《ユグシルト・オンライン》最強データから始める俺の異世界最強伝説!!──ではなく、Lv255の赤ちゃんに転生した俺の異世界物語

散歩道 猫ノ子

文字の大きさ
44 / 82
ススム編、第一章。《Lv255の赤ちゃん爆誕》

43《イチゴ柄》

しおりを挟む

結局あれから、母さんを連れて新団員達の元へ戻ってきた俺である。

「まさかススムが本当に団長してるなんて、母さん信じられないわ」
これが団員たちの前にいる、団長に対し母が言うセリフなんだからこっちが驚きだわ。

「……!? まさか、団長様のお母様ですか!?」
驚く団員達、まぁ考えてみたら……保護者に抱っこされて現れる団長って。ある意味驚く要素沢山だもんな。

ていうか、そんなことよりも俺は気になることがあるんだが……

「なにしてんだねこのこ……」

「にゅ? こいつ、好き」

「あっそうなのね……」

「団長さまぁ……助けてくださいですぅ~」

ねこのこが懐くなんて母さん以来か? にしても……

「ねこのこ、懐くのはいいが……流石に服の中に入るのはどうかと思うぞ……」
ミルクは白い全身を覆うローブを身にまとってるのだが、何故かその中でゴソゴソしてる感じ。

「にゅ? だめなのか?」
ひょこっと顔を出すのはいいが……あのさ、ねこのこさん。

「ふえぇ……!? みっみないでですぅーー!!!!」
スカート捲りあげてそこから顔出すのは……流石に嫌われたと考えた方がいいと、俺は思うぞ?

「ねこのこ、ちょっとこっちこい」

「にゅ? ちち、ねこのこに命令、なまいきだ」

「あっ……ごめんなさい」こいつを怒らせると面倒だからな、ここは素直に謝っておこう。

「ねこのこさん、来ていただけますか?」

「しかたない」とことこと俺の元に来たねこのこである。
「母さん……ねこのこに、女の子のことを少しだけ教えてやってくれないか……流石にミルクが可哀想だわ……」
母さんに耳打ちしておいた、ねこのこって俺の言うこと聞かないけど……母さんの言うことは何故か絶対聞くからな……

「ふぅん、あの子ミルクちゃんって言うのねぇ~イチゴ柄のパンツ、可愛い子ねぇ~」







「はぅ!?」コラ母さん、トドメを刺してやりなさんな……ミルクが恥ずかしさ相まって、かお真っ赤にして屈みこんでしまったじゃないか。

「母さん……」「あっ……ごっごめんなさい、つい……」

「まぁとりあえず……僕はこれから、団員達の用事を幾つかこなす必要あるからさ、ちょっとねこのこに説明がてら……面倒みててよ」

「ふふ、わかったわ~」「にゅ?」

という訳で、母さんに捕まりねこのこ撤収。
少し離れた場所で、女の子とは!! とか、にゃ!! という返事が聞こえてくるからまぁ大丈夫だろ。







それにしてもねこのこのやつ……よくもやってくれたな。

「イチゴ柄……」「ミルクって確かに可愛いよな……」

「いやぁぁああ………ですぅ……」
なんだこの変な空気……まぁ確かにミルクってば、しっかり可愛い女の子であるが……

「お前ら、それ以上ミルクの事を変な目で見るなら、団長として俺がしっかり制裁を加えることになるが──」

「!?」……ふむ、どうやら静かになったな。

「団長さまぁ~……ふぇーーーーー」
泣きついてくるミルク、けどごめんな……俺はぺたん娘娘に抱かれてもあまり嬉しくないのだよ。

でもまぁ……「よしよし、お前は子供なんだしあまり気にすんな」今は慰めてやることにするかな。
「……ふぇ……だっ団長さまは……赤ちゃん……です……」

「ん? あれ?」ぷくーーっと頬を膨らませてるミルク。
……まさか、子供っぽい事は気にしてたのか? そういや女って……見た目子供の奴には大人っぽい、大人っぽい奴には若いって言うのが礼儀だっけか? ……俺には難しいな。

「まっまぁとにかくだ、こんなとこでぼーっとしてても仕方ないだろ、今からダビングリングでライフリングの転移機能をコピーした指輪を各自渡すから、さっさと家族でもなんでも連れてきたらいい、後で部屋が決まったら転移機能の設定もしなきゃだから急いでくれよー」

こういう時は話を変える、これに限るってもんだな。

「団長さま……本当に、おばあちゃん連れてきていいですか?」

「ん? いちいち2度言わすな、いいったらいいからさっさとお前も行ってこい」

「はっはい!!」

団員達は各自一旦帰宅した。

俺はその間にしないといけない事があるんだよな。
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

念願の異世界転生できましたが、滅亡寸前の辺境伯家の長男、魔力なしでした。

克全
ファンタジー
アルファポリスオンリーです。

【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。

克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります! 辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。

異世界転生ファミリー

くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?! 辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。 アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。 アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。 長男のナイトはクールで賢い美少年。 ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。 何の不思議もない家族と思われたが…… 彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。

飯屋の娘は魔法を使いたくない?

秋野 木星
ファンタジー
3歳の時に川で溺れた時に前世の記憶人格がよみがえったセリカ。 魔法が使えることをひた隠しにしてきたが、ある日馬車に轢かれそうになった男の子を助けるために思わず魔法を使ってしまう。 それを見ていた貴族の青年が…。 異世界転生の話です。 のんびりとしたセリカの日常を追っていきます。 ※ 表紙は星影さんの作品です。 ※ 「小説家になろう」から改稿転記しています。

異世界転生したおっさんが普通に生きる

カジキカジキ
ファンタジー
 第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位 応援頂きありがとうございました!  異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界  主人公のゴウは異世界転生した元冒険者  引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。  知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?

転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~

ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。 コイツは何かがおかしい。 本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。 目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。

レベルアップは異世界がおすすめ!

まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。 そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。

処理中です...