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第一章 大陸編
第280話 転生者、神殿に足を踏み入れる
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レイクミラージュの西の端っこにあった湖底洞窟を抜けた先にあった怪しげな神殿。
そこは命を司る存在であるレーヴェンの使徒そのものらしい。
俺のことを知ったレーヴェンの使徒は、俺のことを試すつもりでこの場に呼び寄せたんだそうだ。まったく迷惑な話じゃないか。
神殿の中に入る直前、俺は立ち止まって外にいるレーヴェンに話し掛ける。
「すまない。今回この使徒がやろうとしていることを、あんたは把握しているのか?」
ここまで話をしていた様子を見ると、レーヴェンは使徒のやろうとしてたことを知らなかったように思えた。
だからこそ、ここで会えて本人に確認を取ってみてるというわけだ。
「いえ、まったく知りませんでした。私もこの子が隠し事をしていたことに驚いているくらいです」
ほとんど間髪入れずにしっかりとした答えが返ってきた。本当にレーヴェンは把握してなかったみたいだな。
まったく、主に背いてまで、何をしようっていうんだろうな。
まあ、どんな事だろうと突破してやるまでだ。
俺が神殿に足を踏み入れる。
一歩踏み入れた俺を、不思議な感覚が包み込む。
なんとも懐かしい感じに包まれてしまったというところだろうか。
「なんだ、これは。俺はこの感じを知っているぞ……」
そう、この感じはつい先日にも感じたものだった。
となると、この神殿の正体はあいつしか考えられなかった。
こういう時、獣人の勘っていうのは嫌になる。いや、そんなものがなくてもこればかりは分かったかもしれないな。
俺の目の前に、ゆっくりとその正体が姿を見せる。
「やっぱりお前か。しかもなんだよ、その格好は」
「嬉しいですね。セイとこうやって普通におしゃべりできる日が来るだなんて」
「おいおい、人型になんてなったら、がっかりするやつもいるだろうが」
「そんな心配をするなんて、変な人ですね」
目の前の人物がにっこりと笑いながら、俺と会話を交わしている。
人型になってもよく分かるぜ。なにせ、今の俺とうり二つの姿なんだからな。
ただ、俺との違いは髪の長さだな。ロングヘアーが好みだったか。
「なんだ、お前もこっちの理に取り込まれちまったってことか?」
「そうなるんですかね、ふふっ。でも、レーヴェン様はお優しい方ですよ。消え去ろうとする私に手を差し伸べて下さったんですから」
セイ太の雰囲気が少し違っているが、間違いなくこいつはセイ太だ。
「今の私は命の主レーヴェン様の使徒。そのためにあまり動くことはできませんが、セイが近くを通ったのでこうやってお招きしたんですよ、報告のためにね」
「じゃあ、あの霧もセイ太のせいか」
「違いますね。私ではなく、この神殿が発生させたようです」
「うん?」
セイ太の証言を聞いて、俺は頭がこんがらがってきた。
セイ太はレーヴェンの使徒になったわけで、俺をここに招いた犯人でもある。
だが、霧はセイ太じゃなくて神殿が発生させた。一体どういうことだ?
