24 / 32
遊び人
第24話 無鉄砲で無謀な若者
しおりを挟む
マグノリアが地面を蹴って飛び上がる。その動作だけでマグノリアの身体能力が伝わってきた。速度も高さも十分な跳躍だった。
マグノリアは空中でメルに向かって拳を放つ。直撃すればただではすまないであろうその拳。
メルはマグノリアの腕をつかんで、そのまま投げ飛ばした。相手の攻撃の勢いを利用した、見事な投げだった。美しい動作であった。まったくムダのない流れるような投げ技。
「……!」マグノリアは着地して、「……なるほど。ただのザコじゃないみたいだな」
「あなたも。悪くない動き」
「偉そうに……」マグノリアは今度はゆっくりとメルに歩いて近づいた。「接近戦は苦手か?」
「得意」
「俺もだ」
呼応するように、メルもマグノリアに接近していく。そしてお互いが目前になるまでの距離になって、一瞬だけ静止。
瞬間、弾かれるように2人は動き始める。マグノリアが拳を放ち、それをメルがかわす。
「速い……」マーチがエトワールの横でつぶやいた。「私じゃ避けれないね」
自分も避けれないだろう、とエトワールは思った。というより、最初の跳躍攻撃すら自分では避けれていないだろう。やはりディビジョンSというのは遠い領域なのだ。
その後もマグノリアの猛攻は続いた。拳や蹴り、投げも狙う。そのすべてが高速かつ高威力。エトワールが見たこともないような速度の技だった。耳に聞こえてくる風の音が、攻撃のキレを伝えていた。
しかし、
「っ……!」攻撃を続けているマグノリアの顔が歪む。「お前……!」
攻撃が当たらない。メルは涼しい顔でマグノリアの攻撃を回避し続けていた。超至近距離にもかかわらず、メルにマグノリアの攻撃は1度も当たっていない。攻撃しているマグノリアのほうが息を切らしている状態だ。
マグノリアが一瞬だけ攻撃の手を緩めた。メルの強さに驚愕したのか、息を整えようとした瞬間だった。
「……」メルの義足がマグノリアの顔の横スレスレで止まっていた。音も聞こえず、蹴りを放ったことすらエトワールにはわからなかった。「……もっと」
「あ?」
「もっとあなたは強いはず」メルは足をおろして、「そんな程度じゃない」
マグノリアの強さは疑うまでもない。偶然でディビジョンSに行きつけるわけもないし、この戦いを見ていても明らかだ。
それでもなお、メルからすればそんな程度であるらしい。まだメルは刀すら抜いていない。本気にすらなっていないというのに、元ディビジョンSよりも強い。
自分の師匠は、本当に……
「あの人は……何者なの?」マーチですら笑顔が消えていた。「あの人……なんで無名だったの? 戦争に参加してたんだよね?」
「……だと思いますけど……」
「じゃあ、なんで名前を聞かないの? 英雄として語り継がれててもおかしくないくらいの強さだよ。なのに……」
なのに彼女は謎に包まれている。素性も知られていない。最近現れた謎の人物としてしか認識されていないのだ。明らかに何かがおかしい。強さも、それに見合わぬ名声も、何かがズレている。
「酔いが醒めるまでは付き合う」メルは行き1つ乱さずに、「午後の修行があるから、あんまり待てない。実力を取り戻すなら、早くしてくれるとありがたい」
「……バカにしやがって……」
「……バカにはしてない。むしろ……」
「うるせぇ」
メルは天然の煽り上手のようだった。もっとも本人は煽ってるつもりなどなく、純粋に会話がヘタなだけなのだろうけど。
その後も激しい戦闘は続いた。マグノリアが攻撃を仕掛けてメルがかわす。その構図が崩れることはなかった。マグノリアの攻撃は一撃もメルに当たらないまま、少しずつマグノリアの動きが鈍くなってくる。
「……」マグノリアは悔しそうに唇を噛んでから、皮肉げに言う。「お前もなかなか強いみたいだが……いつか思い知るだろう。上には上があるってな」
「そんなの、知ってる」
「あ?」
「私がグランに勝てないのなんて、わかりきってる」グラン……勇者グラン。「五体満足でも負けた。今の私は当時より弱いから。そんな状態で、勝てるわけがない」
五体満足で負けた。つまり、メルとグランが戦ったのはメルの腕と足が存在していた時期のようだ。そしてメルの手足は戦争が終わってから失われた。ということは、戦争中にグランとメルは戦っている。やはり仲間同士で手合わせでもしてたのだろう。
