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ススム編、第一章。《Lv255の赤ちゃん爆誕》
43《イチゴ柄》
しおりを挟む結局あれから、母さんを連れて新団員達の元へ戻ってきた俺である。
「まさかススムが本当に団長してるなんて、母さん信じられないわ」
これが団員たちの前にいる、団長に対し母が言うセリフなんだからこっちが驚きだわ。
「……!? まさか、団長様のお母様ですか!?」
驚く団員達、まぁ考えてみたら……保護者に抱っこされて現れる団長って。ある意味驚く要素沢山だもんな。
ていうか、そんなことよりも俺は気になることがあるんだが……
「なにしてんだねこのこ……」
「にゅ? こいつ、好き」
「あっそうなのね……」
「団長さまぁ……助けてくださいですぅ~」
ねこのこが懐くなんて母さん以来か? にしても……
「ねこのこ、懐くのはいいが……流石に服の中に入るのはどうかと思うぞ……」
ミルクは白い全身を覆うローブを身にまとってるのだが、何故かその中でゴソゴソしてる感じ。
「にゅ? だめなのか?」
ひょこっと顔を出すのはいいが……あのさ、ねこのこさん。
「ふえぇ……!? みっみないでですぅーー!!!!」
スカート捲りあげてそこから顔出すのは……流石に嫌われたと考えた方がいいと、俺は思うぞ?
「ねこのこ、ちょっとこっちこい」
「にゅ? ちち、ねこのこに命令、なまいきだ」
「あっ……ごめんなさい」こいつを怒らせると面倒だからな、ここは素直に謝っておこう。
「ねこのこさん、来ていただけますか?」
「しかたない」とことこと俺の元に来たねこのこである。
「母さん……ねこのこに、女の子のことを少しだけ教えてやってくれないか……流石にミルクが可哀想だわ……」
母さんに耳打ちしておいた、ねこのこって俺の言うこと聞かないけど……母さんの言うことは何故か絶対聞くからな……
「ふぅん、あの子ミルクちゃんって言うのねぇ~イチゴ柄のパンツ、可愛い子ねぇ~」
・
・
・
「はぅ!?」コラ母さん、トドメを刺してやりなさんな……ミルクが恥ずかしさ相まって、かお真っ赤にして屈みこんでしまったじゃないか。
「母さん……」「あっ……ごっごめんなさい、つい……」
「まぁとりあえず……僕はこれから、団員達の用事を幾つかこなす必要あるからさ、ちょっとねこのこに説明がてら……面倒みててよ」
「ふふ、わかったわ~」「にゅ?」
という訳で、母さんに捕まりねこのこ撤収。
少し離れた場所で、女の子とは!! とか、にゃ!! という返事が聞こえてくるからまぁ大丈夫だろ。
・
・
・
それにしてもねこのこのやつ……よくもやってくれたな。
「イチゴ柄……」「ミルクって確かに可愛いよな……」
「いやぁぁああ………ですぅ……」
なんだこの変な空気……まぁ確かにミルクってば、しっかり可愛い女の子であるが……
「お前ら、それ以上ミルクの事を変な目で見るなら、団長として俺がしっかり制裁を加えることになるが──」
「!?」……ふむ、どうやら静かになったな。
「団長さまぁ~……ふぇーーーーー」
泣きついてくるミルク、けどごめんな……俺はぺたん娘娘に抱かれてもあまり嬉しくないのだよ。
でもまぁ……「よしよし、お前は子供なんだしあまり気にすんな」今は慰めてやることにするかな。
「……ふぇ……だっ団長さまは……赤ちゃん……です……」
「ん? あれ?」ぷくーーっと頬を膨らませてるミルク。
……まさか、子供っぽい事は気にしてたのか? そういや女って……見た目子供の奴には大人っぽい、大人っぽい奴には若いって言うのが礼儀だっけか? ……俺には難しいな。
「まっまぁとにかくだ、こんなとこでぼーっとしてても仕方ないだろ、今からダビングリングでライフリングの転移機能をコピーした指輪を各自渡すから、さっさと家族でもなんでも連れてきたらいい、後で部屋が決まったら転移機能の設定もしなきゃだから急いでくれよー」
こういう時は話を変える、これに限るってもんだな。
「団長さま……本当に、おばあちゃん連れてきていいですか?」
「ん? いちいち2度言わすな、いいったらいいからさっさとお前も行ってこい」
「はっはい!!」
団員達は各自一旦帰宅した。
俺はその間にしないといけない事があるんだよな。
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