「私とこの神殿とは使徒としては別の個体ですよ。神殿は大昔からここに建っています。そこに私が出向いたに過ぎないんです」
「ああ、そういうことか。てか、神殿っていうことは、この世界には神はいるってことになるよな」
「そうですね。神殿の話を伺うに、世界の創造神がいらっしゃるそうです」
なるほどな。
てか、そういう話が出てくるってことは、この神殿はいろいろと知ってそうだな。喋れるかどうかは知らないが。
「セイ太、神殿って喋れるのか?」
さっき伺うとか話していたから、俺はついセイ太に問いかけてしまう。
「はい、喋れますよ。ただ、私やレーヴェン様以外とお話ができるかは、さすがに分かりませんが」
「なるほどな。ひとまず問いたい。レーヴェンには試練があると言われてやって来たんだが、実際のところはどうなんだ?」
俺の興味はどちらかといえばこっちだな。
セイ太がいたのは意外なことだったし、懐かしい気持ちにもなったんだが、試練といわれて入ってきた以上はどうしても気になってしまう。
俺の言葉を聞いたセイ太は、どういうわけか悲しそうな表情をしている。
「本当に、試練を受けるつもりですか?」
俺に改めて確認をしてくる。表情から察するに、どうやらセイ太としてはお勧めできないというところだろう。
だが、今の俺は魔王だ。魔王には逃げるという選択肢はないんだよな。
「ああ、受けるために神殿に入ってきたんだ。ダメだと思ったら、お前たちの判断で終わらせてくれ」
俺がはっきりと告げると、セイ太は両手を胸の前で組んで目を閉じている。おそらく神殿と話をしているのだろうな。
時折眉間にしわを寄せながらという様子を見ていると、結構揉めているってことだろうか。とりあえず、話が終わるまでこのまま待機させてもらおうかな。
長々と続いた話だったが、セイ太が大きなため息をついたことでようやく終わりを迎えたようだった。
「ごめんなさい、セイ。神殿が思った以上に頑固で話を受け入れてくれませんでした。でも、なんとか説得しましたので、万一失敗しても安心ですよ」
「いや、セイ太。失敗の場合の話はしなくていいからな?」
「ダメです。セイが死ぬようなことがあれば、私が残った意味がありません」
両手の甲を腰に当てながら、セイ太が怒ったように話している。人型になったせいか、先日の時より感情が豊かになっているようだ。
「おほん。ダメですね、セイを目の前にするとどうしても感情的になってしまいます」
咳払いをして、セイ太は改めて俺をじっと見つめている。
「試練を受けるのでしたら、私の後ろにある扉から中へと入って下さい。今のセイなら必要ないかもしれませんが、この神殿が感じたのであればきっと避けて通れないものなのでしょう」
セイ太の表情が険しくなっている。
俺は黙ったまま、セイ太の示した扉に向けて歩き出す。
すれ違いざまに、セイ太の頭に手を軽く乗せて撫でると、そのまま扉へ向けて歩いていった。
「セイ、必ず無事に戻ってきて下さいね」
セイ太の今にも泣きそうな声に、俺は後ろを向いたまま手を振って応えておいた。
目の前にある扉。ここに入れば試練が始まる。
何が待ち構えているかは知らないが、今さら引き返すつもりはない。というか、すでに退路は断たれている。
一度軽く目を閉じた俺は、勢いよく扉を開いた。
そこは命を司る存在であるレーヴェンの使徒そのものらしい。
俺のことを知ったレーヴェンの使徒は、俺のことを試すつもりでこの場に呼び寄せたんだそうだ。まったく迷惑な話じゃないか。
神殿の中に入る直前、俺は立ち止まって外にいるレーヴェンに話し掛ける。
「すまない。今回この使徒がやろうとしていることを、あんたは把握しているのか?」
ここまで話をしていた様子を見ると、レーヴェンは使徒のやろうとしてたことを知らなかったように思えた。
だからこそ、ここで会えて本人に確認を取ってみてるというわけだ。
「いえ、まったく知りませんでした。私もこの子が隠し事をしていたことに驚いているくらいです」
ほとんど間髪入れずにしっかりとした答えが返ってきた。本当にレーヴェンは把握してなかったみたいだな。
まったく、主に背いてまで、何をしようっていうんだろうな。
まあ、どんな事だろうと突破してやるまでだ。
俺が神殿に足を踏み入れる。
一歩踏み入れた俺を、不思議な感覚が包み込む。
なんとも懐かしい感じに包まれてしまったというところだろうか。
「なんだ、これは。俺はこの感じを知っているぞ……」
そう、この感じはつい先日にも感じたものだった。
となると、この神殿の正体はあいつしか考えられなかった。
こういう時、獣人の勘っていうのは嫌になる。いや、そんなものがなくてもこればかりは分かったかもしれないな。
俺の目の前に、ゆっくりとその正体が姿を見せる。
「やっぱりお前か。しかもなんだよ、その格好は」
「嬉しいですね。セイとこうやって普通におしゃべりできる日が来るだなんて」
「おいおい、人型になんてなったら、がっかりするやつもいるだろうが」
「そんな心配をするなんて、変な人ですね」
目の前の人物がにっこりと笑いながら、俺と会話を交わしている。
人型になってもよく分かるぜ。なにせ、今の俺とうり二つの姿なんだからな。
ただ、俺との違いは髪の長さだな。ロングヘアーが好みだったか。
「なんだ、お前もこっちの理に取り込まれちまったってことか?」
「そうなるんですかね、ふふっ。でも、レーヴェン様はお優しい方ですよ。消え去ろうとする私に手を差し伸べて下さったんですから」
セイ太の雰囲気が少し違っているが、間違いなくこいつはセイ太だ。
「今の私は命の主レーヴェン様の使徒。そのためにあまり動くことはできませんが、セイが近くを通ったのでこうやってお招きしたんですよ、報告のためにね」
「じゃあ、あの霧もセイ太のせいか」
「違いますね。私ではなく、この神殿が発生させたようです」
「うん?」
セイ太の証言を聞いて、俺は頭がこんがらがってきた。
セイ太はレーヴェンの使徒になったわけで、俺をここに招いた犯人でもある。
だが、霧はセイ太じゃなくて神殿が発生させた。一体どういうことだ?
