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第一章
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アマンサの話を聞くと、どうやらティア達と別れた後。
酒盛りをして盛り上がった所にアシュリー御一行がやってきたらしい。
その時、「ダサピンク」と暴言を吐かれ、キレたアマンサ達が揉み合ったと言う。
(うーん。なんて言えば)
アシュリーの気持ちも共感出来るから、反応が難しい。
「ティアがいればもっと盛り上がったのに~体調は?明日出れるの??」
そうだった。あの衣装を着ないと、やだな。
「大丈夫。衣装は着ないとダメなんだよね?」
その言葉にアマンサは動きが止まる。
「ほんと!あんのクソ衣装ね。着るしかないけど。うーん。黒い服からだとマシになるんじゃない?」
「そうだといいけど。」
2人は深いため息を溢す。
「衣装に問題があるのか?」
何も知らないランガが質問すると、アマンサはプククと笑いながら「そうなんですよ~何を思ったのかっっ」
「言っちゃダメ。」
アマンサの話を遮りながらティアが両手でアマンサの口を押さえた。
「あらあら、ランガ様!明日のお楽しみですね!」
「そんなに嫌なのか?」
「うん。嫌だ。」
「そ、そうか、アマンサは明日トーナメントに出るんだろ?終わった後、俺の控え室に来るか?ティアに聞いたらアマンサと一緒にと言われてな。」
「あら!もちろん行くわ~ね!ティア!」
「え、うん。アマンサが行くなら」
「どうしたの?ティアったら、こんなチャンス無いわよ?はっ!?私がお邪魔だと考えてるのかしら!大丈夫よ~ランガ様の所なら物色し放題よ。グフ」
「アマンサ、本音が漏れてるぞ。」
「あらいやだ!私ったら!そろそろ部屋に戻るわ~着付けは私も手伝うから、朝ティアの部屋に行くわよ?」
「うん。お願い。」
アマンサは、ティアの顔を見ると満足したのか颯爽と帰っていく。
帰りに物色しながら色目を使ってるのは見なかった事にしよう。
「私も部屋に戻る。色々ありがとう。」
「あぁ、じゃぁ部屋まで送っていくよ。」
ティアも着ていた服を指輪にしまおうと考えていたら、「石に触れたらしまえるぞ」と教えて貰った。
スッと石の中に吸い込まれていく。
「不思議」
部屋に戻ったら色々やってみよう。
明日の事を話しながら部屋まで送って貰い「おやすみ」と言うとニコリと笑顔で返された。
扉を閉めた後、部屋の片隅に置かれた衣装を目にして気が滅入る。
「はぁー、こんな派手なんて聞いてないよ。」
手に取るとギラギラとガラス細工の小さな玉がよせ集まって、首から胸元にかけて紐で止めてある。腰からもチャラチャラとガラス細工だらけだ。光に当たるとキラキラと輝きを放っている。
この衣装だけ着ると、超ビキニにTパンになる。
中に黒い衣装を着たらマシになるが。
これで、棍棒を使って踊ると奇抜でしかない。
「衣装のせいだと思われたくないな、、着たらいいって言ってたんだよね。」
もう一度紙の内容を確認する。
『用意した衣装着用で演目する事』
何度読み返しても、着用と書いてある。
「中に着てはダメとかかれていないから、黒いのを着て。棍棒じゃなくて、布でやってみようかな・・・長い布は、」
皮袋から、アマンサに買って貰ったタオルを取り出してみる。
「ダメだ、この布だと衣装と合わない。核に行けばまだいるかな、、、」
時計を見ると21時になるところ。
今からなら間に合う。
男に見える様に黒い服に着替えて、髪もカツラを被る。
「急いで行けば大丈夫。」
よし、とティアはお金を指輪に入れて急いで部屋を出る。
前夜祭から帰ってきた人が増えている。
目線を下にしながら、走って核まで行くと核ではまだどんちゃん騒ぎが聞こえてきた。
誰とも会わない様に走ると目的のお店まで無事に到着した。
「はぁはぁ、すみません、」
ティアが息切れしながらお店に入ると、その姿に驚いたオネェ様方が「やだ!天使ちゃん1人で来たの??ダメじゃない!アマンサはどうしたのよ?!」
怒られました。
「明日の衣装が、はぁ、はぁ、ちょっと奇抜で」
息を整えるのに深呼吸するとふと壁にかかっている衣装に目が止まる。
「ーーーそれ、その衣装、、」
「あら?これ??今、娼婦の間で流行ってるのよ~見えそうで見えないラインがいいんですって!」
そこには、渡された衣装と同様の物が掛かっていた。
