2 / 39
2.月の乙女
しおりを挟む
「ただ今もどりましたー」
「あら、早かったのね。もっとゆっくりパレードを眺めてくればよかったのに」
建てつけの悪いきしむ扉を閉めて、私は柔和な微笑みを浮かべるシスターのマキアに声をかけた。マキアは50代の女性で、この教会を取り仕切っているシスターだ。
今この教会には、私達の他に6名の孤児がいる。孤児のほとんどが魔力をもたないか、私のように少ない。
ここにいる皆が、私のようなくすんだ髪色をしている。
見た目に魔力の素養が出てしまうこの世界では、見た目の色が判断基準になってしまう。
悲しいことだが、産まれた子どもの髪の色に絶望して、手放す親も少なくない。
それでも王都に程近いこの地にしては、今預かっている人数は少ない方だ。
王都に住む人々や貴族は選民意識が高く、魔力がない者が産まれると、極秘裏に処理することもある。私も含めてここの子達は、孤児院に辿り付けただけ、運が良かったともいえるのかもしれない。
この教会を取り仕切るのはマキア一人で、教会自体も古く、もう数年もすれば朽ちてしまいそうな程だ。やっと建ってる、という表現がぴったりの教会。
マキアが引退するまでもてばいいけど……。
私は幼い頃にこの教会の前に置き去りにされた。
当然、両親の顔は覚えていない。
ゲームでは目深にフードを被った女性が「ごめんなさい……」と教会の前に、赤子の私を泣きながら置き去りにするシーンがあった。
買い出しの荷物を置き、被っていたローブを脱ぐ。その時、きらりと私の胸元のペンダントが光りを反射した。
そう、これは置き去りにされたその時に、母と思しき女性が私の首にかけてくれたものだ。
親指の先ほどの大きさ、乳白色に輝く月の石、私の宝物。
「すごい人ごみと花の香りだったわ。ちょっと酔ってしまったみたいで……。あ、王都のワーグナー商店の売上金はこれね」
買い出しの食材と代金をマキアに渡す。教会では日々の運営資金のために、銀細工や装飾品を作って商店に卸していた。
……まぁ気分は悪くなったから嘘ではない、うん。
「はい、確かに。最近は王都の治安も悪いというから、取引もいつまで出来るかしらね……。でも大丈夫?セラが気分を悪くするなんて珍しいわね。夕食の準備はやっておくから、夕食まで横になっていたら?」
私は頷いた。
正直、本当に疲れた。
「ありがとう、ちょっと部屋に戻っているわ」
パタンと自室の扉を閉め、簡素なベッドに倒れこむ。「さーて、これからどうしようかな……」枕に顔を埋めながらつぶやいた。
この世界が前世でプレイした乙女ゲームの世界だとしたら、これからのことを考えなくちゃ。
前世の私は乙女ゲーム大好きな、アラサ―だった。
名前は
「「上田 朝美」」
あ、良かった 多分日本語で発音出来てる。
私は前世、所謂ところの喪女だった。記憶がある限りでは……30歳で死んだ……んだよね?
うーん、思い出そうとしても死んだときの記憶は曖昧だなー。
でもブラック企業で務める身体は毎日過労で悲鳴をあげていたし、きっと過労死とかかなぁ。どうしよう、一人暮らしのあの部屋、魔窟だったんだけど……。
前世の家族は、私が16の時に早逝した父に、その後再婚して新しい家庭を築いた母。いま別れを惜しむような大した友人もいなかったし、私が死んで困る人も然程いなかっただろう。私が早死にして面倒かけたなっていう思い以外は、特に何の感慨もない。
そしてまだ信じたくないけど、恐らく多分間違いなく……、私はあの大好きだったゲームのヒロインに転生した……んだよね?
