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第42話 残るか帰るか
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中に入ってまず一室目。入るや否や、鋭い視線が飛んでくる。
だが、すぐさまその視線は和らいだ。
モエがマイコニドなのは分かっているらしいのだが、それよりも助けられた恩の方が勝ったのだ。
「ありがとうございます。おかげで助かりました」
「おや、言葉が喋れるのか」
頭を下げながらお礼を言ってきたために、イジスは驚いている。
『こやつはラビス族だな。見ての通りのウサギ耳を持つ種族だ。脚力はあるし耳もいいが、少し臆病なのが問題になるくらいだ』
「く、詳しいな……」
そこに間髪入れずにプリズムウルフの説明が挟まる。
「ひっ! ぷ、プリズムウルフ!」
プリズムウルフに気が付いたラビス族の女性が震え上がっている。
『そんなに震え上がるな。亜人は食わん』
その姿を見てプリズムウルフが注意すると、ラビス族の女性は震えて涙目になりながらもこくりと頷いていた。ちなみに他の面々は震えるだけで反応はなかった。様子を見ているようである。
「くう~ん」
そんな時、ラビス族の女性の側に知らない間にモエから離れたルスが近付いていた。
「あら、可愛い!」
ぱあっと顔を明るくして、手を伸ばすラビス族の女性。
『そうかそうか。その子だが、この我の子ぞ?』
「え?!」
ところが、プリズムウルフのこの声を聞いて思わず固まってしまうラビス族の女性だった。そして、ゆっくりとプリズムウルフの方へと顔を向けていっていた。
『どうした、愛でぬのか?』
「あはは、あはははは……。ええ、可愛いですとも、よしよし……」
プリズムウルフの視線に震え上がりながら、ラビス族の女性はルスの頭を撫でていた。
モエはちょっと膨れっ面になってはいるものの、今は仕方ないなと黙ってその様子を見守っていた。なにせ、傷付いていた彼女たちに嫉妬するなんて、するべき事ではないから。モエも使用人として生活している間に、だいぶ学んだようだった。
ルスの手助けがあってか、少しずつ和み始める最初の部屋。ラビス族の女性以外もだいぶ警戒心を解いてきているようだ。
しかし、イジスの本来の仕事はここからだ。
それはこの被害者たちをどうするかという事だ。保護するか、故郷に帰すか。そこが問題になってくるのだ。
「ひとまず全員の様子を見よう。それから対応を決めようか」
イジスはひとまず最初の部屋の対応は見送り、全員の状態を見てから決める事にした。とはいえども、最終的な決定は父親であるガーティス子爵だ。イジスにあるのはその参考となる意見を言うくらいである。
「うーむ、助け出した時の状態に比べれば、本当にみんなすっかり良くなっているな。これがモエの胞子の力なのか」
全員を確認したイジスは、その回復具合に驚くしかなかった。なにせ、もう助かる見込みすらほとんど見出せない状態での発見だったのだから。それが、たったひと晩で動き回れるくらいまで回復しているのだから、モエの胞子の効果を改めて認識したのである。
「すまないが、プリズムウルフ。ちょっと聞いてもいいか?」
『なんだ、小僧』
イジスの問い掛けに、プリズムウルフは少し不機嫌そうに顔を向ける。
「もし、彼らが元の場所に帰りたいと言ったら、連れて行ってもらう事はできるか?」
『なんだ、そんな事か。我も子を追ってここまで来た。その帰り道とはなるが、そのくらいの事はしてやろう』
プリズムウルフは構わないという回答だった。それを聞いてイジスは安心していた。
そして、イジスは助け出した面々をひとところに集めて、全員と改めて顔を合わせる。プリズムウルフが居るために、誰もその指示に逆らおうとはしなかった。
「とりあえず、みんなの回復を素直に喜びたい」
イジスはこう切り出す。それをプリズムウルフが通訳して全員に伝える。
「そこでみんなに問いたい。この街に残るか、故郷に戻るか。みんながどう思っているのかという事を」
続けて放たれた言葉に、目の前の亜人や動物たちは騒めいた。そのざわつく様子を、モエとプリズムウルフがじっと見つめている。ルスはモエの腕の中で静かに抱かれている。
そして、イジスが合図を送ると、モエとプリズムウルフが部屋の中を移動する。モエはイジスの左側に、プリズムウルフは右側にそれぞれ立つ。
「残るものは私の左側に居る女性の方へ。帰いたいものはプリズムウルフの方へと移動してくれ」
イジスの言葉を受けて、みんながぞろぞろと動き出す。その結果、思ったよりもモエの前に移動したものが多かったのだった。これもモエの能力のひとつなのだろうか。
『ふん、マイコニドに負けるとはな……。我が子も離れたがっていないようだしな、おとなしく我は帰るとしようか』
プリズムウルフが呟くと、ルスが「わうっ」と吠えてモエの手から抜け出す。
「ルス?」
モエがルスの姿を追いかけると、ルスは尻尾を振りながらプリズムウルフに頭を擦りつけていた。
『ふっ、そうか。分かった、好きにするといい』
「わうっ」
プリズムウルフが何かに納得したように呟くと、ルスはひと鳴きして再びモエの元に戻ってきたのだった。
『小僧』
「なんだ?」
『我はここでひと晩を過ごす。我が子の事を頼んだぞ』
「……分かった」
話が終わって、イジスとモエ、それにルスは子爵邸へと戻っていく。残された亜人や動物たちとともに、プリズムウルフもこの建物でひと晩を過ごす。
『ふん、本当に不思議なマイコニドだな。……どこか懐かしく感じているのは気のせいだろうかな』
その夜、プリズムウルフは何かを考えながら眠りに就いたのだった。
翌日、イジスの提案が正式に採用され、プリズムウルフは帰る選択をしたものたちと一緒に街を去っていったのだった。
