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第5話
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帝都の片隅、没落寸前のアメトリン男爵邸の奥深く。
カビと薬草の入り混じった湿っぽい部屋で、エルナ・フィン・アメトリンは震える両手で顔を覆っていた。
ベッドから聞こえてくる幼い弟のひゅるひゅるとした苦しげな呼吸音が、彼女の心を容赦なく削っていく。
「お姉……さま……ごめんな、さい。僕の、薬代ばかり……」
「謝らないで。あなたは何も悪くないのよ」
エルナは掠れた声で答え、弟の熱い額に冷たいタオルを乗せた。
弟を蝕む奇病を治すには、莫大な魔力を持った高位の治癒魔導具か、帝国の国庫に眠るような霊薬が必要だった。
借金まみれの男爵家には到底手が届かない代物だ。
それを手に入れるための唯一の希望は、莫大な財力と権力を持つヴォルティス・ザル・グラディウス公爵の庇護を得ること。
しかし、彼にはすでにサラという正妻がいる。
エルナは過去数ヶ月間、ヴォルティスに接触しようと試みたが、彼は氷のように冷たく、取り付く島もなかった。
だから、正妻であるサラを失脚させ、公爵家の内情に入り込む隙を作るしかない。
今日の午後、公爵邸で開かれる小規模な茶会。そこでサラが他国の間者と通じているという偽の証拠を忍ばせ、公爵の目に触れさせる手筈が整っていた。
それは、無実の令嬢を社会的な死、あるいは本当の死へと追いやる極めて卑劣な行為だ。
エルナの良心は激しく痛み、夜な夜な吐き気に襲われていた。
温室育ちで、ただ夫の愛を求めているだけの無害なサラを陥れるなど、人間のすることではないとわかっている。
それでも。
「私が地獄に落ちてもいい。この子だけは、あの冷たい土の下にはやらない……!」
エルナは血の滲むような声で呟き、自らの魂を悪魔に売り渡す覚悟を決めた。
同じ頃、帝都の地下工房。
サラは鼻歌を歌いながら、ティアルが組み上げたばかりの淡い光を放つペンダント型の魔導具を見つめていた。
「完璧よ、ティアル!これほどの高純度な治癒魔導具、教会の最高司祭ですら作れないわ」
「当たり前だ。俺の最高傑作の一つだからな。……で、これをどうするんだ?まさかあの公爵に貢ぐわけじゃないだろ」
徹夜明けで死にそうな顔をしたティアルが、コーヒーの入ったマグカップを傾けながら問う。
サラは首を横に振った。
「ええ。これは、今日の茶会にやってくるエルナ・フィン・アメトリン男爵令嬢の弟君に贈るものよ」
サラの脳裏には、前世の記憶が鮮明に焼き付いていた。
エルナの巧妙な罠によって濡れ衣を着せられ、ヴォルティスに処刑されたあの日のことを。
本来ならば、自分を殺した元凶であるエルナを激しく憎み、今世では彼女を破滅させようと考えるのが普通だろう。
しかし、心が壊れきったサラの思考回路は、全く別の次元にあった。
エルナが推しに接触しようとすることは、推しのブランドに傷をつけるスキャンダルだ。
それに、彼女が罪を犯せば、領地を治める推しに『裁きを下す』という無駄な実務と心労をかけてしまう。
推しの尊い時間を、あんな泥沼の愛憎劇で消費させるわけにはいかない。
推しの視界は常に清らかで、美しいもので満たされていなければならないのだ。
それに、エルナの事情は前世で死ぬ間際に知っていた。
弟を救いたいという狂気は、推しを保護したいという自分の狂気と、どこか似ている。
原因である弟の病さえ完治させてしまえば、エルナは二度と推しの視界に現れることはない。
完璧なアンチ対策であり、物理的な厄介払いであった。
「お嬢様は、本当に狂ってるよ。自分を殺そうとしてる奴を助けるなんて、聖女ぶるにも程がある」
ティアルは呆れたように肩をすくめたが、その金色の瞳はサラの抱える深い虚無を正確に見透かしていた。
サラにとって、他人の命も自分の命も、そして復讐すらも、どうでもいいのだ。
すべてはあの公爵を完璧な状態で観賞するため。
その異常な執着だけが、彼女を動かしている。
午後。公爵邸の別室。
茶会が始まる直前、エルナは侍女に呼び出され、人気のない応接室に通された。
そこに待っていたのは、他でもないサラ・オブシディアンその人だった。
