深紅の呂旗~僕が呂布に!そして女に!?~

なおとら

文字の大きさ
2 / 6

1話「お前の名は呂布じゃ」

しおりを挟む
「丁原様、城の前に赤子が捨てられておりました、どうなさいましょう」

「まことかっ!?ふむ・・どうやら捨て子のようじゃ・・わしは子にも恵まれなかった。
 わしが育てるとしようか!わーっはっは!!」

(う、うぅん・・うるさいな)

僕は目が覚める。瞼を開くと知らない叔父さんと、お兄さんの顔が目の前にありぎょっ!とした

「おぉ!目が覚めたようじゃ、それにしても可愛いのぉ・・・食べてしまいたいわい」

「丁原様!!冗談になってません!侍女たちを呼びますね」

「わしは人は食べんわ!!ったく・・・わしを何だと思っているのだ・・・」

お兄さんが駆けていくのを身ながらおじさんはつぶやく。

(ここはどこだろう・・・お兄さんはこの叔父さんのことを丁原っていってたけど・・・)

・・・丁原!!?

(丁原といえば、三国時代の呂布の養親じゃないか!!もしかしてこの世界って・・・ 
 でもまだ分からないもう少し話を聞いてみよう・・)

と考えていると侍女であろう女性たちとさっきいたお兄さんが戻ってきた。

「丁原様、およびでしょうか?」

一人の侍女が一歩前に話す。

「そうじゃ!城の前にこの赤子が捨てておられたそうじゃ。そこでこの子はわしが育てる!
 そこでお前たちに手伝ってほしい、この城も大人ばかりで味気ないからの・・
 いい機会じゃ!!」

「そうだったのですか・・分かりました、私たちもお手伝いします。ところで
 その子は男の子なのですか?それとも女の子なのですか?」

「おぉ!大事なことを忘れておった!!どれどれ・・・わしが調べてみよう・・わっはっは!」

「丁原様!?目つきがいやらしいです!私が調べますのでお渡しください!」

そういって女性の人が僕を丁原の腕から取る。

「少々お待ちください」

といって僕にくるまれているだろう布を1枚1枚はいでいく。

背後から「わし・・ここの城主なのに・・并州刺史なのに・・・」

と聞こえてきたが聞かないふりをすることにした。

「ごめんなさいね、ちょっと寒いかもしれないけど我慢してね?」

と女性の人が僕に笑顔でささやく。
近くで見たらこの女性は30~40代くらいなのかなと思った。でもそれより・・

(きれいな人だなあ・・・)

僕が見蕩れていると

「丁原様!この子は女の子でございます!」

と女性の人が叫ぶ。

「ほんとか!?これでわしにも娘ができるのか・・これほど嬉しいことはないのぉ!!」

と先ほどまで項垂れていたのが嘘のように笑顔で近くにいたお兄さんと騒いでいた。

(ていうか僕女の子なの?えっ・・男じゃないの・・?ていうか今裸にされたよね?)

そう思ったらすごい恥ずかしくなってきた、赤ちゃんだけど中身は高校2年生だから。
でもしょうがないと我慢することにした、赤ん坊でできることは少ないし・・・。

周りの人が騒いでいるを見ていると

「スキルを習得しました ー 状態観察・・・このスキルは相手のステータスをみることができま す」

頭の中に聞こえてきた声にびっくりした!びっくりして泣いちゃった。

・・・赤ん坊って泣きやすいんだった。

周りの人たちが僕の鳴き声にびっくりしたようで、わたわたし始めた。

「な、なんじゃ!!泣いてしまった!ご飯か!?おしめか!?あっ剣がほしいのか!?」

丁原がわたわたしてそんなことを言っていた。剣ってなんだ・・剣って・・・

「丁原様!!赤ん坊は泣くのが仕事なのです、ただ泣くこともありますのでそういうときは
 あやしてあげるといいのです。さあ、父親の仕事ですよ!」

侍女の手から丁原の手に渡る。

はじめ泣いていた私を腕に抱き、わたわたしていた。

「ほ、ほーら・・お父さんじゃよ!ほれほれー」

と僕の頬を指でくすぐる。

(くすぐったいけど・・なんか安心する・・・)

そう思っていると自然に泣いていたのをやめていた。

「み、みろ!!わしが自分で子をあやしたぞ!わしが父親だとわかったのだ!わーっはっはっは !」

そんな嬉しそうな丁原を見て可笑しくなった。
言葉は出せないものの、顔と変な声が出ていたらしくそれを見ていた周りがまたわいわい騒いでいた。

(笑ったくらいですごい喜ぶんだ・・でも嬉しいな・・・そういえばスキル仕えるんだった
 使ってみよう。)

僕は丁原に向かってスキル「状態観察」を使う。


*丁原(ていげん)
位:并州刺史(補正によりすべての能力に+2されます)
統率・・・58 
武力・・・69
知力・・・38
魅力・・・35


なるほど・・・基本的な能力だけ見られるんだ。
結構便利だ、次はさっきまで話していた、侍女にスキルを使ってみる

*楊香(ようか)
位:侍女長
統率・・・20
武力・・・8
知力・・・50
魅力・・・45


(知力と魅力が丁原より上じゃん!丁原どれだけ猪武者なの・・・武力を買われて
 役人になったって言われてるくらいだし・・この人楊香さんって言うんだ、覚えとかなきゃ)

僕がスキルを使っている間にわいわい騒いでいたのが落ち着いていた。

「そういえばこの子の名前はどうするのですか?」

と丁原に侍女は聞く。

「そうじゃの、この子の目は何か秘めている目をしておる。うーむ・・・そうじゃ!
 呂布としよう!この子の人生はこの子に決めさせるが、もし武の道にくることになったら
 字も考えねばな!」

「そうですね!ではこの子は呂布として周りに知らせておきます」

(僕の名前は呂布かぁ。うーん・・呂布・・んっ?呂布?
 呂布!?!?!?!)

こうして僕は「呂布」として道を歩んでいくことになった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1話1話が短くてすみません・・・なおとらです。

結構雑なところがあったりで読みにくいかもしれないですけどすみません><;

しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます

なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。 だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。 ……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。 これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

私が死んで満足ですか?

マチバリ
恋愛
王太子に婚約破棄を告げられた伯爵令嬢ロロナが死んだ。 ある者は面倒な婚約破棄の手続きをせずに済んだと安堵し、ある者はずっと欲しかった物が手に入ると喜んだ。 全てが上手くおさまると思っていた彼らだったが、ロロナの死が与えた影響はあまりに大きかった。 書籍化にともない本編を引き下げいたしました

最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)

みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。 在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。

処理中です...