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逃げた先の
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走る走る。息が上がってだんだんスピードが落ちてるのがわかるけどそれでもひた走る。
廊下を曲がり非常扉のちょっとした窪み、その影に隠れる。
後ろから足音が聞こえて来て上下に続く階段を見てすこし悩んだあと下に下がっていく足音が聞こえた。
「ふぅ」
わかってる。今ここで逃げ切れたって家で捕まる。
きっと凄く悲しそうな顔で何故逃げたか聞かれるんだろうなぁ。
うん、でも、もう決めた。
私、兄離れします!!
「あの、雁夜さん?」
不意に声をかけられて身体が竦む。
そうだよね、ここ、上から降りてくる人には丸見えだしこんな隙間に入ってるなんてハタからみたら変人だよね。
恐る恐る顔を上げると、そこにはクラスメイトの烏丸くん。
目立たないけど優しい子だ。
「大丈夫?気分悪いなら保健室に付き添うよ?」
首を傾げながらそう問う仕草がまるで女の子のように愛らしい。
背も小さめだし。私より女子力たかそうだなぁ。じゃなくて!
「え、えーっと、その、階段登ったら疲れちゃって・・・」
って、ないでしょ!ここ二階だから!!
毎日通ってるから!!!
あー、もう烏丸くんも困った顔してるーー!
「えー、あ、じゃあ、これどうぞ。少し息が上がってるし楽になると思うよ」
小さめのペットボトルのお茶を差し出された。
「・・・ありがとう」
いい人だなぁ。
こんな人がお友達になってくれないかな。
こう、笑顔で
「烏丸くん、今日暇??良かったら帰りにクレープでも・・・」
って、口に出してた!
烏丸くん困った顔してるよ
え?いいの??
え、あ、
放課後の約束しちゃいました。
廊下を曲がり非常扉のちょっとした窪み、その影に隠れる。
後ろから足音が聞こえて来て上下に続く階段を見てすこし悩んだあと下に下がっていく足音が聞こえた。
「ふぅ」
わかってる。今ここで逃げ切れたって家で捕まる。
きっと凄く悲しそうな顔で何故逃げたか聞かれるんだろうなぁ。
うん、でも、もう決めた。
私、兄離れします!!
「あの、雁夜さん?」
不意に声をかけられて身体が竦む。
そうだよね、ここ、上から降りてくる人には丸見えだしこんな隙間に入ってるなんてハタからみたら変人だよね。
恐る恐る顔を上げると、そこにはクラスメイトの烏丸くん。
目立たないけど優しい子だ。
「大丈夫?気分悪いなら保健室に付き添うよ?」
首を傾げながらそう問う仕草がまるで女の子のように愛らしい。
背も小さめだし。私より女子力たかそうだなぁ。じゃなくて!
「え、えーっと、その、階段登ったら疲れちゃって・・・」
って、ないでしょ!ここ二階だから!!
毎日通ってるから!!!
あー、もう烏丸くんも困った顔してるーー!
「えー、あ、じゃあ、これどうぞ。少し息が上がってるし楽になると思うよ」
小さめのペットボトルのお茶を差し出された。
「・・・ありがとう」
いい人だなぁ。
こんな人がお友達になってくれないかな。
こう、笑顔で
「烏丸くん、今日暇??良かったら帰りにクレープでも・・・」
って、口に出してた!
烏丸くん困った顔してるよ
え?いいの??
え、あ、
放課後の約束しちゃいました。
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