エルナは心臓が跳ね上がるのを必死に抑え、完璧な令嬢の笑みを浮かべた。
「奥様、このような場所でいかがなさいましたか?」
「単刀直入に言いますわ、エルナ様。あなた、今日の茶会で私の手荷物に偽の書簡を忍ばせるおつもりね」
エルナの顔から、一瞬で血の気が引いた。
なぜ、知っている。
誰にも言わず、自分一人で完璧に準備したはずの計画だった。
震えそうになる膝を必死に堪え、エルナはシラを切ろうと口を開きかけた。
しかし、サラがテーブルの上にことりと置いたものを見て、その言葉は完全に凍りついた。
淡い光を放つ、美しいペンダント。
一目見ただけで、それが途方もない魔力を秘めた極上の治癒魔導具であることが、貴族であるエルナには理解できた。
「これは……?」
「あなたの弟君の病を、完全に癒すことができる魔導具です。使い方は手紙に記してあります」
サラの声には、怒りも、憎しみも、そして同情すらもなかった。
ただ淡々と、事務手続きを進めるかのような冷たさがあった。
エルナは呆然とサラを見つめた。
自分の罪を暴き、断罪するのではなく、最も欲しかったものを無償で差し出されている。
その事実が、エルナの理解を超えていた。
「なぜ……私があなたを陥れようとしていたと知っていて、どうしてこんな……っ」
「理由なんてありませんわ。強いて言うなら、これ以上、公爵様のお手を煩わせたくないからです。公爵様の尊いお時間は、あなたのような方の個人的な悲劇で消費されるべきではありませんから」
サラは新緑の瞳でエルナを真っ直ぐに見据えた。
その瞳の奥にある絶対的な拒絶と、人間的な感情の欠落に、エルナは背筋が凍るような畏怖を覚えた。
目の前にいるのは、温室育ちの無知な令嬢などではない。
底なしの虚無を抱え、ただ一つの目的のためだけに動く、美しい化け物だ。
そして同時に、エルナの心に激しい自己嫌悪と後悔が押し寄せた。
自分は、こんなにも恐ろしく、そして慈悲深い相手を罠にかけようとしていたのか。
弟を救うためとはいえ、罪のない彼女を破滅させようとした自分の浅ましさが、どうしようもなく醜く感じられた。
「ああ……っ」
エルナはその場に泣き崩れた。
張り詰めていた糸が切れ、両手で顔を覆って号泣する。
「ごめんなさい……っ、ごめんなさい!私が欲しかったのは、公爵様の愛じゃない。ただ、あの冷たい部屋から弟を救い出したかっただけなの……!私は、悪魔に魂を売ろうとしていた……っ!」
床に額を擦り付けんばかりにして泣きじゃくるエルナを見下ろし、サラは微かに首を傾げた。
前世で自分を殺した女が、今、目の前でボロボロになって懺悔している。
本来ならば、ここで最高のカタルシスを得るはずだった。
しかし、サラの心は一切の痛痒を感じなかった。
ただ、厄介なスキャンダルの種が一つ確実に摘み取られたことに、事務的な安堵を覚えるだけだ。
「弟君の回復を祈っておりますわ。……もう二度と、公爵様の御前に姿を見せないでくださいね」
サラはそれだけ言い残し、冷たく踵を返した。
背後から聞こえるエルナのむせび泣きは、推しを保護するための完璧な防音壁によって、サラの心には全く届かなかった。
数日後、エルナ・フィン・アメトリンが社交界から一切の姿を消し、領地に引きこもったという噂が流れた。
奇跡的に病が完治した弟の看病に専念するためだという。
その不自然なほど静かな幕引きの裏にある報告書を、ヴォルティスは執務室で静かに見つめていた。
アメトリン男爵令嬢が、何らかの陰謀を企てていた痕跡がある。
しかし、それが実行に移される前に、何者かの手によって完璧に処理され、彼女自身も救済を与えられて舞台から降りた。
「……また、黒の百合か」
ヴォルティスの低い呟きが、静まり返った執務室に溶けた。
自分の周囲の不穏な空気を、ことごとく裏から排除し、完璧な環境を整え続ける見えざる支援者。
武具の提供だけではない。
政治的な障害すらも、彼が気づく前に排除されている。
これほどの手腕と財力、そして自分に対する執着を持つ存在が、帝都にいるはずがない。
ヴォルティスは立ち上がり、窓の外を見つめた。
彼の心の中に芽生えた「黒の百合」への興味は、すでに単なる好奇心を超え、強烈な探求心へと変貌しつつあった。
そして、その正体を暴くための包囲網は、確実に、そして静かに、妻であるサラの周辺へと狭まり始めていた。
