰い次第、レトルコメルスに帰る準備をして、オーベルジュ城を訪ねるように。そう手紙を認めて、テオドール団長に託した。
ロンからすれば、三年振りの里帰りだ。
しかも、想いを寄せる女性、ニナを残して来ている。まだ想いを伝えてはいないが、凱旋するには最高のタイミングだろう。
詰所を出て、オレたちは顔を見合わせた。
「明後日から休暇だって言ってたな。いつでも出られる様に準備しとくか」
◇◇◇
二日後。
朝食を終え、四人で食後のコーヒーを飲んでいると、メイドがやってきた。
「皆様、お客様がお見えの様です。ロビーでお待ち頂いております」
「あぁ、分かりました。すぐに行きます」
皆がカップを飲み干したのを確認して声を掛ける。
「じゃあ、準備してロビーに向かうか」
「あぁ。今からなら、日没までには着くね」
準備は既に済んでいる。
というより、荷物の殆どを異空間に入れている為、身一つでいつでも出られる状態だ。着替えて部屋を出た。
ロビーに降りると、応接ソファには二人の青年の姿があった。
「おまたせ。……あぁ、ユリアンも一緒か」
「おはようございます、ユーゴさん。もしお邪魔で無ければ、ご一緒させて貰いたいなと思いまして」
爽やかな笑顔でユリアンが立ち上がる。
「全く問題ない。一緒に帰ろう」
ほんの少し遅れて、ジュリアたちが降りて来た。
レトルコメルスまでの移動に野営は必要ない。『聯気』と増幅エネルギーを使えば夕方には着くだろう。皆、軽装だ。
「ロン! あんた勲章貰ったらしいじゃん! すごいな!」
エミリーがロンの背中をバンと叩く。
「あぁ……全騎士の前でいきなり呼び出されたから、何を怒られるかと思って心臓が止まるかと思ったよ……」
ロンが照れくさそうに頭をかく。
「謙遜するなよ。確かにロンの働きは凄かったですよ。騎士団の被害が思いのほか少なかったのは、間違いなくロンの広範囲殲滅魔法と、的確なカバーのお陰です」
ユリアンが真剣に言う。ライバルからの賛辞は、何よりも嬉しいだろう。
「おいおいユリアン……褒めすぎだって」
「クララとペドロは、後日休みを貰うのか?」
「うん、二人とは所属部隊が違ったからね。十日後に里帰りするって言ってたよ」
「そうか。んじゃ、全力で飛ぶか。置いて行かれるなよ?」
オレはニヤリと笑った。
話もそこそこに、オレたちは城を出て南東に向けて飛び立った。
顔の前に流線型の守護術を張らないと、風圧で窒息する程のスピードだ。話そうとした所で声なんて聞こえない。
皆、無言で空を駆ける。
昇化した二人は、こちらが気を使わなくとも問題なくついてくる。頼もしくなったもんだ。
このペースだと、思ったより早く着きそうだ。
◇◇◇
夕日が空を茜色に染める頃、懐かしのレトルコメルスに到着した。
ロンとユリアンにとっては三年ぶり、オレ達も何気に久しぶりだ。
平和な街の灯りが、心に沁みる。
「ホテル取って飯でも食うか。ユリアンも来るだろ?」
「えっ、ご一緒しても良いんですか?」
「もちろん! ご飯は大人数の方が美味しいからね!」
エミリーが歓迎する。
皆がいつもの定宿にチェックインする。オレはエマの所に世話になるつもりだ。
ユリアンはこの街の実家に帰るため、ホテルは必要ない。チェックインの手続きを待つ間、二人でロビーのソファに腰掛けた。
「こないだまで死ぬ気で敵と戦ってたのに、ここは平穏そのものだな」
「そうですね……。かなり神経をすり減らしましたよ……この休暇でリフレッシュしないと、持ちません」
ユリアンがふぅ、と息を吐く。その横顔には、年相応の疲れが見えた。
「ユリアンは実家だけど、別に門限があるわけじゃないだろ?」
「有りませんよ。僕を何歳だと思ってるんですか」
「んじゃ、今日は付き合ってもらうぞ! 祝勝会だ」
手続きを終えた皆が降りてきた。
そのまま道向かいにある『冒険野郎』に直行だ。
店内は活気に溢れている。
各自好きな料理とビールをオーダーし、ジョッキを掲げる。
「カンパーイ!」
オレが口を開く前に、エミリーの元気な声が響き渡った。
「ユーゴの乾杯は話が長いから」だそうだ。……まぁ、いいけど。
カチン! とジョッキがぶつかり合う。
かけがえのない仲間達と、生きて酒を飲んでいる。それだけで胸が熱くなる。
「美味いな。……生きてるって感じがする」
トーマスがしみじみと呟く。
「あぁ。アタシなんか、死んでてもおかしくなかったからな。サランとの戦いはギリギリだった」
「あぁ、オレなんて左腕が吹っ飛んだんだぞ。よく五体満足で生きて帰ったもんだよ」
左腕をさする。傷跡ひとつないけど、あの時の痛みと喪失感は覚えている。
皆に言える事だが、本当によく生き残った。
エミリーは昨日、親族達の墓に報告に行ったと言っていた。心の整理がつかなくてずっと行けてなかったらしいけど、ようやく「終わったよ」と伝えられたそうだ。
この大戦で亡くなった兵も多い。勝利の裏で、更に大きな悲しみが生まれているのも事実だ。
二度とこんな過ちは犯してはならない。
魔族と鬼族の主戦力は壊滅し、幹部も失った。こちらに戦を吹っかけて来ることは、もう無いだろう。それほど完膚なきまでに叩きのめした。
多くの悲しみを生んだ戦だったが、仲間達にとっては、過去を清算し、前を向いて進む事が出来る転機になったのは確かだ。
多くの犠牲の上に得たこの平和を守り続けなければならない。騎士団に所属するロンとユリアンには、その気持ちが特に強いはずだ。
もちろん、オレ達も何かあればすぐに駆けつける。そのための力だ。
だから今は、自分たちの幸せの為に生きて、笑ってもバチは当たらないはずだ。
気心知れた仲間達と、美味しい食事と酒。
笑い声は尽きることなく、平和を噛みしめる長い夜が始まった。
【第六章 四種族大戦編 完】
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