「私とこの神殿とは使徒としては別の個体ですよ。神殿は大昔からここに建っています。そこに私が出向いたに過ぎないんです」
「ああ、そういうことか。てか、神殿っていうことは、この世界には神はいるってことになるよな」
「そうですね。神殿の話を伺うに、世界の創造神がいらっしゃるそうです」
なるほどな。
てか、そういう話が出てくるってことは、この神殿はいろいろと知ってそうだな。喋れるかどうかは知らないが。
「セイ太、神殿って喋れるのか?」
さっき伺うとか話していたから、俺はついセイ太に問いかけてしまう。
「はい、喋れますよ。ただ、私やレーヴェン様以外とお話ができるかは、さすがに分かりませんが」
「なるほどな。ひとまず問いたい。レーヴェンには試練があると言われてやって来たんだが、実際のところはどうなんだ?」
俺の興味はどちらかといえばこっちだな。
セイ太がいたのは意外なことだったし、懐かしい気持ちにもなったんだが、試練といわれて入ってきた以上はどうしても気になってしまう。
俺の言葉を聞いたセイ太は、どういうわけか悲しそうな表情をしている。
「本当に、試練を受けるつもりですか?」
俺に改めて確認をしてくる。表情から察するに、どうやらセイ太としてはお勧めできないというところだろう。
だが、今の俺は魔王だ。魔王には逃げるという選択肢はないんだよな。
「ああ、受けるために神殿に入ってきたんだ。ダメだと思ったら、お前たちの判断で終わらせてくれ」
俺がはっきりと告げると、セイ太は両手を胸の前で組んで目を閉じている。おそらく神殿と話をしているのだろうな。
時折眉間にしわを寄せながらという様子を見ていると、結構揉めているってことだろうか。とりあえず、話が終わるまでこのまま待機させてもらおうかな。
長々と続いた話だったが、セイ太が大きなため息をついたことでようやく終わりを迎えたようだった。
「ごめんなさい、セイ。神殿が思った以上に頑固で話を受け入れてくれませんでした。でも、なんとか説得しましたので、万一失敗しても安心ですよ」
「いや、セイ太。失敗の場合の話はしなくていいからな?」
「ダメです。セイが死ぬようなことがあれば、私が残った意味がありません」
両手の甲を腰に当てながら、セイ太が怒ったように話している。人型になったせいか、先日の時より感情が豊かになっているようだ。
「おほん。ダメですね、セイを目の前にするとどうしても感情的になってしまいます」
咳払いをして、セイ太は改めて俺をじっと見つめている。
「試練を受けるのでしたら、私の後ろにある扉から中へと入って下さい。今のセイなら必要ないかもしれませんが、この神殿が感じたのであればきっと避けて通れないものなのでしょう」
セイ太の表情が険しくなっている。
俺は黙ったまま、セイ太の示した扉に向けて歩き出す。
すれ違いざまに、セイ太の頭に手を軽く乗せて撫でると、そのまま扉へ向けて歩いていった。
「セイ、必ず無事に戻ってきて下さいね」
セイ太の今にも泣きそうな声に、俺は後ろを向いたまま手を振って応えておいた。
目の前にある扉。ここに入れば試練が始まる。
何が待ち構えているかは知らないが、今さら引き返すつもりはない。というか、すでに退路は断たれている。
一度軽く目を閉じた俺は、勢いよく扉を開いた。
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