「はぁー、その衣装で踊るんです。」
「斬新な衣装よね~踊りなんてしたら丸見え・・・えっ!?これ!?これを着るの??やだわ~」
憐れみの目でティアを見る店員は、同情しながら「頑張って」
親指を立てながら励ました。
「嫌でもやるしかないんですよね、」
2人は深いため息をつく。
「何を考えてるのかしらね~こんなの着たら踊りより、裸を見せろって言ってるようなものよ?男ってやつは獣しかいないわね~」
「・・・」
あなたも性別は男性ですよ。とは口が裂けても言えない。
「あら?天使ちゃんどうしたの??」
奥から店長が出てきた。
事情を説明すると、「それは、酷な…」と言葉を濁してしまう。
考えている2人をよそに、「あの、サラサラした生地はありますか?細く長い物で。」
「生地?何に使うの?」
「えっと、生地をもって踊ろうかなと。こんな風に」
タオルを2枚、指輪から出して両手で持ちながらクルクルと回り腕を動かしながら簡単に踊ると、創作意欲が出たのか、店長が店の中から布や服を持ってきた。
「これ!これを羽織りながらやって見て!」
手渡されたのは、サテンのサラサラした白い上着。ボタンが無くカーディガンのように羽織るが丈が長くティアが着るとお尻が隠れてしまう。
細い布は、透き通っておりとても軽くふわふわしている。光加減でキラキラとしていた。
「貝殻虫の糸を使った布よ。この布と服なら完璧ね」
いかにも高そうな布と服に「高いんですよね?」と聞いてみた。
「そうね~これくらいかしら?」
値札を見ると、指輪の時と同じ値段だった。
「買えません、もう少し安いのはありますか?」
「これで踊りなさい。貝殻虫は、糸は綺麗なのに見た目が気持ち悪いと懸念されるのよ。だから、手間暇かけて作っても売れないから、ティアが踊って貝殻虫の良さを広めてくれるだけでも嬉しいわ」
「でも!」
「いいから。ほら、早くしまって戻りなさい。1人で来たの?私達、商人奴隷はお店から闘技場内には入れないのよ。心配だわ~」
店長の優しさに感謝しながら、指輪に仕舞う。
ぺこりとお辞儀して駆け足で戻る。
核の入り口に行くと、ベロベロに酔っ払った奴隷が寝そべったりして道に広がっていた。
(気をつけなきゃ)
慎重に歩きながら進むとガシッと足を掴まれた。
もう少しでって時だった。
「ぉお~い、まだ飲めるんだろ~置いて行くなよ~」
酔っ払って絡んできたのだ。
足を掴んだ手を振り解こうとするが、なかなか離してくれない。
「くっ、」
やっとの思いで外れたが、反動で倒れてしまった。
ドフン「痛っ!!」
座っていた獣人にぶつかってしまったのだ。
「ごめんなさい!」
「いって~気を付けろよーん?」クンクンと匂いを嗅ぐ獣人は、ティアの匂いを嗅ぎ始めた。
急いで戻ろうとするが「あれ?何だこの匂い。甘い?」ガシッと腕を掴まれてしまい、抱き寄せられた。
「お前、いい匂いだな。名前は?」
黒い毛が月明かりに照らされツヤツヤしている。灰色の目は酔っているのかギラついていた。
「・・・」
「なんだー話せないのか?まぁいいや、部屋に戻るんだろ?俺も帰るから一緒に行こうぜ」
肩に手を組まれ、グイグイと連れていかれる。
(怖い怖い)
プルプル震えるティアは顔が青白くなる。
それに気づいた獣人は「なんだぁー?寒いのか?部屋に戻れば暖かいだろ?」
チラっとティアを見ると寒いのでは無く。怖くて震えているのだと丸わかりだ。
「チッどいつもこいつも俺の事を怖がりやがって、お前!俺はだな!ただ部屋に戻って寝るだけだ!とって食いやしないからな!安心しろよ!」
ぶっきらぼうに言う獣人にティアは「何もしない?」と聞いてみた。
「あん?食うわけないだろ?俺を何だと思ってやがんだ、クソが」
言葉とは、裏腹に肩に置いた手が軽くなり足取りもティアに合わせてくれていた。
優しさにティアは震えが止まった。
「ごめんなさい。失礼な態度だった。」
急に謝られ、獣人はキョトンとした。
今まで謝られた事なんてないからだ。
「ふん、分かればいんだよ!ほら、建物に着いたぞ。さっさと部屋に帰りやがれ!」
口ではそう言ってるがEランクの部屋まで送ってくれた。獣人のタグはBでフロアが上なのにわざわざ送ってくれたのだ。
「ありがとう。」
目を見て、お礼を言うと獣人はキョトンと動きが止まる。
ぺこりと会釈すると、駆け足で部屋まで走っていく。
残された獣人は放心状態だった。
「俺にお礼を言う奴とか変な奴だな。」