―――
『お知らせ』
次回の更新から毎週日曜日の朝10時の更新に変更させて頂きます。なにとぞご了承下さいませ。
だが、すぐさまその視線は和らいだ。
モエがマイコニドなのは分かっているらしいのだが、それよりも助けられた恩の方が勝ったのだ。
「ありがとうございます。おかげで助かりました」
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頭を下げながらお礼を言ってきたために、イジスは驚いている。
『こやつはラビス族だな。見ての通りのウサギ耳を持つ種族だ。脚力はあるし耳もいいが、少し臆病なのが問題になるくらいだ』
「く、詳しいな……」
そこに間髪入れずにプリズムウルフの説明が挟まる。
「ひっ! ぷ、プリズムウルフ!」
プリズムウルフに気が付いたラビス族の女性が震え上がっている。
『そんなに震え上がるな。亜人は食わん』
その姿を見てプリズムウルフが注意すると、ラビス族の女性は震えて涙目になりながらもこくりと頷いていた。ちなみに他の面々は震えるだけで反応はなかった。様子を見ているようである。
「くう~ん」
そんな時、ラビス族の女性の側に知らない間にモエから離れたルスが近付いていた。
「あら、可愛い!」
ぱあっと顔を明るくして、手を伸ばすラビス族の女性。
『そうかそうか。その子だが、この我の子ぞ?』
「え?!」
ところが、プリズムウルフのこの声を聞いて思わず固まってしまうラビス族の女性だった。そして、ゆっくりとプリズムウルフの方へと顔を向けていっていた。
『どうした、愛でぬのか?』
「あはは、あはははは……。ええ、可愛いですとも、よしよし……」
プリズムウルフの視線に震え上がりながら、ラビス族の女性はルスの頭を撫でていた。
モエはちょっと膨れっ面になってはいるものの、今は仕方ないなと黙ってその様子を見守っていた。なにせ、傷付いていた彼女たちに嫉妬するなんて、するべき事ではないから。モエも使用人として生活している間に、だいぶ学んだようだった。
ルスの手助けがあってか、少しずつ和み始める最初の部屋。ラビス族の女性以外もだいぶ警戒心を解いてきているようだ。
しかし、イジスの本来の仕事はここからだ。
それはこの被害者たちをどうするかという事だ。保護するか、故郷に帰すか。そこが問題になってくるのだ。
「ひとまず全員の様子を見よう。それから対応を決めようか」
イジスはひとまず最初の部屋の対応は見送り、全員の状態を見てから決める事にした。とはいえども、最終的な決定は父親であるガーティス子爵だ。イジスにあるのはその参考となる意見を言うくらいである。
「うーむ、助け出した時の状態に比べれば、本当にみんなすっかり良くなっているな。これがモエの胞子の力なのか」
全員を確認したイジスは、その回復具合に驚くしかなかった。なにせ、もう助かる見込みすらほとんど見出せない状態での発見だったのだから。それが、たったひと晩で動き回れるくらいまで回復しているのだから、モエの胞子の効果を改めて認識したのである。
「すまないが、プリズムウルフ。ちょっと聞いてもいいか?」
『なんだ、小僧』
イジスの問い掛けに、プリズムウルフは少し不機嫌そうに顔を向ける。
「もし、彼らが元の場所に帰りたいと言ったら、連れて行ってもらう事はできるか?」
『なんだ、そんな事か。我も子を追ってここまで来た。その帰り道とはなるが、そのくらいの事はしてやろう』
プリズムウルフは構わないという回答だった。それを聞いてイジスは安心していた。
そして、イジスは助け出した面々をひとところに集めて、全員と改めて顔を合わせる。プリズムウルフが居るために、誰もその指示に逆らおうとはしなかった。
「とりあえず、みんなの回復を素直に喜びたい」
イジスはこう切り出す。それをプリズムウルフが通訳して全員に伝える。
「そこでみんなに問いたい。この街に残るか、故郷に戻るか。みんながどう思っているのかという事を」
続けて放たれた言葉に、目の前の亜人や動物たちは騒めいた。そのざわつく様子を、モエとプリズムウルフがじっと見つめている。ルスはモエの腕の中で静かに抱かれている。
そして、イジスが合図を送ると、モエとプリズムウルフが部屋の中を移動する。モエはイジスの左側に、プリズムウルフは右側にそれぞれ立つ。
「残るものは私の左側に居る女性の方へ。帰いたいものはプリズムウルフの方へと移動してくれ」
イジスの言葉を受けて、みんながぞろぞろと動き出す。その結果、思ったよりもモエの前に移動したものが多かったのだった。これもモエの能力のひとつなのだろうか。
『ふん、マイコニドに負けるとはな……。我が子も離れたがっていないようだしな、おとなしく我は帰るとしようか』
プリズムウルフが呟くと、ルスが「わうっ」と吠えてモエの手から抜け出す。
「ルス?」
モエがルスの姿を追いかけると、ルスは尻尾を振りながらプリズムウルフに頭を擦りつけていた。
『ふっ、そうか。分かった、好きにするといい』
「わうっ」
プリズムウルフが何かに納得したように呟くと、ルスはひと鳴きして再びモエの元に戻ってきたのだった。
『小僧』
「なんだ?」
『我はここでひと晩を過ごす。我が子の事を頼んだぞ』
「……分かった」
話が終わって、イジスとモエ、それにルスは子爵邸へと戻っていく。残された亜人や動物たちとともに、プリズムウルフもこの建物でひと晩を過ごす。
『ふん、本当に不思議なマイコニドだな。……どこか懐かしく感じているのは気のせいだろうかな』
その夜、プリズムウルフは何かを考えながら眠りに就いたのだった。
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