73 / 96
異世界での転生
テールの申し出
しおりを挟む
僕が王女殿下の護衛騎士に認められたお祝い会を終えて、その翌日、今日は木剣を使った稽古をコールと共にしていた。
「えい!えい!てやーーー!」
僕は渾身の一撃をコールに放ったが、コールにかわされて背後から首元に木剣を突き付けられた。
「う……、参ったよ」
「へへへ、前より動きは良くなっていますが、まだまだ俺を捉えるのは難しそうですね」
「ああ、神速スキル無しでもこんなに速いんだね」
「そうっスね」
コールは元々足が速く、それを活かす為に神速スキルを身に付けたのだ。僕とコールの模擬戦を見ていたテールが僕達についてのさっきの模擬戦の評価を話してくれた。
「ニック様、ニック様は確かに動きは良くなっていますが、カール騎士団長に成功した体当たりの成功体験が忘れられず、無理な突撃が随所に見られましたね」
「ああ、あれは結構上手くいったからね」
「奇策は想定されていないからこそ効果的なのですね。コールにはすでに見切られているし、実戦でも危険な事が多いのでお控えください」
「うん、分かったよ」
そうだな、僕もどこか浮かれて調子に乗っていたところがあるな。これは反省だな。
「それからコールも、ニック様より速いし、捉えきれないのは確かだけど上手くいくと気を抜いている部分があるわね」
「ええ!そうなんっスか?」
「ニック様がその隙を逃さなければ結果が逆もあり得たわ、それくらいニック様の剣技は上達しているって事だから」
「はーーい、気をつけます」
コールにもなかなか辛らつだなテールは。そんな中テールより大事な知らせを聞かされた。
「ニック様、ガリアス様より既に許可はいただいたのですが、ニック様も我らオリビン家の軍事演習に加わって欲しいのですがいかがでしょうか?」
「軍事演習?僕が?」
「ええ、近々オリビン家では軍事演習を開く事になっているのでニック様にも見学させてはと父、マハール・オリビンの申し出にございます」
軍事演習、それは軍の動きを実戦形式で動かす訓練なのだ。テールの実家であるオリビン家で近々開かれて、それに僕も参加して欲しいという申し出がテールの父であるマハール・オリビン卿よりあったというのだ。
「もちろんだ、近くで君の父上の指揮能力を学ばせてもらうよ」
「ええ、よろしくお願いします」
「テール様、それって俺達も同行するんですか?」
「もちろんよ、あなた達にはいざとなったらニック様をお守りしてもらうし、あなた達も父の指揮を間近で見て欲しいわ」
オリビン家の軍事演習か、大変そうだが、これも嫡子の仕事という事だね。
「えい!えい!てやーーー!」
僕は渾身の一撃をコールに放ったが、コールにかわされて背後から首元に木剣を突き付けられた。
「う……、参ったよ」
「へへへ、前より動きは良くなっていますが、まだまだ俺を捉えるのは難しそうですね」
「ああ、神速スキル無しでもこんなに速いんだね」
「そうっスね」
コールは元々足が速く、それを活かす為に神速スキルを身に付けたのだ。僕とコールの模擬戦を見ていたテールが僕達についてのさっきの模擬戦の評価を話してくれた。
「ニック様、ニック様は確かに動きは良くなっていますが、カール騎士団長に成功した体当たりの成功体験が忘れられず、無理な突撃が随所に見られましたね」
「ああ、あれは結構上手くいったからね」
「奇策は想定されていないからこそ効果的なのですね。コールにはすでに見切られているし、実戦でも危険な事が多いのでお控えください」
「うん、分かったよ」
そうだな、僕もどこか浮かれて調子に乗っていたところがあるな。これは反省だな。
「それからコールも、ニック様より速いし、捉えきれないのは確かだけど上手くいくと気を抜いている部分があるわね」
「ええ!そうなんっスか?」
「ニック様がその隙を逃さなければ結果が逆もあり得たわ、それくらいニック様の剣技は上達しているって事だから」
「はーーい、気をつけます」
コールにもなかなか辛らつだなテールは。そんな中テールより大事な知らせを聞かされた。
「ニック様、ガリアス様より既に許可はいただいたのですが、ニック様も我らオリビン家の軍事演習に加わって欲しいのですがいかがでしょうか?」
「軍事演習?僕が?」
「ええ、近々オリビン家では軍事演習を開く事になっているのでニック様にも見学させてはと父、マハール・オリビンの申し出にございます」
軍事演習、それは軍の動きを実戦形式で動かす訓練なのだ。テールの実家であるオリビン家で近々開かれて、それに僕も参加して欲しいという申し出がテールの父であるマハール・オリビン卿よりあったというのだ。
「もちろんだ、近くで君の父上の指揮能力を学ばせてもらうよ」
「ええ、よろしくお願いします」
「テール様、それって俺達も同行するんですか?」
「もちろんよ、あなた達にはいざとなったらニック様をお守りしてもらうし、あなた達も父の指揮を間近で見て欲しいわ」
オリビン家の軍事演習か、大変そうだが、これも嫡子の仕事という事だね。
88
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者
哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。
何も成し遂げることなく35年……
ついに前世の年齢を超えた。
※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。
※この小説は他サイトにも投稿しています。
ReBirth 上位世界から下位世界へ
小林誉
ファンタジー
ある日帰宅途中にマンホールに落ちた男。気がつくと見知らぬ部屋に居て、世界間のシステムを名乗る声に死を告げられる。そして『あなたが落ちたのは下位世界に繋がる穴です』と説明された。この世に現れる天才奇才の一部は、今のあなたと同様に上位世界から落ちてきた者達だと。下位世界に転生できる機会を得た男に、どのような世界や環境を希望するのか質問される。男が出した答えとは――
※この小説の主人公は聖人君子ではありません。正義の味方のつもりもありません。勝つためならどんな手でも使い、売られた喧嘩は買う人物です。他人より仲間を最優先し、面倒な事が嫌いです。これはそんな、少しずるい男の物語。
1~4巻発売中です。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる