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レイに案内されながら、寮を見廻っていると。時折り好奇な目で見られる事が多々あり、その度にレイがギロリと冷やかに睨みつけていた。
ヒソヒソ話すのはやはり。気になる。
「ここが雑貨店。魔石が売ってる。他にもあるから見てみる?」
「うん、これが魔石?思ったより小さいんだね。」
手のひらサイズの小石が青や赤など様々な色をしていた。
「使い切ったら、新しいのと交換するから小さいのが主流になってる。水だけでいいの?明かりも使うでしょ?火はどうする?」
「全部欲しいです。後、食材も見てみたいなーーーこれは?」
手に取るフルーツの様な赤い物は、甘い匂いがする。
『鑑定:リンドン。林檎の様に甘い』
(うわー、鑑定で分かるんだ!便利)
他にも色々と鑑定して楽しんでいると、店番をしていた男性にクスクス笑われてしまった。
「僕ちゃんは可愛いね。初めて見る顔だけど、新入り?」
ニコニコと話しかけてくる男性にレイが威圧しながらマユを隠す様に前に立つ。
「これ。」
「え?今、僕ちゃんと話をしてるんだけど。」
「これ。」
買うのを決めた魔石と食材を差し出しながら早く終わらせようとするレイに威圧されながら、男性は渋々お会計をする。
「ちぇ~村苦しい男ばかりだから、僕ちゃんと話してもいいじゃないかー」
ぶつぶつ文句を言いながらも、さっさと手を動かす辺りは、さすが商人。
「全部で2万イルだねー。」
「これで、団長宛に」
「ほほう?団長にね~了解っす~」
ギロと睨みながら男性にカードを渡す。カードを受け取ると魔具を使いながら団長に請求書を作っていた。
「ほーい、これを渡してくださいね~また来てね~僕ちゃん!」
「話さなくていい。」
レイに遮られながら、ペコリと会釈するとトトトっとレイについて行く。
そんな2人を見送りながら、男性はニヤニヤしていた。
「可愛らしい僕ちゃん。はぁ~やっとこんなむさ苦しい男共の中に癒しを見つけたわ~また来てくれないかな~脳筋相手は疲れるわー」
そんな愚痴をこぼしながら、商品の整理をし始める。
根は真面目なやつなのだ。
◆
「レイ、どうしたの?」
買い物の時から不機嫌なレイを心配して、マユは聞いて来た。
「別に。」
ツンツンして、買い物も途中で終わりにしてしまったのだ。
「もう少し見たかったから、後で行ってみようかな。」
ボソリと話すマユにレイは「一緒に行く」と食い気味で離れないレイに苦笑する。
なんだか、野良猫を手懐けたら甘えん坊になったみたい。
そんな風に思いながらクスクスしていると食堂に到着した。
「夕飯食べてく?」
「うん。そうする!」
ざわざわする食堂にレイの後ろをぴったり付いて入ると騒めきが一層騒がしくなる。
(なんだろ?)
ぎゅっとレイの服を掴むと〈わぁ!!〉と響めいた。
「?どうかした?」
レイが不思議そうに聞いて来た。
ギュッと服を握りしめるマユを見て、耳が赤くなる。
「なんか、見られてるみたいなーー?」
ドキドキしながらレイに話すと、ギロと威圧をする。
シーンと静まり返った中、
「あはっはっは!こんな可愛い僕ちゃんが来たら騒つくでしょ!ほら!これでも食べて体力つけなよ!」
一部始終見ていた食堂のおばちゃんが、山盛りの料理をマユに渡して来た。
「こんなに、食べれないけどーーありがとうございます。」
「おや?ずいぶんしっかりした僕ちゃんだね~あたいは、食堂を任されてるサユンだよ!いっぱい食べなよ~!ほら!みんなもいつまで見てるんだい!!僕ちゃんが食べれないだろ!?」
サユンに一喝され、いつもの食堂に戻った。
「あの、ありがとうございます。」
お礼を言うと手をひらひらさせながら、中に戻って行った。
他にも10人ほどだろうか、働いている人達と楽しそうに料理をしていた。
マユは山盛りのお皿をプルプルと持ちながら近くのテーブルに置く。
重すぎて、これ以上は運べなかったのだ。
「マユ、部屋はあっち。」
レイに部屋まで運ぶと言われたが、いつまでも甘えてられないと「大丈夫です。私も皆さんと一緒に食べれますよ。」
ムーとあからさまに不貞腐れながら、レイもマユの隣に座る。
「ありがとうございます」
そんなレイにお礼を言うと、耳を赤くしながら「別に。どこで食べても同じだし。」とツンデレ発言で、顔がにやけてしまう。
そんな2人を食堂にいた者達は、動揺を隠せずにいた。
後に、私は『氷を溶かすぼっちゃん』と異名をつけられてしまう。
そんなやり取りをしている時。時折り冷たい視線を感じる。
嫌な感じでは無いが、ただ冷たい。そんな感じだ。
◆
食事も終えて、部屋に付く。
レイには部屋で別れた。一緒にいると引き下がらなかったが、1人でいたい。と言ってどうにか引き下がって貰ったのだ。
それには理由がある。
そう、、、
着せ替えごっこ!!!