この国では魔力を持っている者は、その多寡に関わらず王立の魔法学園に通わなければならない。私は今年18歳を迎えた。そして来月からあの王子と同じ学園へと通うことになる。そこがゲームの舞台だ。
ゲームのオープニングは華々しい建国パレードのアルレーヌの姿、そして学園の入学式で始まる。
成人を迎える前と後では魔力量に大きな差がでるらしい。成人後の1年間を学園で、己の魔力に合った進路に向けて魔法の制御を学ぶのだ。そして学園を出た後は、それぞれの適正にあった仕事に就く。日本でいう短大とか専門学校のようなものかな?
私にはこの茶色の髪色が示す通り、土の魔力がある。
といっても、「出でよゴーレム!!」とかって程のものでは全然なくて、土がモコモコと動くくらいで、花壇や畑の土を耕すのにちょうどいい程度。あと草花の成長がちょっと良くなったり、触れるとコンディションが分かる程度かな。
土の魔力の保有者って一番多いから、貴族なんかの身分の高い人なんかからは「庶民の色」「農民の色」なんて蔑まれたりすることもある。
まぁそんな訳で、私も所謂ど平民なんだけど……。
「ん……?」
カーテンを開け放したままの窓から月の灯りがこぼれる。
ぼんやりと散らばった思考を拾い集めながら、いつの間にか眠っていたということを知る。
こんな衝撃的な事実が発覚した後に眠れるとか、私ってばなんていう鋼メンタルだ。
月が高い位置にあるから、ずいぶん眠ってしまっていたらしい。
夕食の時間はとうに過ぎていそうだ。マキアは私のこと起こさないでいてくれたんだ。
窓辺にそっと腰かけた。
窓の外のいつも通りの街の灯りが、建国のお祭りのせいか、随分と賑わって明るく見える。
(……うぅ、本当にここはゲームの世界なのかな。……だったらまずは攻略対象達から逃げなきゃ……!!)
『ルナと魔法の花飾り』は、ソフトの帯に“貴女をここに、縛り付けたい”という、恐ろしい謳い文句があった。そしてその謳い文句通り、あの今日見た王子だけじゃない、他の攻略対象もかなりのヤンデレ揃い。
そのルートの中には、死んでるんだか生きてるんだか分からないエンドも多い。
ヤンデレって現実で言い換えたら、殆どは監禁モラハラ野郎でしょ!?
そんな奴の餌食なんて、画面上はよくても、自分が体験するなんて、絶対い・や!
……でもこの世界で、この国で生きていくなら、学園の卒業は必須。
ゲームの舞台である学園を避けては通れない。
来月の学園入学からもこの現実を生き抜くために、攻略対象には極力関わらず、自分の力は決して出さず、1年を乗り切るしかない!!!
(あ、そういえば)
私が記憶の中のゲームのヒロインだと思った理由は、ゲームのヒロインと同じ名前、教会の孤児院育ち、僅かな土の魔力という共通点のせいだった。
でもゲームではそれ以外に、ヒロインたる重要な要素があったんだった。
(本当に、出来るかな……?)
