深紅の呂旗~僕が呂布に!そして女に!?~

なおとら

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2話「初めての外出」

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・・・あれから3年たちました。

僕・・いや私は、周りのことを調べながらまったりゆったり暮らしている
丁原お父様を始め、兵の人たちや侍女さんたちにすごく優しくしてもらった。

でも私に対して過保護で
「今日のお風呂は誰がいれるか」
「今日の私のお守りにだれがするか」
「今日は誰が私に就くか」 などなど

兵たちまで過保護になっていた。
私を思ってのことだったので、ちょっと嬉しかった。




私はお父様と兵の人につれられて近くの村まできていた。
今日は視察らしい。

私はお父さんの馬に一緒に乗っている。
馬に乗れるのはすごい嬉しいし、楽しい!
でもお尻が痛くなる・・。

「おとうしゃま、むらまではどのくらいでちゅくのでしゅか?」
後ろに座っている丁原に聞いた。

(ほくほく顔で笑顔が絶えない父親・・。なんでそんなに笑顔なんだろう)

少し不気味に思うが触れないでおこうと僕は胸にしまう。

「そうじゃな一刻(2時間)もかからないと思うぞ?どうしたのじゃ、お尻でも痛くなったか? 」

笑顔が消え心配そうにこちらを見る。

「ちがいましゅ!おちりはちょっといたいけど、はちめておそとにいくから・・・」

そう、私は始めて外に出してもらった。それまで抱きかかえながらでも出なかったのか
と聞かれると出してもらえなかった。

その理由は、私の後ろにいる丁原・・お父様のせいである。

侍女や兵たちが提案してくれるもののお父様は頑なに

「娘が誘拐にあったり、傷でもついたらどうするのじゃ!!みとめーん!!!」

の一点張りである。


だからこそ今日の外出が楽しみだった。
なんで今日外にでられたかって?

僕が仕事中のお父様に駆け寄って身長差のせいで自然と上目遣いになって「おとうしゃま、わたちおそとでたい・・・おとうしゃまといっしょにおうまさんのりたい!」とお願いしたからだ。
それを聞いたお父様は何故か鼻血をを出しながら

「む、娘が・・かわいい娘が頼んでおるのだ・・行かないわけにはいかぬ!
 よし一緒にいこう!」

と鼻血を出しながら満面の笑みで答えてくれた
女の子は便利だね・・・。後あの笑みは怖かった・・。

こうして今に至る。

お父様と他愛無い話をしながら村へ向かった。







村の近くまでくると村人が息を切らしながらこちらに走ってくる。
何かあったのかな・・?

村人が近くまでくると

「て、丁原さま!村人に賊がきてるだ・・ど、どうか・どうか!!わっしらを
 お救いくだせえ!!」

と頭を地につける。

(この世にもやっぱり賊とかいるんだ・・・)

改めてこの世界のことを認識した。

「賊じゃと!わかった、よくここまで知らせてくれた。おい!この者に水と食べ物を
 くれてやれ!50の兵はわしに続いて賊を蹴散らす!続けええ!!
 娘は残りの50の兵で守るのだ!!いくぞー!」

そういうと私は後ろにいた兵の馬の上に移される。私にも何かできないかと思い、一つ
思いついた。

「鼓舞」・・私が1歳の時に身につけたスキルだ。すべての能力を+10する。
少しチートくさいかもだけど・・。

「おとうしゃまもみなしゃんもがんばってくだしゃい!!」

と私は笑顔でみんなに言う。一瞬静かになる・・そして・・

「「「うおおおおおおおおおおおお!!!!」」」

兵たちは叫んでいた。地面が揺れていた、それくらいすごい声だった。

「呂布ちゃんが俺たちを応援してくれた!」
「いきててよかった!」
「結婚してくれ!!」
「馬鹿め!!娘はわしのじゃ!!」←丁原

なんか少しおかしいのが混じってたけど気にしないことにする。

そういうとお父様はじめ兵たちが鬼の如く村に入っていった。
村のほうから叫び声やら悲鳴が聞こえる。

残りの50の兵はそのまま陣を張る。私が乗せてもらった兵の人は顔がホクホクしてて
蕩けていた・・・どうして?

(そういえば私のステータスってどのくらいなんだろう・・みてみよっと)

*呂布
位:みんなのアイドル(性を問わず、惹きつける。周りに武力+10)
統率・・・75
武力・・・3
知力・・・73
魅力・・・99
スキル・・・状態観察、鼓舞、


チ、チートや・・まだ3歳なのに・・あとアイドルってなんだ!!
武力はしょうがないとして他が全部お父様以上である。

そういえばステータスは上限が100である、補正で100を超えることもあるみたい。

陣を張って少したつと、村のほうから聞こえていた声が消えていた。
私は兵の一人に、村のほうを見てきてほしいというと

「よろこんで!」と笑顔で言ってくれた・・だからなんで笑顔・・?

少し経つと、偵察を頼んだ兵が戻ってきた。

「丁原様率いる兵たちが賊を蹴散らしたそうです!村に入るよう指示がありました!」

「わかった!ありがとうへいししゃん!みなしゃん、むらにはいりましょう!」

「「「「おうっ!!!!!!」」」」

そうして私たちは村に入った・・・。




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さてさてすごいゆったり進んでます、なおとらです。

一応ストーリー決まっていますが途中で変更することがあるかもしれません













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