獣の血が、見えない獲物の匂いを微かに感じ取っていたのだ。
カビと薬草の入り混じった湿っぽい部屋で、エルナ・フィン・アメトリンは震える両手で顔を覆っていた。
ベッドから聞こえてくる幼い弟のひゅるひゅるとした苦しげな呼吸音が、彼女の心を容赦なく削っていく。
「お姉……さま……ごめんな、さい。僕の、薬代ばかり……」
「謝らないで。あなたは何も悪くないのよ」
エルナは掠れた声で答え、弟の熱い額に冷たいタオルを乗せた。
弟を蝕む奇病を治すには、莫大な魔力を持った高位の治癒魔導具か、帝国の国庫に眠るような霊薬が必要だった。
借金まみれの男爵家には到底手が届かない代物だ。
それを手に入れるための唯一の希望は、莫大な財力と権力を持つヴォルティス・ザル・グラディウス公爵の庇護を得ること。
しかし、彼にはすでにサラという正妻がいる。
エルナは過去数ヶ月間、ヴォルティスに接触しようと試みたが、彼は氷のように冷たく、取り付く島もなかった。
だから、正妻であるサラを失脚させ、公爵家の内情に入り込む隙を作るしかない。
今日の午後、公爵邸で開かれる小規模な茶会。そこでサラが他国の間者と通じているという偽の証拠を忍ばせ、公爵の目に触れさせる手筈が整っていた。
それは、無実の令嬢を社会的な死、あるいは本当の死へと追いやる極めて卑劣な行為だ。
エルナの良心は激しく痛み、夜な夜な吐き気に襲われていた。
温室育ちで、ただ夫の愛を求めているだけの無害なサラを陥れるなど、人間のすることではないとわかっている。
それでも。
「私が地獄に落ちてもいい。この子だけは、あの冷たい土の下にはやらない……!」
エルナは血の滲むような声で呟き、自らの魂を悪魔に売り渡す覚悟を決めた。
同じ頃、帝都の地下工房。
サラは鼻歌を歌いながら、ティアルが組み上げたばかりの淡い光を放つペンダント型の魔導具を見つめていた。
「完璧よ、ティアル!これほどの高純度な治癒魔導具、教会の最高司祭ですら作れないわ」
「当たり前だ。俺の最高傑作の一つだからな。……で、これをどうするんだ?まさかあの公爵に貢ぐわけじゃないだろ」
徹夜明けで死にそうな顔をしたティアルが、コーヒーの入ったマグカップを傾けながら問う。
サラは首を横に振った。
「ええ。これは、今日の茶会にやってくるエルナ・フィン・アメトリン男爵令嬢の弟君に贈るものよ」
サラの脳裏には、前世の記憶が鮮明に焼き付いていた。
エルナの巧妙な罠によって濡れ衣を着せられ、ヴォルティスに処刑されたあの日のことを。
本来ならば、自分を殺した元凶であるエルナを激しく憎み、今世では彼女を破滅させようと考えるのが普通だろう。
しかし、心が壊れきったサラの思考回路は、全く別の次元にあった。
エルナが推しに接触しようとすることは、推しのブランドに傷をつけるスキャンダルだ。
それに、彼女が罪を犯せば、領地を治める推しに『裁きを下す』という無駄な実務と心労をかけてしまう。
推しの尊い時間を、あんな泥沼の愛憎劇で消費させるわけにはいかない。
推しの視界は常に清らかで、美しいもので満たされていなければならないのだ。
それに、エルナの事情は前世で死ぬ間際に知っていた。
弟を救いたいという狂気は、推しを保護したいという自分の狂気と、どこか似ている。
原因である弟の病さえ完治させてしまえば、エルナは二度と推しの視界に現れることはない。
完璧なアンチ対策であり、物理的な厄介払いであった。
「お嬢様は、本当に狂ってるよ。自分を殺そうとしてる奴を助けるなんて、聖女ぶるにも程がある」
ティアルは呆れたように肩をすくめたが、その金色の瞳はサラの抱える深い虚無を正確に見透かしていた。
サラにとって、他人の命も自分の命も、そして復讐すらも、どうでもいいのだ。
すべてはあの公爵を完璧な状態で観賞するため。
その異常な執着だけが、彼女を動かしている。
午後。公爵邸の別室。
茶会が始まる直前、エルナは侍女に呼び出され、人気のない応接室に通された。
そこに待っていたのは、他でもないサラ・オブシディアンその人だった。
エルナは心臓が跳ね上がるのを必死に抑え、完璧な令嬢の笑みを浮かべた。
「奥様、このような場所でいかがなさいましたか?」
「単刀直入に言いますわ、エルナ様。あなた、今日の茶会で私の手荷物に偽の書簡を忍ばせるおつもりね」