月の明かりに向かって大きく伸びをした。
じっと月を見つめ、体内を巡る魔力に集中する。
……どれくらいの時間そうしていただろう。
ドクンッ
私の中で何かが弾けた。
途端、私の肩程の髪は、腰の下まで伸びていき、その色はくすんだ茶色から白銀の色に変わっていく。
指先から光の粒が溢れる。
「やっぱり……」
白銀の力は月の魔力。建国以来最も重要とされている力だ。
……やっぱり私は、このゲームのヒロインらしい。
「あら、早かったのね。もっとゆっくりパレードを眺めてくればよかったのに」
建てつけの悪いきしむ扉を閉めて、私は柔和な微笑みを浮かべるシスターのマキアに声をかけた。マキアは50代の女性で、この教会を取り仕切っているシスターだ。
今この教会には、私達の他に6名の孤児がいる。孤児のほとんどが魔力をもたないか、私のように少ない。
ここにいる皆が、私のようなくすんだ髪色をしている。
見た目に魔力の素養が出てしまうこの世界では、見た目の色が判断基準になってしまう。
悲しいことだが、産まれた子どもの髪の色に絶望して、手放す親も少なくない。
それでも王都に程近いこの地にしては、今預かっている人数は少ない方だ。
王都に住む人々や貴族は選民意識が高く、魔力がない者が産まれると、極秘裏に処理することもある。私も含めてここの子達は、孤児院に辿り付けただけ、運が良かったともいえるのかもしれない。
この教会を取り仕切るのはマキア一人で、教会自体も古く、もう数年もすれば朽ちてしまいそうな程だ。やっと建ってる、という表現がぴったりの教会。
マキアが引退するまでもてばいいけど……。
私は幼い頃にこの教会の前に置き去りにされた。
当然、両親の顔は覚えていない。
ゲームでは目深にフードを被った女性が「ごめんなさい……」と教会の前に、赤子の私を泣きながら置き去りにするシーンがあった。
買い出しの荷物を置き、被っていたローブを脱ぐ。その時、きらりと私の胸元のペンダントが光りを反射した。
そう、これは置き去りにされたその時に、母と思しき女性が私の首にかけてくれたものだ。
親指の先ほどの大きさ、乳白色に輝く月の石、私の宝物。
「すごい人ごみと花の香りだったわ。ちょっと酔ってしまったみたいで……。あ、王都のワーグナー商店の売上金はこれね」
買い出しの食材と代金をマキアに渡す。教会では日々の運営資金のために、銀細工や装飾品を作って商店に卸していた。
……まぁ気分は悪くなったから嘘ではない、うん。
「はい、確かに。最近は王都の治安も悪いというから、取引もいつまで出来るかしらね……。でも大丈夫?セラが気分を悪くするなんて珍しいわね。夕食の準備はやっておくから、夕食まで横になっていたら?」
私は頷いた。
正直、本当に疲れた。
「ありがとう、ちょっと部屋に戻っているわ」
パタンと自室の扉を閉め、簡素なベッドに倒れこむ。「さーて、これからどうしようかな……」枕に顔を埋めながらつぶやいた。
この世界が前世でプレイした乙女ゲームの世界だとしたら、これからのことを考えなくちゃ。
前世の私は乙女ゲーム大好きな、アラサ―だった。
名前は
「「上田 朝美」」
あ、良かった 多分日本語で発音出来てる。
私は前世、所謂ところの喪女だった。記憶がある限りでは……30歳で死んだ……んだよね?
うーん、思い出そうとしても死んだときの記憶は曖昧だなー。
でもブラック企業で務める身体は毎日過労で悲鳴をあげていたし、きっと過労死とかかなぁ。どうしよう、一人暮らしのあの部屋、魔窟だったんだけど……。
前世の家族は、私が16の時に早逝した父に、その後再婚して新しい家庭を築いた母。いま別れを惜しむような大した友人もいなかったし、私が死んで困る人も然程いなかっただろう。私が早死にして面倒かけたなっていう思い以外は、特に何の感慨もない。
そしてまだ信じたくないけど、恐らく多分間違いなく……、私はあの大好きだったゲームのヒロインに転生した……んだよね?
この国では魔力を持っている者は、その多寡に関わらず王立の魔法学園に通わなければならない。私は今年18歳を迎えた。そして来月からあの王子と同じ学園へと通うことになる。そこがゲームの舞台だ。
ゲームのオープニングは華々しい建国パレードのアルレーヌの姿、そして学園の入学式で始まる。
成人を迎える前と後では魔力量に大きな差がでるらしい。成人後の1年間を学園で、己の魔力に合った進路に向けて魔法の制御を学ぶのだ。そして学園を出た後は、それぞれの適正にあった仕事に就く。日本でいう短大とか専門学校のようなものかな?