やっぱり、異世界転移と言ったら色んな服を着たいでしょ~!!
グフ
こんな美少女になったんだから、あんな服やこんな服を着ないとグフフ。
っと、邪な心を落ち着かせながら、いそいそと準備を始める。
この部屋は、鍵が付いているし。
まだ数人しか知らない。
グフフ
やっと、やっと出来る!!!
さっき神が通販のお金を立て替えてくれて、見たら100万ぐらいあったんだよね。
洋服も見たら可愛いのから際どいのまであって、うふふ~アラサーの私には買える!こんなスケスケな服もね!
ーーーまぁ、実際には使わないけど。
まずは、全身鏡を出して。
ウィッグを取り外して、コンタクトも取ると元の姿に戻る。
「うーん。いちいち変装は面倒だな~。でもしょうがないか、、よし!まずは髪をとかして~」
フンフンと鼻歌混じりで髪の毛をいじり、1番に着ると決めていた洋服を手に取る。
フリルが付いていながら、ピンクと白の王道のお姫様~!
「やだ!可愛い!似合う~」
と1人キャッキャと楽しんでいた。
それから、メイド服に着替えたり、コスプレをしながら楽しんでいた。
ーーーゴクリ。
「遂に手を出してしまった、、これは究極のエロスーーーミニスカートのナース!!」
巨乳をアピールしながらパンツが見えそうなこの姿!私の中のアラサーがゲヘゲヘするわ!
しかもパンツは紐パンよ!!
興奮気味のマユは、いそいそとナースに着替える。髪の毛はゆるく三つ編みにして、着替えが終わり鏡に立つと、そこには胸の谷間がぎゅうぎゅうに丸見え状態の変態が立っていた。
「やば~!凄い破壊力!!さすが私!」
きゃーきゃーと興奮しながら、くるくる鏡の前で色んなポーズをして楽しんでいた。
そう、楽しみすぎてここがどこだか忘れてしまったのだ。
トントン
ノックの音で、テンション爆上がりのマユは出てしまった。
そう、エロスな格好で。
「え!!!」
扉を開けるとそこには、目を見開いたレイとローリーがいた。
「?どうしました?」
「・・・その格好ーー」
2人が凝視する視線に自分が今どんな姿か気づいてしまう。
「きゃーーー!!!!」
バタンとドアを閉めるが、時は既に遅かった。
ムチムチな姿が脳裏から離れないレイとローリーは、扉が閉まった後も立ち尽くしていた。
ヒソヒソ話すのはやはり。気になる。
「ここが雑貨店。魔石が売ってる。他にもあるから見てみる?」
「うん、これが魔石?思ったより小さいんだね。」
手のひらサイズの小石が青や赤など様々な色をしていた。
「使い切ったら、新しいのと交換するから小さいのが主流になってる。水だけでいいの?明かりも使うでしょ?火はどうする?」
「全部欲しいです。後、食材も見てみたいなーーーこれは?」
手に取るフルーツの様な赤い物は、甘い匂いがする。
『鑑定:リンドン。林檎の様に甘い』
(うわー、鑑定で分かるんだ!便利)
他にも色々と鑑定して楽しんでいると、店番をしていた男性にクスクス笑われてしまった。
「僕ちゃんは可愛いね。初めて見る顔だけど、新入り?」
ニコニコと話しかけてくる男性にレイが威圧しながらマユを隠す様に前に立つ。
「これ。」
「え?今、僕ちゃんと話をしてるんだけど。」
「これ。」
買うのを決めた魔石と食材を差し出しながら早く終わらせようとするレイに威圧されながら、男性は渋々お会計をする。
「ちぇ~村苦しい男ばかりだから、僕ちゃんと話してもいいじゃないかー」
ぶつぶつ文句を言いながらも、さっさと手を動かす辺りは、さすが商人。
「全部で2万イルだねー。」
「これで、団長宛に」
「ほほう?団長にね~了解っす~」
ギロと睨みながら男性にカードを渡す。カードを受け取ると魔具を使いながら団長に請求書を作っていた。
「ほーい、これを渡してくださいね~また来てね~僕ちゃん!」
「話さなくていい。」
レイに遮られながら、ペコリと会釈するとトトトっとレイについて行く。
そんな2人を見送りながら、男性はニヤニヤしていた。
「可愛らしい僕ちゃん。はぁ~やっとこんなむさ苦しい男共の中に癒しを見つけたわ~また来てくれないかな~脳筋相手は疲れるわー」
そんな愚痴をこぼしながら、商品の整理をし始める。
根は真面目なやつなのだ。
◆
「レイ、どうしたの?」
買い物の時から不機嫌なレイを心配して、マユは聞いて来た。
「別に。」
ツンツンして、買い物も途中で終わりにしてしまったのだ。
「もう少し見たかったから、後で行ってみようかな。」
ボソリと話すマユにレイは「一緒に行く」と食い気味で離れないレイに苦笑する。
なんだか、野良猫を手懐けたら甘えん坊になったみたい。
そんな風に思いながらクスクスしていると食堂に到着した。
「夕飯食べてく?」
「うん。そうする!」
ざわざわする食堂にレイの後ろをぴったり付いて入ると騒めきが一層騒がしくなる。
(なんだろ?)