「じゃあなんでだ? なんでお前は戦う? 手が届かないとわかっていながら、なぜ……」
「……」メルは一瞬目をつぶる。そして、「……昔は自分で手を伸ばそうとしていた。最強という存在に憧れた。でも、自分の手は届かないとわかった。だから……」
「だから?」
「道場を開いた」それから、メルはマーチとエトワールを見た。それはほんの少しの瞬間で、すぐにマグノリアに向き直った。「私の手は届かないけれど、誰かの手を届かせることはできる。私の弟子が最強になってくれたなら、それでいい」
ちょうど探してた、とメルは続ける。
「私と同じ夢を持っている人を、探してた。最強を目指してるような、無鉄砲で無謀な若者を探してた」無鉄砲で無謀だったらしい。自覚はしていたけれど。「私が10年間で出した答え。強さとはなにか。私にとっての強さとは人を育てること。教育こそが、強さ」
メルにとっての強さ。それは教えること。だからメルは道場を開いていたようだ。自分の強さを証明するために。自分の夢を継いでくれる人物を探すために。
そして、その夢を継いでくれる人物というのが……どうやら自分だったらしい。無鉄砲で無謀な理想を掲げるようなバカを、メルは求めていたらしい。
「……そりゃ遠い道だぜ」マグノリアの酔いは少しずつ醒めているようだった。「弟子を最強に育て上げるってことだろ? それは……自分が努力すればいいってもんじゃない。人を育てるってのは想像以上に難しい。そう簡単には……」
「わかってる。でも、やるしかない。もう逃げない。これは私が決めた道」それに、とメルは続ける。「見つかったから」
「なにがだ?」
「最強を目指してる若者」間違いなくエトワールのことだった。「なかなか言えない。大抵の人は、自分の限界にフタをする。目指している場所にたどり着けなかったらどうしようって思って、言葉にはできない。でも、その子は違った」
「堂々と最強になりたいって言ったわけか」
「……」メルはうなずく。「私ができる限りの協力をしてあげられたら、嬉しい」
「……そうか……」
マグノリアの酔いはかなり醒めているようだ。あれだけ動き回れば当然かも知れない。おそらく彼本来の理性的な姿が顔をのぞかせ始めていた。
「あなたは?」
「……? なんだ?」
「あなたにとって、強さって何?」
「俺にも聞くのかよ」
「……答えたくないなら答えなくていい。私なりの……」
「私なりの?」
「……ごめん。適切な言葉がわからない」
「なんだそりゃ……まぁいいけどよ」
相変わらず会話が苦手なメルだった。
そんな中、不意にマーチが言った。
「あれ……サジェスくんは?」
言われて、エトワールは周りを見回す。今までは戦いに夢中で気が付かなかったが、たしかにサジェスの姿が見えなくなっていた。まさか警察にでも通報に行ったのかと思っていると、
「お父さん!」
叫び声が聞こえた。
マグノリアは空中でメルに向かって拳を放つ。直撃すればただではすまないであろうその拳。
メルはマグノリアの腕をつかんで、そのまま投げ飛ばした。相手の攻撃の勢いを利用した、見事な投げだった。美しい動作であった。まったくムダのない流れるような投げ技。
「……!」マグノリアは着地して、「……なるほど。ただのザコじゃないみたいだな」
「あなたも。悪くない動き」
「偉そうに……」マグノリアは今度はゆっくりとメルに歩いて近づいた。「接近戦は苦手か?」
「得意」
「俺もだ」
呼応するように、メルもマグノリアに接近していく。そしてお互いが目前になるまでの距離になって、一瞬だけ静止。
瞬間、弾かれるように2人は動き始める。マグノリアが拳を放ち、それをメルがかわす。
「速い……」マーチがエトワールの横でつぶやいた。「私じゃ避けれないね」
自分も避けれないだろう、とエトワールは思った。というより、最初の跳躍攻撃すら自分では避けれていないだろう。やはりディビジョンSというのは遠い領域なのだ。
その後もマグノリアの猛攻は続いた。拳や蹴り、投げも狙う。そのすべてが高速かつ高威力。エトワールが見たこともないような速度の技だった。耳に聞こえてくる風の音が、攻撃のキレを伝えていた。
しかし、
「っ……!」攻撃を続けているマグノリアの顔が歪む。「お前……!」