私にはこの茶色の髪色が示す通り、土の魔力がある。
といっても、「出でよゴーレム!!」とかって程のものでは全然なくて、土がモコモコと動くくらいで、花壇や畑の土を耕すのにちょうどいい程度。あと草花の成長がちょっと良くなったり、触れるとコンディションが分かる程度かな。
土の魔力の保有者って一番多いから、貴族なんかの身分の高い人なんかからは「庶民の色」「農民の色」なんて蔑まれたりすることもある。
まぁそんな訳で、私も所謂ど平民なんだけど……。
「ん……?」
カーテンを開け放したままの窓から月の灯りがこぼれる。
ぼんやりと散らばった思考を拾い集めながら、いつの間にか眠っていたということを知る。
こんな衝撃的な事実が発覚した後に眠れるとか、私ってばなんていう鋼メンタルだ。
月が高い位置にあるから、ずいぶん眠ってしまっていたらしい。
夕食の時間はとうに過ぎていそうだ。マキアは私のこと起こさないでいてくれたんだ。
窓辺にそっと腰かけた。
窓の外のいつも通りの街の灯りが、建国のお祭りのせいか、随分と賑わって明るく見える。
(……うぅ、本当にここはゲームの世界なのかな。……だったらまずは攻略対象達から逃げなきゃ……!!)
『ルナと魔法の花飾り』は、ソフトの帯に“貴女をここに、縛り付けたい”という、恐ろしい謳い文句があった。そしてその謳い文句通り、あの今日見た王子だけじゃない、他の攻略対象もかなりのヤンデレ揃い。
そのルートの中には、死んでるんだか生きてるんだか分からないエンドも多い。
ヤンデレって現実で言い換えたら、殆どは監禁モラハラ野郎でしょ!?
そんな奴の餌食なんて、画面上はよくても、自分が体験するなんて、絶対い・や!
……でもこの世界で、この国で生きていくなら、学園の卒業は必須。
ゲームの舞台である学園を避けては通れない。
来月の学園入学からもこの現実を生き抜くために、攻略対象には極力関わらず、自分の力は決して出さず、1年を乗り切るしかない!!!
(あ、そういえば)
私が記憶の中のゲームのヒロインだと思った理由は、ゲームのヒロインと同じ名前、教会の孤児院育ち、僅かな土の魔力という共通点のせいだった。
でもゲームではそれ以外に、ヒロインたる重要な要素があったんだった。
(本当に、出来るかな……?)
月の明かりに向かって大きく伸びをした。
じっと月を見つめ、体内を巡る魔力に集中する。
……どれくらいの時間そうしていただろう。
ドクンッ
私の中で何かが弾けた。
途端、私の肩程の髪は、腰の下まで伸びていき、その色はくすんだ茶色から白銀の色に変わっていく。
指先から光の粒が溢れる。
「やっぱり……」
白銀の力は月の魔力。建国以来最も重要とされている力だ。
……やっぱり私は、このゲームのヒロインらしい。
23
あなたにおすすめの小説
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
【完結】転生したら悪役継母でした
入魚ひえん@発売中◆巻き戻り冤罪令嬢◆
恋愛
聖女を優先する夫に避けられていたアルージュ。
その夜、夫が初めて寝室にやってきて命じたのは「聖女の隠し子を匿え」という理不尽なものだった。
しかも隠し子は、夫と同じ髪の色。
絶望するアルージュはよろめいて鏡にぶつかり、前世に読んだウェブ小説の悪妻に転生していることを思い出す。
記憶を取り戻すと、七年間も苦しんだ夫への愛は綺麗さっぱり消えた。
夫に奪われていたもの、不正の事実を着々と精算していく。
◆愛されない悪妻が前世を思い出して転身したら、可愛い継子や最強の旦那様ができて、転生前の知識でスイーツやグルメ、家電を再現していく、異世界転生ファンタジー!◆
*旧題:転生したら悪妻でした
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる