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遂に聞いてしまったーー・・・
どうしよう、違うって言われるのかな?怖くて顔が見れないよーーあぁ、早まったかも…穴があったら入りたい!
椿は、質問したまま俯いてしまった。
突然の告白にエマは一瞬何を聞かれたのか分からず、目をパチパチしていたが赤面して俯く椿にエマは手を取り「こっちに来て」と言いながら、鞄から水色の石を取り出すと椿の腰に手を回しニッコリと微笑む。
「あのっっ」
プニっと人差し指で口を押さえられ椿は、言葉を失ってしまう。
「シー・・・」
そう言うエマは妖艶に微笑みながら石に魔力を込めると青い光が2人を包み込んだ。
目を開けると、そこは少し離れた広場だった。椿達がいた屋敷が見える。
「ここは?」
椿がキョロキョロしながら、辺りを見回すと「つばき」っと呼びかけられた。
振り向くと、そこにはいつのまにか髪が短くなったエマが片膝をつき、椿の手を握っている。
熱い眼差しを向けられ、目が反らせないでいると
「つばき。貴女を見た時から引かれていたんだよ?気付いていなかったみたいだね。言葉が足らず不安にさせてごめん、先に言われてしまったけどーーーーー私は、つばきを愛しています。」
チュッと手の甲にキスを落とすエマに、椿は頭が真っ白になる。
「ーーーっ!!」
「愛している。・・・返事は?貰えるのかな?」
エマの告白に椿は嬉しくなり力一杯抱きしめた。
「うんっ!うん!私もエマが好き!!ダーーーイ好き!」
「ふふ、私もよ」
やっと両思いになれたと喜んでいると、エマは椿と向き合いそっと唇を指でなぞりながら口づけをした。
椿は、恥ずかしかったがエマに身を任せた。
2人は抱き合いながら愛を確かめ合う。
何度も口づけをしながら幸せなひとときを過ごした。
◇
夕暮れ時に2人は屋敷まで手を組みながら歩いていく。
すれ違う度にエマの事をちらちらと見られているが、御構い無しにエマは椿だけを見ていた。
「エマは気にならないの?」
「うん?なぁに?」
「みんな、エマの事を見てるよ?」
椿に言われ、周りを見るとヒソヒソ言いながらエマの事を話しているようだが別に気にならない。と椿にべったり寄り添いながら歩いていく。
屋敷に着くと、ユナが走りながら近づいてきた。
「つばき様!こちらにいらしたんですね!!お探ししておりましたっっ!?あなた様は!?」
椿しか見ていなかったユナは、エマに気付くと驚愕の表情をした。
「…覚えていたんだね、ユナ」
「っっっよくご無事で!!エマ様っっ」
「ただいま、」
少し照れくさそうにしているエマを始めてみた椿は、(かっ可愛い!照れてる!?あのエマが照れてるの??!)と心の中で1人悶えていたが、ニヤける所を顔に出さないようにするのが精一杯だった。
2人は知り合いの様で立ち話が始まってしまったが、椿は嬉しく思い、側で見守っていた。
そんな思い出話に水を差す罵声が響き渡った。
ザイルだ。
「よく、顔を見せられるな!!お前がした事を忘れたとは言わせないぞ!!!」
「ザイル・・・」
「気安く呼ぶな!!!お前に呼ばれる筋合いは無い!」
「ザイルーーすまなかった。君を残して逃げてしまい、ずっと謝りたかったんだ。すまない」
「!!!うるさいうるさい!今更謝って済むはずないだろ!」
ザイルは頭に血が上り、怒鳴り散らしていたがエマはゆったりとした口調で謝罪をしたがザイルの耳には届いていなかった。
それほどまでにザイルも辛かったのだ。
エマを恨まずにいられなかった。
2人のやりとりは屋敷内に響いており、何事かと皆見に来たので人集りがあったが2人共、周りが見えていなかった。
「ザイルーー」
「やめろ!お前がここにいて良いはずがないだろ!早く出て行け!!」
「それは出来ない。つばきと一緒にいると決めたから私もここに残る。」
「つばきーーだと?」
「私の最愛の人だ。」
エマが椿をギュッと寄せ付けると、そこで初めて椿の存在に気付いた。そして、状況を理解したのだ。
カッとなり「勝手にしろ!!」と怒鳴りながら自室へと戻っていく。
「まだ、仲直りは無理みたい」
笑顔で話しているが、目は悲しみに溢れていた。
周りの人達は、エマが分からず「だれ?」と言った顔をしていたが、ユナが遠回しに話してくれたので質問される事もなくちりぢりに戻っていく。
そして、誰もいなくなった所でユナが満面の笑みでこう言った。
「お腹空いたでしょ?食事にしましょう!」
どうしよう、違うって言われるのかな?怖くて顔が見れないよーーあぁ、早まったかも…穴があったら入りたい!