攻撃が当たらない。メルは涼しい顔でマグノリアの攻撃を回避し続けていた。超至近距離にもかかわらず、メルにマグノリアの攻撃は1度も当たっていない。攻撃しているマグノリアのほうが息を切らしている状態だ。
マグノリアが一瞬だけ攻撃の手を緩めた。メルの強さに驚愕したのか、息を整えようとした瞬間だった。
「……」メルの義足がマグノリアの顔の横スレスレで止まっていた。音も聞こえず、蹴りを放ったことすらエトワールにはわからなかった。「……もっと」
「あ?」
「もっとあなたは強いはず」メルは足をおろして、「そんな程度じゃない」
マグノリアの強さは疑うまでもない。偶然でディビジョンSに行きつけるわけもないし、この戦いを見ていても明らかだ。
それでもなお、メルからすればそんな程度であるらしい。まだメルは刀すら抜いていない。本気にすらなっていないというのに、元ディビジョンSよりも強い。
自分の師匠は、本当に……
「あの人は……何者なの?」マーチですら笑顔が消えていた。「あの人……なんで無名だったの? 戦争に参加してたんだよね?」
「……だと思いますけど……」
「じゃあ、なんで名前を聞かないの? 英雄として語り継がれててもおかしくないくらいの強さだよ。なのに……」
なのに彼女は謎に包まれている。素性も知られていない。最近現れた謎の人物としてしか認識されていないのだ。明らかに何かがおかしい。強さも、それに見合わぬ名声も、何かがズレている。
「酔いが醒めるまでは付き合う」メルは行き1つ乱さずに、「午後の修行があるから、あんまり待てない。実力を取り戻すなら、早くしてくれるとありがたい」
「……バカにしやがって……」
「……バカにはしてない。むしろ……」
「うるせぇ」
メルは天然の煽り上手のようだった。もっとも本人は煽ってるつもりなどなく、純粋に会話がヘタなだけなのだろうけど。
その後も激しい戦闘は続いた。マグノリアが攻撃を仕掛けてメルがかわす。その構図が崩れることはなかった。マグノリアの攻撃は一撃もメルに当たらないまま、少しずつマグノリアの動きが鈍くなってくる。
「……」マグノリアは悔しそうに唇を噛んでから、皮肉げに言う。「お前もなかなか強いみたいだが……いつか思い知るだろう。上には上があるってな」
「そんなの、知ってる」
「あ?」
「私がグランに勝てないのなんて、わかりきってる」グラン……勇者グラン。「五体満足でも負けた。今の私は当時より弱いから。そんな状態で、勝てるわけがない」
五体満足で負けた。つまり、メルとグランが戦ったのはメルの腕と足が存在していた時期のようだ。そしてメルの手足は戦争が終わってから失われた。ということは、戦争中にグランとメルは戦っている。やはり仲間同士で手合わせでもしてたのだろう。
「じゃあなんでだ? なんでお前は戦う? 手が届かないとわかっていながら、なぜ……」
「……」メルは一瞬目をつぶる。そして、「……昔は自分で手を伸ばそうとしていた。最強という存在に憧れた。でも、自分の手は届かないとわかった。だから……」
「だから?」
「道場を開いた」それから、メルはマーチとエトワールを見た。それはほんの少しの瞬間で、すぐにマグノリアに向き直った。「私の手は届かないけれど、誰かの手を届かせることはできる。私の弟子が最強になってくれたなら、それでいい」
ちょうど探してた、とメルは続ける。
「私と同じ夢を持っている人を、探してた。最強を目指してるような、無鉄砲で無謀な若者を探してた」無鉄砲で無謀だったらしい。自覚はしていたけれど。「私が10年間で出した答え。強さとはなにか。私にとっての強さとは人を育てること。教育こそが、強さ」
メルにとっての強さ。それは教えること。だからメルは道場を開いていたようだ。自分の強さを証明するために。自分の夢を継いでくれる人物を探すために。
そして、その夢を継いでくれる人物というのが……どうやら自分だったらしい。無鉄砲で無謀な理想を掲げるようなバカを、メルは求めていたらしい。
「……そりゃ遠い道だぜ」マグノリアの酔いは少しずつ醒めているようだった。「弟子を最強に育て上げるってことだろ? それは……自分が努力すればいいってもんじゃない。人を育てるってのは想像以上に難しい。そう簡単には……」
「わかってる。でも、やるしかない。もう逃げない。これは私が決めた道」それに、とメルは続ける。「見つかったから」
「なにがだ?」
