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異世界で仲間が増えました
譲りたい店
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食の催し物の打ち上げに参加した俺達ミヤシタ・リハビリ・クリニックの面々であったが、せっかくの打ち上げだからと自分達だけで固まったばかりもあまり良くないと思い、まずギベルトが参加しているお店の店主達に刃物や道具作りの事を売り込みに行き、俺は1人でいるユーリ君が働いているパン屋の店主に話しかけ、店主の意外な本音を聞いた。
「ユーリ君にパン屋を任せたいと思っているんですか?」
「ああ、この間試しにパンを作らせてみたんだ。まだ店に出せるような物じゃねえが、もっと修行すりゃあいい職人になるとふんでるな俺は」
「そうなんですね、それを聞いたらユーリ君喜ぶと思いますよ」
「まだ、俺がやんなくちゃいけねえ以上、あいつにはまだまだ基礎をしっかりと身につけてもらわないと困るからな。とてもじゃねえが今任せるぞとは言えねえよ」
まあ、そうだよな。ユーリ君もいきなりお前を店主として考えているなんて言われたら相当なプレッシャーだろう、元気になったとはいえお婆さんのお世話をしながらの仕事だし、テンパる可能性もあるしな。
「それになんていうか俺の代であの店をつぶしちまうのは死んじまった親父に申し訳ねえからな」
「お父さんから引き継いだお店だったんですね、あれ、そういえばお子さんは?」
「息子が2人いたんだが、2人共嫁が死んだとたん、王都で名を挙げるとかって言って、この街を出て行って、そこから手紙1つよこしやしねえ」
親方さんの息子さんは店も継がずに王都に行ったのか、それで自分が店を続けられなくなったらユーリ君に任せたいと思っていたのか。
「まあ、他人とはいえ、もしかしたらうちの店を任せられるようになった奴が来てくれたのは良かったかもしんねえ」
「そうですね」
「あっ、そうだ!あんたはユーリと仲が良いみたいだが今日の話はユーリにすんなよ、いつか俺が自分で話すからよ」
「はい、分かりましたよ。それにそういう日が来てユーリ君の作ったパンが食べられるのも楽しみですから」
そう言って俺はミミ達が待つテーブルに戻っていきながらいろいろ考えてみた。
メルさんや、親方さんみたいになんとしても親の残した店を守りたいと思う人、それから親方さんの子供みたいにそんな事関係ないと自分のしたい事を求める子。本人は知らないが他人から店を譲ってもらってもいいと思われているユーリ君。
俺の親父はサラリーマンだったから、俺はわりとあっさり理学療法士に進むのはすんなりいったが、もし親父が商売をしていたら俺の進路にも影響はあったのだろうか?そう考えさせる出来事だったな。
「ユーリ君にパン屋を任せたいと思っているんですか?」
「ああ、この間試しにパンを作らせてみたんだ。まだ店に出せるような物じゃねえが、もっと修行すりゃあいい職人になるとふんでるな俺は」
「そうなんですね、それを聞いたらユーリ君喜ぶと思いますよ」
「まだ、俺がやんなくちゃいけねえ以上、あいつにはまだまだ基礎をしっかりと身につけてもらわないと困るからな。とてもじゃねえが今任せるぞとは言えねえよ」
まあ、そうだよな。ユーリ君もいきなりお前を店主として考えているなんて言われたら相当なプレッシャーだろう、元気になったとはいえお婆さんのお世話をしながらの仕事だし、テンパる可能性もあるしな。
「それになんていうか俺の代であの店をつぶしちまうのは死んじまった親父に申し訳ねえからな」
「お父さんから引き継いだお店だったんですね、あれ、そういえばお子さんは?」
「息子が2人いたんだが、2人共嫁が死んだとたん、王都で名を挙げるとかって言って、この街を出て行って、そこから手紙1つよこしやしねえ」
親方さんの息子さんは店も継がずに王都に行ったのか、それで自分が店を続けられなくなったらユーリ君に任せたいと思っていたのか。
「まあ、他人とはいえ、もしかしたらうちの店を任せられるようになった奴が来てくれたのは良かったかもしんねえ」
「そうですね」
「あっ、そうだ!あんたはユーリと仲が良いみたいだが今日の話はユーリにすんなよ、いつか俺が自分で話すからよ」
「はい、分かりましたよ。それにそういう日が来てユーリ君の作ったパンが食べられるのも楽しみですから」
そう言って俺はミミ達が待つテーブルに戻っていきながらいろいろ考えてみた。
メルさんや、親方さんみたいになんとしても親の残した店を守りたいと思う人、それから親方さんの子供みたいにそんな事関係ないと自分のしたい事を求める子。本人は知らないが他人から店を譲ってもらってもいいと思われているユーリ君。
俺の親父はサラリーマンだったから、俺はわりとあっさり理学療法士に進むのはすんなりいったが、もし親父が商売をしていたら俺の進路にも影響はあったのだろうか?そう考えさせる出来事だったな。
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