ぎゅっとレイの服を掴むと〈わぁ!!〉と響めいた。
「?どうかした?」
レイが不思議そうに聞いて来た。
ギュッと服を握りしめるマユを見て、耳が赤くなる。
「なんか、見られてるみたいなーー?」
ドキドキしながらレイに話すと、ギロと威圧をする。
シーンと静まり返った中、
「あはっはっは!こんな可愛い僕ちゃんが来たら騒つくでしょ!ほら!これでも食べて体力つけなよ!」
一部始終見ていた食堂のおばちゃんが、山盛りの料理をマユに渡して来た。
「こんなに、食べれないけどーーありがとうございます。」
「おや?ずいぶんしっかりした僕ちゃんだね~あたいは、食堂を任されてるサユンだよ!いっぱい食べなよ~!ほら!みんなもいつまで見てるんだい!!僕ちゃんが食べれないだろ!?」
サユンに一喝され、いつもの食堂に戻った。
「あの、ありがとうございます。」
お礼を言うと手をひらひらさせながら、中に戻って行った。
他にも10人ほどだろうか、働いている人達と楽しそうに料理をしていた。
マユは山盛りのお皿をプルプルと持ちながら近くのテーブルに置く。
重すぎて、これ以上は運べなかったのだ。
「マユ、部屋はあっち。」
レイに部屋まで運ぶと言われたが、いつまでも甘えてられないと「大丈夫です。私も皆さんと一緒に食べれますよ。」
ムーとあからさまに不貞腐れながら、レイもマユの隣に座る。
「ありがとうございます」
そんなレイにお礼を言うと、耳を赤くしながら「別に。どこで食べても同じだし。」とツンデレ発言で、顔がにやけてしまう。
そんな2人を食堂にいた者達は、動揺を隠せずにいた。
後に、私は『氷を溶かすぼっちゃん』と異名をつけられてしまう。
そんなやり取りをしている時。時折り冷たい視線を感じる。
嫌な感じでは無いが、ただ冷たい。そんな感じだ。
◆
食事も終えて、部屋に付く。
レイには部屋で別れた。一緒にいると引き下がらなかったが、1人でいたい。と言ってどうにか引き下がって貰ったのだ。
それには理由がある。
そう、、、
着せ替えごっこ!!!
やっぱり、異世界転移と言ったら色んな服を着たいでしょ~!!
グフ
こんな美少女になったんだから、あんな服やこんな服を着ないとグフフ。
っと、邪な心を落ち着かせながら、いそいそと準備を始める。
この部屋は、鍵が付いているし。
まだ数人しか知らない。
グフフ
やっと、やっと出来る!!!
さっき神が通販のお金を立て替えてくれて、見たら100万ぐらいあったんだよね。
洋服も見たら可愛いのから際どいのまであって、うふふ~アラサーの私には買える!こんなスケスケな服もね!
ーーーまぁ、実際には使わないけど。
まずは、全身鏡を出して。
ウィッグを取り外して、コンタクトも取ると元の姿に戻る。
「うーん。いちいち変装は面倒だな~。でもしょうがないか、、よし!まずは髪をとかして~」
フンフンと鼻歌混じりで髪の毛をいじり、1番に着ると決めていた洋服を手に取る。
フリルが付いていながら、ピンクと白の王道のお姫様~!
「やだ!可愛い!似合う~」
と1人キャッキャと楽しんでいた。
それから、メイド服に着替えたり、コスプレをしながら楽しんでいた。
ーーーゴクリ。
「遂に手を出してしまった、、これは究極のエロスーーーミニスカートのナース!!」
巨乳をアピールしながらパンツが見えそうなこの姿!私の中のアラサーがゲヘゲヘするわ!
しかもパンツは紐パンよ!!
興奮気味のマユは、いそいそとナースに着替える。髪の毛はゆるく三つ編みにして、着替えが終わり鏡に立つと、そこには胸の谷間がぎゅうぎゅうに丸見え状態の変態が立っていた。
「やば~!凄い破壊力!!さすが私!」
きゃーきゃーと興奮しながら、くるくる鏡の前で色んなポーズをして楽しんでいた。
そう、楽しみすぎてここがどこだか忘れてしまったのだ。
トントン
ノックの音で、テンション爆上がりのマユは出てしまった。
そう、エロスな格好で。
「え!!!」
扉を開けるとそこには、目を見開いたレイとローリーがいた。
「?どうしました?」
「・・・その格好ーー」
2人が凝視する視線に自分が今どんな姿か気づいてしまう。
「きゃーーー!!!!」
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