「最強を目指してる若者」間違いなくエトワールのことだった。「なかなか言えない。大抵の人は、自分の限界にフタをする。目指している場所にたどり着けなかったらどうしようって思って、言葉にはできない。でも、その子は違った」
「堂々と最強になりたいって言ったわけか」
「……」メルはうなずく。「私ができる限りの協力をしてあげられたら、嬉しい」
「……そうか……」
マグノリアの酔いはかなり醒めているようだ。あれだけ動き回れば当然かも知れない。おそらく彼本来の理性的な姿が顔をのぞかせ始めていた。
「あなたは?」
「……? なんだ?」
「あなたにとって、強さって何?」
「俺にも聞くのかよ」
「……答えたくないなら答えなくていい。私なりの……」
「私なりの?」
「……ごめん。適切な言葉がわからない」
「なんだそりゃ……まぁいいけどよ」
相変わらず会話が苦手なメルだった。
そんな中、不意にマーチが言った。
「あれ……サジェスくんは?」
言われて、エトワールは周りを見回す。今までは戦いに夢中で気が付かなかったが、たしかにサジェスの姿が見えなくなっていた。まさか警察にでも通報に行ったのかと思っていると、
「お父さん!」
叫び声が聞こえた。
0
あなたにおすすめの小説
スキル【収納】が実は無限チートだった件 ~追放されたけど、俺だけのダンジョンで伝説のアイテムを作りまくります~
みぃた
ファンタジー
地味なスキル**【収納】**しか持たないと馬鹿にされ、勇者パーティーを追放された主人公。しかし、その【収納】スキルは、ただのアイテム保管庫ではなかった!
無限にアイテムを保管できるだけでなく、内部の時間操作、さらには指定した素材から自動でアイテムを生成する機能まで備わった、規格外の無限チートスキルだったのだ。
追放された主人公は、このチートスキルを駆使し、収納空間の中に自分だけの理想のダンジョンを創造。そこで伝説級のアイテムを量産し、いずれ世界を驚かせる存在となる。そして、かつて自分を蔑み、追放した者たちへの爽快なざまぁが始まる。
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います
ゆさま
ファンタジー
ベテランオッサン冒険者が、美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされてしまった。生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれて……。
懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
スキル【幸運】無双~そのシーフ、ユニークスキルを信じて微妙ステータス幸運に一点張りする~
榊与一
ファンタジー
幼い頃の鑑定によって、覚醒とユニークスキルが約束された少年——王道光(おうどうひかる)。
彼はその日から探索者――シーカーを目指した。
そして遂に訪れた覚醒の日。
「ユニークスキル【幸運】?聞いた事のないスキルだな?どんな効果だ?」
スキル効果を確認すると、それは幸運ステータスの効果を強化する物だと判明する。
「幸運の強化って……」
幸運ステータスは、シーカーにとって最も微妙と呼ばれているステータスである。
そのため、進んで幸運にステータスポイントを割く者はいなかった。
そんな効果を強化したからと、王道光はあからさまにがっかりする。
だが彼は知らない。
ユニークスキル【幸運】の効果が想像以上である事を。
しかもスキルレベルを上げる事で、更に効果が追加されることを。
これはハズレと思われたユニークスキル【幸運】で、王道光がシーカー界の頂点へと駆け上がる物語。
そして俺は〇〇になりました。
ふとん☆まくら〜れん(F.M.)
ファンタジー
そして…俺はこの夢が早く覚めてほしいと願っている。
良く聞く話である。
ふと気を失い、気づくと違う世界に居た…本当に良く聞く話だが、本当にあっては堪らない話だ。
もちろん悪い夢に違いないのだが…一向に覚める気配も無く、ダラダラと流されて行く。
目が醒めたところでつまらない日常、その時まで楽しめば良いのだ。
…その時まで。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる