理学療法士だった俺、異世界で見習い聖女と診療所を開きました

burazu

文字の大きさ
241 / 273
異世界で仲間が増えました

聖女の修行法

しおりを挟む
 俺とミーザはミミの様子が気になり、ミミの借家まで侵入するがミミは瞑想の修行をしていただけであり、何もなくてホッとしたが窓を切って侵入した事はさすがに問い詰められてしまった。

 そして、俺達はミミに理由を説明して謝罪し、ミミのが詰所に連絡してソフィアさんが兵士の人とやって来てガラスの交換を兵士の人が行いつつ、俺達はソフィアさんからも注意を受ける。

「ミヤシタ様、ミーザ様、ミミ様が罰を望まないという事なので、今回は不問としますが次からはさすがに見過ごすわけには参りませんからね」
『すいません』

 俺とミーザは声を揃えてソフィアさんにも謝罪し、なんとも肩身が狭い思いだ。

「まあ、お2人がミミ様を心配するお気持ちは私も理解できますし、ミミ様も理解していらっしゃるからこそお2人に罰は望まず、ガラスの弁償代の請求にとどめたのでしょう」
「ソフィアさん」
「ですが2度目はないので、ご注意くださいね」

 そう言って、ソフィアさんと兵士たちはその場をあとにして、ミミの借家前には俺達だけになり、俺とミーザにミミが声をかける。

「ユーイチ様、ミーザさん、確かに私は診療所をユーイチ様達と一緒にしてからなかなか魔法の修行の時間がとれなかったのは事実です」
「それは本当に俺達の早とちりですまなかった。むしろ俺達のせいでまた時間を奪ってしまったな」
「だから今後の事もあるし、色々話しておきますね」
「ああ、頼む」

 そう言うとミミは自分の修行の方針について話し始める。

「私はというより、私達マカマカ教団の見習いも含む聖女はマカマカ様の加護を受けているので、瞑想というのがもっとも効率よく魔力を高める修行なんです」
「それについてちょっと思ったんだけどいいかな?」
「何ですかミーザさん?」
「言い訳するわけじゃないけど、今回のケースはたまたまあたし達だから良かったけど、悪い奴が家に侵入してたらどうしていたの?」

 確かにそうだ、別に責任逃れをするわけではないが、俺達だから大きな問題がなかったとも言えると思うが、ミミがそれについても話してくれた。

「瞑想中でも敵意や悪意を持つ者や攻撃性の高い空気が発せられたらそれには反応できます。お2人に敵意や悪意がなかったからこそ反応に遅れたんですよ」
「そうだったんだ、それならなおさら悪い気がしちゃうな」
「いいえ、確かに窓を切られたのは頭にきましたが、お2人が私を心配してくださったからというのは理解しています」
「ミミ……」

 はあ、そう言われるとやっぱり余計に悪い気がするな。ともあれ瞑想がメインの修行法なら多少の反応のなさは気にしなくても大丈夫だな。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

おっさん料理人と押しかけ弟子達のまったり田舎ライフ

双葉 鳴
ファンタジー
真面目だけが取り柄の料理人、本宝治洋一。 彼は能力の低さから不当な労働を強いられていた。 そんな彼を救い出してくれたのが友人の藤本要。 洋一は要と一緒に現代ダンジョンで気ままなセカンドライフを始めたのだが……気がつけば森の中。 さっきまで一緒に居た要の行方も知れず、洋一は途方に暮れた……のも束の間。腹が減っては戦はできぬ。 持ち前のサバイバル能力で見敵必殺! 赤い毛皮の大きなクマを非常食に、洋一はいつもの要領で食事の準備を始めたのだった。 そこで見慣れぬ騎士姿の少女を助けたことから洋一は面倒ごとに巻き込まれていく事になる。 人々との出会い。 そして貴族や平民との格差社会。 ファンタジーな世界観に飛び交う魔法。 牙を剥く魔獣を美味しく料理して食べる男とその弟子達の田舎での生活。 うるさい権力者達とは争わず、田舎でのんびりとした時間を過ごしたい! そんな人のための物語。 5/6_18:00完結!

神様の忘れ物

mizuno sei
ファンタジー
 仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。  わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公 じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい …この世界でも生きていける術は用意している 責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう という訳で異世界暮らし始めちゃいます? ※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです ※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています

「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~

あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。 彼は気づいたら異世界にいた。 その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。 科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。

【完結】うちの孫知りませんか?! 召喚された孫を追いかけ異世界転移。ばぁばとじぃじと探偵さんのスローライフ。

かの
ファンタジー
 孫の雷人(14歳)からテレパシーを受け取った光江(ばぁば64歳)。誘拐されたと思っていた雷人は異世界に召喚されていた。康夫(じぃじ66歳)と柏木(探偵534歳)⁈ をお供に従え、異世界へ転移。料理自慢のばぁばのスキルは胃袋を掴む事だけ。そしてじぃじのスキルは有り余る財力だけ。そんなばぁばとじぃじが、異世界で繰り広げるほのぼのスローライフ。  ばぁばとじぃじは無事異世界で孫の雷人に会えるのか⁈

タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。

渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。 しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。 「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」 ※※※ 虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。 ※重複投稿作品※ 表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。

異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。

もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。 異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。 ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。 残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、 同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、 追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、 清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……

処理中です...