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第141話 見たか、主人公補正
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「だりゃあっ!」
なんということでしょうか。
ワイルズがひずみを一刀両断してしまいました。
何も考えていないことがよく分かりますが、更なる驚きのその後のことです。
「えっ、嘘……」
「なんてことだ。俺たちが一年近くかけても封じるだけで精一杯だったひずみが!」
「跡形もなく、消えていく……」
私たちは一体何が起きたのか分かりませんでした。
はっきりと分かっているのは、ワイルズがひずみを剣で真っ二つにしたら、そのまま消えてしまったということだけです。
なんですか、この主人公補正みたいなバカげた現象は……。こんな展開、私は知りませんよ。
「よし、これでいいんだな」
「え、ええ……。もう大丈夫なはずです」
予想外のできごとすぎて、私たちは呆然としてしまいました。
そんな中、マリナさんが動き始めます。
「お父さん!」
「おお、マリナ」
駆け寄ったマリナさんを、マサさん、マリナさんのお父様がぎゅっと抱き締めています。
「マリナ、どうやってここに来たんだい? ここは精霊でなければ入れない場所だ。人間の血が入っているお前では、開けないはずなんだが?」
「えっ、それはどういうことなの?」
マサさんの言葉に、マリナさんが混乱しています。
『それはボクから説明しようかな』
私たちが困っていますと、マリナさんの腕の中にいたノームがひょっこりと登場します。
「君は、ノーム。ということは、マリナはまさか……」
『なぜボクが見えるのか気になってはいたけど、君の娘というのなら納得だ。しかし、冒険者として人間界に出向いているとは、何があったんだい? 精霊王の護衛の君が持ち場を離れるなんて、考えられたものじゃないね』
えっ、今ノームは何ておっしゃいましたかね。
マサさんは精霊王の護衛をしていらしたのですか?
となれば、なぜ、そのような方が人間界にいらっしゃるのでしょう。私の頭の中がごちゃごちゃとした情報を処理しきれなくなってきました。
私がこの状態ですから、アンドリュー殿下たちが分かるわけもありません。ワイルズ以外はなんというか間抜け面をさらしてしまっています。
「おいおい、この状況は一体どうしたらいいっていうんだよ」
一人平気なワイルズが困っているようです。
この声に我に返った私は、辺りを見回して声をかけます。
「ど、どうやら問題が片付いたようですので、私たちは精霊界からおいとましましょう」
こういう時はさっさと逃げるに限ります。
ところが、そうはいかないのが現実ですね。
「お待ちなさい、人の子たちよ……」
どこからともなく声が聞こえてきます。
次の瞬間、マサさんたち精霊の騎士たちが一斉に跪いていきます。
となれば、ここに出てくる人物は一人しかいませんよね。
「よくぞ、精霊界に発生したひずみを消し去ってくれた。我々では解決できなかった問題を解決してくれて、礼を言う」
はい、精霊王様です。
見た目すっごく若いイケメンなんですが、ひずみにも対処できないくらいに能力の低い残念なお方です。
「そこな少女、何か今、ものすごく失礼なことを思わなかったかな?」
「い、いえ。とんでもございません」
いけません。この方、人の思考を読めるんでした。
ゲームの中ではひずみに囚われて魔物と化して暴れてまして、それを主人公たちと一緒に倒して元に戻すというシナリオだったんですよね。
でも、これをスルーするとこの方、まったく出番がなくなるんです。精霊王様なのになんて扱いなのでしょう。やっぱり、シナリオライターの方は酷い方のようですね。
「何をごちゃごちゃぬかしておるのだ。げぇむとかよく分からない単語が出てくるのだが?」
私がイベントの回想をしていますと、精霊王様が指摘をしてこられます
ちょっと待って下さい。その単語を出さないで下さい。他に転生者がいたらどうするんですか。
私は慌てて口をパクパクさせます。
「ふむ、なにやら面白いことを知っていそうだな。まぁよい。まずは礼をせねばならぬから、お前たちを全員、私の居城に案内しようではないか」
困った顔をしている私を見ながら、精霊王様は何かを感じ取ったようです。
精霊王様はそう仰られますと、指をパチンと鳴らしていました。
次の瞬間、私たちの周りの景色が一変します。
ひずみの影響で枯れかかっていた先程の場所とは違い、ここは色とりどりの花であふれています。
「ようこそ、我が精霊王の城へ。歓迎するよ、ひずみを打ち消しし者たちよ」
精霊王様は、にっこりと微笑んでいます。
私たちが戸惑う中、マサさんたち精霊の騎士たちがばたばたとテーブルの準備をしています。騎士なのに使用人のように動いています。
「君たちにはいろいろと話を聞きたい。さあ、こちらにやって来て座ってくれ。飲み物と食べ物も用意してある。君たちの口に合うと嬉しいのだけどね」
精霊王様が先んじて椅子に座り、私たちに手招きをしています。
私たちはどうしたらいいのかと思いながら、お互いの顔を見ています。
