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第4話 再会する幼馴染
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「はっ! 夢か……」
いつの間に寝ていたんだろう? 格好は……非常に残念なことに昨日のまま。つまり、ちかりの浮気は夢じゃなかったってことだ。
窓にカーテンもかけずに寝ていたんだろう、朝の光がこれでもかと言わんばかりに鬱陶しく差し込んでくる。
眩しさに目を手で抑える。すると目が腫れてることに気づく、当然触れると痛い。鏡を見なくちゃわかんないがおそらく腫れてるんだろうな。はぁ……。
俺は高校生だぜ? この歳になってみっとも泣き散らすなんて、いくら彼女が浮気していたからってさぁ。そうだ浮気だ。そんな浮気程度で、浮気程度で……。
その程度のはずなのに、考えるとまた体がずしりと重く感じるような気がした。
「はは、こんなにショックだったんだな。俺」
自嘲気味に呟くと、昨日の出来事が頭の中でフラッシュバックするかのように思い出される。そしてまた、心が重くなる。
「はぁ、学校行かなきゃな」
重い頭と体を引きずって、まずはシャワーでも浴びようと風呂場へと向かう。
今日が日曜である事に気付いたのは、とりあえずスッキリしたからだった。
ひとまずいろいろと冷静になって、そうなってから思うことは腹が空いてるって事だ。
泣き疲れて寝た上に胃の中に入っていたものを出し切ったから、余計に腹が空くのを感じた。
「何をするにしても、まずは飯を食おう」
といって凝ったものを作る気にはなれない。もともと作れないが。
とりあえず保温していた白飯とインスタント味噌汁でも腹の中に納めよう。
時間にして約五分後、調理時間の大半をお湯を沸かすことに費やして朝飯は完成した。
「いただきます」
手を合わせて、いつものように食べ始める。しかし今日はなんだか味気ない感じだ。……そりゃそうか。
淡々と箸と口を動かし、無言のまま味噌汁を飲み干して朝食は終了した。
「ご馳走様」
まだ胸の奥は気持ち悪い。それでも飯を食べたからある程度落ち着いたようだ。
今日は日曜日。
家にこもっていても嫌なことばかり考えてしまうから、気分転換が照らす外に出てみても、やっぱり考えてしまうのは彼女の浮気現場。人間ってやつは考えないようにすればするほど意識してしまう不便な生き物だ。自分の頭の事なのにどうしてこう都合よく行かないのか。
それでも部屋の中にこもってるよりマシか。
「はぁ、どうしてこうなったんだか。……ん?」
当てもなく外を歩き回っていると、気づけば近所の公園に来ていた。そういえばここに来たのはいつ以来だろう? 小学生の頃は学校帰りによく寄っていた覚えがあるが、中学生になってからは一度も来ていない気がする。
「懐かしいもんだ。昔はよくここで……」
「あれ? もしかして良ちん?」
懐かしいあだ名で呼ばれた。声の方を振り向くと……日焼けしたギャルがいた。
あ? 誰だ? どこかで見たような顔、でもいまいち思い出すことができない。
「お久~。まさかこんななっついトコで会うなんて思わなかったじゃん。元気してる? あ、ウチは見ての通りアゲアゲでバリバリの現役JKやってまーっす!」
「あ~えっと、久しぶり。……じゃないな、悪ぃ思い出せない」
「ちょ、ひっど! ウチのこと忘れちゃったわけ!? マジショックなんだけど!」
そんなこと言われてもなぁ。
おそらく幼馴染の誰か、それも疎遠になった女の子だ。
頭をフル回転させて、なんとかなんとか思い出そうとする。あれでもないこれでもない。本当に一体誰なんだ?
『良ちん、わたしのお家ね……今度お引っ越しするんだって。もう会えなくなるんだよ?』
…………あ。
「お前まさか彩美か?! 小一ぐらいの頃に転校したあの」
いつの間に寝ていたんだろう? 格好は……非常に残念なことに昨日のまま。つまり、ちかりの浮気は夢じゃなかったってことだ。
窓にカーテンもかけずに寝ていたんだろう、朝の光がこれでもかと言わんばかりに鬱陶しく差し込んでくる。
眩しさに目を手で抑える。すると目が腫れてることに気づく、当然触れると痛い。鏡を見なくちゃわかんないがおそらく腫れてるんだろうな。はぁ……。
俺は高校生だぜ? この歳になってみっとも泣き散らすなんて、いくら彼女が浮気していたからってさぁ。そうだ浮気だ。そんな浮気程度で、浮気程度で……。
その程度のはずなのに、考えるとまた体がずしりと重く感じるような気がした。
「はは、こんなにショックだったんだな。俺」
自嘲気味に呟くと、昨日の出来事が頭の中でフラッシュバックするかのように思い出される。そしてまた、心が重くなる。
「はぁ、学校行かなきゃな」
重い頭と体を引きずって、まずはシャワーでも浴びようと風呂場へと向かう。
今日が日曜である事に気付いたのは、とりあえずスッキリしたからだった。
ひとまずいろいろと冷静になって、そうなってから思うことは腹が空いてるって事だ。
泣き疲れて寝た上に胃の中に入っていたものを出し切ったから、余計に腹が空くのを感じた。
「何をするにしても、まずは飯を食おう」
といって凝ったものを作る気にはなれない。もともと作れないが。
とりあえず保温していた白飯とインスタント味噌汁でも腹の中に納めよう。
時間にして約五分後、調理時間の大半をお湯を沸かすことに費やして朝飯は完成した。
「いただきます」
手を合わせて、いつものように食べ始める。しかし今日はなんだか味気ない感じだ。……そりゃそうか。
淡々と箸と口を動かし、無言のまま味噌汁を飲み干して朝食は終了した。
「ご馳走様」
まだ胸の奥は気持ち悪い。それでも飯を食べたからある程度落ち着いたようだ。
今日は日曜日。
家にこもっていても嫌なことばかり考えてしまうから、気分転換が照らす外に出てみても、やっぱり考えてしまうのは彼女の浮気現場。人間ってやつは考えないようにすればするほど意識してしまう不便な生き物だ。自分の頭の事なのにどうしてこう都合よく行かないのか。
それでも部屋の中にこもってるよりマシか。
「はぁ、どうしてこうなったんだか。……ん?」
当てもなく外を歩き回っていると、気づけば近所の公園に来ていた。そういえばここに来たのはいつ以来だろう? 小学生の頃は学校帰りによく寄っていた覚えがあるが、中学生になってからは一度も来ていない気がする。
「懐かしいもんだ。昔はよくここで……」
「あれ? もしかして良ちん?」
懐かしいあだ名で呼ばれた。声の方を振り向くと……日焼けしたギャルがいた。
あ? 誰だ? どこかで見たような顔、でもいまいち思い出すことができない。
「お久~。まさかこんななっついトコで会うなんて思わなかったじゃん。元気してる? あ、ウチは見ての通りアゲアゲでバリバリの現役JKやってまーっす!」
「あ~えっと、久しぶり。……じゃないな、悪ぃ思い出せない」
「ちょ、ひっど! ウチのこと忘れちゃったわけ!? マジショックなんだけど!」
そんなこと言われてもなぁ。
おそらく幼馴染の誰か、それも疎遠になった女の子だ。
頭をフル回転させて、なんとかなんとか思い出そうとする。あれでもないこれでもない。本当に一体誰なんだ?
『良ちん、わたしのお家ね……今度お引っ越しするんだって。もう会えなくなるんだよ?』
…………あ。
「お前まさか彩美か?! 小一ぐらいの頃に転校したあの」
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