口元が緩みながら、自分の部屋へ戻って行く。
尻尾がグルグル回っているのだった。
酒盛りをして盛り上がった所にアシュリー御一行がやってきたらしい。
その時、「ダサピンク」と暴言を吐かれ、キレたアマンサ達が揉み合ったと言う。
(うーん。なんて言えば)
アシュリーの気持ちも共感出来るから、反応が難しい。
「ティアがいればもっと盛り上がったのに~体調は?明日出れるの??」
そうだった。あの衣装を着ないと、やだな。
「大丈夫。衣装は着ないとダメなんだよね?」
その言葉にアマンサは動きが止まる。
「ほんと!あんのクソ衣装ね。着るしかないけど。うーん。黒い服からだとマシになるんじゃない?」
「そうだといいけど。」
2人は深いため息を溢す。
「衣装に問題があるのか?」
何も知らないランガが質問すると、アマンサはプククと笑いながら「そうなんですよ~何を思ったのかっっ」
「言っちゃダメ。」
アマンサの話を遮りながらティアが両手でアマンサの口を押さえた。
「あらあら、ランガ様!明日のお楽しみですね!」
「そんなに嫌なのか?」
「うん。嫌だ。」
「そ、そうか、アマンサは明日トーナメントに出るんだろ?終わった後、俺の控え室に来るか?ティアに聞いたらアマンサと一緒にと言われてな。」
「あら!もちろん行くわ~ね!ティア!」
「え、うん。アマンサが行くなら」
「どうしたの?ティアったら、こんなチャンス無いわよ?はっ!?私がお邪魔だと考えてるのかしら!大丈夫よ~ランガ様の所なら物色し放題よ。グフ」
「アマンサ、本音が漏れてるぞ。」
「あらいやだ!私ったら!そろそろ部屋に戻るわ~着付けは私も手伝うから、朝ティアの部屋に行くわよ?」
「うん。お願い。」
アマンサは、ティアの顔を見ると満足したのか颯爽と帰っていく。
帰りに物色しながら色目を使ってるのは見なかった事にしよう。
「私も部屋に戻る。色々ありがとう。」
「あぁ、じゃぁ部屋まで送っていくよ。」
ティアも着ていた服を指輪にしまおうと考えていたら、「石に触れたらしまえるぞ」と教えて貰った。
スッと石の中に吸い込まれていく。
「不思議」
部屋に戻ったら色々やってみよう。
明日の事を話しながら部屋まで送って貰い「おやすみ」と言うとニコリと笑顔で返された。
扉を閉めた後、部屋の片隅に置かれた衣装を目にして気が滅入る。
「はぁー、こんな派手なんて聞いてないよ。」
手に取るとギラギラとガラス細工の小さな玉がよせ集まって、首から胸元にかけて紐で止めてある。腰からもチャラチャラとガラス細工だらけだ。光に当たるとキラキラと輝きを放っている。
この衣装だけ着ると、超ビキニにTパンになる。
中に黒い衣装を着たらマシになるが。
これで、棍棒を使って踊ると奇抜でしかない。
「衣装のせいだと思われたくないな、、着たらいいって言ってたんだよね。」
もう一度紙の内容を確認する。
『用意した衣装着用で演目する事』
何度読み返しても、着用と書いてある。
「中に着てはダメとかかれていないから、黒いのを着て。棍棒じゃなくて、布でやってみようかな・・・長い布は、」
皮袋から、アマンサに買って貰ったタオルを取り出してみる。
「ダメだ、この布だと衣装と合わない。核に行けばまだいるかな、、、」
時計を見ると21時になるところ。
今からなら間に合う。
男に見える様に黒い服に着替えて、髪もカツラを被る。
「急いで行けば大丈夫。」
よし、とティアはお金を指輪に入れて急いで部屋を出る。
前夜祭から帰ってきた人が増えている。
目線を下にしながら、走って核まで行くと核ではまだどんちゃん騒ぎが聞こえてきた。
誰とも会わない様に走ると目的のお店まで無事に到着した。
「はぁはぁ、すみません、」
ティアが息切れしながらお店に入ると、その姿に驚いたオネェ様方が「やだ!天使ちゃん1人で来たの??ダメじゃない!アマンサはどうしたのよ?!」
怒られました。
「明日の衣装が、はぁ、はぁ、ちょっと奇抜で」
息を整えるのに深呼吸するとふと壁にかかっている衣装に目が止まる。
「ーーーそれ、その衣装、、」
「あら?これ??今、娼婦の間で流行ってるのよ~見えそうで見えないラインがいいんですって!」
そこには、渡された衣装と同様の物が掛かっていた。
「はぁー、その衣装で踊るんです。」
「斬新な衣装よね~踊りなんてしたら丸見え・・・えっ!?これ!?これを着るの??やだわ~」
憐れみの目でティアを見る店員は、同情しながら「頑張って」