ですが、せっかくの精霊王様のお誘いですので、私たちはおとなしく誘いを受けることにしたのでした。
なんということでしょうか。
ワイルズがひずみを一刀両断してしまいました。
何も考えていないことがよく分かりますが、更なる驚きのその後のことです。
「えっ、嘘……」
「なんてことだ。俺たちが一年近くかけても封じるだけで精一杯だったひずみが!」
「跡形もなく、消えていく……」
私たちは一体何が起きたのか分かりませんでした。
はっきりと分かっているのは、ワイルズがひずみを剣で真っ二つにしたら、そのまま消えてしまったということだけです。
なんですか、この主人公補正みたいなバカげた現象は……。こんな展開、私は知りませんよ。
「よし、これでいいんだな」
「え、ええ……。もう大丈夫なはずです」
予想外のできごとすぎて、私たちは呆然としてしまいました。
そんな中、マリナさんが動き始めます。
「お父さん!」
「おお、マリナ」
駆け寄ったマリナさんを、マサさん、マリナさんのお父様がぎゅっと抱き締めています。
「マリナ、どうやってここに来たんだい? ここは精霊でなければ入れない場所だ。人間の血が入っているお前では、開けないはずなんだが?」
「えっ、それはどういうことなの?」
マサさんの言葉に、マリナさんが混乱しています。
『それはボクから説明しようかな』
私たちが困っていますと、マリナさんの腕の中にいたノームがひょっこりと登場します。
「君は、ノーム。ということは、マリナはまさか……」
『なぜボクが見えるのか気になってはいたけど、君の娘というのなら納得だ。しかし、冒険者として人間界に出向いているとは、何があったんだい? 精霊王の護衛の君が持ち場を離れるなんて、考えられたものじゃないね』
えっ、今ノームは何ておっしゃいましたかね。
マサさんは精霊王の護衛をしていらしたのですか?
となれば、なぜ、そのような方が人間界にいらっしゃるのでしょう。私の頭の中がごちゃごちゃとした情報を処理しきれなくなってきました。
私がこの状態ですから、アンドリュー殿下たちが分かるわけもありません。ワイルズ以外はなんというか間抜け面をさらしてしまっています。
「おいおい、この状況は一体どうしたらいいっていうんだよ」
一人平気なワイルズが困っているようです。
この声に我に返った私は、辺りを見回して声をかけます。
「ど、どうやら問題が片付いたようですので、私たちは精霊界からおいとましましょう」
こういう時はさっさと逃げるに限ります。
ところが、そうはいかないのが現実ですね。
「お待ちなさい、人の子たちよ……」
どこからともなく声が聞こえてきます。
次の瞬間、マサさんたち精霊の騎士たちが一斉に跪いていきます。
となれば、ここに出てくる人物は一人しかいませんよね。
「よくぞ、精霊界に発生したひずみを消し去ってくれた。我々では解決できなかった問題を解決してくれて、礼を言う」
はい、精霊王様です。
見た目すっごく若いイケメンなんですが、ひずみにも対処できないくらいに能力の低い残念なお方です。
「そこな少女、何か今、ものすごく失礼なことを思わなかったかな?」
「い、いえ。とんでもございません」
いけません。この方、人の思考を読めるんでした。
ゲームの中ではひずみに囚われて魔物と化して暴れてまして、それを主人公たちと一緒に倒して元に戻すというシナリオだったんですよね。
でも、これをスルーするとこの方、まったく出番がなくなるんです。精霊王様なのになんて扱いなのでしょう。やっぱり、シナリオライターの方は酷い方のようですね。
「何をごちゃごちゃぬかしておるのだ。げぇむとかよく分からない単語が出てくるのだが?」
私がイベントの回想をしていますと、精霊王様が指摘をしてこられます
ちょっと待って下さい。その単語を出さないで下さい。他に転生者がいたらどうするんですか。
私は慌てて口をパクパクさせます。
「ふむ、なにやら面白いことを知っていそうだな。まぁよい。まずは礼をせねばならぬから、お前たちを全員、私の居城に案内しようではないか」
困った顔をしている私を見ながら、精霊王様は何かを感じ取ったようです。
精霊王様はそう仰られますと、指をパチンと鳴らしていました。
次の瞬間、私たちの周りの景色が一変します。
ひずみの影響で枯れかかっていた先程の場所とは違い、ここは色とりどりの花であふれています。
「ようこそ、我が精霊王の城へ。歓迎するよ、ひずみを打ち消しし者たちよ」
精霊王様は、にっこりと微笑んでいます。
私たちが戸惑う中、マサさんたち精霊の騎士たちがばたばたとテーブルの準備をしています。騎士なのに使用人のように動いています。
「君たちにはいろいろと話を聞きたい。さあ、こちらにやって来て座ってくれ。飲み物と食べ物も用意してある。君たちの口に合うと嬉しいのだけどね」
精霊王様が先んじて椅子に座り、私たちに手招きをしています。
私たちはどうしたらいいのかと思いながら、お互いの顔を見ています。
ですが、せっかくの精霊王様のお誘いですので、私たちはおとなしく誘いを受けることにしたのでした。
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