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反撃
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サヴェロは軽く防風林の中を見渡す。視界には、二人の帝国兵に捕らえられているメリダと、それを囲うように自動小銃を持った帝国兵が十人。そして、五メートルほど離れた位置にサヴェロの母ジェリーが立っていた。
「十二人か……まあ、これくらいなら何とかなるだろ」
状況を把握したサヴェロはポツリと呟くと、何の躊躇もなく銃を突き付ける帝国兵へ歩み寄る。
「クッ、コイツ! 構わん撃て!」
帝国兵は不用意に近付いて来るサヴェロに向けて発砲する。眩い程のマズルフラッシュが薄暗い防風林を照らし、銃声が鳴り響く。
十人の一斉射撃。数え切れない弾丸がサヴェロに襲い掛かる。しかし、先程ジェリーにも起こったように放たれた凶弾は、サヴェロに当たる直前で方向が逸れ、周りの木々に着弾する。その現象に、帝国兵は思わず攻撃の手を止めた。
「さっきは家の前だったし、近所迷惑になるから逃げたけど……」
ここで一旦言葉を区切ると、サヴェロは帝国兵を睨み付ける。
「ここなら気兼ねなく戦える」
そう言った瞬間だった。サヴェロの回りを覆う水の膜からソフトボール程の水の珠が分離すると、それが高速で放たれた。
放たれた水の珠はメリダを拘束していた二人の帝国兵の顔面に直撃し、二人は大きく後ろへと吹っ飛ばされた。
あまりにも唐突に起きた事に、帝国兵は誰一人として反応できず、呆然とするだけだった。
「ゴメン。助けに来るのが遅れた」
「え? あれ?」
その隙をついていつの間にかメリダの隣に移動したサヴェロ。メリダも帝国兵同様、何が起きたか理解が追い付かないメリダは素っ頓狂な声を出す。だが、サヴェロだという事がわかると、涙を浮かべサヴェロに抱き付いた。
「よかった……サヴェロ生きてた」
「もう大丈夫だ。後は母さんを助けて終わりにしよう。それとメリダ、ちょっとだけアイオスを借りるよ」
そう言うと、サヴェロはメリダが腰に帯びていたアイオスを手に取った。
「それじゃあ、さっき話した通りだ。ここを切り抜ける為に力を貸してくれアイオス」
『了解しました。サヴェロ様』
サヴェロはアイオスとのやり取りを終えると、剣(アイオス)を構えた。
「え? さっき話した通りってどういう事?」
「悪いメリダ。その話は後で説明する。行くぞアイオス」
サヴェロが前傾姿勢になった次の瞬間、メリダの目の前にいたサヴェロの姿が消えた。と同時に「ガァッ!」という帝国兵のうめき声が上がる。
メリダはすぐさまその声がする方を向くと、二人の帝国兵が地面に倒れ、その横には今までメリダの隣にいたサヴェロの姿があった。
「時間がないんでな。すぐに終わらせる」
「十二人か……まあ、これくらいなら何とかなるだろ」
状況を把握したサヴェロはポツリと呟くと、何の躊躇もなく銃を突き付ける帝国兵へ歩み寄る。
「クッ、コイツ! 構わん撃て!」
帝国兵は不用意に近付いて来るサヴェロに向けて発砲する。眩い程のマズルフラッシュが薄暗い防風林を照らし、銃声が鳴り響く。
十人の一斉射撃。数え切れない弾丸がサヴェロに襲い掛かる。しかし、先程ジェリーにも起こったように放たれた凶弾は、サヴェロに当たる直前で方向が逸れ、周りの木々に着弾する。その現象に、帝国兵は思わず攻撃の手を止めた。
「さっきは家の前だったし、近所迷惑になるから逃げたけど……」
ここで一旦言葉を区切ると、サヴェロは帝国兵を睨み付ける。
「ここなら気兼ねなく戦える」
そう言った瞬間だった。サヴェロの回りを覆う水の膜からソフトボール程の水の珠が分離すると、それが高速で放たれた。
放たれた水の珠はメリダを拘束していた二人の帝国兵の顔面に直撃し、二人は大きく後ろへと吹っ飛ばされた。
あまりにも唐突に起きた事に、帝国兵は誰一人として反応できず、呆然とするだけだった。
「ゴメン。助けに来るのが遅れた」
「え? あれ?」
その隙をついていつの間にかメリダの隣に移動したサヴェロ。メリダも帝国兵同様、何が起きたか理解が追い付かないメリダは素っ頓狂な声を出す。だが、サヴェロだという事がわかると、涙を浮かべサヴェロに抱き付いた。
「よかった……サヴェロ生きてた」
「もう大丈夫だ。後は母さんを助けて終わりにしよう。それとメリダ、ちょっとだけアイオスを借りるよ」
そう言うと、サヴェロはメリダが腰に帯びていたアイオスを手に取った。
「それじゃあ、さっき話した通りだ。ここを切り抜ける為に力を貸してくれアイオス」
『了解しました。サヴェロ様』
サヴェロはアイオスとのやり取りを終えると、剣(アイオス)を構えた。
「え? さっき話した通りってどういう事?」
「悪いメリダ。その話は後で説明する。行くぞアイオス」
サヴェロが前傾姿勢になった次の瞬間、メリダの目の前にいたサヴェロの姿が消えた。と同時に「ガァッ!」という帝国兵のうめき声が上がる。
メリダはすぐさまその声がする方を向くと、二人の帝国兵が地面に倒れ、その横には今までメリダの隣にいたサヴェロの姿があった。
「時間がないんでな。すぐに終わらせる」
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