エルナの顔から、一瞬で血の気が引いた。
なぜ、知っている。
誰にも言わず、自分一人で完璧に準備したはずの計画だった。
震えそうになる膝を必死に堪え、エルナはシラを切ろうと口を開きかけた。
しかし、サラがテーブルの上にことりと置いたものを見て、その言葉は完全に凍りついた。
淡い光を放つ、美しいペンダント。
一目見ただけで、それが途方もない魔力を秘めた極上の治癒魔導具であることが、貴族であるエルナには理解できた。
「これは……?」
「あなたの弟君の病を、完全に癒すことができる魔導具です。使い方は手紙に記してあります」
サラの声には、怒りも、憎しみも、そして同情すらもなかった。
ただ淡々と、事務手続きを進めるかのような冷たさがあった。
エルナは呆然とサラを見つめた。
自分の罪を暴き、断罪するのではなく、最も欲しかったものを無償で差し出されている。
その事実が、エルナの理解を超えていた。
「なぜ……私があなたを陥れようとしていたと知っていて、どうしてこんな……っ」
「理由なんてありませんわ。強いて言うなら、これ以上、公爵様のお手を煩わせたくないからです。公爵様の尊いお時間は、あなたのような方の個人的な悲劇で消費されるべきではありませんから」
サラは新緑の瞳でエルナを真っ直ぐに見据えた。
その瞳の奥にある絶対的な拒絶と、人間的な感情の欠落に、エルナは背筋が凍るような畏怖を覚えた。
目の前にいるのは、温室育ちの無知な令嬢などではない。
底なしの虚無を抱え、ただ一つの目的のためだけに動く、美しい化け物だ。
そして同時に、エルナの心に激しい自己嫌悪と後悔が押し寄せた。
自分は、こんなにも恐ろしく、そして慈悲深い相手を罠にかけようとしていたのか。
弟を救うためとはいえ、罪のない彼女を破滅させようとした自分の浅ましさが、どうしようもなく醜く感じられた。
「ああ……っ」
エルナはその場に泣き崩れた。
張り詰めていた糸が切れ、両手で顔を覆って号泣する。
「ごめんなさい……っ、ごめんなさい!私が欲しかったのは、公爵様の愛じゃない。ただ、あの冷たい部屋から弟を救い出したかっただけなの……!私は、悪魔に魂を売ろうとしていた……っ!」
床に額を擦り付けんばかりにして泣きじゃくるエルナを見下ろし、サラは微かに首を傾げた。
前世で自分を殺した女が、今、目の前でボロボロになって懺悔している。
本来ならば、ここで最高のカタルシスを得るはずだった。
しかし、サラの心は一切の痛痒を感じなかった。
ただ、厄介なスキャンダルの種が一つ確実に摘み取られたことに、事務的な安堵を覚えるだけだ。
「弟君の回復を祈っておりますわ。……もう二度と、公爵様の御前に姿を見せないでくださいね」
サラはそれだけ言い残し、冷たく踵を返した。
背後から聞こえるエルナのむせび泣きは、推しを保護するための完璧な防音壁によって、サラの心には全く届かなかった。
数日後、エルナ・フィン・アメトリンが社交界から一切の姿を消し、領地に引きこもったという噂が流れた。
奇跡的に病が完治した弟の看病に専念するためだという。
その不自然なほど静かな幕引きの裏にある報告書を、ヴォルティスは執務室で静かに見つめていた。
アメトリン男爵令嬢が、何らかの陰謀を企てていた痕跡がある。
しかし、それが実行に移される前に、何者かの手によって完璧に処理され、彼女自身も救済を与えられて舞台から降りた。
「……また、黒の百合か」
ヴォルティスの低い呟きが、静まり返った執務室に溶けた。
自分の周囲の不穏な空気を、ことごとく裏から排除し、完璧な環境を整え続ける見えざる支援者。
武具の提供だけではない。
政治的な障害すらも、彼が気づく前に排除されている。
これほどの手腕と財力、そして自分に対する執着を持つ存在が、帝都にいるはずがない。
ヴォルティスは立ち上がり、窓の外を見つめた。
彼の心の中に芽生えた「黒の百合」への興味は、すでに単なる好奇心を超え、強烈な探求心へと変貌しつつあった。
そして、その正体を暴くための包囲網は、確実に、そして静かに、妻であるサラの周辺へと狭まり始めていた。
獣の血が、見えない獲物の匂いを微かに感じ取っていたのだ。
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