親指を立てながら励ました。
「嫌でもやるしかないんですよね、」
2人は深いため息をつく。
「何を考えてるのかしらね~こんなの着たら踊りより、裸を見せろって言ってるようなものよ?男ってやつは獣しかいないわね~」
「・・・」
あなたも性別は男性ですよ。とは口が裂けても言えない。
「あら?天使ちゃんどうしたの??」
奥から店長が出てきた。
事情を説明すると、「それは、酷な…」と言葉を濁してしまう。
考えている2人をよそに、「あの、サラサラした生地はありますか?細く長い物で。」
「生地?何に使うの?」
「えっと、生地をもって踊ろうかなと。こんな風に」
タオルを2枚、指輪から出して両手で持ちながらクルクルと回り腕を動かしながら簡単に踊ると、創作意欲が出たのか、店長が店の中から布や服を持ってきた。
「これ!これを羽織りながらやって見て!」
手渡されたのは、サテンのサラサラした白い上着。ボタンが無くカーディガンのように羽織るが丈が長くティアが着るとお尻が隠れてしまう。
細い布は、透き通っておりとても軽くふわふわしている。光加減でキラキラとしていた。
「貝殻虫の糸を使った布よ。この布と服なら完璧ね」
いかにも高そうな布と服に「高いんですよね?」と聞いてみた。
「そうね~これくらいかしら?」
値札を見ると、指輪の時と同じ値段だった。
「買えません、もう少し安いのはありますか?」
「これで踊りなさい。貝殻虫は、糸は綺麗なのに見た目が気持ち悪いと懸念されるのよ。だから、手間暇かけて作っても売れないから、ティアが踊って貝殻虫の良さを広めてくれるだけでも嬉しいわ」
「でも!」
「いいから。ほら、早くしまって戻りなさい。1人で来たの?私達、商人奴隷はお店から闘技場内には入れないのよ。心配だわ~」
店長の優しさに感謝しながら、指輪に仕舞う。
ぺこりとお辞儀して駆け足で戻る。
核の入り口に行くと、ベロベロに酔っ払った奴隷が寝そべったりして道に広がっていた。
(気をつけなきゃ)
慎重に歩きながら進むとガシッと足を掴まれた。
もう少しでって時だった。
「ぉお~い、まだ飲めるんだろ~置いて行くなよ~」
酔っ払って絡んできたのだ。
足を掴んだ手を振り解こうとするが、なかなか離してくれない。
「くっ、」
やっとの思いで外れたが、反動で倒れてしまった。
ドフン「痛っ!!」
座っていた獣人にぶつかってしまったのだ。
「ごめんなさい!」
「いって~気を付けろよーん?」クンクンと匂いを嗅ぐ獣人は、ティアの匂いを嗅ぎ始めた。
急いで戻ろうとするが「あれ?何だこの匂い。甘い?」ガシッと腕を掴まれてしまい、抱き寄せられた。
「お前、いい匂いだな。名前は?」
黒い毛が月明かりに照らされツヤツヤしている。灰色の目は酔っているのかギラついていた。
「・・・」
「なんだー話せないのか?まぁいいや、部屋に戻るんだろ?俺も帰るから一緒に行こうぜ」
肩に手を組まれ、グイグイと連れていかれる。
(怖い怖い)
プルプル震えるティアは顔が青白くなる。
それに気づいた獣人は「なんだぁー?寒いのか?部屋に戻れば暖かいだろ?」
チラっとティアを見ると寒いのでは無く。怖くて震えているのだと丸わかりだ。
「チッどいつもこいつも俺の事を怖がりやがって、お前!俺はだな!ただ部屋に戻って寝るだけだ!とって食いやしないからな!安心しろよ!」
ぶっきらぼうに言う獣人にティアは「何もしない?」と聞いてみた。
「あん?食うわけないだろ?俺を何だと思ってやがんだ、クソが」
言葉とは、裏腹に肩に置いた手が軽くなり足取りもティアに合わせてくれていた。
優しさにティアは震えが止まった。
「ごめんなさい。失礼な態度だった。」
急に謝られ、獣人はキョトンとした。
今まで謝られた事なんてないからだ。
「ふん、分かればいんだよ!ほら、建物に着いたぞ。さっさと部屋に帰りやがれ!」
口ではそう言ってるがEランクの部屋まで送ってくれた。獣人のタグはBでフロアが上なのにわざわざ送ってくれたのだ。
「ありがとう。」
目を見て、お礼を言うと獣人はキョトンと動きが止まる。
ぺこりと会釈すると、駆け足で部屋まで走っていく。
残された獣人は放心状態だった。
「俺にお礼を言う奴とか変な奴だな。」
口元が緩みながら、自分の部屋へ戻って行く。
尻尾がグルグル回っているのだった。
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