椿は、質問したまま俯いてしまった。
突然の告白にエマは一瞬何を聞かれたのか分からず、目をパチパチしていたが赤面して俯く椿にエマは手を取り「こっちに来て」と言いながら、鞄から水色の石を取り出すと椿の腰に手を回しニッコリと微笑む。
「あのっっ」
プニっと人差し指で口を押さえられ椿は、言葉を失ってしまう。
「シー・・・」
そう言うエマは妖艶に微笑みながら石に魔力を込めると青い光が2人を包み込んだ。
目を開けると、そこは少し離れた広場だった。椿達がいた屋敷が見える。
「ここは?」
椿がキョロキョロしながら、辺りを見回すと「つばき」っと呼びかけられた。
振り向くと、そこにはいつのまにか髪が短くなったエマが片膝をつき、椿の手を握っている。
熱い眼差しを向けられ、目が反らせないでいると
「つばき。貴女を見た時から引かれていたんだよ?気付いていなかったみたいだね。言葉が足らず不安にさせてごめん、先に言われてしまったけどーーーーー私は、つばきを愛しています。」
チュッと手の甲にキスを落とすエマに、椿は頭が真っ白になる。
「ーーーっ!!」
「愛している。・・・返事は?貰えるのかな?」
エマの告白に椿は嬉しくなり力一杯抱きしめた。
「うんっ!うん!私もエマが好き!!ダーーーイ好き!」
「ふふ、私もよ」
やっと両思いになれたと喜んでいると、エマは椿と向き合いそっと唇を指でなぞりながら口づけをした。
椿は、恥ずかしかったがエマに身を任せた。
2人は抱き合いながら愛を確かめ合う。
何度も口づけをしながら幸せなひとときを過ごした。
◇
夕暮れ時に2人は屋敷まで手を組みながら歩いていく。
すれ違う度にエマの事をちらちらと見られているが、御構い無しにエマは椿だけを見ていた。
「エマは気にならないの?」
「うん?なぁに?」
「みんな、エマの事を見てるよ?」
椿に言われ、周りを見るとヒソヒソ言いながらエマの事を話しているようだが別に気にならない。と椿にべったり寄り添いながら歩いていく。
屋敷に着くと、ユナが走りながら近づいてきた。
「つばき様!こちらにいらしたんですね!!お探ししておりましたっっ!?あなた様は!?」
椿しか見ていなかったユナは、エマに気付くと驚愕の表情をした。
「…覚えていたんだね、ユナ」
「っっっよくご無事で!!エマ様っっ」
「ただいま、」
少し照れくさそうにしているエマを始めてみた椿は、(かっ可愛い!照れてる!?あのエマが照れてるの??!)と心の中で1人悶えていたが、ニヤける所を顔に出さないようにするのが精一杯だった。
2人は知り合いの様で立ち話が始まってしまったが、椿は嬉しく思い、側で見守っていた。
そんな思い出話に水を差す罵声が響き渡った。
ザイルだ。
「よく、顔を見せられるな!!お前がした事を忘れたとは言わせないぞ!!!」
「ザイル・・・」
「気安く呼ぶな!!!お前に呼ばれる筋合いは無い!」
「ザイルーーすまなかった。君を残して逃げてしまい、ずっと謝りたかったんだ。すまない」
「!!!うるさいうるさい!今更謝って済むはずないだろ!」
ザイルは頭に血が上り、怒鳴り散らしていたがエマはゆったりとした口調で謝罪をしたがザイルの耳には届いていなかった。
それほどまでにザイルも辛かったのだ。
エマを恨まずにいられなかった。
2人のやりとりは屋敷内に響いており、何事かと皆見に来たので人集りがあったが2人共、周りが見えていなかった。
「ザイルーー」
「やめろ!お前がここにいて良いはずがないだろ!早く出て行け!!」
「それは出来ない。つばきと一緒にいると決めたから私もここに残る。」
「つばきーーだと?」
「私の最愛の人だ。」
エマが椿をギュッと寄せ付けると、そこで初めて椿の存在に気付いた。そして、状況を理解したのだ。
カッとなり「勝手にしろ!!」と怒鳴りながら自室へと戻っていく。
「まだ、仲直りは無理みたい」
笑顔で話しているが、目は悲しみに溢れていた。
周りの人達は、エマが分からず「だれ?」と言った顔をしていたが、ユナが遠回しに話してくれたので質問される事もなくちりぢりに戻っていく。
そして、誰もいなくなった所でユナが満面の笑みでこう言った。
「お腹空いたでしょ?食事にしましょう!」
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